「ただいまあ」  
「おかえり」  
シロップがナッツハウスのドアを開けると、いつものように本を読んでいたナッツが出迎える。  
 
「そう言えばみんなやってるのか?」  
「ああ、今日も熱心に勉強だ」  
シロップはその答えを聞くと、みんなの様子を見に行った。  
 
「かれん、これでいいの?」  
「くるみ、そうよ。そこで中指と人差し指を曲げてみて」  
「あぁ、くるみさん、そこだめぇ」  
「いい?くるみ、女の子はみんなそこが感じるのよ」  
「へぇ、そうなんだぁ?ねえ?こまちきもちいい?」  
「ああ、もっとぉ」  
 
「あ、あん、りんさん、りんさぁん」  
「うふ、うららそんなにいいんだ?  
ここ、こんなにびしょびしょにしちゃってかわいい」  
「ああ、恥ずかしいからそんなこと言わないでくださいぃ」  
 
「あれ?のぞみは?」  
いつものように『勉強会』をしているみんなの様子を見ながらシロップは一人足りないことに気がついた。  
 
 
 
「はぁ、はぁ……うっ」  
そのころ望みは図書館で一人、押し寄せる快感に耐えていた。  
(うぅん、やっぱりこういうところでの一人エッチって興奮しちゃうぅ。  
みんなに気付かれちゃったらどうしよう?あぁ、だめ。  
そんなこと考えてたらもっと欲しくなってきちゃった。  
もうちょっとだけ強くしちゃおっかな?)  
望みは心の中でつぶやくと、自分の下腹部に密着させた機械のスイッチに手を伸ばした。  
「あぁーーー!!!」  
だが手が滑ったのぞみは思ったより強くしてしまい、一瞬で達してしまった。  
「……ごめんなさい」  
そしてみんなの注目を浴びたのぞみは、恥じらいながらもどこか満足げに謝るのであった。  
 
 
 
 

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