「やりましたね、レッドさん!」  
レッドの勝利に一番喜んだのは、本人ではなく、イエローだった。  
「ああ、これでバトルタワー完全制覇だ!」  
レッドは、そんなことよりも、対戦相手と楽しいバトルが出来た事を喜んでいるようだ。  
 
二人は、興奮冷めやらぬまま、昨日と同じポケモンセンターに入った。  
「ま、今日もここに一泊だな。これからの事も決めなきゃなんないし」  
レッドがそんなことを言うと、イエローはそれにコクリとうなずいた。  
「それに、昨日の続きも、しないとな」  
レッドは、わざとイエローに聞こえるように、ジョーイさんに「ダブルベットにしてください」と言って、少し笑った。  
「もうっ、レッドさんったら・・・」  
それを聞いて、イエローも少し笑った。  
 
部屋に入ると、二人は話し始めた。  
熱かった、今日のバトルの話。イエローは、もっぱら聞き役に回った。  
これから、どうするかと言う話。とりあえず、マサラタウンに帰って報告、ということに相成った。  
今までの、思い出話。イエローが男だと思っていたころの話まで持ち出され、レッドはちょっとばつが悪かった。  
 
しかし、興奮した愛し合う男女がする話と言うものは・・・  
「イエロー・・・」  
「レッドさぁん・・・」  
(チュッ・・・)  
これに落ち着いてしまうのが相場と決まっている。  
 
「そうだ・・・イエロー、頼みがあるんだけどさ・・・」  
長いキスがようやく終わると、レットはちょっとばつが悪そうに、イエローに言った。  
「何ですか、レッドさん?」  
イエローは、怪訝な表情をするふりをした。愛する男性の頼みを断る理由が無いからだ。  
「あの・・・服、着たまま・・・してもらいたいんだけど・・・」  
レッドは、少し上目使いで、チアリーダー姿のイエローを見つめていた。  
「・・・そんな気はしてましたけどね」  
イエローは、少し笑いながら、レッドのおねだりを、二つ返事で引き受けた。  
 
「あっ、そうだ」  
イエローは、またもや自分のバッグをごそごそとかき回した。  
「また、秘密兵器か?」  
レッドが目を細めて言うと、イエローはうなずいた。  
「別に、そんなたいした物でもないですけど・・・あった!」  
イエローが取り出したのは、靴下だった。  
「靴下?・・・って、長いな・・・」  
白色をしたそれは、レッドが知っている、普通の靴下ではなかった。  
どう考えても、それを履いたら、イエローの膝が隠れて、それでもなお有り余るほどの長さ・・・  
そう、俗に言う、「オーバーニーソックス」と言うものである。  
「スカートに着替えるわけでもないし、ここで着替えてもいいよね」  
イエローは独り言を言うと、ベッドにちょこんと座り、靴下を替え始めた。  
レッドは、その様子を、丁度イエローと正面を向くような形で見ていた。  
 
イエローは、靴下のつま先を引っ張り、今までの短めの靴下を脱いでいた。  
 
今まで男の子として生活してきたイエローは、「女の子の靴下の替え方」と言うものを知らない。  
普通、女の子が靴下を替える時は、椅子に座り、お腹を膝にくっつけるようにして、体を丸めるものだ。  
一方、イエローもそうしているのだが、男の子が靴下を替える時は、  
片足を体育座りのように曲げ、もう一方の足は椅子から下ろすものである。  
結果として、股に隙ができ、ミニスカートをはいた女の子がそれをしてしまうと・・・  
(イエロー、見えてるって・・・!)  
正面にいるレッドが、目のやり場に困ってしまうわけで。  
 
イエローがオーバーニーソックスを履き終えるまで、その状態は続いた。  
イエローが靴下の感触を確かめながら、前を見る。  
そこには、自分の顔よりも明らかに下を見ている、レッドの姿。  
レッドの視線に誘われるように、その先を見るイエロー。そこには、自分のスカートが。  
「きゃあっ!」  
レッドが何を見ていたかがわかり、イエローは自分の股を隠すように、スカートを押さえ込んでしまった。  
(えっ、何やってるの!?)  
その行動に一番驚いていたのは、イエロー本人だった。  
条件反射と言うやつだろう。もちろん、女の子にしかないものであり、イエローが戸惑うのは当然の話だ。  
(うわっ、イエロー、何か凄え可愛い・・・)  
一方のレッドは、ちらちら見えていた純白よりも、それを隠すイエローのしぐさに、Hを感じてしまっていた。  
 
「あはは、何で隠してるんでしょうね・・・裸まで、見せたことがあるのに・・・」  
イエローは、自分の過剰すぎる反応に、まだ少し戸惑っていた。  
「それは・・・イエローが、女の子だからだよ」  
レッドは、少しばつが悪そうに答えた。  
(そっか、これが女の子なんだ)  
イエローは、そんなことを思った。  
 
「それにしても、随分大きくなりましたね」  
突然、イエローがそんなことを言った。その細い指は、レッドの股間に当てられている。  
イエローの手に、レッドの暖かさが伝わってくる。少し熱いと感じられるほどにだ。  
「じゃあ、取り出しますね」  
イエローはそう言うと、レッドの肉棒を取り出した。  
 
「お、おっきい・・・」  
昨日も見たばかりだというのに、それに見とれてしまうイエロー。  
「何か、見るたびに大きくなっていってる気がする・・・気のせいだと思いますけど・・・」  
そんなことを言うイエローに、レッドは答えた。  
「気のせいじゃないと思うけどな。だって、イエローは、俺が見るたびに可愛くなってるからな」  
「れ、レッドさぁん!」  
イエローは思わず声を上げたが、実際には嬉しかった。  
 
「レッドさん、気持ちよくしてあげますから、そこに座ってください」  
イエローは、自分の目の前に座るように、レッドを促した。  
「よっこらせっと」  
レッドは、ソファーにおいてあったクッションを床に置きなおして、それに座った。  
ここからだと、正面に座っているイエローの足が、よく見える。  
身長が低い分、少し小さいと感じられる足。その上には、白い靴下に包まれた、イエローの膝小僧。  
そして、その奥には、イエローの純白が。  
「あっ、レッドさん、また見てる!」  
イエローは少し怒った感じで、股の間に両手を置いた。  
「む〜」  
少し顔を膨れさせるイエロー。だが、レッドは、(怒ったイエローも可愛いな・・・)と思っていた。  
「意外だな、レッドさんがそんなにHだったなんて」  
そんなことを言うイエロー。  
「ご、ごめん・・・イエローが、可愛いから・・・」  
少しばつが悪そうにしながらも、顔を赤らめるレッド。  
「でも・・・レッドさんに見られるんだったら、許します」  
レッドが素直に謝ったので、イエローは手を股から外した。  
「い、イエロー・・・」  
少し、笑顔になるレッド。しかし、イエローの次の言葉は、レットの予想を超えていた。  
 
「ただし、お仕置きはしますけどね」  
イエローはそう言って、クスッと笑った。  
「えっ・・・?」  
イエローから「お仕置き」という言葉が出たことに、レッドは少し驚いていた。  
「大丈夫ですよ、気持ちいいですから。足を伸ばして、楽にしててくださいね」  
イエローはそう言いながら、足を入念に運動させていた。  
「あ、ああ・・・」  
レッドは怪訝な表情をしながらも、イエローの言うとおりにした。  
「えへっ、じゃあ、行きますね」  
イエローは少し舌を出して笑うと、両足の裏でレッドの肉棒を挟み、擦り上げ始めた。  
 
シュッ!シュッ!シュッ!  
「なっ!うわっ!い、イエロー、そんな・・・っ!」  
まさかのイエローの足コキ攻撃に、レッドは喘いでしまった。  
「レッドさん、気持ちよさそう・・・本で読んだとおりですね」  
どうやら、イエローの「男の象徴に対する研究」は、終わっていなかったらしい。  
と言っても、イエローにとって、それはもはや男への憧れではなく、  
レッドを気持ちよくさせるためのものになっていたのだが。  
シュッ!シュッ!シュッ!  
「うわあっ!それ、気持ちよすぎ・・・ああっ!」  
イエローがスベスベのオーバーニーソックスを履いているため、攻撃力は素足の遥か上を行っていた。  
と言っても、レッドは素足でされたことも無かったのだが。  
 
「い、イエロー、すごく気持ちいいよ・・・」  
そんなことを言うレッドの先っぽからは、我慢汁が吹き出していた。  
「嬉しいな、レッドさんにそんなに気持ちよくなってもらえて」  
レッドの限界を感じ取ったイエローは、今までより攻撃の手を緩めていた。  
しかし、レッドの目にイエローの純白が映るたびに、その肉棒はぴくぴくと反応した。  
「あっ、レッドさん、また見たんですね」  
イエローはそう言って、顔を赤くした。  
「い、イエロー・・・」  
あまりにも敏感なイエローに、レッドは(こりゃかなわないな)と思った。  
「そんなにお仕置きして欲しいなら、そういえばいいのに」  
イエローは独り言のように言うと、足の指まで器用に使って、レッドの肉棒を擦り上げ始めた。  
「あっ!い、イエロー、上手・・・っ!」  
イエローの容赦ない指の動きに、レッドは限界に達した。  
「あっ、レッドさんのが、凄いピクピク言ってる・・・」  
レッドの反応に、イエローは嬉しそうだった。  
「ああっ、出るっ!」  
ドクン!ドクン!  
レッドの精液が、イエローの顔から足までを、一直線に汚してしまった。  
「ひゃあん!?」  
あまりの精液の勢いに、イエローは少し驚いていた。  
 
「うわっ、いっぱい汚れちゃった。これ、洗っても落ちないんだよね」  
イエローは独り言を言いながら、自分にかかった精液を気にしていた。  
しかし、イエローに洋服を脱ぐ気は無かった。  
レッドがそれを望んでいる以上、イエローにそれを足蹴にすることが出来るはずも無い。  
「ご、ごめん・・・」  
少しばつが悪そうに、下を向くレッド。  
「レッドさん、そんなに靴下が気持ちよかったんですか?」  
少し意地悪を効かせて、そんな事を聞くイエロー。  
レッドは、それに「う、うん・・・」と答えることしか出来なかった。  
「だったら、あれやってみようかな」  
イエローはそう言うと、レッドに、ベットに寝転がるように促した。  
(やれやれ、今日はイエローにやられっぱなしだな・・・これもこれで、いいけど)  
レッドは、そんな事を思いながらも、イエローの言うとおりにした。  
 
イエローは、レッドの寝る向きとは反対の方向に寝転がった。  
そして、イエローは、靴下を引っ張り、太ももとの間に空間を作った。  
(ん?これって・・・)  
その様子に、レッドはデジャヴするものがあった。  
そう。最初のHの時にイエローがしてくれた、さらしコキである。  
(・・・マジか?)  
レッドの予想は、外れているはずが無かった。  
 
「レッドさんの、ここに入れますね」  
イエローはそう言うと、レッドの肉棒を、オーバーニーソックスと太ももの間に入れたのだ。  
「うおっ」  
さらさらのオーバーニーソックスに包まれる感覚だけで、レッドの肉棒がピクリと動く。  
太もものやわらかい感触が、気持ちよさを倍増させる。入れているだけでも、十分すぎるほど気持ちいい。  
「レッドさん、腰を動かしてください。もっと気持ちよくなれますから」  
しかし、イエローはレッドに、さらに気持ちよくなってほしかった。  
「あ、ああ・・・」  
レッドは不意に腰の異様な熱さに襲われ、気がつくと腰を激しく動かしていた。  
 
シュッ!シュッ!シュッ!  
「うわっ!イエロー、これ、凄え・・・なっ!」  
ほとんど欲望だけで、レッドは腰を動かしていた。  
(レッドさん、凄い・・・熱くて、やけどしそう・・・)  
レッドの肉棒に、熱がこもっていく。肉棒から出る我慢汁で、どんどんとすべりが良くなっていく。  
(もし、ココであんなふうにされたら・・・)  
イエローは、自分の秘所でレッドが腰を動かす様子を、想像してしまった。  
「ううん・・・」  
イエローは我慢できなくなり、自分の秘所を覆う純白の中に、きしゃな指を絡ませた。  
クチュ・・・  
「あっ・・・!」  
レッドはその様子を、下から覗ける状況下にあった。  
と言っても、純白に隠れて、イエローの秘所を見ることは出来ない。  
しかし、レッドにとって、それは十分すぎるとどめだった。  
 
「ああっ!で、出るっ!」  
ドクン!と音を立てて、レッドの欲望がニーソックスの中で爆発した。  
(あっ、レッドさん、出てる・・・熱い・・・)  
その熱さを感じながら、イエローは自分の秘所に、指を絡ませていた。  
 
「イエロー、ごめん・・・でも、凄く、気持ちよかった・・・」  
(今日は謝ってばかりだな・・・)と思いながら、レッドはそんな事を言った。  
「うわっ、べたべたになっちゃった。でも、レッドさんがこれだけ気持ちよくなった、ってことですよね」  
イエローは、レッドの事を、笑顔で許してあげた。  
 
「じゃあ、最後は、一番気持ちよくしてください・・・」  
イエローは、あまり積極的ではないおねだりをした。  
「それで、レッドさんも一番気持ちよくなれますから・・・」  
イエローは、恥ずかしそうにしながらも、自分でスカートをめくり、自分で純白を横にずらした。  
「い、イエロー・・・今日は、最後まで、お前に任せたいんだ・・・」  
レッドはイエローの秘所に自分の肉棒を当てると、事実上「自分で腰を沈めてくれ」と言った。  
「れ、レッドさん・・・わかりました・・・」  
いつもなら、前戯こそリバーシブルな彼らだが、本番は大抵レッドが犯してくれる。  
その後、「わがまま」でイエローが攻めることもあるが、イエロー曰く、それは「後戯」らしい。  
しかし、今日は違った。  
イエローは、いつもとは違う緊張を覚えていた。  
 
「レッドさん・・・入れますね・・・」  
イエローはつぶやくようにそう言うと、レッドの大きな肉棒を、未発達な自分の中へと入れた。  
「グチュッ」と言う音がして、イエローが「んんっ」と声を上げる。  
「あっ・・・レッドさあん・・・いつもより、おっきくて、熱い・・・」  
イエローがそう言うと、程なくして、レッドの肉棒は、イエローの奥にたどり着いた。  
「イエローの中、いつもよりあったかいな・・・」  
イエローに包み込まれ、レッドはそんな事を言った。  
 
「レッドさん・・・もっと、奥まで入れてあげますね・・・」  
イエローが突然そう言うと、レッドは肉棒が壁に押されているような抵抗を感じた。  
「おいおい、それ以上奥には入らないって・・・!」  
レッドはあわてて腰を引こうとするが、騎乗位の体勢をとっているため、それはままならない。  
「本で読みました・・・男の人は、これが根元まで入ると、凄く気持ちよくなれるって・・・」  
イエローは、レッドの言うことを聞くつもりが無かった。  
レッドを気持ちよくすることに関して、イエローは時々わがままを言う。  
それが、自分を気持ちよくしたいからだとわかっているレッドは、  
そんなイエローの言うことを聞くことにしている。いや、むしろ、手伝うことにしている。  
「い、イエロー・・・こっちに胸近づけて・・・」  
イエローは、レッドが自分を気持ちよくして、苦しさを紛らわせるつもりだとわかった。  
「レッド、さん・・・」  
レッドに服の上から胸をもまれながらも、イエローは腰を沈めていった。その刹那。  
 
「グチュッ・・・ググッ・・・」  
イエローの中から、突然そんな音がした。  
「んあっ!」「うわっ!」  
二人が声を上げたのは、それとほぼ同時だった。  
イエローの奥にある狭い部分に、レッドの肉棒が入り込んだのだ。  
「んんっ・・・!」  
お腹に少し苦しさを感じつつも、求めるように腰を沈めていくイエロー。  
「ああっ・・・!」  
イエローの狭さと健気さに、胸を揉むことさえ忘れて、全てを任せるレッド。  
 
数十秒後。  
「はぁ、はぁ・・・レッドさんの、全部入りましたね・・・」  
イエローの言うとおり、レッドの大きな肉棒は、その中にすべて納まっていた。  
もちろん、許容範囲は超えている。ひとえに、イエローの健気さがなした業だろう。  
「イエローの中、凄え狭くて、気持ちいい・・・」  
イエローの中が、レッドを容赦なく締め付ける。レッドは、それだけでもイってしまいそうだった。  
「腰、上手く動かせるかなあ・・・?」  
イエローはそんな事をつぶやくと、腰を動かし始めた。  
「ひゃあん・・・!レッドさんが、こんなに奥まで・・・ああんっ!」  
イエローの腰振りは、狭い部分の締め付けに阻まれたのか、そんなにストロークが大きいものではなかった。  
「うわっ!イエロー、そんなに締め付けられながら擦られると、俺・・・っ!」  
しかし、今のレッドにとって、それは十分すぎる刺激だった。  
 
どくうん!どくうん!  
イエローは突然、お腹が跳ね上がるような感覚に襲われた。  
「ああっ!レッドさんのが、奥まで・・・っ!」  
レッドの熱い精液が、お腹の奥に当たるような感覚がして、イエローもイってしまった。  
「イエロー・・・」  
レッドの射精は、1分以上続いた。  
 
「あん、スカートとパンツまで汚れちゃった」  
数分後、イエローは汚れた衣服を気にしていた。  
「じゃあ、一緒に風呂入らないか?汗、流そうぜ」  
そんな事を言うレッド。もちろん、イエローは快諾してくれるものだと思っていた。  
「まだするつもりですか!レッドさんのH!」  
しかし、イエローは少し怒った口調で、そう答えた。そして、すぐに口をふさいだ。  
(女の子って、こんなことを言うんだなあ・・・)  
イエローは、そんな事を思った。  
そう、この日、イエローは、「女の子として目覚めた」のである。  
「あはは・・・あんなにたくさん出たんだから、さすがにもう空っぽだよ・・・」  
レッドはちょっとばつが悪そうにしつつも、笑って答えた。  
「そう、ですよね・・・あはは」  
イエローはそう言うと、レッドと手をつなぎ、お風呂場へと入っていった。  
 
この日以来、イエローは、自分の事を「僕」と呼ばなくなったと言う噂が、マサラとトキワに流れたそうな。  
そして、「最強のダブルバトラー」がカップルであると言う噂は、全国に流れたそうな。(fin.)  
 
 

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