ビキニも眩しい、海辺の美女のユウ。  
夏も真っ盛りと言ったその日も、彼女はいつものように海で泳いでいたのだ。  
 
だが、様子が変だ。  
普段なら海パン野郎や浮き輪ボーイなどもいる筈なのに、今日は自分だけしか泳いでいない。  
 
 
そしてユウは思い出した。  
盆が暮れた海は、産卵期のドククラゲ達が溢れかえるほど出現すると。  
ユウは慌てて戻ろうとするが、時は既に遅く。  
 
 
首筋に鋭い痛みを感じた刹那、ユウの目の前は白くなった。  
 
 
「ん・・・ここは?」  
 
ユウが眼を覚ますと、そこは見知らぬ洞窟だった。  
腰まで浸かる程度の海水で良かった、とユウは思った。  
意識を失ったまま溺死など笑い話にもならない。  
 
「そうね、もうそろそろ夕方だし帰ろうかな・・・泳いでたら着くわよね?」  
 
不安を押し殺すように自分に言い聞かせ、ユウはいつものように泳ごうとして・・・しかし泳げない。  
代わりに全身に刺激−あるいは快感と言うか−が走り、身を震わせた。  
そして、水中に眼をやり・・・・自身の持つ最悪の考えが行われていることを知った。  
 
下半身にドククラゲの触手がからみついている。まだぼうっとするのは、ドククラゲのどくばりによる神経系のマヒが軽く残っているのだろう。  
 
 
「・・・・・・っ!」  
(助けて!いやあっ!)  
ユウが必死に出そうとする声も、神経系が正常に機能しないためか音になることはない。  
 
 
「・・・っっ!?」  
(ひゃっ!!?)  
 
 
ユウが行動出来ないのを確認して、ドククラゲは動いた。  
何十とある触手の一つを振るい、ユウの水着の股間部を破り散らす。  
 
さらにユウが呆然としている刹那、どくばりの役割を果たす触手をユウの女芯へと挿入する。  
 
ぶちぶちぶちぃぃっ!!(痛ぁぁっ!!!?)  
 
 
ユウが守り続けていたバージンが、呆気なく散らされる。  
ドククラゲの触手をユウの純血が伝うが、ドククラゲは意に介しない。  
ただその奥の陰核を探るように動き、陰核に先端を当てる。  
 
 
(き・・気持ちいいの?)  
 
痛みと快感が入り交じり、何とも言えない感情がユウに満たされる。  
だが。  
 
ぷすっ。  
(かはああぁぁぁっ!)  
女性最大の性感帯である陰核に、ドククラゲは無情にもどくばりを突き立てる。  
さらに、刺さったどくばりから何かを注入する。  
 
極限とも言える快感を一瞬で与えられたユウは、快感の飽和状態となり白目を剥いて意識を手放した。  
しかしドククラゲによる陵辱は終わらない。  
 
 
ドククラゲがユウに注入したのは、実は妊娠しやすくする液体。  
性別としては雄のドククラゲは、産卵期になると臨床と見定めた人間の雌をどくばりで麻痺させて、妊娠しやすくする液体を注入する。  
そうなると、残りは卵を意識を失った雌に流し込むのみ。  
気絶したままのユウの股座にドククラゲの雌が近づき・・・数本の触手を突き刺す。  
快感を感じたことで本能的に分泌された愛液のためか、それはたやすく膣中に挿入された。  
 
 
そして、子宮口に触手の先端が触れた瞬間。  
 
 
ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!  
 
(ぁ・・何・・・お腹・・・・暖かいよう・・)  
 
雌のドククラゲは卵を産みつけると、命を終える。  
ゆえか、少しでも多くの子を残そうとユウの子宮口に産みつける。  
ほのかな暖かさを感じたユウは、もはや絶望を越えて暖かさのみを感じていた。  
 
 
−やがて。  
30分に渡る産卵を終え、雌ドククラゲは静かに命を終える。  
雄ドククラゲはそれを看取り、そして儀式の締めに入る。  
 
 
まず女芯から卵が流れ出さぬようにゼリー状の躯を女芯に埋める。  
さらに妊娠をより促すように、菊門・豊乳・首筋にどくばりを刺し、液体を注入する。  
その時、ユウが逃げ出さないように麻痺効果をさらに与える。  
 
 
それから、一日。  
 
 
ユウが意識を取り戻したとき、彼女の腹部は大きく膨らんでいた。  
さらに膣中には『何か』がごそごそと動き回る感触。  
大凡自身の身に降り懸かったことを知り、諦めと何かの混じったため息をついた。  
 
 
「・・・・っ!」  
(生まれる・・・っ!)  
 
ユウは、何となく尿意に襲われたとき、自分からメノクラゲが産まれることを察した。  
そして尿意が彼女を襲った瞬間。  
 
 
「っっっっっっっぅ!」(出てる・・・おしっこと一緒に・・・メノクラゲを産んでるぅっ!)  
 
 
噴水のように小水が吹き出し、完全に開ききった女芯からは数十、数百とも数えられるメノクラゲが飛び出していく。  
 
 
五分ほどしてメノクラゲが出なくなったとき、ようやくユウは息を落ち着けることが出来た。  
しかし、すぐさま首筋に鋭い痛みを感じて、また意識を失った。  
 
 
 
ユウが次に気がついたとき、そこはいつもユウが泳いでいる海だった。  
だが・・・。  
 
 
(私は、メノクラゲを産んじゃったんだ・・・)  
あの時の異常な快感が、ユウの中の何かを弾け飛ばした。  
恥じらいなどせずに小水を吹き出したときの爽快さ、ドククラゲに陰核にどくばりを刺された時の極限の快感。  
 
 
ふぅ、とため息をつき、ユウは切なく思う。  
 
 
身が疼く。  
女が疼く。  
ドククラゲに、また激しく陵辱されたい。  
陵辱されて、声も出せないまま糞尿をぶちまけ、ただ人と交わるだけでは感じられないそれを感じたいと思った。  
 
 
そしてそんな彼女の膣中には、メノクラゲの稚魚(?)が一体残っていることを。  
さらに背後には、彼女を陵辱したドククラゲを軽く上回るジュゴンがいることを。  
 
 
そして彼女は、あらゆる海ポケモンの臨床にされる運命であることを、まだ誰も知らない。  
 

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