ロータの町にある城、オルドラン城。
オルドラン城の城主、リーンの護衛をしている波導使い、アーロン。
そしてその従者を務めている、波導を感じることが出来るというポケモン、ルカリオ。
彼らは城の一角にある小屋に住んでいる。
夜。いつもと変わらぬ静けさのオルドラン城。
だがこの日は、いつもとは違っていた。
「・・・ルカリオ」
柱にもたれて眠りにつこうとしているルカリオに、アーロンが声をかける。
「どうされましたか、アーロン様」
「いや・・・今夜は何故か、なかなか寝付けなくてな・・・」
「どこかお体でも悪いのでは・・・?」
少し慌てた様子のルカリオ。そんなルカリオを安心させるかのように、アーロンは笑顔を見せた。
「心配は無いさ。ただ眠れないだけだ」
「そう・・・ですか」
「少し、散歩にでも行ってきますね」
少々の沈黙の後、ルカリオはそう言った。
「分かった。気をつけて、な」
「はい」
ルカリオは扉を開け、外へ出て行った。
「・・・行きましたね、ルカリオ」
何故か小屋の影から出てきたのは、リーンだった。
「では・・・」
「いいえ、そう慌てることはありません。まだ夜は長いのですから・・・」
「散歩とは言ったものの、結構遠くまで来たか・・・?」
立ち止るルカリオ。振り向くと、オルドラン城が小さく見える。
「・・・そろそろ戻るか」
ルカリオがいない間に、二人の熱い夜は幕を開けた。
ベッドの上でリーンはその美しい衣を剥ぐ。
普段見せることの無い、白く美しい肌。
少し触れただけでも傷が付きそうな、そんなリーンの肌を見て、アーロンは気持ちが昂ってきた。
そして、リーンは上半身を露にした。
リーンは大事な箇所を隠すことなく、その場でアーロンを見つめていた。
白い肌に、一際目立つ桃色の小突起。それはまるでショートケーキの上に乗ったイチゴのようだ。
「服をお脱ぎにならないのですか?アーロン」
アーロンは目の前に広がる美しい光景に見惚れていたので、自分の用意をすっかり忘れていた。
慌てた様子でアーロンは衣装を脱ぎ始めた。
「では・・・リーン様から・・・」
全裸になったアーロン。自分の分身をリーンに捧げる。
リーンは無言で、ゆっくりとアーロンの物に顔を近づける。