「はぁ……」  
 宿題を終わらせ、風呂も済ませ、なぎさはベッドに倒れこんだ。  
「……本当に、どうなっちゃうんだろ……」  
 そう思ったのは、今日の事。流れ星が落ちてきたと思ったら変な生物だったり、その変な生物に(なかばむりやり脅されて)行くと、これまた変人に襲われかけたり。終いには変身してジェットコースターの化け物を倒す羽目になった事だった。  
「やめやめ。もう寝よ」  
 そう言って、ズルズルと起きると、半ば乱暴に部屋の電気を消すと、すべてを忘れるようにと枕に顔を埋めた。  
 
 
 とはいえ、初めての戦いのせいで体は中々熱が収まってくれない。  
「も〜、眠れないじゃん!」  
 掛け布団をバサッとめくると、体を起こした。  
「なんなのよ、全く……」  
 どうも体がむずむずする。それはなぎさの太ももと太ももの間。  
 恐る恐る手を伸ばす。と。  
「んっ」  
(な、なに?)  
 軽く触れただけなのに妙な感じになる。  
「……えい!」  
 下だけ寝巻きを脱ごうとしたとすると何故か引っかかった。  
「な、なんなの?」  
 何が起こったのか分からないが、痛い。ゆっくり捲くるように脱ぐと、そこには今までのなぎさの体には無かった物がついていた。  
「な、なによこれ〜〜!!!!」  
 
「おねえちゃんうるさい!」  
 部屋の外から弟の声が聞こえる。それもかなり怒っている。まあ、ようやく眠り始めた時間の大声なのだから当然なのだから。  
「ご、ごめん。ちょっと、寝ぼけて」  
 まさか、姿を見せるわけにも行かず、上から布団をかけ、隠しながら言った。  
「も〜、ボケるのは勉強だけにしてくれよ」  
(な、なんですって!?)  
 と思わず反論しに廊下に出ようとしたが、こんな妙に大きくなったモノを股間に生やしていては出るに出られなかった。  
(明日おぼえてろ〜)  
 密かに復讐を誓うと机の上にある携帯型の変な生物メップルを手に取った。  
「ちょっとっ!」  
「ん〜……何メポ?」  
「ど〜いう事よ!これ?!」  
 そう言って、自分に起きた体の異変を見せた。  
「あ〜大きくなったメポか」  
「大きくなったじゃないわよ。一体何なのよ。これ」  
「これは、変身の後遺症メポ。すべての力が10倍になる代わりにそれを普通に戻すためのものメポ」  
「じゃ、じゃあ何?これを静めないといけないの?そんなのありえないよ」  
「大丈夫メポ。それを優しく握るメポ」  
「こ、こう?んっ!」  
 丁寧に触ると、感覚もかなり敏感になっているらしく、触っただけで体が反応してしまう。ビクッと一瞬脈をうつと、むくっと大きくなり先端から先走りの汁があふれ出た。  
「それをゆっくり擦るメポ。そうすればいいメポ」  
「ゃ……すごい……な、なんか……いいよ……」  
「聞いてないメポね。けど、すごく厭らしいメポ」  
「!!」  
 あまりに気持ちよく、手にメップルの居る事を忘れて行為に及んでいたなぎさだったが、すぐに気がつくと。今まで見ていた罰とばかりに乱暴にメップルを折りたたんだ。  
「い、痛いメポ」  
「と、とにかくありがと!おやすみ!」  
 バッと引出しを開け、その中にメップルをいれて扉を閉めると鍵をかけて出れないようにした。  
 
「〜〜〜〜〜〜。〜〜〜〜〜」  
 何かを言っているが、扉を閉じているために声が曇ってよく聞こえない。  
「んんっ!と、とにかく……しないと……いけないんだよね」  
 そう、自分に言い聞かせる。この行為が正当なものだと。  
「ぁ……」  
 大きく敏感になったモノを動かすたびに少しずつ固くなり先走りの液が溢れる。  
 くちゅ、くちゅと手にかかった汁が厭らしい音を醸し出しなぎさの耳に届く。それでも手は止まってはくれない。  
「ゃ……気持ちよすぎ……こんな……んぁ……もっ……んぁ……だめ……」  
 なぎさの手が徐々に快感を引き出そうと荒々しく動き出す。そのたびに水音もぎゅちゅぐちゅと激しいものに変わっていた。  
「な、なに?なにかくる……ゃ……だめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  
 頭が真っ白になると同時に訪れる自分の体に何かがかかる感触。ドクドクと勢いよく噴出し、服にかかっていた。  
 
「……もしかしてこれ…………」  
 嫌な予感に下に目を向けると、パジャマにかかっていたのは真っ白い液体。  
(男の子が出すって奴?)  
 とりあえず、なんとかしないととティッシュでゴシゴシと乱暴にふき取る。と、自分のへそにかかった分が指に少しかかる。  
 興味本位で指に乗った分に舌を出す。と。  
「ま、まずっ!っていうか、にが!」  
(や、やっぱり興味本位で舐めるもんじゃないね、これ)  
 そう思うと、残った部分を乱暴に擦り取った。そんな後始末に追われていて、気が付いたら、大きくなっていたなぎさのものはすっかり消えてしまっていた。  
(ま、毎回こんな事しないといけないなんて、冗談でしょ!?)  
 誰に聞かれる事も無く、なぎさの文句は心の中で霧散していったのだった。  
 
 
一方、なぎさと同じく変身したほのかの方も。身体の変化に襲われていた。  
「んっ……これが……男の人の感じなのですか……?」  
 ミップルの説明通りにほのかの大きくなったモノを擦り高みに上っていく。  
「ん……だめ……いや……」  
(こんな変態みたい)  
 まるで自分が厭らしくなったみたいに思えるが。  
(でも。なぎさちゃんも…………)  
 そう、ほのかの頭に浮かんだのはあの時自分と一緒に戦った美墨なぎさのことだった。  
 初めての戦い。実際にそうは見せなかったが不安だった自分の手を握ってくれたなぎさ。そして、自分と一緒に変身したなぎさなら、自分と同じく慰めているはずと思うと不思議と気が楽になっていた。  
「ん……あ……なぎさちゃん…………気持ちいいです……」  
 目を閉じて自分のを握っているのはなぎさだと思うと心臓が激しく高鳴り、どんどん高みに上り詰めていく。  
「んぁ……い、いっちゃ…………」  
 ドクドク……と、なぎさ以上にほのかの体に注がれる白濁液。  
「ぁ……これ……わたしが……」  
 呆然としながら、机に置いてあった元キャンディの缶にその液を入れる。科学部員として、成分が気になったためだ。  
 それ以外はけだるい体を動かしてふき取る。  
「…………なぎさ……ちゃん」  
 自分の考えているこの気持ちは何なのだろう?そう思うとほのかは今夜は眠れそうに無かった。  
 

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