「ここに砂糖水を入れるとね…」  
自作の怪しげな装置に砂糖水を注ぎ込むほのか。液体があわ立ち蒸気が上がる。  
「あめ玉ができるの」  
シャーレにころんとあめ玉が転がり落ちた。  
「あれだけ大騒ぎして、たったこれだけ?」  
なぎさが拍子抜けしたようにこぼす。それを聞いたほのかは…  
「たったこれだけと言いますけどね」  
腰に手を当て、眉を吊り上げて言う。  
「とっても美味しいんですのよ」  
(つまり…舐めてみろっていうわけね)  
「ホント?じゃあ貰っていい?」  
もちろん、と答えるほのか。  
 
(普通のあめ玉に見えるけどなあ)  
指につまんで眺めたあと、なぎさは赤いあめ玉を口に放り込んだ。  
その瞬間ほのかが口の端に笑みを浮かべたことには気づかなかった。  
「なにこれ!あま〜〜い!!」  
驚嘆の声があがる。  
「あめ玉と一緒にとろけちゃいそう。こんなのアリエナーイ」  
ほのかが机を回り込んで隣から話しかける。  
「美墨さん、もうひとつ舐める?」  
「え、いいの?でも、こんなおいしいモノをアタシ一人で…」  
なぎさは目を閉じ夢見心地だ。  
「いいのよ」  
再び笑みを浮かべるほのか。  
「これは美墨さんのために作ったんだから」  
「じゃあ、お言葉に甘えて、もうひとつチョウダイ」  
「うふふ」  
ほのかは別のシャーレから取り出したあめ玉を口に含んだ。そしてなぎさの恍惚とした顔を両手で押さえ、唇を重ねた。  
 
(あれ?なんだろう?)  
唇にやわらかくて暖かい感触。続いてあめ玉がニュルっと口の中に押し込まれた。そしてあめ玉のあとにやわらかいものが口の中に入り蠢く。  
ハッと目を見開くなぎさ。思わずほのかを突き飛ばす。  
「ゆ、ゆ、ゆ、雪城さん、ナニを…」  
「せっかくだから、二人で舐めようと思ってー」  
ほのかがにじり寄ってくる。  
「そうじゃなくて!これって、キ、キス…」  
(初めてなのにぃ)  
なぎさは、ほのかから逃げようとあとずさるが…  
「あ、あれ?」  
へなへなとその場にくずおれてしまった。  
「あら、腰が抜けてしまいましたの?それほど美味しかったのですか。それとも…」  
なぎさの上に馬乗りになる。  
「そんなに気持ちよかったのですか?」  
(違う、これきっと麻酔かなにかよ)  
ゆっくりと顔が近づく。  
「だ、だめぇ」  
そう叫ぶなぎさの舌を、ほのかの舌が捉えた。  
 
ピチャピチャという音が化学実験室に満ちる。  
(やだ…ほんとに蕩けちゃいそう)  
ほのかの舌とあめ玉が、口中に甘い快感を与える。  
なぎさは自分があめ玉になって、ほのかに舐められ溶かされているような感覚に陥った。  
あめ玉が溶けきって、ようやくなぎさの舌が解放された。  
(これで…おわり?)  
 
なぎさが顔を上げると、ほのかの口は、むき出しになっているなぎさの乳首に向かっていた。  
(なんで?いつの間に?)  
甘い快楽に夢中になっている間に制服とシャツのボタンが全て外されていたのだ。  
(こんなことなら、胸小さくてもブラつけてればよかった…)  
ほのかが乳首に吸い付いた。  
「あっ!!」  
口の中で感じた甘い快感が乳首からも伝わる。  
反対側の薄い乳房を、ほのかの指がまさぐる。  
「美墨さんも悩んでたよね」  
「な…なにを?」  
乳首がつねり上げられる。  
「あうぅ!」  
「だってわたしたち、クラスで一番むねがちいさいしー」  
そう言うとほのかはなぎさの薄い胸にほおずりをした。  
「美墨さんと二人でプリキュアになったのも、何かの運命だと思ってー」  
そのままほのかの頭がなぎさの体を下がっていく。  
(え?もしかして)  
「ぁ、そんなとこアリエナイ!」  
ほのかの目的に気づいたなぎさが暴れようとするが、体に力が入らない。  
「恥ずかしがらないで。これから長い付き合いになるわけだしー」  
そう言ってスカートの下でショーツをいっきに引きずりおろした。  
「いやぁ、ダメェ!」  
 
なぎさの抵抗もむなしく、ほのかはなぎさの秘所に顔をうずめた。  
指がなぎさの割れ目に入っていく。  
「ふあっ!」  
自分でもほとんど触れたことがない所を蹂躙されていく。  
ほのかは指で割れ目を押し広げ、なぎさの中に舌を這わせた。  
「きゃぁあ!」  
味わったことのない感覚に悲鳴を上げてしまう。  
「ああっ…ふぅっ…ううう…」  
ほのかの愛撫が進むにつれて、口で胸で味わった快感がなぎさの中に満ちていった。  
(これって…気持ちイイ?)  
「お願い、雪城さん!もうやめて!」  
自分の中の変化に恐怖したなぎさが懇願する。  
「だめよ、あめ玉の分返してもらわないと」  
なぎさを責める手をやすめてほのかが答える。  
「美墨さんのあめ玉、舐めさせてもらうね」  
(アタシのあめ玉?)  
そう言うとほのかはなぎさのクリトリスの包皮を剥き、しゃぶりついた。  
「ひゃあああぁっ!!」  
電撃が背骨を伝わり脳天を揺さぶる。  
(なにこれ、なにこれぇ)  
体の中を迸る衝撃に、体がビクンビクンと勝手に動く。  
(頭の中…真っ白になっちゃうぅぅ)  
ほのかはより一層激しくなぎさのあめ玉をしゃぶる。  
(こんな…こんなの、アリエナイ!)  
「うああああああ!!」  
白い電撃に貫かれ、なぎさは初めての絶頂を迎えた。  
 
 
床に横たわるなぎさ。ハァハァと大きく息をする口からはヨダレが垂れ、上下する胸はさらされたままだ。  
うつろな目をして動こうとしないが、ときおりピクピクと痙攣する。  
そんななぎさの様子を見下ろし、ほのかは満足気な微笑を見せた。  
「これからも よろしくね」  
反応のないなぎさのヨダレを啜り、キスをしてから部屋を出て行った。  
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