バトルタワー制覇に向け、旅を続けるサトシ達は、森の出口の近くを歩いていた。
「この森を抜ければ、次の町はもうすぐそこだよ」
少し疲れた様子で、マサトはそう言った。
「よ〜し、みんな、もうひと踏ん張りだ!」
そんなことを言うサトシは、意外と元気そうだ。
「つ、疲れたかも〜」
一方のハルカは、女の子と言うこともあってか、この4人の中で一番疲れているように見えた。
しかし、道端にあった「あるもの」を見て、その疲れはどこかへ「ふきとばし」されてしまった。
「わ〜、見たこと無い木の実がなってるかも〜」
ハルカは目を輝かせて、道端から少し奥まった所になっている木の実を見つめていた。
その木の実は、肌色で、形は「∞」のように、球体が二つくっついたような感じだった。
「タケシ、これ、何の実かわかる?」
ハルカは、そういうことにはこのパーティ内で1番詳しい、タケシに聞いた。
だが、その木の実は、そんなタケシでも全く知らない実だった。
「う〜ん・・・こんな実、見たことも聞いたことも無いなあ・・・」
タケシはそんなことを言いながら、次の町のガイドマップを見ていた。
「・・・おっ、次の町にはポロック屋があるぞ。ここで聞いてみたらどうだ?」
タケシがそんなことを言うと、ハルカは「それ、いいアイデアかも!」と言って、その木の実を収穫した。
(ポロック屋か・・・そう言えば、カナタはどうしてるかな・・・)
木の実を収穫しながら、ハルカはそんなことを思っていた。
その木の実を抱えたまま、サトシ達は町に着いた。
「じゃあ、みんなは先にポケモンセンターで休んでて」
ハルカはタケシの持っていたガイドマップを取り上げると、
「私もこの実をポロックにしたら、すぐに行くから!」と言って、そのまま走って行ってしまった。
(・・・疲れてたんじゃなかったのか・・・?)
サトシはそんなことを思ったが、「ま、いっか」と言って、ポケモンセンターのある方角に歩き出した。
「どうした、マサト?置いてくぞ?」
マサトがハルカの走っていく方向を向いたままだったので、サトシはそんなことを言った。
「うわあっ、サトシ、置いてかないでよぉ!」
マサトはそんなことを言いながら小走りしたが、何か嫌な予感がして、また後ろを振り返った。
その数分後、ハルカはポロック屋についていた。
「ごめんくださ〜い」
ハルカはそんなことを言いながら、店のドアを開けた。
そこにいたのは、少し太り気味のおばさんと言った感じの店員が一人と、客が数人。
「いらっしゃい。おや?見たことも無い木の実だねえ。お客さん、ここは初めてかい?」
店員のおばさんがそんなことを聞くと、ハルカは、
「はい。ポロック屋さんは、何回か来たことがあるんですけど」と言った。
「でも、店員さんすら、この実が何の実なのかわからないなんて・・・」
ハルカがそんなことを言うと、店員は、
「じゃあ、ポロックを作ってみたらどうだね?でも、一人先客がいるから、その次にしなよ」と言った。
「はい、じゃあお借りします」
ハルカはそう言うと、木の実ブレンダーがある場所へと向かった。
そこには、確かに「先客」がいた。
(あれ?もしかして・・・?)
その「先客」の後姿に、ハルカは見覚えがあるような気がした。
紫がかった髪の毛。黒のインナーに、水色のオーバーオール。
そして、一番特徴的な、ピンク色の大きなリボン。間違いない、とハルカは思った。
「カ・ナ・タ!」
ハルカは後ろから脅かすようにして、「先客」の名前を呼んだ。
「うわあっ!?」
どこかで聞いたことのある声が不意にして、「先客」は驚いた。
(この声、まさか・・・)
「先客」には、声の主が誰なのか、すぐにわかった。
「ハルカ、ハルカじゃない!?」
「先客」は嬉しそうに、ハルカと抱き合った。
「やっぱりカナタだったかも!」
ハルカも嬉しそうに、カナタと抱き合った。
「ハルカ、また胸がおっきくなったんじゃない?」
カナタはちょっとした悪戯心で、ハルカの胸を揉んだ。
「いやん!もう、カナタったら・・・」
ハルカはちょっと感じてしまったが、それを顔に出さないように言った。
女同士のおしゃべりと言うものは、長いと相場が決まっている。
旅の話やら、バトルの話やら、新しい仲間の話やら・・・
彼女達の話題は、30分ほど尽きることが無かった。
「で、カナタがどうしてここにいるの?」
ハルカは思い出したように、ようやく話を本題に入れた。
「実は、ここの店員さんと、私は、知り合いなの。たまにこっちに来てるのよ」
カナタがそんなことを言うと、店員は話を聞いていたようで、
「あら、カナちゃんのお友達だったのかい」と言った。
「カナちゃん、その実が何の実なのか、わかるかい?わたしにゃさっぱりなんだがね」
店員はハルカの持っている木の実を指差して、そう言った。
「ん?んん?う〜ん・・・」
カナタが怪訝な表情をして、ハルカの持つ木の実を覗き込む。
その表情からして、カナタですら、この木の実の正体はわからないようだ。
(嘘・・・カナタでもわからないなんて・・・)
ハルカの思うことは、的を得ていた。
タケシはおろか、それを専門に扱う店員やカナタでさえも、この木の実の正体はわからないのである。
(きっと、新種の木の実なのね)
ハルカはそんなことを思った。
「ごめんね・・・役に立てなくて・・・」
カナタは申し訳無さそうな感じで言ったが、ハルカはそんなことは気にしないタイプだった。
「だったら、この木の実を使って、ポロックを作ってみましょうよ」
ハルカは期待感いっぱいにそう言った。
「・・・そうね。物は試しって言うし。でも、この実しかないのね。味が薄くならなければいいけど」
カナタは、そんなことを言った。
「ウィイイイン・・・」
木の実ブレンダーから、ポロックを作る音が聞こえだした。
(う〜ん・・・あの木の実・・・どこかで聞いたことがあるような・・・?)
カナタには、木の実の正体に、引っかかるものがあったが、どうしてもそれが思い出せなかった。
「あ、ポロックが出てきたかも」
ハルカがそんなことを言ったので、カナタはそのポロックを覗き込んだ。
見ると、そのポロックは、「乳白色」と言う表現がピッタリ来る色をしていた。
「実の色は肌色なのに、ポロックは牛乳みたいな色だね」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは「うん」とうなずいた。
「よ〜し!名付けて『ハルカデラックス』かも!」
やや難のあるハルカの名付け方に、カナタは考えていたことを忘れ、笑ってしまった。
「じゃあ・・・最初に、カナタが食べてくれない?プロの意見を聞きたいかも」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは「プロ」と言う言葉に恥ずかしさを受けながらも、
「うん、いいわよ」と、ハルカの提案をOKした。
「カリッ・・・」
カナタの口から、そんな音がする。
カナタはそのポロックのにおいを嗅いだり、口の中で転がしたりした。
(なんだろう・・・このにおい・・・この味・・・どこかで・・・)
カナタはどこか懐かしいようなその味に浸っていた。
(少しイカ臭いような・・・それに、ちょっと苦い・・・まさか!?)
カナタの頭に思い浮かぶものが、カナタの口から、ポロックを「ペッ!」と吐かせた。
「え!?おいしくなかった!?」
ハルカはこんらんしている。
「ううん・・・でも・・・これは・・・」
(どうしよう・・・少し飲んじゃった・・・)
カナタには、その実の正体がわかった。
「大丈夫?カナタの顔、真っ赤かも」
ハルカはそう言って、カナタの顔を覗き込んだ。
カナタからは、ハルカの大きな胸が、これでもかといわんばかりに見せ付けられる格好になる。
(駄目・・・そんなの見せないで・・・)
カナタの顔が、明らかに赤みを増していく。
「大丈夫?・・・ちょっと、カナタ、熱っぽいかも!?」
ハルカはカナタの額と自分の額の温度を比べ、そう言った。
「じゃあ、うちのポロック研究室を貸してあげるから、そこで休んでいけば?」
店員のおばさんは、心配そうな声で言った。
ハルカはカナタの案内の通りに、その部屋の前に着いた。
部屋のドアには、「ポロック研究室」と書かれた、小さな看板がかかっている。
「ポロック研究室・・・こんな場所があるんだ・・・」
ハルカは少し感心した様子でそんなことを言ながら、ドアを開けた。
「すごい・・・いかにも研究室って感じかも・・・」
そこにあったのは、ビーカーやフラスコ、試験管と言った、道具の数々。
さらには、茶色いビンが、数え切れないほどにたくさん。
そのビンが入っている棚を隠すように、科学者が着るような白衣が、無造作に掛けられている。
ふと横を見れば、ポケモンセンターにあるものとは明らかに違う、大型のコンピュータもある。
小さな冷蔵庫や、電子レンジ、ガスヒーター、水道まで完備されている。
驚くことには、研究者がここで1夜を明かす事もあるためだろうか、真っ白なシングルベッドまであった。
しかし、感心しているハルカを尻目に、カナタはよろけながらも、ドアの横にあるパネルを操作していた。
「ピッ・・・ピッ・・・ピッ、ガチャッ!」
刹那に聞こえる、ドアの鍵を閉める音。
ハルカが驚いてドアを開けようとする。
しかし、ドアのノブが「ガチャガチャ」と音を立てるだけで、ドアが開くことは無かった。
「研究者って言うのは、神経質な人が多いんだよ。ちなみに、防音対策もばっちりなんだ」
カナタがそんなことを言う。ハルカにとって、その言葉は「この部屋に閉じ込められた」と言う意味だ。
「どうして・・・?」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは「じゃあ、私がこれ以上変にならないうちに言うね」と言った。
「まず、あのポロックの味から話すね」
カナタは、真実を語り始めた。
「味は薄くなかったわ。むしろ、濃厚な味。言葉に表せない、不思議な味だったわ」
ハルカが怪訝な表情でカナタを見つめる。カナタは続ける。
「でもね・・・一つだけあの味を表現する方法があるわ・・・」
カナタの口からは「はぁ・・・はぁ・・・」と甘い息が漏れ、体は少し震えている。
ハルカは「カナタ、無理しないで・・・」と言うと、カナタを真っ白なベッドに寝かせた。
「そう・・・あれは・・・あれは、深雪の味・・・」
ハルカには、カナタの言葉の意味がわからなかった。
「深雪がどうしたの?」
ハルカがそんなことを聞くと、カナタは覚悟を決めて言った。
「あれは、深雪の・・・精液の味・・・」
「えええええええっ!?」
ハルカは驚いた表情で、叫んでしまった。この部屋の防音設備が無ければ、それは外にも聞こえていただろう。
「深雪とカナタって・・・えっと・・・そこまで進んでたの・・・?」
ハルカの質問は、ちょっと的を外れていた。
「相思相愛なんだから、当然でしょ・・・と、言いたい所なんだけどね」
カナタはそんなことを言うと、深雪とつながった時の話をし始めた。
「実は、我慢できなくなって、私が寝込みを襲ったの」
ハルカは(マサトと同じだ・・・男女関係は逆だけど)と思いながら、カナタの話を聞いていた。
「でも、犯っている途中で、深雪が起きちゃって・・・」
驚くことに、深雪とカナタのHは、ほとんどマサトとハルカのHと同じような状況だった。
「でも、それで私の気持ちに彼が気づいてくれて・・・それで、最後まで・・・」
カナタは顔を真っ赤にして、告白を終えた。
ハルカは体が熱くなるのを感じながら、カナタの話を聞いていた。
「そうなんだ・・・でも、どうしてそんな話を?」
ハルカは当然の疑問をぶつけた。
「噂でしか聞いたことが無くて、私も迷信だと思ってたんだけど・・・」
カナタは、また語り始めた。
「ポロックにすると・・・ヒトの精液のようなにおいと味になる・・・あれは・・・」
「あれは、エイチの実よ。間違いないわ」
カナタは自信満々に言った。
「エイチの・・・実?」
ハルカは、怪訝な表情をしている。
「ポケモンが食べても、何の問題も無いわ。♀が好む味で、かわいさやうつくしさが上がるポロックが出来るの」
カナタは、そこまで言うと、一度間をおくように、息を吸いなおした。
「でも・・・人間の・・・女の子が食べると・・・」
カナタはそこまで言うと、「駄目っ!これ以上は言えない!」と言って、ふさぎこんでしまった。
「女の子が食べると・・・どうなるの?」
ハルカは怪訝な表情をして、カナタの顔を覗いた。
またもカナタの目に映る、ハルカの大きな胸。しかも、さっきより近く、はっきりと映っている。
(手を伸ばせば届きそう・・・って、私、何考えてるの・・・)
カナタの頭の中で、理性と欲望が交錯する。
(ハルカ・・・私・・・もう駄目・・・)
しかし、ついに理性は欲望に打ち負けた。
「ハルカっ!ごめんっ!」
カナタは何かが切れたかのように言うと、ハルカの胸をがっちりと両手でつかんでしまった。
「ひあん!?ちょっと、カナタ、悪戯・・・ああん!」
悪戯にしては、手が込んでいる。ハルカは、そう思った。
なぜなら、カナタがハルカのことを気持ちよくしようとする動きが、ハルカにも伝わってきたからだ。
「ごめん・・・ごめんね・・・おっきいよお・・・」
カナタのその発言で、ハルカは「エイチの実」の正体に気がついた。
「カナタ・・・もしかして、『エイチの実』って、『Hの実』ってこと?」
ハルカのそんな発言に、カナタは驚きながらも、「うん」とうなずいた。
「女の子が食べると・・・Hになっちゃ・・・ああん!」
ハルカの発言を止めるかのように、カナタはハルカの胸を揉んだ。
「そうだよ・・・でもね、これには、副作用があるんだ・・・」
「ハルカは可愛いから、きっと副作用のほうも出ちゃうな・・・」
カナタはそんなことを言った。
(副作用・・・?)
ハルカは怪訝な表情をしたが、カナタに「やどりぎのたね」をいきなり攻められ、
その思いはどこかに「ふきとばし」されてしまった。
「ハルカぁ・・・結構感じちゃってるみたいね・・・」
そんなことを言うカナタ。明らかに、いつものカナタではない。恐らく、これも副作用だろう。
「ひゃん・・・カナタ・・・」
カナタの攻撃に、ハルカは防戦一方だった。
「ハルカ・・・ごめんね・・・嫌だよね、こんなの・・・」
カナタは最後の理性を働かせるように、そう言った。
「ううん・・・平気・・・だって、私とカナタは、親友かも」
しかし、ハルカのこの言葉で、カナタの理性は途切れた。
(ハルカ・・・ごめん!)
カナタはそう言おうとしたが、それは言葉にならずに、手だけが動いていた。
「ちょ、ちょっと、カナタ・・・?」
ハルカが戸惑った様子で、カナタを見つめる。
カナタが、ハルカの上着を脱がしてしまったからだ。
「そっか・・・ハルカ、胸おっきいもんね・・・してて当然だよね」
そんなことを言うカナタの目には、白い前ホックのブラジャーに包まれた、ハルカの胸が映っていた。
「カナタ・・・私とHしたいんだね・・・いいよ・・・しよ・・・」
ハルカはそんなことを言って、自分からブラジャーを脱ぐと、カナタの洋服も脱がしにかかった。
「ハルカ・・・ごめんね・・・」
カナタの言うことを、ハルカは変だと思った。
「ううん・・・カナタ、謝るのはむしろこっちかも。だって、私があれをカナタに食べさせたんだから」
ハルカは申し訳無さそうに言いながら、カナタのオーバーオールを脱がせ終えた。
「ううん・・・私が、何も知らなかったから・・・」
カナタも申し訳無さそうにしていた。
「知らなかったことは、しょうがないかも」
ハルカは首を振ってそう言うと、カナタの黒いインナーも脱がし終えた。
「オーバーオールスカート」という服の構造上、カナタは白いパンティ1枚だけの格好をすることになる。
「おっと、カナタが下着だけなのに、私がスパッツだなんて、ずるいかも」
ハルカはそれに気がつくと、自分でスパッツを脱ぎ、カナタに自分の白いパンティをさらした。
(嘘・・・パンツを見ただけなのに・・・)
下着姿のハルカに、カナタは激しく興奮してしまった。
「ハルカ・・・キス・・・して・・・」
カナタの突然の提案に、ハルカは戸惑った。
だが、カナタに「ハルカデラックス」を食べさせてしまったという罪悪感が、ハルカにその提案を了承させた。
「チュッ・・・」
研究室に重なるのは、男と女のそれではなく、若い二人の女の影。
「チュプッ・・・」
二人がお互いの口に舌を入れたのは、ほぼ同時だった。
(ハルカのキス、上手・・・)(カナタ・・・Hかも・・・)
二人は1分近く、お互いの舌を絡めあった。
カナタはハルカとキスしている間、何か股間が熱くなるような感覚に見舞われた。
(あっ・・・ハルカ、上手すぎ・・・そんなにしたら、副作用が・・・)
そんな思いとは裏腹に、カナタの手は、ハルカの胸を、直接揉んでいた。
(あっ・・・気持ちいいかも・・・)
カナタの胸揉みに感じながらも、ハルカもカナタの胸を揉んだ。
「ぷはぁ・・・」
そんな音がして、ようやく二人の唇が離れる。
ハルカの顔はピンク色と言った感じだが、カナタの顔は耳まで真っ赤になっている。
「カナタ・・・思ってたより、胸あるかも」
ハルカは、そんなことを言った。
「深雪に揉んでもらって、少し大きくなってきたかな・・・ハルカには、到底かなわないけど」
カナタには、それに答えるのが精一杯だった。
「カナタ、何で股間を押さえてるの?」
ハルカの指摘通り、カナタは内股になり、股間を押さえ、少し屈み腰になっていた。
(ん?この情景、どこかで・・・)
ハルカには、この情景にデジャヴするものがあった。
そう、おちんちんを大きくして腰を引く、マサトの様子にそっくりだったのである。
(ま、まさか・・・まさかね)
ハルカには、カナタの言った「副作用」の意味が、なんとなくわかったような気がした。
しかし、それはあまりにも非常識だったため、ハルカは(ありえないかも)と思った。
その予想が、現実のものになっているとも知らずに・・・
(そうだ・・・脱がしてみれば、わかるじゃない・・・)
その時、ハルカの頭に、最悪の考えが浮かんだ。
(やだ・・・私ったら、Hかも!)
思わずにやりとしてしまうハルカ。
その間にも、カナタの小さな手は、その股間をがっちりとガードしている。
「ごめんね、カナタ。手、どかしてくれる?」
ハルカはそう言うと、力ずくでカナタの手をどかしてしまった。
「ハルカぁ、駄目ぇっ!」
カナタは抵抗しようとしたが、それは力にならなかった。
(な・・・何これ・・・)
ハルカが驚いた表情で、さっき見たものとは全く違う、カナタの股間を見つめる。
そこには、女の子にあってはならないふくらみが、確かに存在していた。
「は、恥ずかしいよ・・・」
カナタはそう言って手を動かそうとするが、それはハルカの手に阻まれている。
「もしかして・・・」
ハルカはそう言うと、口を器用に使って、カナタの下着をするすると脱がせてしまった。
「ブルン!」と音を立てて、それはハルカの目の前に現れた。
十数cmはあろうかと言うほどの、大きな肉棒。
どう考えても、それは男の象徴である。少なくとも、ハルカにはそうにしか見えなかった。
しかしそれには、男の象徴とは明らかに違う場所が、1箇所だけ存在していた。
「カナタ・・・これが、あなたの言っていた、副作用なの?」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは恥ずかしそうに「うん」とうなずいた。
「これって・・・おちんちんよね?」
ハルカがあまりにもさらりとその象徴の名前を呼んだことに、カナタは驚いた。
(もしかして、ハルカも少しポロックを食べちゃったのかな・・・)
カナタはそんなことを思うが、気にせずにハルカは続ける。
「でも・・・玉が無い・・・」
確かに、ハルカの言うとおり、それは男に存在するはずの「二つの玉」が無い、ただの肉棒だった。
しかし、それ以外の部分は、全く男のそれと変わりが無かった。
少し膨らんだ、ピンク色のカリ。先っぽを見れば、ちゃんと尿道もある。
それらを包むための柔らかい皮は、カナタのモノが完全に勃起しているために、今はその役割を果たしていない。
「それが・・・エイチの実の副作用・・・女の子が食べると、すごくHになって・・・」
「おちんちんが生えちゃうんだ」
カナタの言葉を、ハルカはすんなりと止めた。
(また言った・・・全然抵抗が無いわね・・・)
嫌がるどころか、感心した様子でそれを見つめるハルカに、カナタは戸惑いを隠せなかった。
「ねえ、カナタ。変な事聞くけどさぁ、これって・・・射精もできるの?」
恥ずかしそうにしながらも、はっきりと言うハルカに、またも衝撃を受けるカナタ。
「う、うん・・・生殖機能は、無いけど・・・こうやって、これを気持ちよくしてあげると・・・」
カナタはそう言うと、いきなり自分のモノをしごき始めようとした。
「カナタ・・・なら、私が気持ちよくしてあげる」
そんなカナタの行動を、ハルカは止めた。
「えっ・・・」
ハルカの突然の発言に、カナタは驚きを隠しえなかった。
「ハルカ・・・嫌じゃないの・・・?」
カナタには、そういうのが精一杯だった。
「ううん、平気かも。それに、私を見て、こんなになってるんでしょ?」
「私がこれを生やしちゃったんだし、やっぱり私がやってあげるべきかも」
ハルカの発言に、またも理性と欲望を交錯させるカナタ。
しかし、今度の理性は、前に戦ったそれよりも、明らかに弱くなっていた。
「じゃあ・・・おねがい・・・しようかな・・・」
欲望の前に、理性が崩れ去った瞬間だった。
しかし、ハルカが「待ってました!」と言わんばかりに、カナタのモノをつかんだことに、カナタは驚いた。
「ハルカ・・・汚いとは思わないの?おちんちん・・・なんだよ・・・?」
あまりにもハルカに抵抗の様子が感じられないため、カナタは当然の疑問をぶつけた。
「平気だよ、カナタ。だって、少し前まで、マサトと一緒に、お風呂に入ってたかも」
ハルカには、本当のことを言う勇気が起きなかった。
「そっか、弟がいたんだっけ」
しかし、カナタはそれで納得してしまった。
「ハルカ・・・もう我慢できない・・・して・・・」
カナタは、自分からおねだりした。
「じゃあ、最初は優しく擦るね」
ハルカはそう言うと、カナタのモノを擦り始めた。
シュッ・・・シュッ・・・
そんな音を立てて、ハルカはカナタのモノを擦っていた。
「あっ!ああっ!」
擦られる度に、カナタが小さな声を上げる。どうやら、相当感度がいいらしい。
「すごい・・・カナタのここ、すっかり男の子になってるかも・・・」
擦り上げる度に、カナタの肉棒は、少しずつ、だが確実に大きくなっていった。
「それも、エイチの実の効果よ・・・Hな気分になればなるほど、これが大きくなっちゃうの」
カナタは「もっと気持ちよくして欲しい」といわんばかりに、そんなことを言った。
「じゃあ、こんなことをしたらどうなるかしら?」
ハルカはそう言うと、カナタのモノを擦るスピードを、いきなりとどめを刺すぐらいに上げた。
「あああっ!ハルカ、そんなに激しくしたら、気持ちよくなりすぎちゃ・・・ひゃあん!」
ハルカの突然の攻撃に、もだえるカナタ。その肉棒は、ヒクヒクしながら、大きくなっていく。
「カナタのおちんちん、Hかも」
ハルカはそう言うと、カナタのモノをねじり上げるようにしごいたり、
先っぽを手のひらでぐりぐりしたり、尿道の辺りを攻めたりし始めた。
「ひゃあん!ハルカ、何か動かし方がプロっぽいよぉ!」
カナタは、自分よりも明らかにレベルが高いハルカの手コキに、少しおかしさを感じていた。
「カナタ、もうすぐイきそうだね。ほら、我慢汁がたくさん出てる」
そんなことは全く気にせずに、ハルカは指の腹でカナタの先っぽをなでた。
「ハルカ・・・イかせて・・・」
カナタがそんなことを言うと、ハルカは満足そうに、カナタのモノを擦るスピードを、最大にした。
「ああああああっ!」
ビクンッ!と言う音がして、カナタの肉棒から、精液が勢いよく飛び出した。
「ああんっ!カナタの精液、熱いかも!」
そのほとんどは、真正面にいたハルカにかかることになる。
ハルカは精液をかけられ、Hな気分になっていた。
「ああっ・・・ハルカ・・・」
カナタの射精は、数十秒間続いた。
「ハルカ・・・」
ようやく精液を出し終え、カナタは腰が重い感じに襲われながら言った。
「なあに、カナタ?」
ハルカは、怪訝な表情をしていた。
「どうして、ハルカはこんなに・・・H、上手なの?もしかして、初めてじゃない?」
カナタの言うことは、図星だった。
「う・・・」
ハルカは図星をつかれ、どぎまぎしていた。
「親友なんだから、隠し事は無しだよ!」
カナタはそう言って、ハルカの胸にあるやどりぎのたねをくすぐった。
「ひゃあはははは・・・わ、わかった、言うから、言うからやめてぇ・・・」
カナタのくすぐり攻撃に、ハルカはすぐにギブアップしてしまった。
ハルカは、カナタに全てを話した。
自分の胸を大きくしてくれたのは、マサトであること。
そのお礼に、マサトのオナニーの手伝いをしてあげたこと。
お姉ちゃんの責任として、弟であるマサトに、処女をあげたこと。
そして、好きな人であるシュウとも犯ったこと・・・
「すごい・・・私なんかより、ずっと経験値が高いじゃない・・・」
カナタは体が熱くなるのを感じながら、ハルカの話を聞いていた。
「でも、意外だな。だって、私は、ハルカはサトシのことが好きだと思ってたもの」
カナタの言うことは、的を得ていた。
「まあ、サトシは、バトルとポケモンが恋人みたいなものかも」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは少し笑った。
「昔の深雪と同じね」
カナタは、そんなことを言った。
「ハルカのHな話のせいで、またおっきくなっちゃったじゃない」
カナタの言うとおり、その肉棒は、大きさと硬さを取り戻していた。
「責任・・・取ってくれるよね・・・ハルカ?」
カナタは、わざと意地悪く言った。
「うん・・・」
ハルカはそう言うと、カナタのモノを口にほうばった。
「ハルカ、駄目ぇ・・・汚いよ・・・ああっ!」
カナタは遠慮がちに言ったが、実際には感じてしまっていた。
「平気かも。マサトとやったおかげで、慣れっこなんだから」
ハルカはそう言うと、舌の動きを激しくした。
「ちゅぷっ・・・チュパ・・・」
「ああっ・・・すごい・・・上手だよぉ・・・」
カナタはそう言って、ハルカの口の中で、自分のモノを大きくした。
「腰動かすと、気持ちよくなるかも」
ハルカは自分から求めるようにそう言うと、またカナタのモノをくわえ直した。
「えっ・・・う、うん・・・」
カナタは一瞬戸惑ったが、「気持ちよくなる」と言う言葉の響きに誘われるように、腰を上下に動かした。
「んぐっ!」
ハルカは一瞬声を上げるが、やはりすぐに慣れたようで、カナタの動きに合わせて、口をすぼめた。
「ハルカ・・・すごいよ・・・」
カナタがそんなことを言う。限界は確実に近づいていた。
「じゃあ、秘伝技で、とどめを刺してあげるかも」
ハルカはそう言うと、いきなり「ズボッ!ズボッ!」と音を立てて、バキューム攻撃をし始めた。
「ああっ!ハルカ、それすごい!すごくいいよぉ!」
ハルカの攻撃に、カナタは限界寸前だった。
「まだイっちゃ駄目だよ。これでイってね」
ハルカはそう言うと、カナタのモノを甘噛みして、歯コキをしてあげた。
「ああっ!もう駄目ぇっ!」
カナタはそういうが速いか、ハルカの口の中に、射精してしまった。
「ああああああああっ!」
カナタの射精の勢いは、いつもマサトの精液を飲んでいるハルカでも、
飲みきれないのではないかと言わんばかりのものだった。
(すごい・・・こんなにたくさん・・・)
カナタの精液の量と熱さに、ハルカは酔いしれながらも、「ごきゅん!」と音を立てて、それを飲んでいた。
「ハルカって・・・すごいんだね・・・」
カナタは少し疲れた様子で、そんなことを言った。
「え?私は、まだまだかも。カスミお姉ちゃんと比べたらね」
ハルカが知らない名前を口にしたので、カナタは少し驚いた。
「え、お姉ちゃんなんていたの?」
カナタが当然の疑問をぶつけると、ハルカは、
「まあ、義理だけどね。私にさっきのバキュームと歯コキを教えてくれたのは、お姉ちゃんなんだ」と言った。
「そうなんだ・・・」
カナタは感心した様子で、そう言った。
その後、ハルカからカナタへと、秘伝技が伝授されたことは、書くまでも無い。
「もう時間が無いな・・・」
カナタは、そんなことを言った。
「え?何か用事があるの?これ、おっきいままだよ?」
ハルカがそんなことを言うと、カナタは「ううん」と首を横に振った。
「時間が無いって言うのは、このポロックの効き目のこと。30分しかないんだ」
カナタはそんなことを言った。
ハルカは時計を見ると、「じゃあ、後1回が限界かも。あ〜あ、足コキしてあげたかったかも」と言った。
「あ、足コキ・・・」
カナタはハルカに足コキされる自分を妄想してしまい、また肉棒を復活させてしまった。
「深雪にも、やってあげてね。きっと喜ぶから」
ハルカのそんな発言に、カナタは深雪に足コキする自分を思い浮かべ、さらに肉棒を大きくした。
「カナタ、すごく大きいかも。深雪よりも大きかったりして」
ハルカがそんなことを言うので、カナタは深雪のモノを思い出してしまい、限界まで肉棒を大きくしてしまった。
「カナタ、折角最後になるんだもの、一番気持ちいい所でしましょ?」
ハルカが言う「一番気持ちいい所」の意味を、カナタはすぐに理解した。
「じゃあ、準備しなくちゃね」
カナタはそう言うと、ハルカの言った「一番気持ちいい所」に、自分の右手中指を入れた。
「クチュッ!クチュッ!」
「一番気持ちいい所」から、そんな音が聞こえてくる。
「あれあれ?もう準備万端じゃない?」
カナタは喘ぐハルカを尻目に、指を少し曲げた。
「ああああっ!」
その刺激に、ハルカは潮吹きしてしまった。
「これで、準備はもういいよね?入れていい?」
ハルカの潮吹きに激しく興奮したらしく、カナタは待ちきれない様子でそう言った。
「うん、いいよ、カナタ・・・ちょうだい・・・」
ハルカのおねだりは弱かったが、カナタにはそれで十分だった。
カナタは、ハルカの「一番気持ちいい所」に、自分のモノを滑り込ませた。
「ああっ・・・ハルカのここ、熱くて、柔らかくて、包み込んでくるよぉ・・・」
普通では絶対味わえない感覚に、カナタは酔いしれていた。
「ああっ・・・カナタのこれ、熱くて、硬くて、反り返ってるよぉ・・・」
一方のハルカも、「女の子、それもカナタに肉棒を入れられている」という、
普段絶対に体験できないことを味わっていた。
「もっと、奥まで・・・」
カナタはそう言って、ハルカの一番奥まで、自分の肉棒を入れた。
「すごい・・・奥まで届いてる・・・」
ハルカは熱っぽい声で、そう言った。
「ハルカぁ・・・腰動かしていい?」
カナタがそんなことを言うので、ハルカは「うん」とうなずいた。
「パンパンパンパン!」
途端に始まる、カナタの激しい腰振り。
「カナタぁ!すごいよぉっ!」
その腰振りに、ハルカは感じながらも、その頭に「ある疑問」が浮かんだ。
「カナタ・・・カナタの一番気持ちいい所は、どうなってるの?」
ハルカはそう言うと、カナタの肉棒の下にある、カナタの「一番気持ちいい所」へと、指を這わせた。
「ハルカ・・・駄目・・・」
カナタの股間には、肉棒とは別に、女の象徴である、すじも存在していた。
「何だ、ちゃんと女の子の方もあるじゃない。指、入れるわね」
ハルカはそう言うと、カナタの「一番気持ちいい所」に、自分の右手の中指を滑り込ませた。
「あっ!ハルカ!両方一辺にされたら、私、すぐにイっちゃうよぉ!」
ハルカに肉棒と中を同時に刺激され、一気に射精感を増すカナタ。
その肉棒は、ハルカの「一番気持ちいい所」の中で、これでもかといわんばかりに反り返っていた。
「ああっ!カナタ!すごすぎかも〜!」
カナタが腰を振るたびに、ハルカはカナタの「一番気持ちいい所」を攻めながら、肉棒をぎゅうっと締め付けた。
「ああっ!ハルカ!気持ちよくなりすぎちゃうよぉ!」
カナタは二つの弱点を同時に攻められ、いつイってもおかしくない状況になっていた。
「カナタ!中に出して!いっぱい出して!」
しかし、先に根を上げたのはハルカのほうだった。
「ハルカ!もう駄目ぇ!」
カナタは待ってましたといわんばかりに、ハルカの中に、自分の精液を出した。
「あああああああっ!」
二人の喘ぎがハーモニーとなり、狭い研究室の中を反響した。
「カナタ・・・すごかったかも・・・」
ハルカは、余韻に浸っていた。
「ハルカ・・・すごい上手だったよ・・・」
カナタも、余韻に浸っていた。
「もう、元通りになってるね。夢を見てたみたいかも」
ハルカの言うとおり、カナタの股間は、すっかり元の女の子のものに戻っていた。
「Hな気分になるほうの効果は、今日中は続くけどね」
カナタは、そんなことを言った。
「え、そうなの?じゃあ・・・」
ハルカはそう言うと、不意にリュックから「ハルカデラックス」を取り出した。
「え、ま、まさか・・・」
カナタが止める間もなく、ハルカはそれを食べてしまった。
「カナタだけ男の子の気分を味わうなんて、ずるいかも」
そんなことを言うハルカは、股間に違和感を感じ始めていた。
「今度は、私がカナタのこと、犯しちゃうかも」
そんなことを言うハルカに、カナタはどぎまぎしていた。
「ハルカのやつ、遅いな・・・」
「ああ。ここからポロック屋までは遠くないし、心配はないと思うけど」
「お姉ちゃん・・・」
ハルカが、ポケモンセンターで待ちぼうけを喰らう、この3人のことを忘れていることは、言うまでもない。
(To be continued...)