今私はブースターに唇を舐められてる。  
この時に私が思う事は口呼吸じゃなくて  
良かったとか、 ブースターは私の口を  
塞ぎたい理由でもあるとかだ。そんなに  
長い間舐めてくると言う訳ではないし  
嫌ではないので、気にはしてないけど。  
「何かキスしてるみたいだよね。」  
私がそんな事を言ったら  
ブースターは顔を赤くし  
 
「キスとは違います。」  
「唇と舌が触れてるんだよ?  
目もつぶってたし。」  
「そんな事言われたら  
意識…しちゃうじゃないですか。」  
その台詞をそっくりそのまま返したい。  
 
キスが習慣となってから、最初のうちは  
ブースターからは恥ずかしいのもあり  
あまりしてこなかった。今ちょうど  
ブースターからのキスが終わった所だ。  
 
「まだ慣れない?」  
口に手を当て、視線をそらすブースター。  
「胸が熱くて、脈が早いです。」  
ブースター程ではないが、私もそうだ。  
キスの経験が私と同じく、ブースターも  
無かったらしく、本当の最初の時の  
ブースターの様子はもう雄とは  
思えないくらい の 可愛さだった。  
 
ある時私の指を私の舌だと思わせて  
ブースターの唇を円を描く様になぞった。  
 
これはブースターにも唇を舐められる感覚を  
味わってもらおうと思ったのだ。  
「どう?喋りたくても、出来ないでしょ。」  
ブースターは頷いた。息が少しだけ荒い。  
私の胸へ来たと思ったら、押し倒された。  
「キス…したくなってしまいました。」  
恥ずかしくなったのか、胸に顔を隠した。  
「したいなら、いいよ。ほら顔出して。」  
少し間があったが、私の口にキスをした。  
 
今はディープキスをする様になった。  
仰向けのブースターの上に私が乗ると言う  
姿勢で。これは私が下だと、キス以上の事を  
してしまうかもとブースターが言ったため。  
一度だけブースターが痙攣して、股間から  
大量の透明の液体が漏れてきた事があった。  
失禁と思い、落ち込んだブースターに  
尿の匂いはしなかったと励ましたりした。  
今思うとあれは潮だったのかと私は思う。  
 

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