ユウは、ドククラゲとの一件の後普通の男に全く興味を抱くことが出来なくなっていた。  
極限を超えるような、人間ではいかにしても味わえない快楽を一度味わってしまったから。  
 
しかし、ドククラゲの産卵期は既に終わり。  
一年の月日を待たなくては、あの快楽を得ることは出来なくなっていた。  
 
「人間とエッチして、あの快楽を汚したくはないし・・・・」  
 
ユウは波に揺られながら、ぼんやりと考える。  
ドククラゲでなくてもいい。  
ジュゴンの巨大な性器に貫かれたい。  
スピアーのあの針を突き立ててほしい。  
タマタマが中に入ったらどういう感じになるのか?  
 
ドククラゲの産卵の臨床にされて以後、彼女はただただ憂鬱になる日々だった。  
 
そんな時、偶然ふたご島の話を聞いた。  
遠い海の向こうにあるという、伝説の眠る島。  
それを聞いたユウは、取るものもとりあえず旅立った。  
自分を満足させる『何か』を求めて。  
 
 
そして、彼女は何時間もかけて海を泳ぎ-ふたご島を訪れた。  
元々泳ぐことは得意だったし、海に腐るほどいるメノクラゲも今は可愛い我が子のようなもの。  
恐らくユウを臨床にしたドククラゲは、ドククラゲの中のボスのようなものだったのだろう。  
他のトレーナーを襲うことはあっても、自分を襲うことは無かった。  
 
「・・・・ここが、ふたご島・・・」  
 
到着したとき、ユウは呆然として呟いた。  
水ポケモンの聖域であるふたご島には、人の気配が全く無い。  
ただ、伝説の鳥ポケモンがいると噂されるだけあって、ただならぬ気配が漂っていた。  
 
「・・・・少し探索してみましょうか・・・」  
 
ユウは誰ともなしに呟き、歩き出した。  
 
 
「・・・・・すごーい・・・」  
 
ユウは自分の幸運に感謝した。  
目の前にいるのは、いずれもパウワウやジュゴン-しかも皆雄ばかりだ。  
ここはパウワウ、ジュゴンの住みからしい。  
ユウがこのふたご島を探索して分かったことは、この島にもちゃんとルールがあることだ。  
各種のポケモン達は皆それぞれの縄張りを持ち、他人(他種?)の領域を侵すことは無い。  
そして、ユウの目の前には十を超える数のパウワウ・ジュゴン達。  
 
「・・・え?」  
 
ユウがうっとりとしている間に、ジュゴン達は闖入者に気付いたようだ。  
群れの中でも一際大きなジュゴンがユウに近づいてくる。  
・・・ユウの胸は、期待に高鳴っていた。  
 
ジュゴンは、自分より小さいユウにのしかかり、女芯を舐め出した。  
無論水着は牙にて破り去られている。  
 
「きゃはは・・くすぐったいよ・・・」  
「・・・・・!」  
「きゃは・・・ひぐぅ!!!?」  
 
ユウの顔に戦慄が走る。  
腹部に、鈍い痛みが走る。  
 
ジュゴンの巨大すぎるぐらいの性器が、彼女の股座に突き刺さっていた。  
 
「かは・・・・ぁぁあ・・・」  
「・・・・!!」  
 
息が出来ない。股が裂ける。入るはず無い。入るわけが無い。  
ユウは絶望した。ドククラゲの臨床なんて、痛みの伴わないものだったんだと。  
処女などとうに捨てているユウは、処女を失ったとき以来の激痛に耐えていた。  
 
だが、ユウの事情などジュゴンには関係ない。  
雌が皆いなくなってしまったときに偶然現れた、異種の雌。  
ジュゴンは、縄張りを守るという名目を利用してこの雌を孕ませようと思っていた。  
 
 
「ひぎぃぃぃ・・!!!うごか・・うごかないでぇ・・・!!ひぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!」  
「・・・・・・」  
 
ジュゴンは鳴かない。  
ただ狭く締め付けてくる雌の性器に、自身の雄の象徴を突き立て、子宮に子種を注ぐことのみ。  
それのみに執着し、ただキツいだけの女性器に雄を挿しては抜き、抜いては挿すだけだった。  
 
 
 
どれぐらい時間がたっただろうか。  
生き物の体というのは良くよくできているようで、あれほどの激痛を与えていたジュゴンの性器。  
ユウの身体は、それを完全に受け入れ、快楽とするまでになっていた。  
 
「すて・・ひぃん!素敵・・おっきいのが、大きいのが私の中に入って・・動いてるぅ・・」  
「・・・・」  
 
ユウの顔には愉悦と快感に溺れたそれがありありと浮かんでいる。  
舌を剥き出しにし、涎を垂らし、膣内からは愛液とジュゴンの先走りの混じったそれがこぼれ。  
 
静かなふたご島の一角からは、ぐちゅりぐちゅりと濡れた音が響き。  
ユウの若さと大人っぽさを兼ね備えた身体は、雌の香りを漂わせて。  
 
「もっともっとぉぉ!!もっと突き刺して掻き回してお腹ごと抉ってぇぇぇ・・・!!!」  
「・・・・・」  
「そう、もっと激しくぅぅぅぅぅ!!!!」  
 
ジュゴンの性器に掻き回されるのが、これほど素晴らしいとは。  
あれほどの痛みを味わった分、全てを捨ててでも味わい続けたい快楽を、ユウは感じ続けている。  
 
 
 
 
「・・・・・・」  
「っぁぁぁぁぁぁ!!イク!イっちゃう!ジュゴンのおちん○んでイかされちゃうぅぅぅ!!!!!」  
「・・・・・・・・・」  
 
ユウが絶叫する。  
ジュゴンのそれは、ユウの絶頂を無視して彼女に挿し抜きされ続ける。  
 
「ひぃぃぃぃぃぃ!!!?イっちゃってるのにぃぃ!!!まだ挿されてるのぉぉぉぉ!!!?」  
「・・・・・・・」  
「凄いよぉぉぉぉぉぉ!すっごくタフだようぅぅぅ!!ひぃん!また、またイかされちゃうぅぅぅ!!!?」  
 
ユウに理性など残っていない。  
ただ絶頂を迎えたまま、快楽の虜にされるだけの今を望んでいた。  
 
しかし、ユウがいかに望もうとジュゴンの射精感を止める事は出来ない。  
ジュゴンも、当初はキツイだけだった性器が彼のモノを受け入れ十分に慣れている。  
ゆえにか、ユウが5度目の絶頂を迎える瞬間に、それを放った。  
 
「・・・・・!!」  
「ひぃぃう・・・あひゃぁぁぁぁ!!!??出てるぅぅ!熱いの出されてぇぇ!!?」  
「・・・・・・・・」  
「お腹熱いよぉぉ!!?ひぃぃぃぃ、まだ出てるゥゥゥゥゥ!!!?」  
「・・・・・・・・・」  
「孕んじゃうぅぅぅ!!パウワウ孕んじゃうよぉぉぉ!!」  
「・・・・・」  
「終わったの・・・・?・・・え・・・まだ出てくるよぅぅ!!!」  
 
ジュゴンの精液量は人間の数倍といわれている。  
当然一分や二分で全てが出終わるなんてありえる話ではない。  
出ては止み、止んでは出てを繰り返したジュゴンの精液は、最初の射精から四分ほど続いた。  
 
 
 
「はぁぁぁう、すごいいっぱいだぁぁ・・・」  
「・・・・」  
「ひゃぁぁ!!抜いちゃいやぁぁ・・・・・」  
 
虚ろな顔で訴えかけるユウ。  
しかしジュゴンはユウに一瞥もくれず、性器を抜いて背を向ける。  
ジュゴンの性器が抜けたそこは、拳大の穴が空いており、ジュゴンの精液がとろとろと零れ出していた。  
 
「やぁぁぁぁん・・・もったいないよぉ」  
 
それを悲しげに見つめるユウ。  
そして、ユウに注がれる多数の視線・・・。  
 
 
「・・・・貴方達も、私を気持ちよくしてくれる・・・・・?」  
 
ユウは微笑んでそう言った。  
 
 
それが、ユウの快楽とシアワセの日々の、幕開けだった。  
 
 
数ヶ月。  
ユウは、ふたご島で一生を送ることをとうに決めていた。  
風船が入ってるように膨らんだ腹には、パウワウの赤ん坊がやどっている。  
食物はジュゴン達が外から調達してくるし、一日24時間の大半はジュゴン達に犯していてもらえる。  
 
「やぁん、だぁめよ?赤ちゃんうまれなくなるかもしれないのよぉ?」  
「・・・・」  
 
ジュゴンの頭を撫でて、ユウが諭すように言う。  
ずっとともに暮らしていれば以心伝心も容易い。  
寂しそうな目でユウを見るジュゴン。  
 
「赤ちゃん生まれたら、貴方が一番最初にやっていいからね?」  
「・・・・・・」  
 
ぱぁっとした笑顔になるジュゴン。  
彼らも人間と同じ、感情は豊かなのだ。  
 
 
そして-。  
一匹のジュゴンが、魚を咥えて海から顔を出す。  
その顔を見たとき、ユウは叫んでいた。  
 
「お帰りなさい、アナタっ♪」  
 
 
 
 
 
ふたご島にある、ジュゴン達の縄張り。  
そこには、数十の赤ん坊パウワウと、十数匹のジュゴン。  
 
そして、パウワウ達の母親の妖艶な美女がいるのだった・・・・。  
 

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