「か、堪忍どすぅ〜」  
亜月は白目を剥き、涎を垂らしながら全身を紅潮させている  
時折、両足をピンと張り、いよいよ絶頂の近いことを伺わせる  
「はっ、はっ、はっ」  
不規則に叫び声に変わる女の嬌声のほかには、  
男の呼吸、シーツの擦れる音、  
そしてクチャクチャと蜜に塗れた粘膜が奏でる淫音が規則正しく響く  
「ほな、中でイカせてもらうで」  
男は亜月の耳元で囁くと抽送のスピードを上げた  
妊娠の恐怖が亜月を襲う  
「中は堪忍しておくれやす〜」  
男はそれには答えず、さらにスピードを上げる  
「ひいっ、ひいっ、ひいいいいいっ」  
「ぬおおおっ」  
亜月の粘膜が激しく変形し、突き立てられた肉棒を包み込むように、  
いや、呑み込むように激しく吸い込みはじめた ーー絶頂だ  
吸い込んだかと思った次の瞬間、激しい締め付けが肉棒を襲う  
まるで、精の一滴を逃すまいとばかりの締め付けであったが、  
男は肉棒を一気に引き抜くと、亜月の顔めがけて白濁を放った  
「まだ子供は早いさかい」  
「田留斗さま、うちはいつまでもお待ちしとります」  
二人は永久の愛を誓う口づけをかわした  
 
ー名作「ぽんたのぼうけん」おしまいー  
 
(ふん、くだらない話だ。まったく時間の無駄だったよ)  
 
サウラーは本を棚に戻すと、湯を沸かしに立つ  
つまらない物語に時間を潰され苛立っていることは自覚している  
気持ちを沈めようとカモミールティーを用意する  
 
しかし、そこに彼をさらに苛立たせる少女の声が響く  
 
「あら、いい匂いじゃない」  
 
イースだ  
 
「イカ臭いサウラー様がどういう風の吹き回しかしら」  
 
(ほらきた、コイツはいつも一言多いんだよ)  
 
「私にもちょうだいよ、喉が渇いたわ」  
 
(たいした戦果をあげていないくせに、ずいぶん偉そうなものだよ)  
 
「ちょっと早くしてよ、私疲れてるのよ」  
 
(やっぱりプリキュアに負けて帰ってきたのか。これはお仕置きしてあげないといけないね)  
 
「ほら、飲みたまえ」  
 
「フン」  
 
イースはカモミールティーを一気に飲み干すと、ドカッとソファに座り込んだ  
イライラした様子で、緑色のペンダントを弄っている  
しかし、5分も経たない間に、崩れ落ちるように眠り込んでしまった  
 
(睡眠薬入りだよ。まあ、入れたのはそれだけじゃないけどね)  
 
サウラーはイースを自室に運び込み、ベッドに寝かせる  
逃げられないように両手首、両足首をベッドの四隅に縛り付け、  
さらにアイマスクで目隠しをする  
アイマスクからは赤と黒の電線が伸び、机上のモニターに繋がっている  
 
彼は引き出しから絵筆を取り出すと、ベッドに腰をかけ、  
横で寝息を立てる少女の首筋をゆっくりとなぞりはじめた  
 
ーーイースは、闘っていた  
 
宿敵キュアピーチを殴り蹴り、地面に這いつくばらせ、そう、  
とどめの一撃を放とうかという瞬間、ピーチに背後を取られた  
しまったと思う間もなく、ピーチの四肢が自分の手足に絡み付き、  
逃げられなくなった  
 
(何をする気だっ!放せっ!)  
(放さないよっ!)  
 
ピーチの長い髪がイースの顔を撫で、甘い香りが鼻腔をくすぐる  
不意にキュアピーチがイースの首筋に吸い付いた  
 
(な、何をするっ!放せっ!)  
(イース、いい香りよ)  
 
ピーチの唇は首筋から脇に移る  
 
(放せっ!いやっ、放してっ!あああああっ・・・)  
(甘くて優しくて、でも情熱的な香り・・・)  
 
ピーチの攻撃は止まない  
 
(やめろっ!そ、そんなところを口にするな!変態!)  
(ふふふ、じゃあこっちはどう?)  
 
ピーチはわざと大きな音を立ててイースの羞恥心を煽る  
着衣していても実感できるほど濡れている  
ショーツの吸水力の限界はとっくに超えている  
 
(ひっ!ひいいいいいっ!もうやめて!)  
(やめていいの?)  
(はっ、はあああっ、や・め・な・い・で・・・)  
(イースはいい子ね、かわいいな)  
(ば、ばかにするな・・・あっ、ああああああああっ)  
 
イースは、果てたーー  
 
(絵筆1本で逝けるなんて、ずいぶんと爛れた身体だね、イース)  
 
サウラーはイースの愛液まみれとなった絵筆を机に置くと、  
モニターに目をやる  
そこにはキュアピーチに抱きしめられ悶えるイースの姿  
 
(敵に抱かれる夢を見る、か。イース、お前は多くを求め過ぎだよ)  
 
サウラーは薄ら笑いを浮かべながら少女を見下ろした  
イースはまだ眠っている  
キュアピーチに与えられた快楽をまだ求めているのか、  
時折眉間を寄せながら悩ましげな表情を浮かべている  
 
「さて、ここからが本番だ」  
 
「ぴ、ピーチぃ、そ、そこはだめぇ」  
 
イースはまだ嬌声をあげている  
 
サウラーは自室の冷蔵庫からミネラルウォーターを手にすると、  
いきなりイースの顔に浴びせかけた  
 
「・・・!?」  
 
「目が覚めたかい、イース」  
 
「サ、サウラー!」  
 
「ずいぶんいい夢をみていたようだね」  
 
「な、何のことだ」  
 
サウラーはベッドに横たわるイースからも見えるようにモニターの角度を調整する  
モニターを見つめるイースの表情がこわばり、しかし紅潮していく  
 
「プリキュアに抱かれる夢を見るなんて、ずいぶんといい趣味じゃないか」  
 
「・・・」  
 
「もしかしてラビリンスを裏切ってもいいとか思っているんじゃないかい」  
 
「黙れ、黙れ黙れっ!」  
 
サウラーはナイフを手に取り、イースの胸元に突きつける  
 
「裏切り者は消す、と言いたいところだけど、ボクには君を殺す権限がない  
 せめて、二度と変な気を起こさないようにさせてもらうよ」  
 
サウラーは猛烈なスピードでナイフを上下左右に走らせる  
彼のナイフ捌きーというより剣技全般ーはラビリンス随一である  
イースもかつてフルーレで彼に挑み、完膚なきまでに叩きのめされている  
 
十数秒にわたり突風が吹き荒れ、イースは純白のショーツ1枚だけの姿にされていた  
綺麗なレースがちりばめられたそのショーツは、明らかにラビリンス官給品と異なる  
 
「また裏切りを発見してしまったよ」  
 
イースの脳裏に一人の少女が浮かぶ ーキュアピーチこと桃園ラブー  
その少女、ラブと初めて街を歩いた日 ー彼女はデートと言っていたがー  
ラブが選んでくれた、このショーツを買った  
それ以来、ラブと逢う日はーそれがキュアピーチとの闘いであってもー  
その純白のショーツを穿くことにしていた  
 
「裏切りの証拠は、処分させてもらうよ」  
 
「待って!それだけはやめて!もったいないわ!  
 このショーツ高かったの!これは先月の経費全部使っちゃうくらい高かったの!  
 仕方なかったのよ、桃園ラブと会ってた時にウエスターが暴れたせいで  
 服が汚れてしまって買わなきゃならなかったのよ!  
 私だって女よ、この世界の人間を騙すためにはおしゃれも必要なの」  
 
イースは自分でもよく思いつくなと呆れるほどの言い訳を並べた・・・  
 
のはずだったが、彼女は思いもよらない言葉を口にする  
 
「ラブと一緒に買ったショーツだけは守らなきゃ」  
 
(・・・!)  
 
イースの肩口に緑色の鳥の羽根が刺さっている  
 
「まさか、本音オウム・・・!」  
 
「ほら、やっぱり裏切ってる」  
 
イースの表情が蒼白になる  
自分が蟻地獄に堕ちはじめたのを実感する  
否、今の自分の姿は蝶だ、蜘蛛の巣に囚われた一匹の揚羽蝶  
全身に粘液が絡み付き、もがけばもがくほど深く沈んでいく・・・  
 
サウラーはゆっくりとイースの全身を舐め回すように眺める  
夢の中での情事の余韻を残す長い睫毛  
ついさっきまでキュアピーチを求め続けた艶やかな唇  
柔らかなラインを描く双球の頂点には薄桃色の蕾が存在を誇示している  
白い、雪のように白い裸体、すらりとのびた長い手足  
中心地の純潔を固く護る純白のショーツ  
 
サウラーの視線がイースの全身に絡み付く  
視線は、まるで毒液のように、視られた箇所にむず痒い感覚を残していく  
全身にむず痒さが走る  
ショーツの染みの面積が再び広がりだした  
 
「やめて・・・」  
 
「おや、視られただけで濡れるとは、随分だらしない身体だね」  
 
「言わないで・・・」  
 
サウラーは再び絵筆を手にすると右の乳房を撫ではじめた  
頂点はまだ責めない  
外周部を何度となく、優しく、優しく撫で回す  
 
白い双球はほんのり朱に染まり、薄桃色の蕾はより強い刺激を求めて屹立している  
絵筆は次第に頂点に近づき、そして、触れるか触れないかの微妙なタッチを繰り返す  
 
イースは身をよじり、両の掌を開いたり閉じたりしている  
 
「お願い・・・もっと強くして・・・」  
 
(ああっ・・・言わされて・・・しまった・・・)  
 
彼女の脳裏に一人の少女が浮かぶ  
 
ーー自分はどんな痛みにも、どんな苦しみにも耐えられる自信がある  
しかし今の自分を襲っているものは痛みでも苦しみでもない  
自分の中の何かがおかしくなっていく、自分が自分でなくなっていく・・・  
 
冷静に考えてサウラーに捕らえられて脱出できる可能性は、もはやゼロだろう  
ならば彼の目的をさっさと達成させて解放された方が早い  
 
サウラーの目的は私とセックスをすること  
ならば心のスイッチを切ってしまおう  
そう、夢で見たようにあの少女に抱かれていると思えばーー  
 
「ラブ・・・抱いて・・・」  
 
イースは目を閉じ、再び夢の世界へ逃れようとする  
 
不意にサウラーはアンモニアを染み込ませたハンカチを無造作にイースの顔に乗せる  
刺激臭を思い切り吸い込んでしまったのか、  
イースは激しくむせ返り、両目から涙がポロポロと流れる  
 
「イース、また裏切ろうとしたね」  
 
(サウラーは私の身体だけじゃなく心まで犯すつもりなんだわ・・・)  
 
「人形を抱いていても楽しくないじゃないか、イース」  
 
サウラーはハンカチを片付けると、蒸しタオルを取りアンモニアと涙に濡れた彼女の顔を拭く  
イースは心地よい顔をして、身を任せている  
一方で、何やら甘い香りが彼女の鼻腔をくすぐる  
 
(この匂いは、なに?)  
 
サウラーはそれには答えず、タオルで顔を清めた後、再び絵筆を手にする  
なぜか、今度は左手にパレットを持っている  
 
「さあ、絵画コンクールの始まりだ」  
 
サウラーはパレットに盛られた黄金色のペーストを筆に取り  
イースの首筋から脇の下、乳房にかけて塗り広げる  
何かの模様だろうか、彼女の裸身にツタが絡まっているかのようだ  
 
「これは蜂蜜だよ」  
 
彼女の体温で揮発した蜂蜜の香りが部屋いっぱいに広がる  
 
(甘くていい香りだわ、そう言えばこの香りのドーナツもあったわ)  
 
イースは桃園ラブとドーナツを食べた日を思い出す  
あの日は任務を忘れて楽しかった・・・  
思わず顔がほころぶ  
しかし次の瞬間、イースの表情は一変して恐怖に震えることとなる  
 
・・・ゴトン  
 
サウラーは黒いペットボトルを彼女に見せる  
よく見ると、黒い瓶ではない  
瓶の中で真っ黒な無数の何かが蠢いているーーこれはアリだ  
 
「絵に色を付けないとね」  
 
「い、いやあああああああっ」  
 
サウラーは黙ってペットボトルを倒し、蓋を開く  
アリの大群がイースの柔肌を目指して行進を開始した  
 
さっきから気が付いていたが、  
ここサウラーの私室には天井に鏡が取り付けられている  
朝目覚めた瞬間から自分の姿を見るなんてナルシストの彼らしい、  
とも思ったが、今現実にイースが目にしているものは  
ショーツ1枚の姿でベッドに磔にされている自分の姿、そして、  
純白のシーツの上を流れる黒い大河ーアリの進軍ー  
 
黒い流れは甘い芳香を放つ彼女の右脇腹まであと10センチまで迫る  
 
あと5センチ  
・・・いや、来ないで・・・  
 
あと1センチ  
・・・やめて・・・  
 
0センチ、到着  
 
数匹の尖兵達がゆっくりと純白の崖をよじ登りはじめた  
左右の乳房を行ったり来たりしている  
くすぐったい  
イースは次にくる恐怖に怯えながらも天井の鏡から目を離すことができない  
 
しばらくして尖兵達の安全確認が終了したのか、  
無数のアリが一斉にイースの身体に群がりはじめた  
イースの上半身が黒く染まる  
筆責めの比ではない異様な感覚がイースを襲う  
全身の毛穴が開く  
 
再び少女は両足を強ばらせ、両の掌を開いたり閉じたりしはじめた  
乳房に塗られた蜂蜜は、頂点の秘蕾に向かって螺旋を描く  
蜂蜜にありつけなかった蟲が八つ当たりのように柔肌に噛み付く  
噛み付くといってもチクッとしたもので苦痛でもなんでもない  
しかし、この刺激が無数に波状攻撃となって襲いくる  
 
「はっ、はっ、はあああっ」  
 
少女はだらしなく口を開き、涎をこぼしはじめた  
 
「あっ、ああああああっ」  
 
アリに染まっていない部分が白からピンクに変色する  
少女の腰がゆっくり前後左右にと動き始めた  
 
少女の呼吸が速くなる  
 
純白のショーツはぐっしょりと濡れ、  
クロッチ越しに彼女の秘密が透けて見えるほどである  
 
少女は目を閉じている  
時折目を開くが視線は定まらない  
 
ショーツの中からくちゃくちゃと淫らな音が聞こえる  
まるで何かを奥まで誘い込むかのように腰を上下させる  
 
しばらく後、イースは全身を硬直させ、二度目の絶頂を迎えた  
 
 
オーガズムを迎え満たされた表情で眠るイースを横目に  
サウラーは憂鬱な表情で掃除機を動かしていた  
 
(アリ責めは失敗だ、後片付けが面倒すぎる・・・おっ、まだ居たか)  
 
薄桃色の乳首の上にまだ1匹残っていた  
名残惜しそうに乳首を舐め回している  
 
サウラーは掃除機のホースを乳首にかぶせ、乳房は大きく変形する  
突然激しく乳房を吸われたのにイースは目を覚まさない  
それどころか、再び絶頂に向かって腰を振りはじめた  
 
(女の身体とは、一体どうなっているんだ・・・)  
 
部屋の掃除を終え、三度目の絶頂を迎えた裸身のイースに対峙する  
目を覚ました少女は虚ろな目でサウラーを見上げる  
虚ろな目ではあるが、何かを訴えかけているようだ  
 
「・・・に行かせて」  
 
(フフフ・・・ようやく利尿剤が効いてきたな)  
 
サウラーは聞こえない振りをしながら室内のオーディオセットに向かいレコード盤を手にする  
イースはレコード盤というものを初めて目にしたが、  
その黒い光はさきほど自分を狂わせた蟻の大群を思い起こさせる  
 
「お願い!行かせて!」  
 
イースは腰をよじり、必死に何かを止めようともがいている  
 
「お願いです・・・トイレに行かせてください」  
 
ラビリンスの幹部とはいえ、14歳の少女である  
人前で放尿する恥辱に耐えられるはずもない  
まして、ベッドの上で縛り付けられた状態である  
 
サウラーは再び魔性の絵筆を手にすると  
決壊を止めようと必死に上下する下腹部を撫ではじめた  
 
「だめ・・・ダメです・・・出ちゃう・・・」  
 
イースは泣きはじめた  
もしかしたら私の涙を見てトイレに行かせてくれるかもしれない  
かすかな期待も込めていた・・・  
しかし、サウラーにとって涙は自らの加虐願望を高めるアイテムにすぎなかった  
 
絵筆は今度は内股を責めはじめた  
快楽に身を任せれば、括約筋が緩み尿がこぼれてしまう  
尿をこぼすまいと身を固めても、子宮が、膣が、陰核が絵筆を求めて勝手に蠢く  
尿を止めるためか、それとも快楽を貪るためか  
イースは必死に腰を振る  
 
理性と本能の闘いは唐突に幕を下ろした  
 
「見ないでええええええっ」  
 
純白のショーツが黄色く染まり、大きく膨らんだかとおもったら  
隙間という隙間から黄金の恥辱水が溢れ出る  
溢れ出た尿はベッドに巨大な染みを作る  
 
「うっ、、、ううっ、、、」  
 
イースの嗚咽は止まらない  
 
(これだけやればもう逃げはしまい)  
 
サウラーはイースの四肢の拘束を解くと、手早く汚れたシーツを抜き取った  
 
「さあ、ショーツを脱ぐんだ」  
 
少女は黙ってショーツを下ろす  
彼は蒸しタオルで尿に汚れた少女の下半身を丹念に拭きあげると、  
自らもブリーフ1枚の姿になる  
 
ここから先は未知の領域である  
ありとあらゆる拷問に通じ、歩く自白剤と呼ばれる彼ではあったが、  
自らの肉体を使った、正確には、自らのペニスを使った責めは未体験である  
 
興味がないわけではない  
ラビリンスでもちゃんと異性はあてがわれてきた  
この世界に来てからも、イースやウエスターが寝静まった後に外出し、  
四つ葉町の歓楽街に出向き、それなりの展開はあった  
しかし・・・  
 
「さあ、ボクのブリーフも脱がすんだ」  
 
イースはおずおずと緑色のビキニブリーフの腰ゴムに手をかけ、  
ゆっくりと下ろしていく  
 
イースの表情が変わる  
自分に更なる快楽を与えてくれるものを待ちこがれる表情から、  
なにか困惑しているような表情に変化する  
 
「こ、これは小さすぎるわ・・・しかも勃ってない」  
 
(やはり、苦い思い出になってしまうのか・・・)  
 
彼は自分のペニスが小さいことがコンプレックスである  
コンプレックスのあまり、最近では勃起不全、いわゆるED、インポである  
こちらの世界にくれば少しは変わるとも思ったが、こちらの世界でも彼のサイズはやはり小さかった  
 
「もういいよ、イース」  
 
悟ったようなサウラーの発言に対し、イースの目がキラリと輝いた  
 
「諦めるのはまだ早いわ」  
 
 
数日後、東せつなは天使の像の前に立っていた  
待ち合わせである  
 
「せつなーっ!お待たせーっ!」  
 
桃園ラブである  
 
「せつなから誘ってくれるなんてあたし、幸せゲットだよ!  
 それになんか珍しいものを見せてくれるってなんだろう  
 どきどきするなー」  
 
「ふふふ、じゃあ行きましょう」  
 
二人の少女が森に向かって歩いていく  
 
<了>  
 

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