「行け、モンスターボール!」
そんな事を言う、ミニスカートの少女。名前は、アキ。
その横には、彼女のメインポケモンである、モンジャラがいる。
しかし、それに対しているのも、傷ついてはいるが、モンジャラの姿をしている。
バシッ!と言う音がして、ボールがぶつかる。
そして、その数秒後、ボールのランプが消えた。
「あれ?モンジャラ2匹目?」と思う方も、いるかもしれない。
しかし、それが違うとすれば、この「モンジャラの姿をしたポケモンの正体」は、一つしかない。
「やったあ!メタモンちゃん、ゲット!」
そう、メタモンである。
「出てきて、メタモンちゃん!」
アキは捕まえたばかりのメタモンを、ボールから出した。挨拶するためである。
「も〜ん」
メタモンは出てくるなり、アキを独特のとぼけた顔で見上げる。
「よろしくね、メタモンちゃん!」
アキはそう言うと、目線をメタモンに合わせるようにしてしゃがみ、指でプニプニと突っついた。
「も〜ん」
メタモンはくすぐったそうにする。
そんなメタモンは、アキのお尻を、正面から覗ける状況にあった。
紫であるはずのメタモンの頬(?)が、赤く染まる。
「こらっ、パンツを覗くんじゃないのっ!メタモンちゃんのエッチっ!」
口ではそんな事を言うアキ。だが、顔は笑っている。
(やっと・・・やっと見つけた。これこそが、私の望んだメタモンよ!)
実は、アキはそんな事を思っていた。
ここで、アキの事を少し紹介しておこう。
ゲーム上では、「ミニスカートのアキ」である。
しかし、彼女の持つポケモンと言えば、さっき登場したモンジャラに、今ゲットしたメタモン。
さらには、スピアー、メノクラゲ、ゴースト。
どれもこれも、ミニスカートの女の子がもつポケモンではない。
実はこれ、彼女の出生に秘密があるのだが・・・
町の中でも一番の、美男と美女。年齢は、どちらも二十歳。
誰もが認め、誰もがうらやむあつあつカップルの間に、アキは生まれた。
アキは、三国一の幸せものを見るかのような扱いを、生まれたころから受けていた。
隣の平凡な家で、1年ほど前に生まれた男の子の祝われ方とは、雲泥の差である。
しかし、この父親と母親は、とんでもない仮面夫婦だったのだ。
と言っても、仲が悪いわけではない・・・
「よさそうな女の子が生まれたな。お前に似て、凄く可愛いよ」
父親・・・名をケンと言うが・・・ケンは、そんな事を言った。
「ふふっ、あなた、鼻の下が伸びてるわよ。Hな人」
母親・・・名をユキというが・・・ユキは、今からケンがやることを思うと、興奮せずにはいられなかった。
「元はと言えば、お前がそうしたんだろ?」
ケンがそう言うと、ユキは「そうでした」といって、舌を少し出した。
「まずは、小指から行ってみるか」
「ええ、そうね」
二人は顔を見合わせると、笑った。
この後アキに起こったことは・・・あまり、書けたものではないが・・・
要約すれば、ケンとユキは、自分の大事な一人娘であるアキを、Hな娘に育てようとしたのだ。
そのための最初の餌食は、アキの小さすぎるワレメだったのである。
父親であるケンに、小指をつきたてられるアキ。
こんなことをされれば、普通はトラウマになってしまうところ。だが・・・
「キャッ!あっ!」
驚くことに、アキはそれを、わずか数ヶ月と言う歳の時点で、受け入れたのである。
「お前に似て、才能があるんだな」
「そうね」
二人はそんな事を言って、笑いあった。
そんなH過ぎる二人の間に生まれた子供が、Hにならないはずも無い。
アキは、ある意味で、親の期待通りに育っていった。
何せ、「初めて」が一ケタ台前半の年頃で、相手が隣に住む「お兄ちゃん」だったのだから。
その話も書きたいが、ただのオリジナルSSになるので、それはまた、別の話と言うことにしておく。
ここで、アキのポケモンを見直してみよう。
モンジャラは、つるのムチで縛ったり、はっぱカッターで服を切ったり、粉系の技で動けなくしてくれる。
どこか謎な感じがするのも、アキを興奮させる材料となる。
彼女いわく、ナゾノクサと最後まで迷ったが、ナゾノクサは可愛い感じだったので却下したそうだ。
スピアーは、やっぱり糸を吐く。毒針はさすがに大きすぎるようだ。
メノクラゲは、触手に毒針に水鉄砲にと、オールラウンドに活躍できる。
ドククラゲじゃないのは、「怖いから」らしい。メノクラゲでも、十分に怖いと思うが。
ゴーストはいたずらっ子で、アキも手を焼いている。
舌で舐めるはもちろん、催眠術でHな夢を見せてくれたりして、本当に困った子だ。
ちなみに、サイコキネシスも覚えている。
そう、このパーティに共通することは、女の子を攻める能力に長けていることだ。
(ちなみに、性別不明なポケモン以外は、全て♂である)
そして、メタモンには、変身能力がある。
数ある「女の子を攻める能力に長けるポケモン」の中でも、メタモンだけは別格だと、アキは思っていた。
しかし、なかなか「Hなメタモン」は見つからなかった。
ただでさえ出現率は低いのに、条件が加わるとなれば、それは大変さを増して当然である。
しかし、それはようやく見つかったのだ。彼女の喜びがわかると言うものである。
「メタモンって、ほんとに可愛い!」
ポケモンセンターに着くまでの間、アキは、捕まえたばかりのメタモンを、抱きかかえ続けていた。
アキの発展を始めたばかりの胸が、メタモンの背中(?)に当たっている。
「モン〜・・・」
メタモンはその暖かさに酔いしれるように、アキに身を寄せる。
どうやら、すっかりこの場所が気に入ってしまったらしい。
「駄目だよメタモンちゃん、こんな所で・・・」
メタモンの体がアキの胸を揉むようにして動いたので、アキはそんな事を言った。
「ポケモンセンターに着くまで、お、あ、ず、け」
アキはメタモンを地面に下ろし、ボールに戻そうとしたが、メタモンはそれを嫌がった。
「今は、これで我慢してね」
アキはしょうがないなあと言った口調で、メタモンに向けて、スカートを少しまくった。
「モ!」
メタモンが白色をしたそれに目を奪われている隙に、アキはメタモンをボールに戻した。
「待っててね、メタモンちゃん」
そんな事を言う彼女の目の前には、ポケモンセンターがあった。
ようやく部屋に着くと、彼女は最初にシャワーを浴びた。
これからすることに、彼女は期待していた。
「ふう、気持ちよかった」
少しピンク色に体を染めたアキが、風呂場から出てくる。
かばんの横には、モンスターボールが一個だけ。もちろん、メタモンの入ったボール。
他のボールは、預けてある。
と言っても、ゴーストだけは、勝手に預け所から出てくることがあるのだが。
時間は、夜の11時。部屋の明かりがついているのは、ここだけだろう。
「メタモンちゃん、お待たせ」
彼女はそんな事を言って、ボールにキスすると、メタモンを出してあげた。
「メタ!」
メタモンは、もう待ちきれないと言った様子で、ベットに座った、自分の主人を見つめた。
真正面にいるものだから、またしてもメタモンの目に、純白が映ってしまう。
「メタモンちゃん、ここなら落ち着いて出来るから、好きにしていいんだよ?」
アキの言葉に、メタモンの顔が明るくなった。
メタモンは少し体を縮めると、アキの胸めがけて、まっすぐに飛びかかった。
「あれ?メタモンちゃんって、体当たりも出来たっけ?」
アキは、そんな事を言って、少し笑った。
「プニュッ」と言う音がピッタリ来る形で、メタモンはアキの胸にくっついた。
「たいあたり」と言うよりは、「とっしん」に近いだろう。
いや、反動は受けないから、「のしかかり」のほうが近いか。
「きゃあっ!?」
メタモンの意外な力に、思わず後ろに倒れてしまうアキ。
バシン!と言う音がして、アキの華麗なる「後ろ受身」が決まった。
「こらこら、あせりすぎだぞ」
アキはメタモンをしっかりと抱き寄せ、そんな事を言いながらも笑う。
「メタ〜」
しかし、メタモンは聞く耳を持たない。(そもそも、耳はどこにあるのだろうか?)
自身の柔らかい体を生かし、アキの胸を揉みしだく。
アキは時々「あっ」と声を上げ、顔を赤くする。
さっきはメタモンの背中でもまれたのだが、今度は顔が胸側にある。
その事実が、アキをさらに興奮させる。
「私の胸、まだちっちゃいのに、それに顔をうずめたいの?」
そんな事を言うアキ。すでに顔はかなり高潮している。
「メタ!」
主人の言葉に、メタモンは何とうなずいた。
どうやら、このメタモン、主人の期待以上にHらしい。
それを見て、アキはクスッと笑った。
「あん・・・メタモンちゃん・・・そこ・・・気持ち・・・い・・・」
時間は、夜の11時3分。アキは、すっかりと出来上がっていた。
ちなみに、これでも遅いほうである。メタモンの攻めがソフトだからだろう。
もっとも、アキは、ソフトに攻められるのも、ハードに攻められるのも、好きなのだが。
「メタ〜」
その様子に、メタモンも答える。気持ちいいと顔に書いてあるようなものだ。
アキの胸に、小さな突起が出来ている。
メタモンは、それを、今までは体で包み込むようにしていた。
しかし、そんな彼(?)に、名案が浮かぶ。メタモンは、それをすぐに実行した。
「ああんっ!」
メタモンの行動に、思わず体をのけぞらせてしまうアキ。
メタモンは、その口で、アキの突起をはさむようにしてくわえたのだ。
(注:メタモンは口の位置を自由に変えることが出来る。細胞だから)
「こら、メタモンちゃん。服、汚れちゃうでしょ」
アキはそんな事を言ったが、本当は自分でそれをメタモンに頼むつもりだった。
(どこで覚えたのかしら・・・Hな子。でも、嬉しいな)
アキは、そんな事を思った。
「そんなに、私とHなことがしたいの?」
アキはそういいながら、メタモンの背中に手を回し、
潰れそうなほど強くメタモンを胸に押し付け、自分でも胸を揉むようなしぐさをした。
ここまでしても、持ち前の柔らかい体のおかげで、メタモンには全くダメージが無いのだから、驚きである。
「メタ〜」
恥ずかしそうにしながらも、メタモンはうなずく。それは、アキの期待通りだった。
「じゃあ、私に変身して!」
アキは、突然そう言った。
「メタ?」
メタモンは、アキがしたいことを、わかっていない。
しかし、アキはかまわず続けた。
「人間の姿のほうが、あなたもやりやすいでしょ?」
「メタ!」
アキの言葉に、メタモンは恐らく「なるほど!」と言ったのだろう。
しかし、メタモンの次の行動は、アキの予想を超えていた。
メタモンはアキの体を、その柔らかい体で、包み込むようにしたのだ。
胸から始まり、お腹、スカート、足先へと体を伸ばす。
かと思えば、今度は髪の毛や顔を包み込む。
(メタモンちゃん、止めて・・・息、出来なくなっちゃう・・・)
アキの気持ちが通じたのか、鼻と口の辺りだけ、メタモンの体が開く。
しかし、それ以外の全ての部分は、メタモンの体に、取り込まれてしまった。
(メタモンの中って、意外にあったかいんだな・・・)
しかし、そのことに、アキは異常なまでの興奮を感じていた。
しかし、そんなアキの興奮を、さらに発展させることを、メタモンは起こしたのだ。
「ひゃあん!?」
アキの全身の感覚を、メタモンが襲った。
メタモンは、アキの全身を、まるで柔らかさを測るかのごとく、もみ始めたのだ。
もちろん、その中には、胸はもちろん、ミニスカートに包まれたお尻や、純白に包まれたワレメもある。
(そっか、メタモンは私の型を取っているんだ)
アキは、メタモンの行動の意味を、理解した。
つまり、メタモンは、アキをより忠実に再現するために、アキの体を飲み込んだのだ。
しばらくして、アキの体から、メタモンが離れる。
「メタモンちゃん、私の体、よくわかった?」
そんな事を聞くアキに、メタモンはうなずく。
そして、メタモンの体が光ると、アキの目の前に、もう一人の自分が現れた。
「すご〜い。なんか、鏡を見てるみたい」
もう一人の自分を見つめ、驚いた表情をするアキ。
それに呼応するかのように、もう一人の自分も、驚いた表情をする。
「まねしないでよ〜」
そんな事を言いながらも、もう一人の自分の体を触るアキ。
驚くことに、もう一人の自分の体は、人間の体特有の弾力性を持っていた。
しかし、アキには、許せないことが一つあった。
もう一人の自分には、感情がほとんど無いことである。
(ここは、女の子が触られると、どういう反応をするか、教えてあげないと)
アキはそんな事を思うと、メタモンに命令した。
「メタモンちゃん、私の全身、くまなくさわって?」
メタモンは、それを二つ返事で引き受けた。