「はぁ・・・」  
レッドは、大きなため息をついた。  
「あいつが・・・イエローが、女だったなんて・・・」  
誰に言うとも無く、つぶやくレッド。  
 
イエローのことを、男だと思っていた自分。  
その割には可愛いと、思っていた自分。  
ライバルと言うよりは、親しい弟のように、イエローを扱っていた自分。  
しかし、そんなものは、イエローが女の子であることを知ったことで、もろくも崩れ去った。  
「弟」の部分が、「妹」に変わっていれば、こんな思いはしなくて済んだのかもしれない。  
しかし、本来「妹」になるはずの部分は、「女」になっていた。  
 
考えてみれば、イエローは、レッドの周りにいる女の子達よりも、よほどしおらしかった。  
「くそっ!何で気が付かなかったんだ俺は!」  
レッドをいらつかせているものは、イエローの心に気がついてあげられなかった、自分自身だった。  
(待てよ・・・もし、あいつが、女だとしたら・・・)  
親しみをこめた、「レッドさん」というイエローの声。  
自分がチャンピオンになる大会を見つめていた、イエローの顔。  
「そうか、あいつは・・・もし、そうだとしたら・・・」  
(そうだとしたら、あいつをこれ以上悲しませるわけにはいかない!)  
レッドは、全てを悟ったかのように、不意に家から飛び出ると、トキワシティへと自転車を走らせた。  
 
 
「はぁ・・・」  
イエローは、大きなため息をついた。  
「僕が、女の子だってこと・・・レッドさんに、ばれちゃった・・・」  
誰に言うとも無く、つぶやくイエロー。  
 
一目ぼれだった。彼の優しさにも、彼の強さにも・・・  
今まで男として、何の不自由も無く暮らしてきた自分。  
しかし、そんなものは、レッドとの出会いで、もろくも崩れ去った。  
自分の眠っていた女の子の部分が、目覚めるのは、時間の問題だった。  
そして、それは同時に、自分が一番愛する人に、自分の嘘がばれる、と言うことでもあった。  
 
「やっぱり、レッドさんに嫌われちゃうかな・・・」  
イエローを悲しませているものは、レッドに嘘をつき続けた、自分自身だった。  
「もう、駄目だよね・・・」  
イエローは、レッドのことを、あきらめようとしていた。  
しかし、レッドのことをあきらめられない、もう一人の自分がいた。  
「あきらめようよ!レッドさんには、カスミさんやブルーさんのほうが、お似合いなんだから!」  
自分にそう言い聞かせるが、涙は止め処も無くあふれていた。  
 
ここは、トキワの森の迷路の行き止まり。  
そこにたたずむ金髪の少女は、美しい涙を流していた。  
 
 
「おじさん!イエローを見かけませんでしたか!?」  
息を切らしながら、そう叫ぶレッド。この質問をするのは、これで十人目だ。  
イエローが彼女の家にいなかったことで、レッドは、トキワ中の住人に、このことを聞いていたのだ。  
「イエローかい?さっき、トキワの森に入って行った様だが・・・」  
きょとんとした様子で、おじさんは答えた。  
レッドは、「ありがと!」と言うが早いか、トキワの森へ向けて、自転車を走らせた。  
そして、レッドは、急いでいたあまり、トキワの森の入り口に、自転車に乗ったまま、突っ込んでしまった。  
「ち、ちょっと、君!」  
トキワの森の入り口を見張る係員は、驚いた様子でレッドを見た。  
「係員さん、ごめんっ!急いでるんだ!」  
しかし、レッドはそれにかまうことなく、自転車から降りると、そのままダッシュでトキワの森に入っていった。  
 
(イエロー・・・どこにいるんだ・・・)  
レッドは、トキワの森の入り口で、はたと立ち止まった。  
(あいつの気持ちになって考えるんだ・・・)  
そのとき、レッドの頭に、よぎるものがあった。  
それは、イエローとした、かくれんぼのことだった。  
「・・・そうか!森の行き止まりにある、お化けの木の中か!」  
イエローがいつもそこに隠れていたことを思い出し、レッドはそこへ走った。  
草むらに潜むビートルやキャタピーといった虫ポケモンとの戦闘では、  
すべて1ターン目で「にげる」を選択した。  
全て1回倒した後だったので、トレーナーと戦うことは無かった。  
 
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」  
息も切れ切れになっているレッド。その目の前に、子供たちが「お化けの木」と呼んでいる木があった。  
(この中にいなければ、もう俺が探せる所はない・・・)  
レッドは、祈るように、お化けの木の中を覗き込んだ。  
 
一方のイエローは、泣き疲れて、ぼんやりしていた。  
外に誰かがいる気配がしたが、イエローに外を見る気は起きなかった。  
(誰だろう・・・そっか、きっと、誰かがかくれんぼしてるんだ)  
イエローの予想が的中したかのように、外から「見〜つけた」と言う声がした。  
が、その声は、イエローが一番よく知っている声だった。  
 
「きゃっ!」  
不意にイエローが声を上げる。しかも、普段とは違う、「女の子の声」で。  
イエローは、自分の声の高さに驚き、思わず口を押さえた。  
(ど、どうしよう・・・この声・・・)  
イエローは混乱している。  
「見つかったんだから、早く出て来いよ」  
外は暗くてよくわからないが、やはりこの声は・・・  
「レッド・・・さん・・・?」  
イエローは小さな声でつぶやくと、仕方なくお化けの木から外へ飛び出した。  
そこにあったのは、紛れもない、自分が一番愛する人の姿であった。  
 
「れ、れれれ・・・」  
イエローは、混乱のあまり、呂律が回らなかった。  
「イエロー・・・」  
レッドはイエローに近づこうとした。  
「・・・来ないでくださいっ!」  
イエローはレッドが近づこうとするのを、手をじたばたと振って止めた。  
「お、おい、イエロー、話を・・・」  
「来ないで!」  
さらに近づこうとするレッドを、突き放そうとするイエロー。  
しかし、泣き疲れた女の子の力など、たかが知れていた。  
「イエロー!」  
少し強い口調で言ったレッドの声で、イエローは正気に戻った。  
 
「れ、レッドさん・・・ごめんなさい・・・」  
不可抗力とは言え、自分が1番愛する人に、暴力を振るったイエロー。  
(僕・・・もう、駄目かもしれないな・・・)  
もう、この人と一緒にいることはできない。そう思って、イエローは涙を流した。  
(イエロー・・・泣いてる・・・)  
レッドは、少し悲しい気分になりながら・・・  
 
イエローをそっと抱きしめた。  
 
「レッド・・・さん・・・?」  
イエローは少し驚いた表情で、レッドを見つめていた。  
「ごめんな、イエロー。見つけるの、一番最後になっちまった。お前、隠れるの上手だな」  
レッドはそう言うと、イエローのことを、さらに強く抱きしめた。  
「どうして・・・?レッドさんが謝る必要なんて無いのに・・・」  
イエローは、怪訝な表情をしている。  
「あるさ。俺は、お前のことに、気づいてやれなかった・・・本当に、すまないと思ってる」  
レッドは、ばつが悪そうに言った。  
「だって、それは、僕が嘘をついてたから・・・」  
イエローは、少し悲しげな表情をした。  
「なあ、イエロー。お前が、俺に嘘をついてたのってさ・・・今の俺と、同じ気持ちだったからじゃないか?」  
レッドは、自分の気持ちに間違いが無いことを確かめて、こういった。  
 
「俺がお前のことを好きなように、お前も俺のこと、好きだったんじゃないか?」  
 
「!!!」  
レッドが言うことは、図星だった。  
しかし、イエローをさらに驚かせたのは、彼の言葉の前半部分であったことは、言うまでもない。  
「お前、恥ずかしがり屋だもんな・・・本当のこと、いえなかったんだろ?」  
レッドがやさしく話しかけると、イエローは無言のまま、ゆっくりとうなずいた。  
「これで、晴れて両思いだ」  
レッドがそう言うと、イエローは恥ずかしそうに「レッドさん・・・」と言った。  
 
「さ、帰ろっか」  
少し軽い感じで、レッドはその右手を、イエローの左手につないだ。  
「・・・うん」  
イエローはなるべく明るい感じでそう言った。  
「お、やっと笑ってくれた。泣いてるお前より、笑ってるお前のほうが、俺は好きだぜ」  
そう笑顔で言うレッドに、イエローは顔を赤く染めた。  
 
ここは、トキワシティの、イエローの家。すでに、あたりは暗くなり始めていた。  
「今日は遅いし、泊まって来てもいいって」  
レッドは電話の受話器を置いて、イエローに言った。  
その言葉からして、連絡先は家族だろう。  
「ま、トキワのポケモンセンターに泊まるって、嘘ついたけどな」  
レッドのその言葉に、イエローはくすっと笑った。  
「確かに、そのほうが自然ですね」  
イエローは、笑顔で言った。  
 
「あまりきれいではないと思いますけど・・・入ってください・・・」  
イエローの言うままに、レッドはイエローの部屋に入った。  
「この部屋を見れば、お前が女の子だって事、すぐにわかったのにな」  
ピンクを基調とした、部屋のインテリア。リボンをつけた、ピカチュウのぬいぐるみ。  
レッドがそんなことを言うほどに、その部屋は女の子らしさにあふれていた。  
 
「・・・レッドさん」  
不意にイエローが、レッドに話しかけた。  
「ん、何だ、イエロー?」  
レッドは、軽い感じで答えた。  
「あの・・・さっきの話なんですけど・・・」  
イエローは、恥ずかしそうに言った。  
「ん?何の話だっけ?」  
レッドがわざとしらばっくれている事に気づき、イエローはちょっと怒った。  
「レッドさん!しらばっくれないでください!」  
そのイエローの口調に、レッドは少し笑って言った。  
「ははは、わかってるって。俺がお前のこと、好きだっていう話だろ?」  
何の隠し立てもせずに言うレッドに、イエローは顔を真っ赤にした。  
「本当、ですか・・・?」  
イエローは、そう言うのが精一杯だった。  
「ああ・・・見つけたんだよ、俺がお前を思う気持ちを。そして、お前の気持ちもな」  
レッドは少し嬉しそうに言った。  
「・・・遅くなっちまったけどな」  
レッドは少し笑って、ばつが悪そうに言った。  
「レッドさん・・・僕、言葉だけじゃ嫌だ・・・」  
まだ話足りなさそうなレッドの言葉を、イエローは止めた。  
「・・・キス・・・してください・・・」  
行動で示して欲しいと思ったイエローは、自分からそう言った。  
 
レッドは一瞬驚いて、話を止めた。  
イエローも、自分でそんなことを言ってしまったという思いから、恥ずかしそうに黙り込んだ。  
数秒の沈黙。  
しかし、先に時計を動かしたのは、レッドだった。  
「目を瞑って」  
優しく語り掛けるレッドに従い、イエローはそっと目を閉じた。その刹那。  
 
(チュッ・・・)  
イエローの部屋で、2つの影が重なり合った。  
(レッドさんの唇・・・あったかい・・・)  
イエローは、レッドの腰の辺りに手を置いていた。  
(!!!)  
イエローが、少し驚いた表情をする。レッドが、イエローの口に、舌を入れようとしたからだ。  
(・・・嬉しい・・・)  
イエローはレッドの舌を迎え入れると、自分の舌をレッドの口に入れて、舌を絡めあった。  
二人の、長く濃厚なキスは、1分近く続いた。  
 
二人の唇が離れると、その舌から、糸が1本出ていた。  
「イエロー、お前・・・結構、キス上手いんだな」  
よく見ると、レッドは前かがみになっている。  
「レッドさん・・・どうして、前かがみになってるんですか?」  
その様子を、イエローは見逃さなかった。  
 
(あ・・・レッドさん、もしかして・・・もしそうだとしたら、嬉しい・・・)  
イエローは、レッドの股間に、震える指をそっと当てた。  
「い、イエロー!?」  
レッドはあわてて腰を引くが、時すでに遅し。  
「レッドさんの・・・固くなってる・・・」  
顔を真っ赤にしつつも、イエローははっきりと言った。  
「こ、これは・・・」  
レッドも、少し顔が赤くなった。  
「レッドさん、苦しそう・・・取り出して、上げますね・・・」  
レッドが止める間もなく、イエローはレッドのズボンとトランクスを、同時に脱がしてしまった。  
それと同時に、彼のものが「ブルン!」と音を立てて、イエローの前に現れた。  
「れ、レッドさん・・・お、大きいんですね・・・」  
恥ずかしそうに、顔を手で覆うイエロー。しかし、その目はばっちりとそこを見つめていた。  
「これが、本物の、男の人のおちんちん・・・」  
いつか自分にも生えると思っていた、男の象徴。今、それが自分の目の前にある。  
しかも、父親のものなんかではない、自分が一番愛する人のものだ。  
「イエロー・・・お前、大丈夫か?顔、真っ赤だぞ」  
恥ずかしさを押し殺して、レッドがようやく口を開いた。  
「はい・・・僕、レッドさんにそんな風に見られて、今とっても嬉しいですから」  
イエローは、明るい声で言った。  
「あ〜あ、僕もこんな立派なの、欲しかったな。今はもう、必要ないですけど」  
そう笑って言うイエローに、レッドは「おいおい」と言って、つられて笑った。  
 
「あの・・・この後はどうすればいいんですか?」  
イエローは、このHでは、レッドの言うとおりにしてあげようと決めていた。  
それをレッドは、(自分で取り出したのに、どうすればいいのかわからないんだろうな)と受け取った。  
「ははは、そうだな・・・お前の手で、これを擦ってくれるか?」  
レッドは少し恥ずかしそうに言った。  
「はい、レッドさん・・・」  
イエローも、少し恥ずかしそうに答えた。  
「男の急所だから、やさしくお願いするぜ」  
レッドのそんな言葉に、イエローはゆっくりとうなずいた。  
 
イエローの優しい手コキが始まった。  
イエローは、恥ずかしそうにしつつも、レッドのカリを刺激したり、裏筋を攻めたりしている。  
「あ、あの・・・気持ちいいですか・・・?」  
自信なさげに言うイエローのしぐさを、レッドは可愛いと思った。  
「イエローの手、すべすべしてて、すげえ気持ちいいよ・・・」  
「それに、俺の気持ちいい所を、お前はわかってるみたいだな」  
そう言って、レッドはイエローの頭をやさしくなでた。  
「もう少し、強くやってもいいぜ」  
そんなことを言うレッドに、イエローは、「はい・・・少し恥ずかしいけど、頑張ります・・・」と言った。  
レッドがイエローのことで一番好きなのは、そんな健気なところだ。  
 
シュッ・・・シュッ・・・  
手コキを初めて、わずか1分ちょっと。  
イエローは、すでにレッドが気持ちよくなるこつを、ほぼつかんでいた。  
ひとえに、彼女のポテンシャルがなせる業だろう。  
(うわっ!い、イエローが、こんなに上手だなんて・・・)  
早くも襲ってきた射精感を、必死にこらえるレッド。  
(あ・・・レッドさん、気持ちよさそう・・・嬉しいな・・・)  
一方のイエローは、レッドにもっと気持ちよくなってもらいたい一心で、そのおちんちんを、さらに擦ってあげた。  
「い、イエロー!そ、そんなに頑張られると、俺・・・っ!」  
そんなことを言うレッド。そのおちんちんの先からは、透明な我慢汁があふれ出ていた。  
「あ・・・レッドさん、これ、我慢してる時に出る汁ですよね?」  
やはり男の子になりたかっただけあり、イエローはそのような知識については詳しかった。  
「レッドさん・・・やはり、我慢は体によくないと思うので・・・」  
イエローはそう言うと、レッドのおちんちんを擦るスピードを、最高にした。  
「うおっ!で、出るっ!」  
レッドはそういうと、イエローに向かって、精液を射精してしまった。  
「きゃっ!?」  
イエローの体に、レッドの精液がかかってしまった。  
 
「ごめんな、イエロー。大丈夫か?」  
ようやく射精感が収まり、レッドはばつが悪そうに言った。  
「服が汚れちゃった」  
イエローは独り言のように言うと、いきなり服を脱ぎ始めた。  
 
「い、イエロー!?」  
レッドが止める間もなく、イエローはTシャツを脱いでしまった。  
あわてて目を覆うレッド。イエローの裸を見てしまうと思ったからだ。  
「レッドさん、目を開けてもいいですよ」  
恥ずかしそうに言うイエローの声に、レッドは仕方なく目を開けた。  
その目に映ったものは・・・さらしを巻いた、イエローのかすかに膨らんだ胸だった。  
「レッドさんが好きになったからかな・・・僕、少しだけど、胸が膨らみ始めて・・・」  
「でも、レッドさんにばれるのが嫌で、さらしを巻いていたんです・・・」  
怪訝な表情をしたレッドに、イエローはそう言った。  
「あの・・・駄目、ですか・・・?」  
そう心配そうに言ったイエローだったが、その心配は取り越し苦労だった。  
「え・・・う、嘘・・・」  
イエローは、驚いた。射精したばかりのレッドのおちんちんが、さらに大きくなったからだ。  
「確か、本によれば、射精したら、男の人のおちんちんは小さくなるって・・・」  
恥ずかしそうに言うイエローの言葉を、レッドはやっとのことでさえぎった。  
「そ、それは・・・それは、お前が可愛すぎるからだぞ」  
本当はさらしに巻かれたイエローの裸に興奮したからなのだが、さすがにそうは言えなかった。  
「れ、レッドさん・・・」  
イエローはうれしはずかしといった感じで言った。  
「イエロー・・・じゃあ、今度はこれを舐めてくれないか?」  
レッドは少し恥ずかしそうに言った。  
「はい、レッドさん・・・あまり、上手くないかもしれませんが・・・」  
イエローは、自信なさげに言った。  
 
「くちゅ・・・ちゅ・・・」  
イエローは、舌を上手に使って、レッドのおちんちんを気持ちよくしてあげた。  
「うおっ!?」  
思わずレッドがうなる。  
(い、イエロー、上手すぎ・・・)  
考えてみれば、イエローはレッドのおちんちんを、キスだけで勃たせたのだ。  
そんなイエローの舌テクが、下手なはずも無かった。  
もしさっき射精してなかったら、数十秒ももたずに、レッドのおちんちんはイってしまっていただろう。  
(あっ・・・レッドさんが、口の中でおっきくなってる・・・)  
その気持ちよさそうなレッドの様子に、イエローは嬉しそうにそのおちんちんをしゃぶった。  
「ああっ・・・お前、さっきは自信ないみたいなこと言ってたのに・・・上手だな」  
限界が近づきつつも、レッドはイエローをほめてあげた。  
「レッドさん、我慢しないでくださいね・・・口の中に、出していいですから・・・」  
健気なイエローに、レッドは感情をとめることができなかった。  
「腰、動かすぞ」  
そう言うが早いか、レッドは、イエローの小さな口を、腰を使って犯し始めた。  
(んぐっ!れ、レッドさん、いきなりそんな・・・でも、嬉しい・・・)  
イエローは驚いたが、それよりも嬉しさのほうが大きかった。  
「イエローの口、気持ちいい・・・で、出るっ!」  
どくん!どくん!  
イエローのテクに観念し、レッドはさっきより多くの精液を出した。  
 
(うわっ!レッドさん、多すぎる・・・)  
イエローが、驚いた表情をする。レッドの精液があまりにも多すぎて、  
全てをその小さな口に受け入れることが出来なかったからだ。  
そして、イエローの咽から聞こえた、「ゴキュン!」と言う音に、レッドも驚いた。  
「お、おい!大丈夫かイエロー!?」  
思わず、レッドが声を上げた。  
「えへ、飲んじゃった。レッドさん、すごく濃いですね」  
心配しなくてもいいですよ、といわんばかりに、イエローはそう答えた。  
そんなイエローのズボンには、レッドの精液がかかっていた。  
「ありゃ、ズボンも汚れちゃった。・・・くんくん・・・これがレッドさんの匂い・・・」  
イエローは、いきなりズボンを脱ぎ始めた。しかも、脱いだ後に、レッドの精液のにおいをかぐおまけつきだ。  
「い、イエロー!?」  
あまりにもイエローが素早かったので、レッドには目を覆う間もなかった。  
レッドの目には、イエローの白いパンツと、それに負けないぐらい白い柔肌が映っていた。  
「こんなことになるんだったら、もっと可愛いパンツ履いておけばよかったな」  
確かに、イエローのパンツは、何の飾りも無い、シンプルなものだった。  
しかし、そんなイエローの思いは、またも取り越し苦労だった。  
「・・・あ、レッドさんのおちんちん、また大きくなった」  
精液の匂いをかぐ、イエローのしぐさ。上のさらしと、下のシンプルなパンツとのギャップ。  
レッドは、それに激しく萌えてしまったのだ。  
「確か、本によると、こういう人のこと、『絶倫』って言うんですよね」  
イエローのそんな発言に、レッドは顔を赤くした。  
 
「次は・・・どうすればいいですか?」  
さらにレッドのおちんちんを気持ちよくしたかったイエローの言葉を、レッドは止めた。  
「そうだな・・・お前ばっかりに頑張ってもらうってのも、ちょっとアレだし・・・」  
レッドの言葉に、イエローは、  
「僕はかまいませんよ。レッドさんが、やりたいことがあると言うのなら、別ですけど」と言った。  
「いや・・・やっぱり、今度は俺がお前のこと、気持ちよくしてやるよ」  
レッドはそう言うと、イエローの小さな胸に手を置いた。  
「あ・・・レッドさん、私、小さいですよ・・・?」  
イエローは少し恥ずかしそうに言った。  
「かまうもんか」  
レッドは即答した。  
「それに・・・さらしを巻いたままですか?男の人は、生で触ったほうが興奮するって、確か本に・・・」  
イエローは、怪訝な表情をした。  
「すまん・・・俺は、さらしを巻いてるイエローが、好きらしい」  
ばつが悪そうに言うレッドの言葉に、イエローは笑って、  
「意外だな、レッドさんがそんな趣味だったなんて。そんなに好きなら・・・いえ、何でもありません」  
と、すこし含みのある感じで言った。  
 
レッドは突然、イエローの後ろに回った。  
「あ、後ろからですか?・・・いいですよ」  
イエローは期待と不安を感じながら、そう言った。  
 
レッドはイエローの小さな胸を、後ろから揉んであげた。  
「あっ・・・」  
イエローが、小さな声を上げる。自分の一番好きな人に胸をもまれている興奮で、気持ちよさは倍増していた。  
「イエローの胸・・・小さめなのに、柔らかい・・・」  
レッドは感慨深く、そう言った。  
「お前、将来、胸大きくなるんじゃないか?」  
そんなことを言うレッドに、イエローはちょっと戸惑った。  
「えっ・・・レッドさんは、大きいほうが好きなんですか?」  
思わずそんなことを聞いてしまうイエロー。  
「うーん・・・よくわかんねえや。胸が大きくなってもならなくても、イエローはイエローだし」  
困り果てたレッドの顔を見て、イエローは笑った。  
 
「もう少し、強く揉んでください・・・」  
そうおねだりするイエローに、レッドも従った。  
「こんな感じかな・・・?」  
少し胸を揉む力を強くするレッド。  
「あっ・・・そんな感じ・・・レッドさん、上手・・・」  
顔を真っ赤にして、喘ぐイエロー。その胸の中心には、二つの突起があった。  
「お、やどりぎのたね、2つ見っけ!」  
レッドはそんなことを言うと、『やどりぎのたね』を攻め立てた。  
 
「ひゃあん!?」  
途端、イエローが声を上げる。どうやら、かなりの急所らしい。  
「すげえ・・・これが、女の子なのか・・・」  
そんなことを言うレッドのおちんちんは、イエローのお尻に当たっていた。  
「あっ・・・レッドさん、硬い・・・また、気持ちよくしてあげますね・・・」  
イエローはそんなことを言うと、レッドに向き直った。  
「よいしょ・・・」  
ごそごそとさらしの中に手を入れて、さらしと胸の間に、空洞を作るイエロー。  
「レッドさん、さっき、僕のさらし、好きだって言ってましたよね」  
イエローはそう言うと、その空洞の中に、レッドのおちんちんを入れてしまった。  
「じゃあ、これでレッドさんを気持ちよくしてあげますね」  
イエローはそう言って、その胸を、体ごと上下に動かした。  
「あっ、それすげ・・・うっ!」  
おちんちんの裏側には、イエローの柔肌。表側には、さらし。  
そんな板ばさみ状態で、おちんちんを擦られたのだから、たまったものではない。  
「レッドさん、気持ちよさそう・・・効果抜群みたいですね」  
イエローは、そう言って、笑った。  
レッドにとっては、効果抜群どころか、急所と、タイプ一致まで、おまけに付いていたのだが。  
「イエロー・・・ごめん!」  
レッドはそう言うと、おちんちんをイエローの乳首に当たるようにして、腰を動かした。  
「あっ!乳首に当たってる・・・そんなにしたら、私も気持ちよくなっちゃいます・・・」  
そんなことを言ったイエローだったが、先に限界を迎えたのは、レッドのほうだった。  
 
「イエロー、出すぞ!」  
レッドはそういうが早いか、イエローのさらしの中を、精液で汚してしまった。  
「うわあっ!レッドさん、熱いです・・・」  
熱のこもった声で、イエローは言った。  
「ごめん・・・でも、我慢できなくて・・・」  
レッドは少しばつが悪そうに言った。  
「いえ、こんなにレッドさんに気持ちよくなってもらえて、僕、嬉しいですよ」  
イエローは笑顔で言った。  
「でも、べとべとになっちゃった」  
イエローはそう言ったが、不思議と気持ち悪い感じはしなかった。  
「さらしも取っちゃお」  
イエローはそう言うと、手を後ろに回して、さらしをほどいてしまった。  
「うわっ!」  
レッドが目を覆う行動を、イエローは止めた。  
「レッドさん・・・僕のことが好きなら、見てください・・・」  
イエローが恥ずかしそうに言うのを聞いて、レッドは目を覆うのを止めた。  
その目に映ったものは、今度は間違いなく、イエローの小さな胸であった。しかも、精液まみれと言うおまけつきだ。  
「イエロー・・・前言撤回。俺、お前の胸、好きだぜ」  
レッドがそう言うと、イエローは笑った。  
「レッドさん、また大きくなりましたね。どうなってるんだろ」  
イエローの言うとおり、レッドのおちんちんは、衰えるどころか、大きさを増していた。  
そんなことを言うイエローは、あることに気が付いた。  
 
「あれ・・・僕、パンツもちょっとぬれてるな・・・」  
イエローがそう言って、パンツの上から、おまんこがある辺りを触る。  
「うん、やっぱりぬれてる。レッドさんの精液・・・じゃないよね・・・」  
イエローがそんなことをつぶやく。  
「においを嗅げばわかるんじゃないか?」  
レッドは少し含んだ感じで言った。  
「じゃあ、僕自身では嗅げないので、レッドさんが嗅いでみてください・・・」  
イエローは、顔を真っ赤にして言った。  
 
「くんくん・・・」  
(ああ・・・レッドさんの顔が、こんなに近くに・・・)  
パンツ越しにおまんこを見られている感じがして、イエローはかなり恥ずかしかった。  
(イエロー・・・いい匂いだな・・・)  
レッドは、Hな気分になりながら、イエローの匂いを嗅いだ。  
「やっぱり、イエローの匂いしか、しないみたいだぜ」  
そんなことを言うレッドのおちんちんは、匂いを嗅ぐ前よりも、さらに大きくなっていた。  
「レッドさんの胸揉みだけで、感じちゃったんですね、僕」  
イエローはそう言って、レッドの目の前で、生まれたままの姿になろうと、最後の衣服に手を書けた。  
「イエロー・・・もう、目を覆ったりしない。お前の裸が見たい・・・」  
レッドの男らしい宣言に、イエローは嬉しさを覚えた。  
 
イエローはついに、自分が一番愛する人の目の前に、自分の裸をさらした。  
「やっぱり、ちょっと恥ずかしいな・・・」  
イエローはちょっと恥ずかしそうにした。  
「・・・きれいだぜ、イエロー」  
レッドには、これ以上正直な感想を、言うことができなかった。  
「それに、お前のここ、もうこんなになってる」  
レッドは不意にそう言うと、イエローの筋に、自分の右手中指を、「チョン」とあてた。  
「あっ・・・それは・・・レッドさんが、上手だったからです」  
イエローは恥ずかしさを押し殺して言った。  
「またイエローのこと、気持ちよくしてやりたいんだけど、いいか?」  
レッドの提案に、イエローはゆっくりと、しかし大きくうなずいた。  
「じゃあ・・・」  
レッドは、イエローの中に、中指を入れていった。  
「あっ・・・レッドさんの指、あったかい・・・」  
イエローはそういいながら、レッドの中指を締め付けてあげた。  
「イエローの中、ぬるぬるしてるけど、あったかいな・・・それに、締め付けてくる・・・」  
その締め付けに、レッドは激しい興奮を覚えた。  
「ひゃあん!?」  
イエローが声を荒げる。レッドが指を曲げて、Gスポットを刺激したのだ。  
「お、イエローの急所、見っけ!」  
レッドは嬉しそうに、そこを刺激し続けた。  
 
「ああああああん!」  
イエローが不意に、最高潮にもだえた。  
「はぁ、はぁ、はぁ・・・レッドさぁん・・・」  
どうやら、イってしまったらしい。  
「イエロー・・・結構、感じやすいんだな・・・」  
レッドはHな気分になっていた。  
 
「あれ?ここにもう一個、やどりぎのたねがあるじゃん」  
レッドの言うとおり、イエローのおまんこには、小さな豆が出来ていた。  
「あっ、レッドさん、駄目・・・僕、そこ弱いの・・・」  
しかしイエローのなきごえははずれた。  
レッドは、イエローの言葉にかまうことなく、その豆を触ったのだ。  
「ひゃああん!」  
イエローが声を上げたのは、それとほぼ同時だった。同時に、イエローのおまんこが、さらに湿り気を増した。  
「す、すげえ・・・どうなってるんだ・・・」  
イエローのあまりの反応に、レッドは開いた口がふさがらないといった様子だ。  
「あの・・・僕、ここがおちんちんになると思ってて・・・」  
「それで、小さいころから、ずっとここをさわってて・・・」  
「気持ちよくて・・・やめられなくて・・・」  
イエローは、顔を真っ赤にした。  
「他の人には、内緒にしてください・・・」  
イエローがそう言うと、レッドも「ああ。お前と俺だけの秘密だな」と言った。  
 
「あの、レッドさん・・・」  
イエローは、最後のおねだりをしようと、レッドに話しかけた。  
「何だ、イエロー?」  
レッドは、なるべく優しい感じで答えた。  
「レッドさん・・・ここに・・・入れて・・・ください・・・」  
イエローは、恥ずかしすぎて、大きな声を出すことが出来なかった。  
「い、イエロー・・・」  
レッドが、戸惑った様子を見せる。  
「初めて、なんだろ?初めてって、確かすげえ痛いって・・・」  
心配そうに言うレッドの言葉に、イエローはやさしさを感じた。  
「はい・・・でも、相手がレッドさんなら、大丈夫だと思います」  
イエローの健気過ぎる発言に、レッドは(こいつを守ってやりたい)と思った。  
「本当に、いいんだな・・・」  
低く、はっきりとした声で、レッドは言った。  
「はい・・・レッドさん、私のおまんこに、レッドさんのおちんちん、入れてください・・・」  
イエローは、レッドの優しさに勇気をもらい、今度ははっきりとおねだりすることが出来た。  
「わかった・・・けど、無理はするな。痛かったら、すぐに言えよ」  
レッドはイエローに配慮しながら、そのおまんこに、自分のおちんちんを入れていった。  
 
「くぅっ!」  
イエローのおまんこを、痛みが襲った。そのおまんこからは、鮮血が流れ出ていた。  
「大丈夫か、イエロー?血が出てるぞ」  
レッドは心配そうに、イエローを見つめた。  
「はい・・・僕は、平気ですから・・・続けてください・・・」  
そう健気に言って見せるイエローだったが、目には少し涙を浮かべていた。  
「そんなふうには見えないな・・・でも、イエローが頑張ってくれてるのは、すごくわかるぜ」  
レッドはそう言って、イエローの胸を揉み始めた。  
「あっ・・・レッド・・・さん・・・?」  
イエローは怪訝な表情で、レッドを見つめた。  
「これで、少しは痛くなくなるだろ?」  
レッドは、胸を揉む気持ちよさで、痛みを和らげようとしたのだ。  
イエローにとって、レッドは、どこまでも優しい男だった。  
イエローは嬉しそうに、「うん」と言うと、また喪失の痛みに耐え始めた。  
 
レッドがようやくイエローの奥にたどり着くころには、イエローの痛みは、気持ちよさへと姿を変えていた。  
「イエローの中、狭くて、ひだひだがたくさんある・・・気持ちいいな」  
レッドがそううなるほどに、イエローのおまんこは名器だった。  
「レッドさんのおちんちん、おっきくて、熱くて、硬い・・・」  
イエローは嬉しそうにそう言うと、レッドのおちんちんを締め付けてあげた。  
それが、レッドのスイッチを、入れてしまうことになるとも知らずに・・・  
 
「腰、動かしてもいいか?」  
レッドはぎりぎり理性を保っていたが、イエローの「うん」と言う言葉で、それは途絶えた。  
パン!パン!  
途端に始まる、レッドの激しい腰振り。  
「あああっ!れ、レッドさぁん!」  
イエローは、最初こそ少し痛そうにしたが、  
「レッドがこんなにも自分を激しく愛してくれている」という事実が、痛みを気持ちよさへと変えた。  
「レッドさん!すごい!すごいですぅ!」  
そういいながら、レッドのおちんちんを、思いっきり締め付けてあげるイエロー。  
「い、イエロー!締め付けて・・・すげえ気持ちいい・・・うわあっ!」  
レッドもそれに答えるかのように、イエローの中に向かって、腰を打ちつけていく。  
「レッドさぁん!ぼ、僕、変になっちゃいそうですっ・・・ひああああ!」  
そのあまりの気持ちよさに、イエローは自分からも求めるように、腰を振り始めた。  
「うわっ!い、イエロー・・・お前もやっぱり、女の子なんだな」  
レッドはそんなことを言った。限界が近いことは、自分が一番よくわかっていた。  
「レッドさん!中に出していいですから!一緒にイきましょうね!」  
イエローも限界に近づいていた。  
「な、中に出したら、赤ちゃん出来ちゃうんじゃ・・・」  
レッドは、ちょっと戸惑った。  
「生んでみたいな、レッドさんの赤ちゃん」  
イエローの告白は、突然すぎた。  
「・・・と言いたい所だが、もう我慢できそうに無い。出すぞ、イエロー!」  
そのイエローの告白に、レッドは耐えられなかった。  
 
どくううん!どくううん!  
イエローの中で、レッドのものが跳ね上がった。  
「レッドさんの、熱いです・・・あああああああっ!」  
レッドに全ての愛情を注がれ、イエローもイった。  
「イエロー!」  
レッドはそう言って、自分の精液を、全てイエローに注ぎ込んだ。  
 
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」  
(俺、イエローとつながった・・・)(僕、レッドさんとつながった・・・)  
二人の思うことは、同じだった。  
 
「つ、疲れた・・・」  
レッドはそう言うと、そのままベットに寝転んだ。  
「・・・レッドさんのうそつき」  
そういうイエローの視線は、ある一転に注がれていた。  
「何がだよ?」  
レッドは、怪訝な表情で言った。  
「だって、レッドさんのおちんちん・・・」  
イエローはそう言って、レッドのおちんちんを触った。驚くことに、それは硬さを保ったままだった。  
「マジかよ・・・もう腰が動かねえぜ・・・」  
レッドはそう言ったが、イエローはそれを許さなかった。  
「駄目ですよ、レッドさん。レッドさんの精液、全部見つけ出すまで、僕、許しませんから」  
大胆発言をするイエローに、レッドは目を丸くした。  
 
その後、イエローの騎乗位攻撃により、レッドの精液は、無事に(?)全部見つけ出されたそうな。(fin.)  
 
 

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