『運命を変える方法』
今日ものどかな昼下がり。街中でラブが歩いている。
その時、ラブに声を掛けた少女の姿が……
「……ラブ!」
「………せつなか。ビックリしちゃった」
「そんなに驚くことないでしょ」
「ごめんね、まさかここで出会うとは思わなかったし」
偶然とはいえ、ここで出会ったことが2人を駆り立てていくのである。
公園のベンチで座る2人。せつなは深刻な表情を浮かべて言葉を発した。
「ラブ、あなたのことを占ってみたんだけど…………」
「気になっちゃうな」
ラブもせつなに連られて表情を曇らせる。
どうやらここで不吉な予感をほのめかせていたようだ。
「………この先、悪い事がたくさん降りかかってくるらしいわ」
(ガーーーーーーーーーーーン!!聞かなきゃよかったよ)
ラブはこのような悪い表情を露わにしている。
「こめんね、気にしないで。これはあなたのことを思って言っただけだから」
「そ……そんなぁ……………」
この一言でラブは奈落に落ちた表情と態度を露骨に表す。
せつなはこの態度を予知したのか、とある言葉を口にした。
「……でもね、高確率で回避できる方法があるの」
「それは何かな???」
一筋の光が差し込んだのか、ラブは表情が少し浮かぶ。
「今から私たちだけの秘密の場所へ連れて行ってあげるから、その時になったら話すわ」
せつなはラブの手を強く引っ張ったのだ。
「急に………、何処へ行くの〜〜〜!!!」
2人は人影の少ない場所を探しながら足早に行動した。
ようやく「秘密の場所」は見つかり、2人はここを新たな語らいの場としたのだ。
「………ようやくここで話せるわね」
「せつなぁ……、なんか気味悪い場所だね」
ラブは周辺を見渡してやや浮かない表情を見せている。
「ここでなきゃ語らい出来ないでしょ。本当に『秘密』なんだから」
せつなが厳しい表情で周囲を見渡す。どうやら人前には見せられない場所を選んだようだ。
「今から私の言うことを守ってほしいの。確実に運命は変えられそうなチャンスは今しかないのよ」
「……うん」
ラブは言葉少なげにうなずく。
「まず体の力を抜いて」
せつなの言葉通り、ラブは体の力を少しづつ抜いていった。
「………こうかな?」
「そうよ、そのまま。力を入れないで」
やがてラブの体もゆるやかに力が抜けていく。
「………ラブ、覚悟はいい?」
「…………うん、いいよ」
せつなは互いの口同士をつなげていった。
「フェ……、ウーン………」
甘い声がラブの口から漏れる。突発的な出来事から思わず声を漏らしてしまったのだ。
(本当にこんなもので運命は変えられるのかなぁ……)
ラブは不審に思いながらもせつなの行為を受けていく。
長い接吻が終わり互いの口から唾液が細く切れていった。
「ハァ……、ハァ……。体が熱いよ………」
先ほどの接吻が効いたのか、ラブの体そのものが赤くなっている。
せつなが間髪入れずに次の手を打ち出した。
「今度は私が体を冷ましてあげるから……」
「……ありがと」
早速せつなはラブの上半身の衣服を脱がせる。
脱がせるうちにラブの上半身は裸になり、形のいい乳房が露わになった。
(体が真っ赤。本当に感じちゃってるのね)
「せつな……、次はどうなるの………!?」
ラブの表情は浮かないまま。不安を感じさせてしまっているようだ。
「次はこの方法でいくわよ」
せつなはラブの乳房を柔らかい感触で掴む。
触れていくうちに、乳首の堅い感触を捉えるようになるのだ。
「ヒャイ………」
乳房を触れられるごとに声を漏らすラブ。
せつなは堅くなった乳首に口を副えた。
「ハゥ……、ヒョヒ…………」
触れられるごとに更に声も大きくなりかける。
せつなは更に愛撫を続けていたのだ。
「ハァ……、ヒャハ………」
……こうして長かった愛撫も終わり、ラブの乳首は唾液で濡れていた。しかも……。
「本当に私、汗だくだよ………」
「このままじゃ風邪ひいちゃうかもしれないわ。私に任せてほしいの」
「うん、私はせつなの言いなりになるよ」
ラブは体を動かさず、まるで着せ替え人形みたいな感覚を受けている。
せつなはラブの下半身を脱がせるも、何故かショーツ1枚を残していたのだ。
「………なんか半端だな」
「こういうときは慎重にしなくちゃ。運命は変えられないままかも知れないし」
せつなはこのように状況を説明する。そして……。
せつなの手はショーツの上から裂け目を軽く触れたのである。
「ヒョォ………フゥ…………」
荒々しさを増すラブの声。せつなは指先の感触を捉えていく。
(やっぱり濡れちゃった)
「ハァ………、アウ……………」
悶絶は止まらぬまま、せつなはショーツを脱がせる。
ラブの裂け目周辺は、溢れんばかりの愛液で濡れていたのだ。
「なんかヌルヌルで……、気持ち悪い………」
「これも一種の方法よ。私がなんとかしてあげるわ」
せつなは早速ラブの裂け目に口をつける。
「ヒャァ…………」
悶絶の加速度を一気に増すラブ。
せつなはラブの陰唇を広げ、舌先は陰核から小陰唇に刺激を与えていくのである。
「ヒョキャウ…………」
悶絶は一気にスパートを掛けていく。
やがて絶頂に達した瞬間、ラブの裂け目から放物線を描くように放尿したのだ。
「ハァ………、ハァ………」
数回毎に息を切らせるラブ。どうやら絶頂に達した様子みたいだ。
「ラブ、どうだったかしら?」
「なんか頭がボーっとしちゃった」
「それもそのはず。これは運命を乗り切る試練だと思わなくちゃ」
「………そうだね」
ラブは安堵の表情を見せる。しかし……。
「だけどここまでは序の口。これからが本当の試練なのよ」
「まだ……、終わらないの?」
「もう少し………、我慢してほしいの」
せつなは、とある行動に出た。
なんと、せつな自らがショーツを脱ぎ始めたのである。
「ラブ、私のアソコ……、どうなってるかしら」
せつなは裂け目をラブの手に近づける。
せつなの裂け目からポツポツと雫が垂れ、ラブの手のひらに落ちていった。
「濡れちゃってる」
「そうよ。さっきのアレで私もああなっちゃったの」
この行為を続けていくうちに、せつなも同じ快感を得たのだ。
「今からやる事が、『締めの儀式』みたいなものだから。あと少し我慢して」
せつなは厳しい口調でラブに言い聞かせる。
しかし実際には、厳しい口調に悶絶の声がかかっていた。
「……ラブ、本当に覚悟はいいかしら?」
「…………うん」
ラブとせつなは互いに跨り、裂け目同士を近づける。
垂れる愛液がひとつになり、裂け目はくっついてきたのだ。
「私とせつなのが……、当たっちゃった」
「これで本当に運命は変えられるかも知れないわ」
2人は互いの裂け目を擦り合わせ始めた。
『グジュグジュ、グジュグジュ……』
鈍い音は裂け目から聞こえている。
「秘密の場所」であるのにこの音が漏れるのを心配せず行為は続いた。
「な…なんだか……気持ち………イイ…………」
「私もそうよ……ラブ………」
2人の快感は少しづつ加速する。
時間が経つうちに体位もラブを下にして重なっていった。
「も、もう…………、と……まらな………い………」
「なんだかわからないけど………、すごい………」
ここまで来たからには抑制は利かない。まさに「ノンストップ」の勢いだ。
互いの裂け目もしぶきを上げて、両方熱さを刺激しながら快楽を得る。
「来ちゃう……来ちゃいそう………」
ラブはピーク寸前に到達していく。
「私ももうすぐ………、イッちゃいそう………」
せつなもピーク寸前。ようやくゴールに辿り着こうとしていた。
「せつなっ、もう、イクイクイク、イクーーーーッ!!!」
「アアッ、私も!!!!」
………重なりあうように倒れた2人。互いに息は切れていたのである。
「これで私の運命……、変えられるのかな?」
「私の占いは大丈夫かも知れないけど、後は自分の目で確かめてね」
情事を終えた2人。ラブの服は風で乾き、なんとか帰れるとホッと胸を撫で下ろしていた。
ラブは乾いた服を着て、身だしなみを整えたのだ。
「また会えたら………、その時はよろしくね」
「うん。でもあなたとはいつ会えるかわからないけどね」
2人の顔は「会える機会は近い」との表情をあらわした。
ラブとせつなはこの場で別れ、互いに帰路につくのである。
場所は変わってせつなたちのいる洋館。せつなはイースになり水晶玉を見つめている。
(まさか私の言いなりになるなんて、なんてあの娘ったら単純なのかしら。
本当は私がラブとエッチなことをしたかっただけなのに………)
本当に「再会」を夢見ているイース=せつななのであった。
終わり