バトルフロンティアを制覇し、ハルカやカスミとも
色々あったサトシは、男として人間として一回り大きくなっていた。
しかしバトルフロンティアを制覇した事で、当面の目的が無くなってしまい
とりあえず一旦マサラタウンに帰ることにした。
その途中で仲間達と別れ、一人マサラタウンの帰路へと付く
途中でタマムシシティーのポケモンセンターに寄り
ポケモン達の健康診断を依頼して、モンスターボールをジョーイさんに預ける
「これで大丈夫だな、ピカチュウもここで健診を受けてくれ」
「ピッカー(OK)」
サトシはふと昔の事を思い出した。まだ旅立って間もない頃
タマムシジムのジムリーダーエリカににバトルを申し込んだ事を…
女装してジムに忍び込んだ事をww
今考えればちょっと恥ずかしい思い出だ
そしてエリカさんの、クサイハナの強烈な匂いに倒れていったポケモン達を
ロケット団の襲撃でジムが火事になり、クサイハナが取り残された事を
そういえば火事の後ジムはどうなったんだろ…。無事復興したのだろうか?
「……行って見るか」
サトシがタマムシジムに向かう少し前のこと
タマムシジムのジムリーダーエリカは耐えようの無い、体の疼きに襲われていた。
「…こんな事になるなら…使わなければ良かった…うぅ…」
ジムには体を両手で抑えこみ、疼きに必死に耐えるエリカの姿が……
一ヶ月ほど前にエリカはジムに挑戦しに来た女性のトレーナーから
女の魅力を引き上げる不思議な香水を貰った。
最初はそんな都合のいい香水があるわけ無いと思い
捨て置いていたのだが…部屋の掃除をしている時に偶々見つけたので
試しに少量使う事にして見た。首筋に二度ほど香水を吹きかけた
しかし香水は匂いも無く、効果も現れなかったのでやはり贋物と思って
その場を後にした…そして少し時間が経ってから体の異変が現れ始めた
体が妙にだるく、体が火照って来た。
最初は風邪を引いて、熱を出したのかと思っていたが
体の感度が上がっているらしく、乳首が着物に擦れるだけで刺激が走る
そして…自分の大切な下半部が疼いていた。
「もう…我慢出来ませんわ…一体どうしたらいいのでしょう」
悶える体を必死になって押さえ込もうとするが
我慢すればするほど欲求が高まっていき、どうにも止まらなくなってきた。
そしてエリカが香水の効果に悪戦苦闘している時、ジムのチャイムが鳴った
最初はこんな状態なので居留守を使ってやり過ごそうと思ったが
あいにくジムの扉は鍵を掛けていなかったので、ジムの扉が開き中に人が入って来た
「へ〜え〜…元に戻っても昔と同じ作りなんだ……」
タマムシジムの中に入ってきたのはサトシだった。
サトシはジムの中を見学して周り、地面にうずくまっているエリカを見つける
「大変だ!…大丈夫ですかエリカさん」
「ぅん…貴方はたしか…サトシさん?どうしてこのジムに」
ジムが火事になった時、大切なクサイハナを救出してくれたサトシの事を
エリカは火照った体で、ぼぉーとする頭の中で思い出す。
「サ、サトシさん…どうしてこのジムにいらっしゃるんですか?」
「そんな事は後で話すから、エリカさん体調悪そうだから、
ベッドに運ぶよベッドのある部屋教えてくれない?」
エリカの容態が心配になったサトシは
彼女からベットの有る休憩室の場所を聞いて、エリカを担いで向かった。
背中に担いで部屋に運んでもらう途中、
エリカは彼と出会った頃の事を思い出していた。
自分の香水を男を誑かす物として、貶していたことに頭が来て、
彼のタマムシジム出入り禁止したりした、今考えれば自分も少し大人気なかった
しかし彼は諦めずに女装してまでジムに挑戦しに来た。
正直そこまでする。彼の行動に驚いた。
普通はそこまでしない、他のジムに周るのが普通の対応だ。
しかし彼は普通では無かった。常に一直線に向かって行動する。一切の妥協はしない
バトルの仕方もそうだった。結局ジムバトルは火事の為に中断してしまったが……
色々あったけど結構印象に残った記憶だった。クサイハナも助けてくれたし
そんな彼は、今では立派に成長していた。
彼の噂は私も時々耳する、難関のバトルフロンティアを制覇した
期待の新星と巷で囁かれている、実力派トレーナーだと言う事を。
バトルフロンティアのブレーン達の実力は、四天王に匹敵すると言われている程
超実力派トレーナーで構成されている。それを全て倒したのだから
彼の成長は目覚しいと思えるほどだ。
そんな逞しくなった彼の背中に担がれながらエリカは彼の
力強さの他に優しさを兼ね備えた彼の温もりを感じる。
「さぁ、付いたよエリカさん」
「付いたのですか…はふぅ…」
エリカは背負って休憩室に入り、エリカをベットに寝かせようと
シーツに手をかけたところでサトシの動きが止まった。
エリカが両腕を広げ、後ろからサトシに抱き付いて来たからだ。
背中にぴったりとくっついたエリカの胸の膨らみの感触が、サトシの背中に伝わった。
「な……なに?どうしたのエリカさん?」
「もう少し…このままで居させてください…お願いします」
彼の背中から離れるのが名残惜しかった。だからもう少しこのままで居たい
「そう?でも苦しくない、エリカさん大丈夫?」
「はい…大丈夫です。気持ちいいです」
「えっ?気持ちいい???」
自分を心配してくれる。彼の優しさが嬉しかった…そして
彼の事を思うとまた、体の火照りがより一層高まって来た。
「あふぅ…我慢出来ません……エリカは…どうにかなりそうです」
「??????」
エリカはサトシに抱きついている手に力を込める。
顔を少し赤くしながら、浅い息遣いが微かに聞こえてきた。
「サトシさん、……お願いがあります。聞いていただけますか?」
「ん?、俺にできることなら。で、お願いって何?」
「私を……抱いていただきたいのです」
「……ええっ?」
サトシは、裏返っているのが自分でも分かるような声を発した。
なぜいきなりそんな展開になるんだ?! 誰が考えてもこの状況は可笑しいだろ
もしかして俺の聞き間違いかもしれない、
そう思いサトシは後ろを振り返り、エリカの両肩に手を置いた。
エリカは何かを必死にこらえているかのような切ない眼差しで、サトシを見つめていた。
「殿方にこんな気持ちを抱いたのはは初めてなんです。お願いです
エリカの思いを受け止めてください」
そんな事いきなり言われても…久しぶりに再会したばっかりだし
それに二度しか面識無いのになんで、そんな展開に突入するんだ?!
サトシの疑問は他所にエリカのこの状態は実際に異常だった。
エリカが使用した香水の媚薬効果で、
自身もサトシに対して異常に男性を感じてしまい
過去の出会いを運命の出会いと思えるほど記憶の中で美化してしまった。
「だ、だけど、エリカさんとりあえず落ち着きましょう」
「お願いです、サトシさん。私のわがままを、聞き入れて下さい」
エリカは腕を伸ばし、サトシの両手をしっかりと握り締めた。
エリカの目からは、今にも涙が溢れそうだった。
「………」
うっ…エリカさん可愛い…って俺は何を考えているんだ!!
ダメだダメだ!このまま誘惑に負けてしまっては……
でもちょっとだけならいいかな、ああ〜どうしよう。
う〜ん、女の子を泣かせるのはベットの中だけって決めているし
それにこのまま何もしないのは、男の誇りとして……よし決めた!
もう行きつくところまで行ってしまおう、考えるのはとりあえず後にして
することしよう♪ それに何時もの様になるようになるさ!大丈夫
そう自分に言い聞かせてサトシはエリカを抱く覚悟を決めた。
しかし、この後先考えてないサトシの選択が、
後に引き返せない悲劇となって彼に返って来る事を知らない、因果応報とはこのことか
サトシは左腕をエリカの背中に回し、そっと抱き寄せた。
「分かった。じゃあ、エリカさんの言う通りにさせてもらうよ」
「ありがとう、サトシさん……」
エリカは軽く微笑みながら、両目の瞼を閉ざした。
サトシはそっと顔を近付け唇を重ね合わせた。エリカの唇は柔らかく
温かくて、そして震えているようだった。
サトシは一度唇を離した。そしてもう一度重ねると、
口から舌を差し出し、エリカの唇をこじ開けた。
そしてエリカの口の中を味わうかのように、ゆっくりと舌を動かし回した。
「ん……あ、うんっ……」
サトシの両肩に置かれたエリカの手に、ギュッと力が込められる。
恋愛経験が無く、もちろんキスすらしたことのないエリカにとって、
こんな気持ちになるのは初めてだった。
全身が震え、胸の奥に火が付いたようになった。
エリカはしばらくの間、サトシにされるがままだった。
しかし、互いの舌と舌が触れあうのを感じたエリカは、
自分の思うままに舌を動かしてみた。
エリカの口の中で、二人の舌が蛇のように動く。舌を絡ませあうごとに、
二人の胸に情熱がたぎり、理性がとろけていくような気がした。
自分の右手をエリカの頬に添えていたサトシは、その手を下の方へ動かした。
そして着物の合わせ目から手を滑り込ませ、乳房の上に手をやった。
着物に隠れて分からなかったが、エリカの胸は予想してより大きく、柔らかかった。
手を動かすと、胸の果実が指先に触れた。
胸を触られただけで感じてしまったのか、そこは既に固く尖っていた。
「あ、ああ……サトシさん……!」
身体が痺れるような感覚に、エリカは唇を離した。
差し出された二人の舌先を、銀色の糸が紡いだ。
胸に触られて、指先で乳首をつねられるたびに、
全身から力が抜けていく。エリカはサトシの背中に手を回した体勢で、
立っているのがやっとという状態になっていた。
「エリカさん……見せてもらってもいいかな?」
「ええ。サトシさんになら……構いません」
エリカが頷くのを見たサトシは、着物の結び目に手をかけ、左右に広げた。
真っ白で美しいエリカの胸が露わになった。
サトシが手で感じ取ったとおり、エリカの乳房は豊かで形も美しかった。
エリカが荒々しく呼吸をするごとに、
乳房が上下に揺れ、果実がヒクヒクと震えた。
サトシはエリカの胸に顔を寄せ、ツーッと舌を這わせた。
その瞬間、エリカは全身に電気が走ったような感触を受けた。
ビクリと肩が揺れ、サトシの身体を抱く腕に震えが走る。
胸を触られて、舌でなぞられているだけなのに、
その感触が全身に伝わってくる。
興奮と暑さのためか、エリカはうっすらと汗を浮かべていた。
しっとりと濡れた胸の膨らみに手をやると、
そのまま吸い付いてしまいそうな感触を受ける。
形の良い大きな乳房は、サトシが指を動かすたびにその形を変えていった。
「あ、ああっ……!」
エリカは身体を崩し、両膝を床に付けた。顔をうつむかせ、
露わになった胸に手を当てながら、苦しそうに肩を上下させる。
それを見たサトシは、身体を屈めてエリカの肩に手を置いた。
「苦しいかい、エリカさん? 何なら、この辺で止めておこうか?」
サトシの問いかけに対し、エリカは首を横に振って答えた。
「いいえ……最後まで続けて下さい」
「本当にいいの?」
「はい。覚悟はできていますから」
「……分かった」
サトシはエリカの体を抱きかかえ、ベッドの上に横たわらせた。
裸の胸に手を添えながら、腰の紐をほどいていく。
下半身に着けているスカート状の衣服に指をかけ、剥ぎ取ると、
エリカは下着一枚だけの姿となった。
最後の一枚に手をかけたところで、サトシはエリカの顔を確かめた。
エリカは顔を真っ赤に染め、困ったような表情を浮かべていた。
だがサトシと目を合わせたエリカは、静かに首を縦に振った。
サトシは無言で頷き返し、下着の紐をといて、最後の一枚を取り去った。
何も着けていない、一糸まとわぬエリカの姿が露わとなった。
エリカの身体は、雪のように真っ白だった。体つきは華奢で、
腕や脚は意外なほど細くスレンダーな身体。
そしてそのか弱さが、胸の膨らみやウェストのくびれを、いっそう強調して
エリカは無言のまま、顔をそむけていた。
しかしサトシと視線が合った瞬間、
頬を真っ赤に染めて、両手で顔を覆った。
「いやっ、サトシさん……見ないで下さい……」
「どうして、エリカさん?」
「だって……恥ずかしい……」
「どうしてそんなことを言うの?エリカさんの身体、こんなに綺麗なのに」
そう言ってサトシは、右手の人差し指と中指とで、陰部の亀裂をなぞった。
そこは既に濡れていて、うっすらとした恥毛が薄明かりを浴びて光っていた。
サトシは二本の指の先を、亀裂の中に挿入してみた。
そのとたん、エリカの内壁がサトシの指に絡みつき、温かく包み込んだ。
少し指を動かすだけで、奥から蜜が滲み出て、指にねっとりとまとわり付いた。
サトシはエリカの股間に顔を近付けて、亀裂を舌でなぞった。
蜜の香りを鼻で感じながら、丹念に味わっていく。
亀裂に指先を触れさせ、舌を這わせるたびに、奥から新たな蜜が溢れ出てきた。
「ああ、んっ……あ、はああっ……!」
サトシの頭に両手を沿えながら、エリカはベッドが揺れるほどに身体を動かした。
慎ましい性格ゆえか、エリカは必死になって喘ぎ声を抑えているように見えた。
だがいくら耐えようとしても、喉の奥から声が溢れてくる。
まるで、自分でない何者かが、自分の身体を操っているかのように。
そのうちにエリカは、頭がボーッとしてくるのを感じた。
全身がビクビクと震え、息が詰まりそうになる。
サトシの頭を押さえる両手に、いっそうの力がこもった。
「ああっ……な、何なの、この感覚は……?」
「もうイクの? いいよ、イッてしまいな」
「い、いやっ……ああっ、あああっ!」
形の良い胸を張り出した体勢で、エリカの身体が硬直した。
亀裂の奥から大量の蜜が溢れ出し、サトシの口に吹きかかる。
生まれて初めて絶頂に達したエリカは、全身の力を失いベッドの上に倒れこんだ。
「はあっ……はあっ、はあっ……」
額に手を当てたまま、エリカは大きく息をついた。
身体じゅうに大粒の汗を浮かべ、気だるそうに手足を伸ばす。
身体の硬直が解けるまで、かなり長い時間を要した。
エリカは数刻間、無言で横たわっていた。
だがいきなり起き上がると、両腕を広げてサトシのいる方へ身体を伸ばした。
何?と考える間もなく、サトシはベッドの上に倒された。
エリカはサトシのズボンに手をかけ、もどかしげな仕草でベルトをはずす。
ズボンを脱がし下着を下ろすと、硬直したサトシの分身が露わとなった。
「エリカさん、何を……?」
「私だけが攻められるのは不公平です。今度は私にさせて下さい」
そう言うとエリカは、いとおしげな表情でサトシの分身に指を添えた。
それは充分に固くなっていて、先端が赤く充血していた。
「ああ……素敵です、サトシさん。固くて、逞しくて……」
エリカは舌を差し出し、そっと舐めあげた。
二度、三度と舌を這わせてから、エリカはサトシの分身を口の中に入れた。
その瞬間、たとえようのないくらいの温かさと心地よさが、
サトシの身体を包み込んだ。
慣れない仕草ながら、エリカは懸命に舌を動かし続ける。
決して上手とは言えないが、エリカの情熱が伝わってくる動きだった。
そうこうしているうちに、エリカの息がますます荒くなってきた。
奉仕しているのはエリカの方なのに、
口を動かしているうちに、言いようのない興奮がこみ上げてくる。
全身が性感帯と化したかのように熱くなり、陰部がヒクヒクと疼いた。
エリカはサトシの分身から口を離した。
そしてサトシと視線を絡ませあいながら言った。
「サトシさん。私と一つになって下さい」
「……本当にいいの?後悔しない?」
サトシの問いかけに、エリカは無言で首を縦に倒した。
サトシはエリカの身体を抱きかかえ、ベッドの上に寝かせた。
そして、ぴったりと合わさっている太股を左右に開き、
エリカの亀裂を露出させた。
すでにしっかりと濡れ ているその部分に、サトシは自分の分身の先端をあてがった。
「それじゃ…いくよ」
「……はい」
エリカは大きく息を吸って、身体の力を抜いた。
サトシは少しずつゆっくりと、自分の物をエリカの体内へ沈めていった。
そして半分程が入った所で、一気に腰を突いて全てを挿し入れた。
サトシとエリカの陰部が、ぴったりとくっついた
「うあっ……あああっ……!」
エリカは苦痛に満ちた表情を浮かべ、シーツを力いっぱいに握り締めた。
香水の効果で多少の痛みは和らいで入るが。
それでも痛みを消し去るほどの鎮静効果は無い
純潔を失ったエリカを儚むかのように
一つに繋がった部分から赤い血液が滴り流れる。
それはエリカの太股を伝ってからベッドに落ち、シーツを赤く染め上げた。
「だ、大丈夫!?、エリカさん? 痛くない?」
「だ……大丈夫です……」
エリカは薄目を開けながら、必死になって笑い顔を作ろうとした。
しかし、エリカが痛がっているのは明らかだった。
充分に潤っていたとはいえ、生まれて初めて異性のものを受け入れたのだ。
平気であるはずがない。
にもかかわらずサトシに心配をかけさせまいとするその姿は
とても愛らしく、いじらしかった。
サトシはゆっくりと腰を動かし始めた。
それと同時に硬直したエリカの身体が少しでもほぐれるよう
胸に、腰に、脚に手をやりながら、優しく揉みしだいていく。
サトシの手が自分の身体に触れるたびにエリカは、全身を震わせ喘ぎ声を発した。
そんな行為を続けていくうちに、エリカの身体から固さが消えていった。
顔に浮かぶ表情にも苦痛の色はない。
サトシが、焦らずゆっくりと愛撫を続けてくれたおかげで、
痛みがやわらいでくれたようだ。一つに繋がった部分では、
溢れる蜜がクチュクチュと音をたてていた。
「あっ……はっ、はあっ……!」
エリカの口から声が漏れた。さっきまでの苦痛に満ちた声ではない。
全身で心地よさを享受しているときに出る、艶やかな喘ぎ声だ。
さっきイッたばかりだというのに、エリカはまた新しい興奮に襲われていた。
しかも今回のはさっきとは比べものにならないほどの心地よさだ。
目に見えない快感が渦を巻き・・・
エリカの全身を包み込もうとしているかのようだった。
「サ、サトシさん……私、どうかなってしまいそう……!」
「エリカさん……俺もだ……!」
「ああっ、サトシさん、サトシさんっ……!」
しなやかな身体がうねるたびに、大粒の汗が飛び散りエリカの声が甲高くなっていく。
あれだけ感じていたはずの痛みは、もうどこかへ消え去っていた。
今のエリカにあるのは、絶頂へ達したいという欲望とサトシへの淡い恋心
エリカの頭は空っぽになり、理性はとうの昔に無くなっていた。
五感が麻痺し何も考えられなくなる。
薄れゆく意識の中、本能のおもむくままに動きながら、
エリカは察した。自分もサトシも、限界に達しようとしているのだと。
「ああっ……も、もうダメ……!」
「オレも……エリカさん!俺と一緒に……」
「サトシさ……あんっ、あっ、ああああああっ!」
エリカの声が部屋中に響き渡り裸体がピーンと張り詰めた。
エリカの身体の中でサトシの物が大きな脈を打つ。
先端から情熱の証がほとばしりエリカの内壁に飛び散った。
一度だけでは飽き足らず、二度、三度と震えエリカの身体を汚し
二人の身体がベッドの上で折り重なるように崩れた。
絶頂に達した後にくる疲労感に身体をぐったりと倒れさせる。
二人は荒々しく息をつきながら身体をぴったりとくっつけて、抱き合った。
しばらくの間、二人は放心状態のままベッドに寝転がっていた。
虚ろな目で互いの顔を見つめあいながら。
「サトシさん……」
「ん…何…エリカさん?」
「エリカと呼んでください。もう…知らない中でも無いですから」
「そう、分かった……その…エリカ」
「はい、サトシさん」
エリカはサトシと抱き合ったままサトシの温もりを感じていた
温かくて力強い、この人と一緒に居たい、この先もずぅーと
エリカは深く深呼吸した後、サトシの顔と向き合い
サトシにある言葉を投げかけた…男達を恐怖のどん底に叩き落す強烈な一言
「サトシさん…責任とって貰えますよね?」
「……はい?」
『責任』…それを聞いたある者は「俺の人生は終わった」と涙し
別の者は「選択肢を間違った」とリセットボタンを探し、(見つかりません)
ある者は背中に北風を浴びながら「人生の墓場」と黄昏る
エリカは顔を赤らめてモジモジしながらサトシ言う
「私の純潔を奪い、子種を中に注ぎこんで、責任取らずに立去るつもりですか?
エリカはもうお嫁に行けません。サトシさんに責任を取ってエリカを貰ってもらいます」
「………」
その言葉を聞いたサトシは、一瞬彼女が何を言ったのか分からなかった。
ただ…時間の経過共に彼女の言葉を脳が理解し始めた。
責任…責任…責任…なにそれ…わかんないや…あははは
あまりの出来事に現実逃避してしまったサトシ
しかしそんな壊れた彼を気にすることも無く、エリカは続ける。
「私も暇が出来ましたら、サトシさんのお母様にご挨拶に向かいますので」
「あ、ああ…」
逃げられない…逃げられないよ…どうしよう!!どうする?!
……もうエリカさんと結ばれる以外…道は無いのか…
ダメだ!弱気になってしまっては………
このままでは、俺のポケモンマスターへの旅は終わってしまう!?
放心して動かないサトシ他所に、エリカは彼に一様の釘を指して置く
彼はHがとても上手かった、おそらく何人者の女性と何度も床を共にしているのだろう。
だからこそ、彼の愛情を一身に受けるのは、自分一人だけにしたい
そんな独占欲が彼女を突き動かす。
「サトシさん、……浮気は絶対に許しません」
「は、はい!」
エリカさんは俺に微笑みかけながら言った…ただし目は笑っていない
この先、俺はどうなるんだ……
こうして予期せず事体に巻き込まれた俺は、タマムシジムを後にした
とりあえずポケモンセンターで、ジョーイさんからポケモン達を回収した後
マサラタウンへの帰路へ戻った……俺の旅は『まだだ!まだ終わらんよ!』(赤い人)
ナツメ編に続く!? それともエリカ純愛編に続ける!? 君の明日はどっちだ!