見上げれば雲を突き抜けるほどはあろうかという山。  
登山できるようなルートはなく、でこぼことした岩をつかんで上らなくては上れない。  
さらに今日は黒い雲が山を覆い、雷鳴が鳴り響き、湿った空気が流れている。  
そんな中人一人がぎりぎり歩けるのではないかというところで立ち往生するポケモンが一匹いた。  
青と黒で二足のフォルム、房のような独特な機関を持つそのポケモンは、ルカリオだ。  
何とか山壁にへばりつきながら、ルカリオは山の上を見つめる。  
少しへこんだところに穴が見えている、洞窟だろうか。  
どうやらそこを目指しているらしく、意を決したのか器用に出っ張った石をつかみ、ロッククライミングしていく。  
危なげなく洞窟まで到着し中へ入ると、ポツポツと外から音が聞こえてくる。  
次第にザァァァァという激しい雨音に変わり、ゴロゴロと雷もなっている。  
「降り出したか、やっかいだな。」  
ルカリオはそういいつつも腕を伸ばし、体を伸ばし、リラックスしようとする。  
だが後ろから近寄る気配を感じ、あわてて振り向く。  
「何者だ!」  
「そりゃこっちのセリフだぜ。」  
 
振り向くとそこには同じように青と黒の姿、だが四足でさらに尻尾には星のようなものが付いているポケモン、レントラーの姿があった。  
「ここは俺の縄張りなんだ、いい雷もあって最高の居場所なんだが。」  
「申し訳ない、すぐ出て行こう。」  
ルカリオがレントラーに背を向け洞窟から出て行こうとする。  
「誰が良いって言ったよっ!」  
だがレントラーはルカリオに不意を付くように電撃を食らわせた!  
「ぐっ、どういう、つもりだ?」  
その電撃により、ルカリオは片膝を付いてしまう。  
「おいおい、なわばりにはいったのはそっちだぜ?」  
にじり寄るレントラーから逃げようとするがしびれた体ではうまく立てず、逆に赤ん坊のように四つん這いになってしまう。  
「へへっ、いい格好じゃねぇか。」  
「ぐぅぅ、貴様!」  
ルカリオは唸りながら睨みつけるが、レントラーはただにやけるだけだ。  
「いい目をしてるじゃねぇか、そういうやつを落とすのがたまらねぇんだ。」  
レントラーが麻痺したルカリオの後ろへと回り込む。  
「何、する気だ。」  
「縄張りに入ったものは俺のものにするんだよ。」  
「どういう意味、んぐぁぁぁぁ!?」  
レントラーがルカリオの尻に噛み付く。  
食い込まない程度に突きつけられた牙から電気が流れ、ルカリオの体を流れる。  
「俺の雷の牙の味はどうだぁ、そのうち癖になるぜ?」  
「癖、になる?」  
ルカリオは意味が分からず顔をしかめる。  
 
レントラーはそんなこと気に留めず、電流でピンッと張りあがった尻尾の付け根に顔を近づけにおいを嗅ぐ。  
「お、おい、そんなところの臭いをかぐなっ!」  
「あん、おまえこの状況で今から何されるかわかってねぇのか?」  
「わかりたくもない!うぐっ。」  
叫んだルカリオの腰に前足をかけるレントラー。  
「じゃあ分からせてやるよ。」  
跨ったレントラーの股間にはすでに雄を主張するものが張り詰め、ルカリオの後ろの穴の入り口に突き立てられている。  
そのままゆっくりと腰を前に出し、突き入れていく。  
「んああああ、な、何してるんだっ!」  
「うるさいやつだなっ!」  
先端が少し入ったところで、一気に腰を突き出し、イチモツはルカリオの中にと納まってしまう。  
「あっ、あっ、お前なんかのモノが、俺の中に、こんなに簡単に・・・」  
「へぇ、分かってはいるんだな、何で簡単に入ったか教えてやるよ、電気さ。」  
「でん、き・・・」  
濡らしも慣らしもせず、初めてのルカリオがレントラーのものを受け止められてしまうのは雷の牙の電流によって筋肉が麻痺し緩んでしまっているせいのようだ。  
とはいえ、無理やり突き入れられているのは確かだ。  
「雄のお前を雌にしてやるよ、覚悟しなっ!」  
「んんぁぁぁ!?」  
さらに無理やり引き抜かれ、また無理やり突き入れられる。  
普通なら初めてでそこまですんなり動けないはずが、緩んだ筋肉のせいで抵抗なしにレントラーのイチモツはルカリオの中を行き来する。  
「へっ、緩んでる割に、意外と具合良いじゃねぇか。」  
「んぐぅぅ、こんなことで、お前のメスになど、なったりはしない!」  
「すぐにそう言ってもいられなくしてやる、いくぜ。」  
「んぐあああああっ!?」  
レントラーのイチモツが小さく発電し、ルカリオは体の中から電流を流される。  
その刺激で、今まで見えてもいなかったルカリオのイチモツも大きく膨れ上がる。  
「はははっ、入れられて電流流されて、おったててるじゃねぇか!」  
「アグッ、何で・・・」  
レントラーの前足に突かれ、さらにふくらみを増してしまうイチモツ。  
体の中に電流を流されれば構造的に強制定期反応してしまうことを知らないルカリオにとって、これほど屈辱的な状況はない。  
「これじゃ盛りの付いた犬とかわらねぇな!」  
「ぐぅっ、あっ、ぐっ!」  
レントラーは器用に電流を流しならが、ルカリオの腰を激しく何度も打ちつける。  
さながら獣の交尾のような光景のなか、みだらな音とパチパチという音が洞窟内で反響しルカリオの鼓膜までも刺激する。  
 
「少し出力上げるぜ?」  
「あがっ、んがうううううう!」  
出力が上げられた電流が流れた瞬間、ルカリオのイチモツからジョロジョロと黄色い液体が流れ出す。  
「ん、おいおいおもらしかよっ、くはははは!」  
「あっ、あぁぁぁぁ・・・」  
ルカリオは電流で仕方なかったと自分に言い聞かせようにも、悔しさと、惨めさで顔をゆがませてしまう。  
「出し切ったか、それじゃ、こっちも出させてもらうぜっ!」  
「あっ、がっ、ぐっ!」  
ルカリオがもらし終わるのと同時に、レントラーがさらに強く腰を打ちつけ始める。  
パン、パンと腰がぶつかり合う音、ビリビリと体に流れる電流、体の中をえぐられる刺激が快楽に感じるようになってくる。  
ルカリオはそれが分かっていても、頭では否定しようとする。  
だが体はいやおうなしにも反応し、ルカリオのイチモツも別の液体を出そうと、膨れ上がる。  
「おら、うけとりなっ、ぐるがぁ!」  
「ぐっ、がぁぁ!」  
レントラーがルカリオの中で果てたと同時にひときわ強い電流が流れ、それと同時にルカリオも果てて、地面に白く粘ついたものと水分を吸ったしみが出来上がる。  
レントラーのイチモツが引き抜かれると、ルカリオの穴から受け止め切れなかった白濁液が少しこぼれだす。  
「へへっ、いい具合だったぜ。」  
「・・・」  
ルカリオはなにもいえず、ただ四つん這いのまま呆然とするしかなかった。  
 
 
完  
 

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