見ちゃいけない。  
そう分かっていても私は見てしまう。  
分かっているのに……  
自分じゃ駄目だって分かってるのに  
あきらめられない自分が嫌い。  
「ねぇ、ウーラー今日はどこに行く?」  
「う〜ん……そうねぇ……」  
ウーラーは可愛い。  
素直で優しくてポンデ君と並んで歩く  
その姿はお似合いのカップル以外なにもんでもないと思うの。  
それに比べて…私は…内気だし…可愛くないし…  
それでいて凄く大きいし  
ダッチョおばさんやトナカイーナさんは気にする事なんかないわ。  
それも、チョコリングマの個性よ。なんて、言うけど  
二人共背が私みたいに高くないからそんな事言うんだわ。  
二人に私の気持ちなんて分かるわけないのよ……  
やだな…この背も…こんな事考える自分も……  
大嫌い……  
「やぁ、リングマじゃないか」  
ふいに名前を呼ばれて私は驚いて顔をあげた。  
いつもうじうじするせいか下を向く癖が  
私にはついていた。  
「こんなとこで何やってるんだい?」  
ファッション兄さんだった。  
自慢のエリマキ片手にあっちこっち走り回っている  
ちょっと変わった人。  
でも、色んな事を教えてくれる良い人。  
ちょっと、おっちょこちょいなのがたまにキズだけど  
悪い人じゃない。  
「何って何も……あっ、ポンデ君とウーラー知りませんか?」  
兄さんの顔が一瞬曇った気がした。  
でも、気のせいだと思うの。  
「あぁ…その二人なら湖の方に行ったみたいだけど……」  
「そうですか……」  
勇気を出して私も入れてなんて言わないで良かった。  
二人の邪魔しちゃ悪いもの。  
 
 

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