姉さんと一緒にいられる。それだけで幸せだった。  
でも もっと姉さんに触れたいと思うようになったのは  
いつからだろう?  
ふくよかな胸に、白い肌に、形の良い尻に触れたいと思ったのは。  
 
「シルバー!」  
「姉さん、何」  
「本なんて読んでちゃダーメ!天気の良い日は、外でバトルでもしない?」  
 
たくさんの仲間達とたくさんの冒険をしたのはもう大分昔の事。  
俺と姉さん…とはいっても、血が繋がっている訳ではない。  
小さな頃に共に苦しみ 共に温もりを分かち合い そして  
暫く疎遠になっていたものの再び会うことができた最愛の女性  
ブルー姉さんと共に暮らすようになってもう何年だだろうか。  
姉さんはすっかり大人の女性になり、俺も昔のようなガキでは無くなった。  
揃いの手袋ももう入らない。  
 
「……わかったよ。」  
 
俺が笑うと姉さんも微笑む。それが嬉しくて、俺はよく笑うようになった。  
俺と姉さんはバトルをするために外へ出た。  
 
久々のポケモンバトルに熱が入りすぎたのかもしれない。  
 
「ヤミカラス、つばさでうつ!」  
「!!」  
「ねえさ…!」  
 
姉さんのグランブルが、ヤミカラスの攻撃を避けた。  
その後ろには、姉さんが。驚いたヤミカラスは旋回したが間に合わず  
翼は刃となり姉さんの体を切り裂いた。  
 
「きゃあああっ!」  
「姉さん!姉さんっ!!」  
 
傷はへその上から左肩まで至っていた。  
赤い血が姉さんの服を染める。  
 
「姉さんしっかりして!姉さん!!」  
「大丈夫…私は大丈夫よ…んくっ」  
「すぐ病院に…!いや、家に行こう」  
「……ごめんね、シルバー…」  
 
昔俺たちはマスクド・チルドレンとして育てられ、そして脱出した。  
俺はともかく姉さんは、長い間行方不明だった事から…  
帰ってきた時にはもう姉さんの葬式が終わった後だったらしい。  
保険証だって無ければ、病院の治療が受けられるはずも無かった。  
 
家に着くと急いで消毒をし、包帯を巻いて痛み止めの薬を飲ませた。  
眠る姉さんの顔は苦しそうで、額から流れる汗をタオルで拭ってやる。  
あれから何時間も経って、すっかり夜中になっていた。  
 
「クソッ!何が守るだ…何が!」  
 
自分の情けなさに涙が出てくる。あの時、姉さんは俺が守ると誓ったのに。  
それが何だ、このザマは!  
姉さんに嫌われたらどうしよう。いいや、そんな事よりも  
姉さんの鳥ポケモン恐怖症が戻ってしまったらどうしよう?  
もし姉さんのこの傷が、一生姉さんの綺麗な体に残ってしまったら。  
この傷が原因で姉さんにもしもの事があったら  
姉さん無しでは  
俺は姉さん無しでは生きていけないのに…!  
 
「ああっ…姉さん!」  
 
まるで滝のように涙が流れた。姉さんの手をとり、強く握る。  
 
「…シルバー…手…痛いわ…」  
「!!姉さん!」  
「ふふっ、なあにその顔」  
「姉さん…ごめん、ごめん!ごめんなさい!」  
「いいのよ。それより、ヤミカラスを怒らないでやってね。」  
「うん、うん。姉さん、姉さん!」  
 
姉さんが笑った。  
俺も泣きながら笑った。  
 
数日後。  
姉さんはまだベッドから動けないけれど、傷は大分塞がってきた。  
 
「姉さん、包帯を代えよう」  
「え?…う、うん、よろしく。」  
 
傷からきた熱も下がり、ようやく安心した。  
その所為だろうか。今まで傷しか見えなくて、それを見る度に  
申し訳なさと情けなさでいっぱいだったのに。  
いつのまにか視線は、傷の横にある白い膨らみに。  
頭の中は懺悔どころか、欲望で満ちていた。  
 
「体を拭くよ、いい?」  
「ん…わかったわ。」  
 
頬を染めて体を預ける姉さん。やはり恥ずかしいのだろうか。  
さすがに乳房は上着で隠しているが、それ以外上半身は全て晒してくれている。  
包帯を俺が替える事を拒まないのは男として見られていないのか、それとも姉さんも…  
試してみようか。そもそももう大人の男女が二人一つ屋根の下に暮らしていて  
今まで何も無かった方がおかしい。  
もしかしたら姉さんは、俺が行動を起こすのを期待しているのでは?  
 
「姉さん」  
「…なに?」  
「傷痛む?」  
 
そっと傷口に指を添える。  
左肩からへそにかけて、つっとなぞってみた。  
 
「んっ…」  
「痛む?」  
「あ、あたりまえでしょ」  
「ごめんね、俺の所為で…」  
「気にしてないわよ!こんな傷、舐めてればすぐ治るわ!!」  
「舐めるって…自分の体じゃ舐めることなんてできないだろう」  
「そ、それもそうね、おほほ…!」  
 
あっけらかんと笑って見せるが、姉さんの頬はまだ赤い。  
居心地の悪い沈黙が流れる。  
 
「姉さん…俺が舐めてあげようか」  
「えっ?」  
 
言うが早いか、俺は姉さんをベッドに押し倒した。  
 
驚いて目を白黒させている姉さんの唇に貪る様なキスをする。  
何度も歯列を舐め、苦しくなり息継ぎをしたところにすかさず舌を差し込む。  
唾液を送り込むようにして、姉さんの赤い舌に絡みついた。  
溢れた唾液が姉さんの口の端から零れる。  
 
「んはあぅ…んん…」  
 
姉さんの苦しそうな声に興奮してしまう。しかし、苦しそうというのが引っかかった。  
やめた方がいいのだろうか、でも一度やりだして止めたら逆に姉さんに失礼だろう。  
唇から離れると、顎を舐め首筋を噛み、姉さんの敏感な反応を確かめてから傷口を舐め上げた。  
 
「ひゃあっ!」  
「痛いの?それとも感じてる?ねえ姉さん。」  
 
少し意地悪な言い方だっただろうか。姉さんは眉間に皺をよせるが、  
茹でタコのように真っ赤な顔で睨まれたところでいつものような怖さは無い。  
俺は傷の上端からなぞって舐めつつ、左手でいつの間にか剥き出しになっていた乳房を撫でる。  
思い描いていたものよりも柔らかく大きい。手のひらで撫でながら、人差し指と中指で摘む。  
 
「乳首が硬くなってる。やっぱり感じてるんだね」  
「シルバー…あんた…!」  
「こっちも舐めてあげるよ」  
「アッ!ああッ!」  
 
舐めるというよりは軽く噛んでしまった。乳は出ていないのだろうが、  
女性特有の香りに頭がクラクラしてしまい、力加減さえ解からなくなってくる。  
 
ふにふにと弾力を楽しんでいるだけだった左手は、いつの間にか激しく揉みしだくような動きになっていた。  
姉さんの動きにもだんだん変化がでてきた。  
俺の下から逃れるためにもがいていた体は、いつしか下半身をもじもじと捩るようになって。  
 
「はあっはあっ!シルバー…ねえ…ねえ!」  
「止めてほしい?…やめないよ。俺は、ずっと我慢してたんだ…  
 姉さんだってこんなに興奮してるくせに…ほらっ、ほら!」  
「あんっ!んああッ!!」  
 
乳首をぎゅうっと抓ってやると、首を大きく振って涙を流した。  
汗で髪の毛が額や頬に張り付いて、より色気を増している。  
 
「ちがうの、そうじゃ、ないのっ!」  
「違う?違うって何がさ姉さん。姉さんは乳首を抓られたり傷を舐められてこんなによがってるじゃないか?」  
「はっ、あっ、シル、ばぁっ!」  
 
涙を流して抗う姉さんを見てこんなに興奮するなんて。  
やはり俺は、所詮あの男の息子だったということだろうか。  
しかし今はそんな事を考える事ができる状況ではなかった。  
唯姉さんの声に、涙に、痴態に、興奮していた。自分の股間のものも、もう限界のようだった。  
「ねっ、姉さん!」言いながら姉さんのパジャマのズボンとパンツを一気に下げる。  
 
「ほらこんなにグチョグチョだ、ハハ!それにこのイヤらしい匂い!」  
「シルバー…シルバぁ聞いて…!」  
「何をさ!」  
「シルバー、アアッ!わたし、わたしっ、シルバーが…シルバー!!」  
 
姉さんの腕が俺の首に回る。  
まるで機関車のように、止まることなく黒い煙を出し続けていた俺の思考が  
姉さんに抱きしめられていると認識して、止まった。  
 
「シルバー、私はアンタが好き…好きよ。」  
「………姉さん」  
「小さな頃からずっと、いえ、それ以上に大好き。もう弟じゃなくて、一人の男として」  
「姉さん」  
「ねえ、シルバー。私を犯さないで。…一方的に犯さないで。ちゃんと、抱いて」  
「…姉さん!!」  
 
止まった思考が動き出した。  
姉さんの瞳に自分の真っ赤な髪が映っているのを確認した途端、滝のように涙が溢れた。  
力強く抱きしめた身体は細すぎて、今まで乱暴に扱っていた自分が信じられなかった。  
 
「姉さん、姉さん!」  
「シル、んッ…」  
 
互いに互いの舌を絡め合い、互いの唾液を送りあう口付け。  
さっきよりも激しく、舌も肌の温もりも溶けそうな程熱かった。  
 
ズボンを下ろすと、俺のものははち切れそうな程に膨張していて、痛々しいほどだった。  
姉さんの膣を射程に捕らえ、早く突っ込みたいと主張している。  
 
「姉さん、入れていい?」  
「うん…きて」  
 
心臓が破れそうだ。何分、俺も初めてだ。  
子供の時からつるんできた奴らがイイコチャンばかりだっただけに、知識も少ない。  
ただ、女は感じると膣が濡れて、男は勃起したらそれを突っ込めばいいと。  
俺は姉さんの膣をじっと見ていた。てらてらと光っていて、鮮やかに染まっていて…美味しそうだと思った。  
 
「もうバカ…そんなに見ないでよ恥ずかしい!」  
「あっ、ごめん、姉さん!」  
「別に怒ってるんじゃないわ…もう、我慢できないの…」  
 
恥ずかしそうに顔を背け、おずおずと自ら足を開く姉さん。  
やはり姉さんも怖いのか、シーツをぎゅっと握り締める姉さんは可愛くて仕方が無かった。  
 
「姉さん」  
「女の口からこんな事言わせるなんて、シルバーもまだまだね!」  
「強がり言って。…可愛いな」  
「なっ!」  
 
ボッとさらに顔を赤くした姉さんがこっちを向く。思わず笑ってしまった。  
 
「いくよ、姉さん!」  
「う、ん」  
 
コクンと首を縦に振るのを確認してから、再度姉さんの膣を見る。思わず唾を飲んだ。  
きちんと狙いを定めてから、自分のものの先端を姉さんの膣にくっつける。  
 
ぷぬっ  
 
「わあっ!」  
「ひゃあっ!」  
 
ビクンと姉さんの身体が大きく震えた瞬間に、まるで吸い込まれるように俺のものが姉さんの中に入っていった。  
 
「ああんっ!あっ!あ、シル、バ!」  
「姉さん、すごいっ、ああ、熱い!!」  
「シルバーのもおっきっ…あ!熱いよぉ!!」  
 
姉さんの中はキュウキュウと俺のものを締め付け、そしてキスよりもずっと熱い。  
何より、入れる瞬間のあの柔らかさ。あの感触を味わいたくて、俺は名残惜しいが一度チンコを引き抜いた。  
 
「ん、ああッ…」  
 
気持ちいいようなガッカリしたような声が姉さんの口から漏れる。  
「もう一度いくよ」と告げてから、再び挿入した。  
 
「あっ!アッ!ひゃっ!あンッ!!」  
 
ズッチュ!グプッ!グプッ!ズブッ!!  
 
「ね、さ、ハァ、ああ!」  
 
一度目は、あの柔らかい感触を味わうものだった。  
しかしそれからは何度も何度も抜き差しを繰り返し、それは激しさを増していき  
腰が止まらなかった。姉さんの傷口は開き血が滲んでいたが、止まる事ができなかった。  
 
「気持ちっ、イイッ!シル、バぁ」  
「俺も!姉さん!俺も気持ちイイよ!!」  
 
右頬に手を添えられる。小さな頃を思い出した。  
決して消える事が無かった悪夢。  
死にたいとさえ思ったあの頃。  
 
「シルバー…」  
「ハァ、ハァ、姉、さん?」  
「シルバー、アンタ大きく…なったね!でも…瞳はあの時のまま…ッ」  
「あ…姉さん!」  
 
舌を噛み切って死のうと思ったとき、いつもこの人が傍にいた。  
俺が死んだらこの人は一人ぼっちなんだと思うと、死ねなかった。  
この人は俺が守ると決めた。  
姉さんは俺が守ると  
姉さん  
姉さん  
 
「姉さん、姉さん!!俺が、一生守る!ハァ、ハァ、俺が…!」  
「アッ!んああッ!ハ、あ、るばぁ…シルバあ!!」  
 
姉さんの中に俺の精液が溢れる。姉さんの身体がビクビクと痙攣し、イッたという事が解かった。  
身体から力が抜ける。姉さんの胸に頭を預けると、目の前に傷口が見えて  
舐めると姉さんの身体がまたピクンと小さく跳ねた。  
 
傷開いてる傍から何が守るだと思ったけれど  
何も考えられないくらい気持ちよくなって  
真っ白な頭で出た言葉に嘘偽りは無いと、そう思った。  
 
でも、最中の俺のあの言葉。姉さんに対する、あの態度。  
俺はアイツの息子で、そんな俺が姉さんを守るなんて…  
 
「シルバー」  
「…ん、姉さん?」  
「シルバー」  
「何だよ」  
「ふふ」  
 
ぎゅっと頭を抱きかかえられる。  
俺も姉さんの身体を抱きしめた。  
先程までの悩みなんて、どこかへ飛んでいってしまう程暖かい身体だ。  
 
「姉さん…ん?あっ!!」  
「きゃ!」  
 
突然身体を起こす俺に、姉さんは驚いて声を上げる。  
 
「何よ突然!?」  
「そういえば傷、開いてるよね!ああ…それに病み上がりなのに裸になって!」  
「裸にしたのはどっちよ」  
「姉さん、早く服着て!」  
「やあよ。体中ベタベタだもの。特に下なんて、シルバーの精液でベトベトよ!お風呂に入りたいわ。」  
「う…ごめん」  
「何謝ってるのよ。シルバーはこの前から、謝ってばかりね。いいからホラ、お風呂へつれって!」  
 
まるでだっこ!と言う様に、腕を広げて微笑む姉さん。ああ、胸が丸出し…  
 
「…」  
「赤くなっちゃって、カーワイー!」  
「姉さんっ!」  
 
以前と何も変わらないやり取り。俺が赤くなって、姉さんが茶化す。  
そうだ。これをするもうずっと前から、俺と姉さんは  
あんな昔の事なんて忘れて生活してきたじゃないか。  
 
「姉さん。」  
 
「大好きだよ」と言いながら、俺は姉さんの唇に三回目のキスをした。  
 
 
  終  
 

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