ナッツハウス。集まった一同の目は、差出人不明の3枚の写真に  
釘付けになっていた。  
1枚めはのぞみ。場所はサンクルミエール学園の、校舎の屋上  
だろう。スカートを捲り上げ、ショーツを膝まで下ろしている。  
露わになった尻を、ココが貫いている。  
2枚めはフットサル部の部室。全裸で汗まみれのりんに、三人の  
女生徒が群がっていた。両方の乳首を同時に吸われ、部長と顔を舐め合うような口づけ  
を交わしている。  
3枚めは生徒会室。かれんがペニスバンドを装着した、下級生と  
おぼしき二人の女生徒と交歓していた。疑似ペニスを、ヴァギナ  
とアナル同時に受け入れている。  
三人とも犯されている悦びに、見せた事のない蕩けそうな表情を  
浮かべていた。  
「もう!みんなプリキュアとしての自覚が足りません!」  
キレ気味のくるみ。  
「しょうがないの!みんなそういう事に興味ある年頃なんだから!」  
逆ギレ気味ののぞみ。  
「まあまあ、二人とも落ち着いて…いやあ、あそこは死角だと  
思ったんだけどなあ」  
こっちの警察に捕まる危険すらあるというのに、ムカつくほど  
冷静なココ。シロップはあまりの事に、鼻血を出して昏倒して  
いる。  
「とにかく、今後は学園内でのセックスは危険って事よね」  
こまちが諭すように言い、ナッツが頷く。  
「ん〜〜、でもあたしん家自営業だし弟妹もいるし…」  
りんが不満そうな声を上げる。  
「でも、ナッツハウスをラブホテル代わりに使われるのは感心  
しないわね。ね、ナッツさん」  
こまちの問いかけにナッツは答えず、気のせいか顔を赤らめる。  
「そんな事より!犯人を探さないといけないんじゃないんですか!?  
そうでしょうかれんさん!」  
うららのキラーパスに、痴態を曝され放心状態だったかれんは  
我にかえって  
「そんな事ない……じゃなくてー!うららの言うとおりとっ捕ま  
えてやらないと!」  
「…犯人の見当は大体ついているんじゃなくて?」  
「?何言ってんの、こまち?」  
 
 
明くる日。  
「みんなも知りたい!私も知りたい!サンクルミエール学園  
しんぶん…ぶべらっ!」  
増子美香の顔面に、のぞみのドロップキックが炸裂した。  
「ななな何するの夢原さん!?乙女のかんばせに…」  
眼鏡はずっこけ、ほっぺたには可愛らしい足跡がついている。  
「やかましい!ちょっと私達に顔貸してもらうわよ!」  
 
「あの〜、一体何が始まるんでしょうか?」  
増子美香は椅子に亀甲縛りで拘束されていた。縛ったのはこまち  
である。団鬼六や井上よしひさも感嘆するであろう見事さだった。彼女の周りを、プリキュアの六人と小々田先生ことココが囲んで  
いる。  
「あなたが撮ったこの写真よ!」  
のぞみが考え無しに、例のアレを美香に突き付けた。  
「写真?…って…うわっ!すげえ!」  
「あなたのジャーナリスト魂は認めるけど、覗きは感心しないわね、  
増子さん」  
かれんも苦々しげに静かな怒声をぶつける。  
「…って事はこれ…コラとかじゃなくて本物!?いやー、いいもん  
見せてもらったけど、学級新聞にはちょっと使えないですよね」  
「じゃあこれって、増子さんの撮ったやつじゃないの!?」  
「こまちさん!推理思いっきりハズレてるじゃないですか!」  
「しかもあたし達の恥ずかしい姿まで曝しちゃって!」  
のぞみ、うらら、りんの抗議をのほほんと受け流したこまちは  
「大丈夫、口止めすればいいんだから…何のためにこんな縛り方  
したと思ってるの?」  
『事情』を知らないくるみと小々田が怪訝な顔をしたが、残りの  
面々は『あー、なるほど』と納得した表情になった。美香は怯えと  
期待の入り交じった表情になった。  
「増子さん…悪いけど今日の事は内緒にしていて欲しいの。  
お願いとかじゃなくて、ね」  
こまちが美香の縄を優しく引っ張り、苦痛の呻き声を上げさせる。  
「その代わり天国へ連れてってやるから…ほら、かれんも手伝って」  
「え!?え!?あたしそんな…あっあンいい、秋元先輩も水無月先輩  
も、もっと可愛がって!」  
美香の痴態を見て、興奮した小々田がスラックスを下ろした。  
のぞみとくるみが、左右から奪い合うように屹立したモノに舌を  
這わせる。  
取り残されたりんとうららが、気まずそうに目を合わせた。  
「あたし…どっちかと言うとネコなんだけど」  
「そんなの写真で見てわかってるから…私、女同士は未経験だけど  
頑張ります!」  
寄り添って口づけを交わす二人。何だか訳のわからないうちに、  
思い思いに快楽を追求する一同だった。  
 
 
ナッツハウスには、ナッツとシロップが待っていた。二人とも  
眉間が険しい。  
「たーだいまー…って、どうしたの?ナッツ」  
ナッツは無言のまま、みんなの前に一通の封筒を差し出した。中  
には新しい写真が入っている。  
 
新たに送られて来た3枚の写真。  
1枚めにはくるみとココの激しい交わりが写っていた。背面座位  
で、結合した性器がはっきり見えるアングルになっている。薄い  
乳房を背後から揉みしだかれ、唇が微妙に  
届かない分、二人とも舌を伸ばして先端を突つき合っていた。  
2枚めはこまちとナッツ。こまちが片足をナッツの肩に掛けて、  
直角に捩るように挿入する『帆掛け船』とか言う体位。こまちが  
イニシアチブを完全に握っているのは明らかだ。  
一同をちとドン引きさせたのは、3枚めのうららの写真だった。  
ホテルの一室。騎乗位で激しく腰を使い、目の前に差し出された  
3本のペニスを交互に舐めてしごいている。  
顔も肢体も白濁液に  
まみれ、練乳で和えた果実のようだった。  
「ちょっとくるみ!?一体どーゆー事よ、この泥棒兎!」  
「元々ココ様の性欲処理はミルクの仕事だったミル!泥棒は  
のぞみの方ミル!」  
ばっふんと淫獣化したくるみ(ミルク)とのぞみが、ムキーッと  
取っ組み合いを始める。はっはっはっ、参ったなあと、そんな  
二人を優しく見守るココだった。  
「ナッツさん、もっと挿入角度を深くしないと駄目なんじゃなくて?」  
「う、うん…」  
「次は『砧』って体位に挑戦するから頑張ってね」  
「こまち、今はそんな話…ていうかキヌタってどんな…?」  
「あとこれからは、こんな風にカメラを用意しましょう、ね?」  
「助けて……」  
「うらら…………」  
ジト目で責めるように見つめるシロップをぽかすか小突きながら  
「仕方ないの!お仕事なの!芸能界ってそーゆーとこなの!」  
必死に弁明するうらら。  
あちこちで始まった痴話?喧嘩に、りんとかれんの処女コンビが  
「あなた達!いい加減にしなさい!」  
と叱りつけて収めた。  
「とにかく!どういうつもりでこんな物を送りつけてくるのか  
はっきりさせないと!」  
「そうね…かれんのお尻が開発済みだったなんて、わたしショックだわ」  
「こまち!?あなたが喋ると論点がズレるから黙ってて!」  
「この写真…増子さんが言ってたけど」  
りんが突破口になるかも知れない発言を始めた。  
「これって普通の写真じゃなくて、医療機器からの出力かもしれ  
ないって」  
「いりょうきき?」  
のぞみがバカ丸出しで聞き返す。  
「例えば…胃カメラとか」  
 
「ムッ!何か来た!」  
ココとナッツ、役立たずコンビの警告で外に出た一同。待ち受けて  
いたのは、ブンビーと一体のホシイナーだった。グイン・サーガの  
サンドワームのような、原型のわからない奇怪な姿。ただ先端は  
牙ではなく、カメラのレンズになっていた。  
「フハハハ!今日こそ決着をつけてやるぞ、プリキュアの諸君!」  
「エターナル!?そのホシイナーは一体…」  
「ああ、これね。こないだエターナルの健康診断があってねえ」  
「……?」  
「その時胃カメラを飲んだんだけど、これが辛くってねえ、何か  
使えないかと思ってホシイナーにしてみたんだよ」  
「……!!」  
「そしたら予想外のいい仕事をしてくれたと、まあこういう訳さ」  
明らかになった真相。プリキュア達の全身から、六色の怒りの  
オーラが立ちのぼり、天を焦がしていく。  
「いやあ、最近の女子中学生は進んでいると言うか何と言うか…」「死ねやボケー×6!!」  
「うわわわ!?今日のプリキュアの強さはどうした事だ!?た、た、  
助けて哲アニキーー!!」  
今回に限りホシイナーは全壊。9割殺しとなるブンビーだった。  
あとメタモルフォーゼはご覧の皆さんの脳内で補完して下さい。  
 
「…でも、今回はお互いの恥ずかしいところを見せ合って、絆を  
深めるいい機会だったわね」  
こまちがうまい事まとめようとしたが、それを許す一同ではなかった。  
「何言ってるのよ!あたしだけみんなから相手にされなくて…」  
最初にキレたのは、りんだった。  
「そんな事ない!確かにココとのエッチにははまってたけど、りん  
ちゃんの事大好きだよ!」  
「のぞみ……」  
きゅー、と抱き合う二人。しかしレズ経験の無いのぞみは、次の  
展開をどうするべきか途方にくれている  
のであった。  
「やっぱりココ様のお世話は、ミルクでないとだめミル!」  
BOMB!と変身したくるみが、ココの首筋にすがり付く。  
「はっはっは。ミルクは人間になると、通常の3倍欲情するから  
なあ」  
入野自由らしくない快活な声で笑い飛ばすと、慣れた手つきで  
服を脱がし、くるみを愛撫して甘い声を出させるココだった。  
「ココ様…指二本は無理ですう…」  
「はっはっは、普段はもっと太いモノが入るのにか?」  
「い…や…かき混ぜ過ぎ…ああっ、イクっ!」  
 
エターナルの脅威も去り、ひと安心のプリキュア一同。それぞれの  
セックスをあらためて追究するのだった。  
「はっはっは。ミルクはもう少し、ご飯を食べた方がいいかな?」  
ココの指摘どおり、全裸に剥かれたミルク、いや、くるみの身体は  
変身シーンからもわかるように、ちと細過ぎた。肋骨のうっすら  
浮いた胸とくびれた腰。だがココの苛烈な開発によって、薄い  
ながらも乳首はつんと尖り、ヴァギナは熟れ熟れに濡れて、ココの  
挿入を待ち構えている。  
「ほーほほほ、くるみがそんなだから、ココもたまにはナイス  
バディな娘が欲しくなるのよねー!」  
制服をぺろんと脱いで、中二の標準的なバストを、うりうり、と  
自慢するのぞみ。  
「うるさーい!こんな身体でも、ココ様は悦んでくれてるの!  
のぞみはりんと楽しみなさい!…と、言う訳でココ様ぁ…」  
「はっはっは。じゃあ教えたとおりにおねだりしてごらん?」  
くるみはソファーの上で両足を開き、入口に指を出し入れして  
真珠を摘まみながら  
「ココ様…くるみのいやらしいくちゃくちゃのお××こに、逞しい  
おち××ん挿れて下さい…」  
と哀願した。虐められて、ひとすじの涙が頬をつたう。  
「はっはっは。よく出来ました」  
ココも裸になると、くるみの両足を両肩に抱えて挿入した。伏字に  
したのは、書き込み禁止対策である。  
「ああ、深い、深いわ、ココ様!」  
「はっはっは。人間になるとくるみは大胆だなあ」  
(んむー、あたしとはあんな激しいエッチした事ないよう…ココの  
バカー!)  
不満げに二人を見ているのぞみを、りんが小突いた。  
「何やってんのよ、のぞみ」  
「りんちゃん!?」  
「のぞみ、最近冷たくて…やっぱり男の人の方がいいのかなって…  
あたし寂しかった…」  
「んもー、りんちゃん、そんな事無いって言ってるのに!」  
えいやっ、とりんに口づけするのぞみ。うっとりと目を閉じるりん。  
むちゅー、れろれろ、ぴちゃくちゃ、ぷはー、と、ひととおり  
ディープキスを交わす二人。  
「さあ、りんちゃん、来て!」  
「え?」  
「え?」  
「いや、あたしは抱いてもらう側の方で…」  
「(うわっ、めんどくせー!)でもわたし、一体どうすれば…」  
「こないだは、うららは未経験なりに頑張ってくれたよ?」  
さて、そのうららとシロップはと言うと…。  
 
うららとシロップは向かい合ってトンビ座りで、おでこをくっ付けて  
上目遣いで見つめ合ってる。端から見ると、『小さな恋のメロディ』  
のワンシーンみたいだ。  
「ねえ、シロップ?」  
「……なんだよ、うらら」  
「あの写真だけど…」  
「………」  
「あんな事してたあたし、嫌いになっちゃったよね?」  
「そんな事ないぜ!」  
「シロップ…」  
「お前のお母さんみたいに、大女優になりたいんだろ!?だから  
頑張っているんだろ!?それに…」  
「それに?」  
「エッチしてるうらら、とても…可愛かった」  
「あんな…大勢の人に犯されてる姿が?」  
「俺、いけない事だってわかっているけど忘れられなくて…」  
うららはシロップの手を取ると、彼の部屋へ導くのだった。  
「シロップ、こんな汚れてていいんなら、本当のあたし、見せて  
あげる。…ううん、見て欲しいの」  
「俺…みんなと比べて全然子供だけど、いいのか?」  
「シロップ、前に言ったじゃない。お互い働いてるあたし達って  
似てるねって。二人でちゃんと大人になろう、ね?」  
「うらら……」  
彼女の事大切にしたい、そんな想いで胸がいっぱいになるシロップだった。  
 
「ほれ、脱がして」  
りんの要求に応え、制服を脱がしてやるのぞみ。グレーの、全く  
もってつまらないスポーツブラとショーツだった。  
(そういえばあたし、ベッドの中で裸でするエッチってした事  
ないなあ…って、そんなあたしにどーしろっちゅーねん!)  
下着姿になった二人。  
「んで、りんちゃん。これからどうすれば…」  
「まだ脱がせるものあるでしょ」  
めんどくさそうに答えるりん。グレーのショーツは濡れる気配も  
ない。幼なじみとはいえ、セックスの相性は最悪なのかもしれない。  
 
幼稚園から一緒で仲良くてわりとお互い意識してた女の子がいて、  
「こいつ俺の事好き違ゃうかな?」と思って試しにキスしてみたら  
OKでつきあい始めて、初セックスしてみたけど想像してたほど気持ち  
良くなくて、相手も痛がるだけでお互い気まずくなって結局別れ  
ちゃう。そんな経験、誰にでもありますよね?ガッ、デム!  
今書いてるこのお話の、のぞみとりんもまさにそんな状況になり  
つつあった。  
「あらあらまあまあ、これはちょっといけないわねえ…」  
かれんと二人でナッツの乳首を責めていたこまちは、  
「はーい、みんなちゅーもーく」  
と行為を中断させ、対戦相手の交代を命じるのだった。  
「りん、ちょっとわがままが過ぎるんじゃなくて?」  
「だって…」  
尖らせたりんの唇を人差し指でふさいで、こまちが提案する。  
「りんはわたしが抱いてあげるから、かれんの事抱いてあげなさい」  
「?」  
「つまり、りんはわたしにされた事をからだで覚えて、かれんに  
してあげるの」  
「なるほど…」  
「いつまでも受身のセックスじゃ、想われ人から告白されたとき  
困るでしょ?」  
「わかりました!かれんさん!必ずあなたを、あたしの子猫ちゃん  
にして見せます!」  
「受けてたつわ、りん!あなたをわたしの淫肉奴隷に仕立てて  
あげるから、覚悟なさい!」  
赤と青、訳の分からない二色の火花を散らす二人だった。  
「はいはーい、こまちさん、あたしはー?」  
「のぞみはもちろん、ココさんとよ」  
「やったー」  
「東校舎非常階段中3階とか、図書館の地下23番書架とか、隠れた  
所でばかりセックスしてるのは、不健康だと思うの。のぞみには  
裸でお布団の上で、のびのびとセックスして欲しいの」  
「はーい!夢原のぞみ、頑張ってセックスしまーす!」  
短いスペースにセックスセックス、まるで中期の野坂昭如みたいな  
文章になってしまった。それはさておき、  
「あァン、こまち、ひどぅい…」  
くるみが自らを慰めながら、切ない声を上げる。さっきまで悦びの  
極みにいたのに中断されたのだ。翼を失った天使の気分を味わって  
いるに違いない。  
「大丈夫…くるみの相手は、残ったナッツさんよ」  
「!」  
「?」  
秋元こまち。この魔性の女とバカ筆者のせいで、物語はちーっとも  
終わる兆しを見せないのであった。いや、本当、悪いとは思って  
いるんですよ。  
ああ、フレッシュネタが見てえ!  
 
「ナッツさんもくるみも、セックスの経験値があまりに少なすぎる  
と思うの」  
傷つく事をサラッと言ってのけるこまち。  
「こまち!?お前を満足させるために、俺がどれだけ…」  
「わたしも…あァン…ココ様が求めてきたらどこでも……ン」  
ちっちっち、と快傑ズバットに変身する人のように人差し指を振って、  
こまちはふたりの言い分を否定した。  
「くるみはココさんとばかりセックスしてるから、オ××コがココ  
さんの形になっちゃってるの」  
すげえ事言い始めた。  
「他の男の人ともいっぱいセックスすれば、ココさんのオチ××ン  
にもいい刺激になるんですって。唯川恵や山田詠美の小説にも書い  
てあったわ」  
もはやそんな事言わなくても、くるみは既に『誰のでもいいから、  
オチ××ン欲しい…』状態になっている。  
「そして、ナッツさん!」  
びびーん、とナッツを指さすこまち。  
「確かにナッツさんはわたしの性感帯も好きな体位も知り尽くして  
いるけど、それだけじゃダメなの。」  
「………」  
「他の女の人とセックスしてもいいから、その人が悦んだ事、わたし  
にもして欲しいの」  
「わかった、こまち。くるみとのセックスで必ず何かを掴む!」  
「頼もしいわ、ナッツさん…」  
「あん、こまちぃ、演説はもういいから早く来てぇ…」  
かれんとりんが求めて来る。所詮ネコ同士では何も出来ないらしい。  
「はっはっは。くるみも限界みたいだな。ほら、くるみ。パターン  
Nでナッツを誘うんだ」  
ココが促すとおり、くるみは蜜まみれの秘唇を指で開いて  
「くるみの子宮に、ナッツ様の精子注いで下さい…」  
と、はしたなくおねだりするのだった。仙台エリの声で。  
「こまち以外は初めてだから、うまく出来るだろうか…?」  
「ああ…ココ様以外のオチ××ンが入って来る……ああっ!ナッツ  
様のモノも素敵!」  
「もーう、ココ!?みんなの事なんていいから、しよ、しよ、ね?」  
「はっはっは。それじゃあベッドに行こうか、のぞみ」  
「ココと普通のセックスするの初めてだね!」  
「のぞみ、マットレスが壊れちゃうから跳ねるのは止めよう、な?」  
うりゃうりゃー、おりゃおりゃー、さーち、あーんど、ですとろーい。  
かれんとりんは激しく取っ組み合っている。果たして気持ちいいの  
だろうか?  
 
のぞみとココ。別室でようやく二人きり。  
「はっはっは。のーぞみーのおーなかはぷーにぷーにおーなかー」  
「あァン、ココぉ、おへそ感じるぅ…」  
「はっはっは。コスチュームが変わって、ちょっと油断したかな?」  
『女』のエネルギーが成長途中の身体から破裂しそう。…いやあ、  
中×生とのセックスってのはいいもんだなあ!  
くるみばかりでなく、サンクルミエール学園の生徒も何人か喰らっている  
ココだが、のぞみの身体が一番相性が良かった。初めて裸で触れる、  
(性器以外の)肌の張りも最高に良いし、今も進んで口を使い奉仕する。  
積極的っぷりもいい。  
「ねえ、ココぉ…」  
くるみと同じポーズ、アンド、腰を浮かせて  
「あたしのオ××コ、ココのオチ××ン欲しくてこんなにトロトロなの…」  
とかやっちゃってくれる。  
(むむっ!既にパターンQを習得しているとは!)  
理性を失ったココは、今更ながらルパン三世のように、のぞみの身体に  
ダイブするのだった。  
更に別室。裸で向かい合ううららとシロップ。現在は法的に無理だが、  
大林宣彦の映画のワンシーンみたいだ。  
「うらら…きれいだ。とってもきれいだ」  
シロップのものは興奮して、ぴん、と反り返っているが未成熟で、  
皮も被っていて、毛も生えていない。寄り添う二人。うららの両手が、  
シロップのものに触れた。  
「あ……ああっ!」  
それだけで射精してしまうシロップ。うららが目をぱちくりとさせる。  
「ご、ごめん…」  
「うぅん、いいの」  
幼い白濁液を拭き取り、シロップの胸に顔を埋めるうらら。ひとすじの  
涙が、頬をつたう。  
「うらら…?」  
「わたし…好きな人に抱かれたの、初めて」  
「うらら…俺、弱くってごめんな」  
「そんな事ない!シロップが大事に思ってくれる限り、あたし頑張れるから」  
交わりはない。互いを愛しむように抱擁する二人だった。  
 
きれいに終わりたかったけど。  
「ぐふふふふ…売るにしても強請るにしても、相当のお宝になるわ…」  
ナッツハウスの外では、CIAやモサド、国家情報院レベルの重装備で  
増子美香が決定映像を撮り続けていたのだった。  
 

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