「フフ、叩き潰せ」  
ピーサードが掃除機型ザケンナーに命令する。  
「ザケンナーー」  
ザケンナーはキュアブラックを吸い付けたまま先端を振り回し、屋上に向かって投げつけた。  
「うわあああ…あふっ」  
扉を破りエレベーターの機械室の中へブラックは放り込まれた。  
「ブラック!!」  
あわてて駆け寄ろうとするキュアホワイト。  
だがその背後で掃除機型ザケンナーがフルパワーで吸気を開始した。  
「ああっ!」  
踏ん張ることもできずにホワイトの小さな体が中を舞う。  
「ザケンナー!!」  
枯葉のように舞うホワイトの脚にザケンナーのコードが巻きつき、軽々と振り回す。  
「フム、この世界のメスか…」  
舌なめずりをするピーサード。  
「ザケンナー、そいつはそのまま俺によこせ」  
ザケンナーはコードを振り、ピーサードの目の前にホワイトを叩きつける。  
「うあぅッ」  
うめき声を上げるホワイト。背中を強打し、息が詰まり動きが止まる。  
「縛り上げろ、ザケンナー!!」  
「ザーケンナーーー!!」  
掃除機の電源コードが赤いラインまで引き出され、ホワイトの体に巻きつく。  
ホワイトが息を吹き返したとき、スカートは捲り上げられ、体は亀甲縛り、手足は体の後ろで一つに縛り上げられていた。  
「やるな、ザケンナー。グッジョブだ」  
「ザケンナー」  
(これが、あの『亀甲縛り』というやつね…)  
本でしか見たことのないロープワークを実際に目にできたことに小さな感動を覚えるホワイト。  
だが、呑気なことはしていられない。バカ二人が「美技」とか「胸が小さくて映えない」とか言ってる間に、縄抜けをしようと試みる。  
 
(こういうときは確か関節をはずして…どうやって外すのかしら?)  
力ずくでも切れない。せめて手足を前に持ってこようともがいて、バランスを崩してしまった。  
「きゃ」  
仰向けに倒れてしまった。ピーサードに向かってM字開脚をしている形だ。  
「ほう、待ちきれないというのか。だが…」  
ピーサードがにやけた顔で近づいてくる。  
「嫌、来ないで!!」  
もちろんホワイトの願いなど聞き入られれはしない。コードを掴んで持ち上げる。  
「あぅぅ」  
勢いよく俯けにひっくり返され、股間のコードがきつく食い込み思わず声が出てしまった。  
「順序というものがあるだろう!」  
そう言うとピーサードはズボンの前をあけた。  
(大きい…)  
ピーサードのペニスは30cm近くあった。  
(日本人男性の平均は12.7cmだから…2倍以上ね)  
ホワイトの髪が掴まれ、上を向かされる。自然と口が開いてしまう。  
目の前にピーサードの巨大な槍の先端があった。  
(臭い!)  
顔をしかめるその表情を待っていたかのように、ピーサードの槍がホワイトの口に突き入れられた。  
「ンむっ!」  
小さな口の中が欲望にまみれた肉に満たされる。頭が動かされ、喉の入り口で亀頭をさするようにさせられた。  
「ククク。やわらかくて温かくて、なかなかいい具合だ」  
満足そうに言うとピーサードはさらにグイっと腰を押し付けた。  
ペニスが喉の中にまで入り込む。  
(苦しい…いきなりディープスロートなんて、酷い)  
激しくむせ返り、苦しさに目に涙がにじむ。  
「ハーハッハッハ。久しぶりのメスだ!」  
だがホワイトの体と心の苦痛など思いやろうともせず、  
むしろそれを楽しむかのようにピーサードは高笑いをして掴んだ頭を前後させる。  
 
「うおおオオ!しっかり味わえよ!!」  
早くものぼり詰めたピーサードが、亀頭を口内にまで戻す。  
「!!」  
瞬間、ホワイトの口の中に白濁液が噴出した。  
(嫌!苦い、不味い、気持ち悪い!)  
ホワイトの口の中に納まりきらなかった液が、喉へ、鼻へとあふれ出す。  
「ゲホッ、う…ごほっ…」  
窒息しそうになりながら、ホワイトはピーサードの汁を必死で飲み込んだ。  
「こんな…ヒック…こんなの…酷すぎる…」  
苦しさと悔しさから涙が止まらなかった。  
「ククク、この程度で泣き喚くようじゃ、次は気が狂ってしまうかな?」  
「ひぃっ」  
精液と涙でぐしゃぐしゃに汚れた顔が恐怖に引きつる。  
 
「あう…ア…ん…」  
白いフリルのついたパンティ、だった布切れが風に舞う。  
手足の縛りのみで、亀甲縛りを解かれたキュアホワイト。  
手をつけられていないコスチュームのスカートの中で、ピーサードは卑猥な水音を立てていた。  
長い舌がホワイトの敏感な部分をズルリと舐め上げる。  
「ひあああッ!!」  
嫌なのにヨダレを垂らして嬌声をあげてしまう。快感に対して思い通りにならない自分に激しく自己嫌悪をするホワイト。  
「フン、もう準備はいいようだな」  
ピーサードがホワイトの蜜溢れる割れ目を拡げる。  
「熱を帯びてグチュグチュになっているぞ。まるで悦楽の巨大な溶鉱炉だ」  
自分の言葉に酔うように笑うと、ピーサードは再びホワイトに凶器を突きつけた。  
「ぬん!」  
しかしホワイトの体は、ピーサードの巨大なペニスを受け入れるには小さすぎた。  
 
「痛ァッ!」  
快楽の海に溺れていた意識が激痛により引き戻される。  
「痛いいッ!抜いて、抜いてェッ!!」  
「ぬう、少々狭すぎたか?」  
それでもなおピーサードはホワイトの中にねじ込んでいった。  
「いやあああああ」  
ピーサードの侵入にあわせて、ホワイトの悲痛な叫びが大きくなる。  
結合部からおびただしい量の血が溢れてくる。  
その血すらも潤滑剤として、ついにピーサードはホワイトの最奥までたどり着いた。  
「クッ、狭くて、浅いが、なんという締め付けだ。これほどのモノとは!」  
感激に打ち震えるピーサードとは対照的に、ホワイトは虚ろな目をして呟いていた。  
「タスケテ…ブラック…タスケテ…」  
ピーサードがピストン運動を開始する。大きく腰を引き、宇宙まで打ち出すように突き込む。  
「アアああああ!!」  
ホワイトの体は天国まで行くかのように跳ね上がり、地上のしがらみから開放される直前、地獄まで叩き落されるかのように引き戻される。  
プリキュアとしての強靭な体でなければ、その一点に力がかかるホワイトの子宮はミンチにされていただろう。  
「ミスミ…サン……ミス……ミ…」  
焦点のあわない目をしたまま、キュアブラックを、美墨なぎさの名を呼び続ける。  
ピーサードもうめき声をあげはじめた。限界だ。  
「ギ…!サ…ナ…!ナギ!サ!ナギサ!ナギサ!」  
「オオオオオ!!」  
ドプン。  
ホワイトの一番奥に、白いマグマが注がれる。  
ホワイトを満たしただけでは収まらず、マグマは中から噴出してきた。  
「フウ、実に良かったが…」  
ホワイトから刺し貫いた武器を引き抜く。  
「壊れてしまっては用はないな」  
遠くを見たままブツブツと呟き続けるホワイトを一瞥すると  
「ザケンナー、棄てておけ」  
くるりと踵を返した。  
「ザケンナーー」  
ホワイトは、ブラックと同じエレベーターの機械室へ投げ捨てられた。  
 
「ホワイト、起きてミポ!」  
ミップルが声をかける。  
(そうだ、ブラックを助けないと)  
朦朧としながら立ち上がる。  
(あ、ダメだ。こんな姿じゃ…)  
ハンカチを取り出して脚についた精液を拭う。  
拭い取ったあとのハンカチを見ると、血が混ざりピンク色をしていた。  
手からハンカチが落ちる。  
よろよろと歩き出すと、エレベーター坑に頭から飛び降りた。  
「ホワイト、何してるミポ、死んじゃうミポ」  
ミップルの声も届かない。  
自分が頭をぶつけて死ぬエレベーターの天井が見えてきた。  
だが、そこには…  
「ブラック!!」  
頭から血を流して、キュアブラックが倒れていた。  
ホワイトは宙返りをし、ブラックの横に降り立った。  
「ブラック!!」  
(まさか死んでいるんじゃ…)  
ホワイトの声に反応して、ブラックが目を覚ました。  
「ホワイト…助けに来てくれたの?」  
途中、ロープに絡まったおかげで命拾いしたようだ。  
「ありがとう。アタシもへばってる場合じゃないね」  
血をふき取りそう言うと、太陽のような笑顔をホワイトに向けた。  
(ブラック…美墨なぎささん…)  
「なんとかして、はやくみんなを助けないと」  
ホワイトはぽーっとして、ロープに絡まったブラックを見つめている。  
(亀甲縛りのやり方は…)  
ロープに手を伸ばそうとしたところで上から声が聞こえた。  
「プレゼントだ」  
エレベーターの残りのロープが切られた。  
(人がこれから楽しもうというときに…許せない!!)  
 
END  
 

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