先日友人に貰った卵がようやく孵化した。生まれてきたのはキモリの♂。
そのあまりの愛らしさにトウコはとても可愛がった。
そう、とても、可愛がったのだ。
* * *
「トウコちゃんて結構変わってるよね。普通女の子だったらピカチュウとかイーブイのほうが喜ぶのに」
「うるさいなー。トウヤ君こそボックスいっぱいのオタマロとかマニアックだよ」
「えー?オタマロ可愛いよ?と、約束あるからそろそろライブキャスター切るね?」
「了解。じゃ、明日のマルチトレインよろしくね」
「うん、バイバイ」
ブツン、とライブキャスターが切れるとちらちらと様子を伺っていたキモリがすすっとトウコの近くにやって来る。
遊んで欲しいのかギュウギュウと鳴きながら湿った鼻先を擦り付けてきて、鋭くも愛嬌のある瞳で上目遣いにトウコを見つめる。
「…っあー!可愛い!可愛いなーもー!キモリー!」
愛らしい生き物が、愛らしい仕草で見つめてくる。
そのあまりに威力の高い攻撃はトウコのハートという名の急所に直撃しトウコを狂わせる。
擦り寄ってきたキモリを抱き上げ、キスの嵐を浴びせ、ぎゅっー!と抱きしめる。
やや苦しそうなキモリを優しく撫でながらトウコは悪戯っぽく笑った。
「そうだねぇ、遊ぼっか。いつもみたいに…ね?」
* * *
トウコはすべての衣類を脱ぐとキモリとベッドに腰掛ける。
キモリはさっそく全裸のトウコにじゃれるように飛びつき、長くぬめった舌でなめらかな肌をなめ回す。
温かなキモリの舌が身体を這う度にトウコは悦び身もだえする。
そんなトウコの様子にキモリは、
ご主人様が喜んでるくれてる!嬉しい!もっと喜ばせたい!
と、いっそう張り切って丁寧に舌を這わせた。
丁寧に、丁寧に、
くまなく舐め上げていけばある一点でトウコの身体が大きく跳ねる。
「ひゃあぁっ!あぅ、き…きもりぃ、そこ、もっと…!」
そこ、はトウコが一番喜ぶところだとキモリは知っていた。
なのでその要求に素直に答え、そこ…トウコの蜜壷に舌を潜り込ませる。
「あああぁ…あー…ぅんっ、ひうっ!」
ぬちゃぬちゃと卑猥な音をたてながら掻き混ぜれば蕩けきった甘い声でトウコが喘ぐ。
キモリは不思議な味のする愛液を堪能しながら、むにむにと肉を揉むように攻め立てた。
「あぁんっ、キモリ、イイコぉ…。キモリもぉ、気持ち良くなろ…?」
トウコはキモリを抱き寄せると優しくキスをして、その口から伸ばした舌先で、キモリのスリットを優しく舐める。
唾液をたっぷりとたたえた舌で舐めていればスリットから桃色の可愛らしい生殖器が顔を出した。
「ほら、キモリ…おいで…!」
トウコが股を大きく開き穴を広げるようにして見せ付ければキモリは生殖器をそっとそこに宛がう。
そしてゆっくりと、途中からは性急に肉茎がトウコの中に押し入る。
全部入ってしまえば後は野生の欲に付き動かされるままに激しく抽出を繰り返した。
「あっ、あっ、あっ、キ、モリ!」
肉壁をえぐる肉茎。
激しくも奥まで届かないソレにじれったさを感じるも、それ以上の喜びがトウコを満たしていく。
「キモリ!好き!大好き!っーぁ!」
トウコのナカがキツく収縮する。
そのあまりの快感にキモリは熱い白濁を吐き出した。
* * *
その後もう一回して疲れ果てたキモリはベッドの上ですやすやと寝息をたてている。
そんなキモリを撫でながらトウコは笑みを深くした。
「ねぇ…進化してジュプトルになったらきっともっと楽しく遊べるよね?
進化してジュカインになったら、もっともっと楽しく遊べるよね?
…早くつよくなろうねぇー、キモリ」
トウコはキモリを可愛がっている。
そう、とても、可愛がっている…
おわり