注意  
ハルカをみんなでいただく話(凌辱に入るのかちょっと不明)  
ちょっとダイハルが入ってる  
 
 
 
「どちらにせよ、貴方の意思は関係ありません」  
 ハルカの叫びは声にならなかった。どんなに叫んでも荒れる息に阻まれて音にならない。  
 彼女が飲まされた薬。覚せい剤と呼ばれるもの。この上ない快楽とずば抜けた集中力をもたらす。それだけではなかったが、主に効いたのはそれだった。そして彼女に変化をもたらした薬はそれだけではない。  
 媚薬。性欲を引き出す薬だ。その方面の商売をしている人たちが使うもの。成人に使う目的だ。それを10代の少女に飲ませた。それだけでもハルカの体にかなりの負担がかかった。息は乱れ、目は潤む。  
 力の抜けた手足を最後の抵抗とばかりに動かす。わずかに動いただけだった。その手を男がムリヤリ手錠をはめる。  
 伝説のポケモン。その主がハルカだとどこで知ったのかは解らない。しかし彼らは確実にそれを知っていて、主ごと手に入れようとしている。ポケモンに言い聞かせるよりずっと早いことを知っているのだ。ハルカの意思は必要がなかった。  
 
「責任は取らせていただきますよ」  
 一番のリーダー格が見下ろしていた。手に持った細い針をハルカの腕に刺す。  
「排卵誘発剤ですよ。貴方みたいな幼い女は不安定でしょうから」  
 手錠がかしゃりと金属音を立てた。抵抗など無駄と言うように。  
 排卵誘発剤……どういうことだ。こんなところで、そんなことされて……何を言っているんだ。この男は。責任を取る?  
 そんなこと考えてる場合ではなかった。男たちはハルカの体を抱える。  
「連れていきなさい。私も後で行きましょう」  
 男たちの動きは統率が取れていた。それはまるで軍隊のようだった。  
 
「では、その体をいただきましょうか」  
 遠のく意識の中にその声をはっきりと聞いた。リーダー格の声だ。  
 それを聞くだけでハルカの中に吐き気がこみ上げそうだった。  
「まあ、始めですし壊れてしまっては元も子もありませんから」  
 二人きりの空間。それは無機質だった。  
 かけられた手錠が壁の金属に固定された。ハルカは手を上にあげた状態で身動きがとれない。力の入らない足を開かせ、銀色に光る刃をあてた。殺される恐怖がハルカにかけあがる。  
 太腿のスパッツが切り裂かれた。熱い体に冷たい空気が当たる。荒い呼吸の中に一瞬だけ鋭い吸気音。それにかまわずリーダー格の男はすすめていく。  
 下着も全て切り裂かれていた。ただの布となったそれらは、男の手によって引きはがされる。腹にひやんやりとした風を感じる。  
 叫びたい。拒否して最後まで力のある限り。男がつかむ足は全く力が入らない。それどころか触れられているところから、甘腐った快感が生まれている。  
 開いた足の間に男が入って来る。そして。  
 
 その事実はハルカの思考を分離させた。  
 望んでない行為。心にない男。それが何の断りもなしに自分の心と体を侵略する。内蔵全体が突き上げられる感覚がした。  
 エラーが起きたかのように、痛みが走る。それすらも何の役にも立たず、男はぐいぐいと中に侵入していくだけだった。  
 その一方で、奥まで達した時にはすでにハルカには快感となっていた。だらしなく開いた口から、さらに荒い息と快感に打ち上げられる声を発する。  
 男がにやついているのが見える。ハルカの足をつかみ、遠慮のない突きを繰り返す。  
 まだ小さな少女であり、男性経験もないような子供に。あっても一度や二度の子供に。根元まで突き刺す。暴力に等しいそれが出入りする。  
 耐えきれなかった粘膜が切れて、血を流していた。  
 
 それはハルカの本音……涙のようだった。刺されるたびに、手錠がかしゃりかしゃりと鳴る。それと同じくらいにハルカは痛みと快感に喘いでいた。  
 自分の中に入って来る暴力に絶望していた。  
 ポケモントレーナーとして冒険していた時。その時に出会った人たち。そして自分のポケモン。  
 もう二度と触れ合えない。もし会えたとしても前の自分ではない。  
 ここにいるのは好きでもない男に犯され、それによって快楽をもとめている雌。  
 こんなはずではなかった。ハルカの中に芽生えた淡い恋心は、確実に一人の男性を求めていた。  
 その人と一緒に過ごせる日を夢見ていた。そして二人きりで会う時間がたまらなく嬉しかった。  
 
 そんな時間は二度と来ない。  
 目の前の雄は突き刺すのをやめない。それどころかますますハルカの中に入って来た。もうすでに快楽しか感じない。薬のせいだ。そう言い聞かせながらも体は求めた。  
 じゅくじゅくと音を立てて突き刺さる。ハルカの体液も男の体液も何もかもが混ざり合っていた。気持ち悪いと感じるのもすでに通り越した。だんだんと早くなっていく男の動きがおかしくみえた。  
 視界の隅はぼんやりとして、これがこの上ないところなのではと錯覚がした。  
 体の中に不快を感じた。腹の中が熱いのだ。男がじっくりとそれを堪能しているかのようだった。腹の中に感じる熱いものは広がっていく。  
 男は動きをとめ、しばらく突き刺したままにしていた。そして我に返ったかのように引き抜く。その先には、白濁液がついていた。ハルカの体からも少しの白濁液が漏れたが、彼女自身はそれを見ることはなかった。  
 ただ、熱い何かが自分の体からこぼれる感覚はあった。  
 
「幼い女というのもしまりがよくていいものですね。では、ワタクシはここで失礼しましょう。まだ何人も待ち構えているのでね」  
 男はそういって再び銀色の刃を取り出した。成長途中の体にはあまり興味ないが、そういうのが趣味なやつもいる。  
 ハルカの上半身を覆っている服を切り裂き、完全な裸にした。そしてハルカに目もくれず部屋から出て行く。  
 ドアの外には待機していた男たちが待っていた。彼らを見て、計画通りにやってくれと念を押す。  
「今はまだ準備段階です。遠慮は要りませんがね。ただ目的は忘れずに。あくまで今は快楽を刷り込むことです」  
 その言葉に全員が頷いた。部屋の中にいるハルカには聞こえてなかった。その「全員」が何人なのかなんて知る由もなく。  
 
「報告があります」  
 数週間後、朝食の席でリーダー格の男は部下に報告を取らせた。  
「なんでしょう?」  
「基礎体温が一気に下がりました。おそらく今日が排卵日でしょう」  
「そうですか。では今日を含めて三日はさらに人を増やしましょう。もちろんワタクシも行きます」  
「それと、すでに覚せい剤の量が増えてきているのですが」  
「それは構いません。死なない程度に打って差し上げなさい。唯一の天国を奪ってはいけませんからねえ」  
 テーブルに並ぶパンやフルーツを見た。どれも新鮮でおいしそうだ。切られたリンゴに手を伸ばす。  
 
「お願い、打って!」  
 牢獄にも似た部屋でハルカは叫ぶ。覚せい剤が切れた時の症状だった。  
 この数週間、覚せい剤を定期的に打たれ、何人もの男に犯され続けた。腕は内出血で黒くなっていた。痣が何カ所もある。  
 ポケモントレーナーとして旅にまわっていた時の健康的な体とはとても言えなかった。  
「おうおう、打ってやるよ。ただしやらせるならな」  
 体と引き換えに快楽を手に入れる。ハルカの生きる道はそれしか残っていなかった。  
 そんな中、基礎体温が下がる。これがどういう意味を持っているのか彼女自身わかっていない。  
 それにその意味通りだとしても、ハルカの膣、子宮、卵管はすでに誰のとも解らない精液であふれていた。手のうちようなどない。  
 待ち受ける運命も知らずに、ハルカは男に体を差し出す。  
 
「早く、早くぅ」  
 男が精を放てば薬を貰えることは学習していた。もう手錠はかけられていなかった。そんなものが必要なくなったからだ。  
 足を開き、他の男の精液が溢れる箇所をさらけ出す。  
「きもちいい、きもちいいのっ」  
 あのリーダー格の男は一日に2回、ハルカを犯した。彼女はすでに誰に何回されたかなど覚えていない。  
 ただ、このリーダー格の男だけははっきりと覚えていた。まだ薬が完全に効く前にはっきりと見たからだろうか。  
 今、ハルカを犯している男が達した。新たな精液が体の中に注がれる。満足した様子で引き抜くと、約束通りにハルカの腕に針を刺す。覚せい剤だ。  
「ああ……」  
 恍惚の表情でハルカは薬が入ってくるのを迎える。この薬さえあればこの悪夢など消え去る。これだけが頼りなのだから。  
 
「失礼しますよ」  
 まだ男が出ていってないのにノックがされた。入ってくるのはリーダー格の男だ。  
「おや、朝から早いですね。朝食は取りましたか? 食べた方が持続しますよ」  
「いえ、まだです」  
「そうそう、貴方にも告げておこうと思いますが、今日から三日間はさらに人を増やします」  
 それだけ告げた。入れ替わるように男は出て行く。リーダー格の男は天国にトリップしているハルカの足を開く。何も言わずにハルカを突き刺した。  
 最初のような抵抗はほとんどない。ただ、体格の差か狭いのは変わらない。それがまた男にとって快楽をもたらした。  
「ああん、あっ」  
 ハルカは少女とは呼べないほどの艶っぽい声を出して喘いだ。  
「ダイゴさん、ああっ、ダイゴさんっ」  
 初恋の相手だろうか。知らない名前を呼んでいた。男が突き刺すタイミングにあわせて乳房も揺れる。  
 
 ハルカの意思は関係ない。その体とポケモンたちにのみ用事がある。ポケモンたちには言い聞かせてある。「主の伴侶である」と。だからワタクシの言うことも聞かねばならない、と。  
 だから誰の名前を叫ぼうが助けを呼ぼうが関係のないことだった。機械的にハルカを犯し、そしてポケモンたちを操ることが目的だから。  
 ここにいない男を想っても現実は刻々と過ぎる。排卵誘発剤により複数の卵子が卵巣より飛び出る。それをいまや遅しと待っていた精子たちがわっと群がった。我先にと卵子を取り囲む。自分と違う遺伝子の精子を倒し、同じ遺伝子の精子と共に飛び込む。  
 やがて一匹の精子が競争より一歩先に卵子へと入る。新たな生命の誕生の瞬間だった。  
 
 
「ご報告があります」  
 数週間後リーダー格の男は朝食の席で報告を受けた。  
「基礎体温が高いままキープされています。おそらく妊娠は確実かと思われます」  
「そうですか、ご苦労さまです。これでワタクシと彼女は『配偶者』となるわけですな」  
「そうですね。覚せい剤などの方はいかがいたしましょう?生まれて来る子供に悪影響かと思われますし」  
「子供には対して興味はありませんが、それがなければ『配偶者』とは認めないでしょうからね。適切な処置をなさい」  
「解りましたゲーチス様」  
 
 

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