私、大塚レン。  
パワーストーンのお店を経営しています。  
 
私はレズビアン。恋愛対象は女性です。  
実際に女の子とそういう関係になったこともあります。  
カミングスーン、じゃないわ、カミングアウトもしてるの。  
近所でもちょっとは知られてるわ。  
 
なのに、男がチョクチョク言い寄ってくるのよね。  
そういう男って、視線は大体顔と胸に集中するのよ。  
確かに大きいけど。顔じゃなくて胸が。  
でも結局、私を上半身しか見てないのよね。  
所詮下半身で動いてるくせに。アーいやだいやだ男って。  
 
雇ってる女の子は大河岸ナコさん。21歳。153cm、43kg。  
貧乏でちょっとトラブルメーカーで世間知らず。放っておけない女の子。  
私はいつも世話を焼き過ぎて恋愛がうまくいかないんだけど、でも、大河岸さんとなら…  
あ、いや、そんなこと考えてないわよ、あんなぶんむくれな娘、全然好みじゃないんだから!  
 
 
…ちっ、またアイツが来たわ。  
大河岸さんの高校時代の同級生とか言う、ケーキ屋の息子。  
古井くんとか言ったかしら。  
この食の安全が叫ばれる世の中で、どうして「古井」なのに営業停止にならないのかしら。  
そんな古井くんが、最近言葉巧みに大河岸さんに近づいてくるの。  
きっとイヤらし〜い下心があるのよ。あーいやだいやだ。不潔よ。  
大河岸さんにレッドコーラル持たせたハズなのに全然効き目がないのよね…。  
 
(※レッドコーラル…しつこい男を遠ざける効果を持つとされるパワーストーン)  
 
どうやら仕事の後に、大河岸さんと2人でケーキ作りをしたいらしいわ。  
高校の同級生が結婚するから、ウエディングケーキを作る、とか言ってるけど、  
冗談じゃないわよ、大河岸さんを男と二人っきりになんてさせられないわよ?  
 
「古井くーん、大河岸さんは今お仕事中なの。話は私が聞くから、ちょっと奥に来てくれる?」  
「え、ちょ、なんであんたが…」  
「いいからこっち来なさい!大河岸さんはお仕事続けててね」  
 
ずるずる…  
 
ふぅ。さすがに売り場で続ける話ではないわ。  
 
「あのね、今は勤務時間中なの!アナタはヒマかもしれないけど!」  
「商品買いますよ、それならいいでしょ」  
「そーゆー問題じゃなくて!それにアナタ、大河岸さんと今夜二人きりでナニをする気!」  
「だからケーキ作りだって、さっき説明したでしょう」  
「そんなこと言ってイヤらしい下心があるんじゃないの?」  
「ねぇよ!仮にあったとして、仕事終わった後に俺たちがどう過ごそうと勝手でしょ  
 そう言うアンタこそ大河岸に変な気起こしてないでしょうね」  
「おおおおこすわけないじゃないの!私はあんな娘ななななんとも思ってないんだから!」  
「俺は大河岸が前から苦労してきたの知ってるんですよ。  
 オバさん、どれくらい大河岸のことわかってるんですか?」  
「オ、オ、オバさん…?」  
 
ドムス。  
 
一瞬頭が真っ白になったと思ったら、次の瞬間、古井くんを突き飛ばしていた。  
 
「あたっ…何するんだよオバさん!」  
 
「また言ったわね…!言うに事欠いて、オバさんですって…?  
 本当に男ってのはデリカシーのかけらもないのね…  
 そんな人に大河岸さんを渡せ…  
 
ひっ、ひぃぃぃぃぃぃ!!ちょっとアナタ!何よそれ!」  
 
突き飛ばした古井くんの股間が…テントってレベルじゃないわ!  
こないだ大河岸さんがネットで見てた「まりもっこり」とか、そんな感じで膨らんでるのよ!  
どうなってるのよこれ!?  
 
「…あ…」  
 
「何よ何よ何よ!そ、そ、その股間、」  
「いや、その、こ、これは…!」  
 
古井くんも自分の股間を見て、うろたえている。  
っていうか、ちょっとバツが悪いみたいだけど。  
 
「ななな、なんとかしなさいよ!」  
「なっ、なんとかって…」  
「どうしてこんなになるのよ!?ま、まさか…突き飛ばされたのが気持ちよかったって言うの?」  
「そそそそんなんじゃないって!」  
 
一呼吸置いて、あまり考えたくないケースを口にする。  
 
「…ひょっとしてアナタ、私のカラダに…欲情してるの?」  
 
倒れてる古井くんの上に覆いかぶさって詰め寄る私。  
 
「冗談だろ!あんたのカラダに…って…」  
 
まじまじと私の体を見つめだす古井くん。  
 
(…あ、胸…大っきい…)  
 
ちょっと大きくなった!ひょっとして、火に油を注いでしまったかしら。  
 
「アナタねぇ、大河岸さん大河岸さん言っておきながら、女なら誰でもいいの?」  
「しょうがないだろ!そんな胸で、しかも胸元の大きく開いたドレスで迫られちゃ  
 いやいやいや、ていうか、変な気起こしてこうなってるわけじゃねーよ!疲れてるんだよ!  
 今日だって、開店直後にケーキが売り切れちゃったから、その後また大量にケーキ作ってるんだよ!  
 忙しかったんだよ、だから大河岸にも手伝ってもらおうと…」  
 
…開店直後に売り切れ…あ、それ私だ。  
ケーキがなければ商売できなくなると思って、それで買い占めたんだ。逆効果だったのね。太るし。  
 
「な、何言ってるの!そんな股間と大河岸さんを二人っきりになんてできるわけないじゃないの!  
ちょっと見せなさい!」  
「『股間と』って俺を何だと…ちょっと、何すんだよ…!」  
 
壁に寄り掛かって座ってる古井くんの、ジーパンのチャックを下ろす。  
股間から15センチくらいの棒状のモノが勢いよく、びぃんって弾け出てきた。  
 
「………!!」  
 
こ、これがペニス…張り型なら見たことあるんだけど、男の本物は初めて…  
こんなに脈打ってるものだなんて、しかも先っぽの方がじんわり濡れてるし  
においも、なんか汗がものすごくきつくなったものだわ…何か別の生き物みたいで怖い…  
男ってみんなこうなの?  
 
「何じっと見てるんだよ…あんたレズビアンなんだろ…」  
 
とにかく、これはなんとかしないといけない。私のカンがそう言っている。  
 
「な、なにするんだよ…」  
 
びくびく暴れるペニスを左手で軽く押さえて…  
 
右手でつ、つ、つ…。  
すすすっ。すすすっ。すすすっ。  
かりかりかりっ。  
 
「ぅぁ…」  
 
「あら?ペニスの裏を指でなぞってるだけなのに、もう声が出ないくらい気持ちいいの?。」  
 
「こっ、声出したら、外に聞こえるだろ…!」  
 
「そうね、声は我慢してもらえると助かるわ。  
でも声以外は我慢しなくて良いわよ。ほら、ピクピク震えてる、そろそろなんじゃないの?。  
さっさと出しちゃっていいわよ。  
その凶器をどうにか出来たら、今日は大河岸さんとのケーキ作り許してあげるわ。」  
 
ピアノを弾く感覚でペニスの裏側、そして球状のものを指でとんとん刺激する。  
 
「あんたに言われる筋合いは…うくっ…う…」  
 
真っ赤になって耐える古井くん。息もだんだん荒くなっているわよ、うふふ。  
 
「良い声出すじゃない、それに…」  
 
驚いたわ。ここからまだ、少しずつ大きくなってるのよ。それに、さっきより硬くなってる。  
古井くんは息も絶え絶えなのに、本当にここだけ別の生き物ね。  
でもこれあと時間かかりそうね…。  
 
「うく、うぅ、ふぅ…うぁ、ぁ、ぁ、ぁ…」  
 
左手で棒の部分を揉んだり揺すったりしながら、右手中指の腹で先っぽの鈴の部分をあちこちこする。  
さっきより効いてるわね。  
 
「どんどん大きくなってるわね、はしたない。どう?オバさんにこんなことされて気分は」  
「ぅ、うる…さい…さっさと終えて…」  
「あら、口答えかしら?」  
 
左手に思い切り力を込める。  
 
「うっ!そ、それは…」  
 
あ、古井くんの様子が変わったわ。力を入れた方がよかったのかしら。  
こらえきれなくなってきてるって顔。ペニスにも青筋が強く浮き出てきたわ。  
 
「ひょっとして、強く握られてるのがイイのかしら?」  
「そ、そうだよ、アンタさっきから、ジワジワ生殺しなことばかり…」  
 
えーえーすいませんね。  
握るのが良ければそうしてるわよ。私、男の人の体のことなんて知らないもの。  
これ、いいかげんさっさと終えないと大河岸さんに怪しまれるわね。  
左手の動きを激しくする。強く握って、揉みこんで、上下にずらして、右手は袋の方を…  
 
「あ、ちょ、もう、で、出る、出る…」  
 
さすがにこのまま出されてはたまらないわ。  
ティッシュ10枚重ねて右手で押さえて、左手をより一層激しく…  
 
どくんっ  
 
「んっ!」  
「ひっ!」  
 
一瞬古井くんのペニスが大きく脈打ってはじけた、と思ったら  
右手のティッシュがじわじわ濡れていく。  
ティッシュで押さえているのにすごい臭い…うぐっ  
 
まったく、男って…  
でもこれでひとまずは落ち着いたかしら、これで大河岸さんも安心ね。  
 
 
 
 
ウソ、治まってない…  
 
 
 
 
古井くんはかなり参ってるっぽい。  
壁が支えでなければ倒れんばかり。  
けど、ペニスだけギンギンのまま。  
 
もはや女の敵よ!  
私も気合いを入れて退治しないと。  
 
「え………ちょっ!な、何…して…」  
「何ってこっちのセリフよ、あれだけ勢いよく出したのに、なんでまだこんなになってるのよ  
今度こそ、そのモンスターをおとなしくさせてみせるわ。」  
「人ですらないのかよ…」  
「とにかく、あなたをそのままで大河岸さんに会わせるわけにいかないわ。」  
「……」  
 
古井くんは不気味なくらいに、なすがまま。  
私はすっかり気を良くして、舌先で古井くんの弱いところを責める。  
ペニスの裏の根元をチロチロ。  
真ん中の盛り上がってる部分をくるくる。  
 
「はぁ…はぁ…う…ふっ……」  
 
一度射精したからか、反応があまり良くない。  
さっきのように、今にもはじけそうな雰囲気がない。  
 
不意に、古井くんの手が私の頭上へ伸びた。  
手は胸元に掛かり、あっという間にドレスが左右に開かれた。  
 
「ちょっと、何するの…!」  
 
ドレスで支えられていた私の2つの柔かい部分は、重力の示すままに下向きに放り出された。  
自分を卑下するつもりもないけど、はしたない。その言葉がぴったりだ。  
 
「やめてよ…!」  
「俺をここまでにしておいて、やめて、はないでしょう」  
 
古井くんは、静かに、私の胸の2つを手で軽く包んだ。  
男の人の手でも、片手でひと包みするには、ちょっと…かなり大きい。  
指があちこちに触れては離れる。大きさ、形…私の胸を、確かめているの?  
と思った瞬間、古井くんの手がきゅっとすぼまる。  
 
「ぁっ!」  
 
一瞬。声が、出てしまった。  
男の人に出させられるなんて、聞かれるなんて、思いもよらなかった。  
 
「あんた…いや、レンさんも、少しは気持ちよくなってくれないと…」  
 
古井くんの動きは、繊細で大胆。  
最初はふわっと、柔らかく、ゆっくり、やさしく、男の手だということを全く意識させない。  
でも、すぐに男の手になる。指は突然力強くなり、芯まで届くくらい深く食いこんでくる。  
胸の奥が、痺れる。  
 
「うっ…、んんっ……」  
 
芯まで指が届いたと思ったら、一瞬で離れる。ケーキの生地って、こういう風に捏ねるのかな。  
そして微妙にポイントをずらして、またふわっと、やわらかく…  
 
「あ………あ…ん………」  
 
我慢してるのに、聞かれたくないのに。とぎれとぎれに、快感が口から洩れてしまう。  
よりによって男の手で感じているところを、男の人、それも恋敵に聞かれている。  
 
「レンさん…こっち…」  
 
見上げる。古井くんは口を半開きにしながら、首を軽く縦にくい、くいと動かす。  
古井くんのペニスがお留守になってた。  
私が声を出すたびにぴくぴく震えるのが、不覚にも、ちょっとかわいいと思っちゃったけど。  
 
「歯を立てないでくださいね」  
 
え?何を言ってるんだろうと思ったその瞬間  
 
「ふあぁっ!」  
 
古井くんの指が、先端のピンクにかすった。  
 
「ちょ、それ、やだ、やぁっ!」  
 
指の腹で赤い蕾の先端をなでまわす。  
軽く爪を立てて、くすぐるような、ひっかくような細かい動き。  
形になったところを親指と人差し指で挟まれる。  
 
「はぁ、だめ、はぅ、それ、はぁ、(ゃ)めて…」  
 
完全にあの声になってしまっている。古井くんがギンギンになってる。  
こんな声で男の人ってそんなに喜ぶんだ…って、私は何を考えてるんだろう。  
 
「レンさん…はやく、いかせて…レンさんがしてくれないと…」  
「そんなこと…、はぁ…、いったって…」  
 
冷静だったら「自分で処理しなさいよ」って言うんだけど、そんな余裕がなくなっていた。  
 
かぷっ。  
 
「あう!」  
 
古井くんのペニスをひと思いに咥えた。  
臭いがきついので、やりたくなかったけど、もう決着をつけなければ。  
 
「ぷはっ!」  
 
でも、やっぱり駄目だった。けほけほ。せきこむ私。  
 
古井くんが私の肩をつかんで、強引に起こして言った。  
「レンさん、もういいよ!そこまでしてくれなくていいですよ!」  
 したことないんでしょ。こんなこと!  
 別にこのまま帰っても大河岸を襲ったりしないから!」  
 
「だめよ…男ってケダモノなんでしょ?女の子を前にすると、理性が利かなくなるんでしょ?  
 相手が好きな子じゃなくてもかまわなかったりするんでしょ?  
 今まで私と付き合った娘には、そう言って男を嫌いになった娘もいたわよ」  
「しないから!ほんとにしないから!  
 大河岸は…昔から親もいなくて、貧乏暮らしで要領悪くて、高校出てからも本当苦労してて、  
 この先どうやって生きてくのか、見てて不安でしょうがなくて、  
 でも、あいつケーキ作り才能あるかもしれないから、それで生きていけたらいいなって  
 だから見てあげようと思って、そりゃ…先のことはわかんないけど、  
 今、そんなやましいことは本当にないから、大丈夫だから」  
「…そう。やましいことは本っ当にないのね。  
 この↓エイリアンを抱えたままでも。」  
「(なんかどんどん扱いがひどくなる…) そ、それは…大河岸が帰ってからどうにかするから」  
「…万が一でも、ないと言い切れるの?」  
 
私はそう言って、古井くんを押し倒し、ズホンとパンツを半降ろしにした。  
 
ショーツを脱ぎ、古井くんのペニスに手を添え、  
その真上に私の、古井くんからの愛撫で、少し濡れている女の中心を重ねた。  
 
「え?ちょ、ちょっと。なにやって、話聞いてるのかよ」  
「あの子は私が守るわ」  
 
ゆっくり腰を下ろし、ペニスの鈴の部分を私自身にあてがった。  
不思議なくらいその瞬間に、男を拒んできた私自身が、すぅっと開いた。  
 
「うく…あぁぅ」  
 
私は、初めて男の人を、肉体に受け入れた。  
 
受け入れて終わりではない。古井くんの(表現不能)をおとなしくさせなければ。  
上に動いて、また体重をかけて古井くんを扱きにかかる。  
 
「くあぁぁぁ!」  
 
熱い!腰を下ろすたびに理性が削り取られていく。  
動きを止めると古井くんの脈拍がダイレクトに私の中を打つ。  
(私以外の)女の子にもペニスが付いていればいいのに…とか思ってしまう。  
 
「なんでここまで…」  
「万が一でも間違いを起こしてほしくないの…  
 あの子は私にとっての太陽なの…あの子がいると私は笑顔でいられるの」  
 
私、何でこんなこと言ってるんだろ。  
 
「……」  
「私も今すぐあの子をどうしようなんて考えてないし  
 いつまでも今のままでいられるとも…思って…ない…」  
 
うそ、…涙が出てる…  
 
「レンさん……」  
「私はあなたと違って昔のことも…わかんない。嫉妬してるかもしれない。  
 あなたにだけカッコイイことされるのが悔しいのかもしれない…だけど、」  
 
何言ってるの、こんな人相手に…。  
 
「でも、だからってこんな…男はイヤなんじゃ」  
「いやよ…いやだけど、大河岸さんを守るためなら、これくらい…  
 今できることを、できるだけするの…甘いかも、おかしいかもしれないけど、  
 これが私のあの子への本気なの…」  
 
「あっ!!?」  
 
古井くんが起き上がって…私のことぎゅっ…て…  
思いっきり抱きしめてきた。  
 
「わかった、わかったよ…  
 もう何も言わないで、すぐに終わらせるから」  
 
古井くんも目には涙。  
 
「あっ!ああっ!」  
 
今までされるがままだった古井くんが急に激しく腰を上下させてきた。  
ひとつひとつの動きが私の中をえぐる。  
えぐられるたびに私の全身が跳ねる。  
二人のつながっているところが、急速に潤ってきた。  
 
「レンさん、こんなこと、ごめん」  
「あ、あやまん、ないで、うぁっ、あぁっ、あぁぁっ!」  
 
古井くんが、さっきより全然大きく、熱く、硬くなってる。  
テクニックなんて、ない。力任せの勢い任せ。女の子は絶対しないセックス。  
でも、正直、いやではなかった。  
 
「俺も、大河岸の、将来、大事、だけど、」  
「あっ、んぁっ、あぁんっ!」  
 
これがケダモノになった男なんだ…怖い、怖いけど、今だけは、その怖さが安心できる。  
古井くんの動きが激しくなるにつれて、いつの間にか、私も手を古井くんの後ろに回していた。  
 
「今は、二人で、」  
「あ、あぁ、そ、そぅね」  
 
傍目には激しく愛し合う二人にしか見えない。  
もしかしたら、今だけは本当に、本気で愛し合っているのかも知れない。  
 
「どう、いきそう?私、も、もう…」  
古井くんの後ろに回す手の力が入る。  
 
「あ、レンさん、離れて、で、でる、」  
「あっ、え?何?んっ!あっ、やっ、だめ、あぁっ…!」  
 
どくんっ  
 
「あ…」  
 
私が絶頂に達すると古井くんの熱いクリームが私の中に注がれるのは、ほとんど同時だった…。  
あ、私に、古井くんの精液、入っちゃったんだ…。  
 
 
 
 
私大河岸ナコ。ちょっと貧乏な女の子。  
 
こないだコンビニをクビになって、今はパワーストーンのお店でバイトしてます。  
店長のレンさんはちょっとエキセントリックだけど、美人でグラマーでやさしくてステキな人です。  
 
さっきお店にケーキ屋の古井くんが来て「高校の頃の同級生が結婚するから、  
今日仕事終わったら、ケーキ作りを手伝ってほしい」って頼まれたんだけど  
なぜかレンさんに強硬に反対されました。仕事休むわけじゃないのになんで…  
 
それで今、古井くんとレンさんが奥で話し合い中。  
なんか1回すごい物音がしたけど、売り場を離れるわけにもいかないし…  
イヤーな予感がするんだけど…あ、出てきた。  
 
ええー!なんか2人とも、ものすごくボロボロなんですけど!  
 
レン「大河岸さんは仕事が終わったらケーキ作りしてきていいけど」  
古井「保護者として大塚さんも同伴するってことで」  
 
しかもなんかいろいろ決まってるー!  
 
古井「えーと…中でのは…大丈夫でした?」  
レン「たぶん…計算したら大丈夫みたい。それよりも」  
古井「もちろん、今日のことは内緒に…ていうか忘れます」  
レン「これからも大河岸さんと何かする時は私に許可を求めること」  
古井「え…それって…その…」  
レン「へ、変な期待をするんじゃないの!  
   私をあんなにする男の人と大河岸さんを二人っきりなんて絶対認めないってこと」  
ナコ「レンさんをあんなにって?」  
二人「な、なんでもないから!」  
 
レンさんと古井くん、仲は相変わらず悪いけど、妙にタイミングが合ってるんだよね…  
へんなの。  
 
 

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