「わたし一人で、充分よ!!」  
絶対に無理だ、と分かっていながらも、パッションにはそう叫ぶしか術がなかった。  
ウエスターの操るナケワメーケにたった一人で太刀打ちなどできるわけがない。  
そんなことは彼女は十二分に承知していた。  
けれど、タコ嫌いの美希には無茶はさせたくない。ラブもブッキーもわたしがここで戦っていることは知らない。  
今、ナケワメーケを食い止められるのは自分だけだ……!  
 
案の定、パッションはあっという間に劣勢に立たされる。  
ブニブニとしたタコ型のナケワメーケは、彼女のパンチやキックの衝撃を吸収し、まるで歯が立たない。  
八本の足が不規則に動き、赤い戦士に次々と襲い掛かる。  
逃げ遅れたパッションの体を、一本の足が鞭のように打ち、彼女はダウンしてしまう。  
 
「どうしたイースよ。その程度か」  
ウエスターが不遜な態度でパッションに語りかける。  
(悔しい…ほとんど食い止めることが出来なかった…!!)  
パッションは倒れた体勢のまま拳を握り締める。  
ナケワメーケの足がパッションの体に巻きつき、宙高く持ち上げた。彼女の胴を限界まで締める。  
(く…うっ、く…る…し…い……)  
だんだんと意識が遠のいていき、パッションはガクリと腕を落とした。  
 
変身が解け、彼女は東せつなの姿に戻ってしまう。  
 
「待て、ナケワメーケ」  
その一部始終を見ていたウエスターが、不意にそう命じた。  
ナケワメーケが少女を締めあげていた足の力を緩めた。  
そのまませつなは地面へ向かって落下する。真下に移動していたウエスターが、彼女の小さな体をしっかと受け止めた。  
気絶しているせつなの呼吸を確かめると、彼はしばらく腕の中でぐったりとしている少女に見入っていた。  
 
 
「ラブサンシャイン」「エスポワールシャワー」「ヒーリングプレアー」  
「フレーッシュ!!!」  
タコ型のナケワメーケを倒した直後、三人は焦りはじめる。  
「パッション!せつな!どこに行ったの!?」  
「せつなちゃん!!どうしよう、どこにも見あたらない…!!」  
「ま、まさか…ラビリンスのあいつが……!?」  
ベリーの顔面が蒼白となる。  
(きっと連れ去られたんだ!わたしが…わたしが間に合わなかったせいだ…!せつな……!!!)  
彼女は悔しさのあまりぎりぎりと歯噛みした。  
 
 
 
いつもと違う天井──  
意識を取り戻したとき、せつなはその目に入ってきた光景に違和感を覚えた。  
今世話になっているラブの家の自室の天井ではない、でも、この天井には見覚えがある──  
「───!!」  
ベッドの端に誰か座っている──  
「よう、起きたか、イース」  
金髪、碧眼の背の高い青年。Tシャツにジーンズというラフな出で立ち。  
「ウエスター…?」  
さっきまで敵同士として戦ってきたウエスターが、仮の姿、西隼人の姿に身を変え、こちらを見ていた。  
 
──そうか、ここは占い館の、ウエスターの部屋──  
気付いた瞬間、せつなはベッドから飛び起き、ドアに向かって駆けだそうとした。  
その腕を隼人は素早く掴み、せつなを背後からきつく抱きとめる。  
 
「どこに行くつもりだ」  
「はなして…っ!!家に…帰るの!ラブの家に……!!」  
「おまえの家はここだ!おまえはラビリンスの人間だ、この世界で上手くやっていける訳ないだろうが!!」  
「わたしは…っ、今は四ツ葉町の住人よ!もう、ラビリンスに、戻るつもりはない…っ!!」  
 
せつながそう言い放った瞬間、隼人は、彼女の両肩を掴み、ベッドへと投げつけた。  
「きゃ…っ!」  
隼人は、白い布の上に投げ出され、うつ伏せになっているせつなの体を仰向けにひっくり返し、  
彼女の脚と脚の間にみずからの膝を割りいれる。  
「い…やっ!ウエスター、お願い…やめてっ!!」  
せつなは手足をばたつかせ、のしかかってくる男から逃げ出そうとする。  
しかし、彼女は今プリキュアに変身していない、ただの無力な少女であった。  
全身を押さえつけてくる男の力にかなうはずもなかった。  
 
(そうだ…リンクルンは!?アカルンで逃げれば…!!)  
せつなはいつものように腰に手を遣る。だが、そこにあるはずのリンクルンが──無い。  
ギョッとして思わず視線を部屋中に巡らす。そして、ドアの方に目を止めた。  
ドア付近の床の上に、ケースごとリンクルンが転がっている。  
(手が、届かない──!!)  
愕然としている彼女の耳に、冷たい声が降りそそぐ。  
「静かにしろ…このまま、手足を縛り上げてもいいんだぞ?」  
声の主を見上げる。青い目がこちらを見下ろす。その瞳の奥には怒りの炎がちらついていた。  
その瞳を見て、せつなは戦闘中に止めを刺されそうになった時とは別の種類の恐怖を感じる。そして──  
 
(あ…あ、あんなこと……しなければよかった……!)  
 
以前に自分がしでかしたことの重大さに気付き、深く後悔をするのであった。  
 
 
──わたしは、この男と、何度か関係を持ったことがある──  
 
彼女がこの占い館に住んでいた頃、ほんの数回、彼の誘いに乗った──  
もちろん、それはただの出来心であった。彼女はちょうど性的なことに興味を持ち始める年頃であり、  
彼にはたまたま相手する女がいなかっただけであろう。  
単なる戯れ、興味本位、暇つぶし、ただそれだけのことであった──はずだ。  
 
ところが、その数回の過ちが、のちに意外な展開をもたらす。  
彼女が離反した折、彼は異常なまでに怒り狂い、彼女を力づくで取り戻そうとしたのだ。  
仲間意識が強い──彼の怒りの原因は、それだけでは絶対になかったであろう。  
 
(わたしは、もう、イースじゃない──!)  
 
叫ぶ声が震えているのが自分でも分かった。彼の豹変ぶりを恐れ、自分のしたことを悔いた。  
だから、彼女は必死で今までのことを忘れようとした。  
あれはただの火遊びだ、時が経てばあいつだってきっと忘れてくれるに違いない──そう信じて。  
 
──なのに今、わたしは連れ戻され、こうして再びこの男の手中に収まらんとしている──  
 
「何故…?」  
せつなは隼人に疑問を投げかける。  
『隼人』は背が高くスタイルもいい。こちらの世界では美形の部類に入るであろう。女などより取り見取りのはずだ。  
ラビリンス本国でも、彼は幹部なのだから、望めばいくらでも女は手に入る。  
 
それに引き換え、わたしには別に大人の女性のような色香など無い。  
背は低いし、痩せて骨ばった体つきだ。  
性格だって、おしとやかというわけではない、むしろキツい方だと思っている。  
 
「他にも女の人はたくさんいるでしょう!?何故わたしにばかり構うの?わからないわ!!」  
喚くせつなの口を、大きな手が押さえつけた。  
「むぐ…っ!」  
「うるさい…裏切り者のおまえに制裁を加えるために決まってるだろうが」  
低い声で耳元で囁かれ、せつなの視界が霞む。  
(助けて…ラブ、美希、ブッキー、誰か…!)  
心の中で助けを求める。しかし同時に彼女は観念していた。  
 
今は大人しくしていよう、抵抗せずにいれば、この男だって手荒なことはしないはずだ、  
なんとか隙を見つけてアカルンで逃げよう、彼は恐らくリンクルンにはさわれないだろうし、  
アカルンで瞬間移動できることも知らないだろう……頭の中で脱出の計画を練る。  
 
せつなの口を押さえていたものが、隼人の手から唇へと切り換わる。  
急に口全体を覆われ、彼女はろくに呼吸もできなくなる。  
(く…苦しい…!)  
抵抗せずにいようと思ったのも束の間、せつなは思わず隼人の唇をガリッと噛み切ってしまう。  
「い…てっ!」  
顔を離した隼人の口の端に血が滲む。彼は口元に手を当て、その手で──  
 
──パン!  
 
せつなの頬を張った。  
そして彼女の赤いブラウスに手をかけ、左右に引きちぎった。ブチブチと前ボタンが飛んでいく。  
「……っ!」  
せつなは一瞬息を呑むが、すぐに気を取り直し、隼人をキッと睨みつける。  
視線と視線が合い、間に激しく火花が散る。  
「相変わらず生意気な目だな…どこまで耐えられるか試してやろうか」  
隼人は荒々しい手つきでブラをずり上げ、露になった乳房に顔を埋める。  
冷えた白い肌に熱い舌がぬめぬめと這いずり、赤い蕾へと辿り着く。  
「ふ…あぁ…っ」  
乳首を舌で弄ばれ、せつなはわずかに喘いだ。  
 
(だめ…落ち着いて、逃げ出すチャンスを見つけるのよ…!)  
 
隼人の両手が、せつなのデニムのパンツを脱がそうと腰に手をかけた。  
せつなの両腕が空く、その隙をついて彼女は渾身の力を持って体を大きく回転させる。  
ドアの下に落ちているリンクルンに向かって手を伸ばそうとした。  
しかし、その努力は全く無駄に終わった。うつ伏せで上半身のみをベッドから乗り出した状態で、  
細い腰をがっしりと大きな両手で掴まれてしまう。  
結局彼の行為を助長する形になってしまった。デニムがするすると簡単に脱げてしまう。  
そのまま、また背後から太い腕で抱き寄せられ、引き戻されてしまった。  
 
「逃げられると思ってるのか!?」  
隼人の右手がせつなのショーツへと伸びる。  
下着の上から敏感な部分に触れると、ぬるりとした感触とともに布がずれる。  
「なんだよ…こんなに濡れてるじゃないか、おまえもホントはやりたかったんじゃないのか?」  
「や…っ!ちがう…!やめて……ひうっ!!」  
布越しにクリトリスを責められ、せつなは喉の奥から奇妙な声を上げた。  
 
「いや…あ…あん…あっ、やめ…おねがい……っ」  
以前にもこんな風にぐりぐりと責められたことがあった。このあとどんなことが起きるか、  
どんな快感が自分に襲いかかるか、彼女は全てを思い出す。  
今後のことを想像することにより、余計に下着の奥がぬかるんでくる。  
「やめろって…本気で言ってるのか?こんなになってるクセに」  
中指を下着の中に忍びこませ、ぬかるみの元へ、つぷぷ…、と挿す。  
「ああああん!」  
せつなは隼人の右腕を両手で掴み、必死に指を引き抜こうと試みた。  
だが少女の華奢な手の力程度では、男の腕はびくとも動かない。  
片方の手首を指のあとがつきそうなほど握られる。  
「い…つ…っ!」  
「動くな!!本気で腕をへし折るぞ!?」  
部屋中に響くほどの声で怒鳴られ、せつなの手の力が抜けていく。  
隼人の指が上下に動き、もっと蜜を出そうと掻き回す。  
「いやぁ…っ、かきまわさ…ないでぇっ……!!」  
「…いい声出すじゃないか、ここもこんなに音がしてるぞ」  
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ。  
みずからの体から発せられる淫猥な音を聞いてしまい、恥ずかしさに目が眩む。  
「ちが…う、こんなの、いや、いやなの…!」  
「違わねえよ!おまえの中がこうなってるんだ!」  
 
隼人は我慢できないといった様子で、左手で自分のジーンズのチャックを下ろし、脱ぎ捨てる。  
せつなを背後から抱えたまま、彼女の手を前につかせ、四つん這いの状態となった。  
せつなのショーツを剥ぎ取り、そのまま性急に陰茎を押し込んだ。  
 
「い…っ!いた…っ!いたいっ、いたい、痛いっ!!」  
めりめりと秘肉を裂くような感覚に、せつなは大声で叫ぶ。  
いくら処女ではないからといっても、数ヶ月ぶりの性交、しかも背後からいきなり  
貫かれたとあっては、痛くないはずがない。  
その叫びを聞いて、隼人の動きが止まる。  
「なんだ…?痛いのか?何度もやってるクセに」  
能天気な呟きに、せつなは無性に苛立った。  
「馬鹿!痛いに決まってるでしょ!こんな久しぶりで、しかも後ろからいきなり…っ!!」  
せつなは、やけっぱちになり喚きたてた。  
 
すると隼人は何を思ったのか、痛みの原因となっているモノをせつなの中から引っこ抜いた。  
(え…?)  
痛みから解放され、拍子抜けした途端、くるりと体を仰向けにされる。  
隼人はせつなの両足を開き、みずからの体をその間に入れる。  
そして再びゆっくりと、本当にゆっくりと彼女の中に入ってきた。  
「これなら…痛くないか?」  
(え…!?なに…?どういうこと!?)  
せつなは予想外の出来事にひどく驚いた。  
制裁を加える、と彼は言った。なのに、たった今隼人はせつなを気づかう素振りを見せたのだ。  
 
(どういうつもり…?彼は一体わたしをどうしたいの…!?)  
せつなは今まで隼人に浴びせられた言葉を反芻する。  
 
──手足を縛り上げてもいいんだぞ──  
 
本気でわたしを陵辱するつもりなら、わたしが気を失っているあいだに身動きをとれなく  
することなどいくらでもできたはずだ。  
 
──腕をへし折るぞ──  
 
そのセリフを思い出し、せつなは気付いてしまった。  
彼が何故ウエスターの姿ではなく隼人の姿でここにいるのかを。  
 
ラビリンスの戦闘員は、非常に特殊な訓練を受けている。  
有事には、こちらの世界の人間の数十倍、下手したら数百倍の力を出せるようになっているのだ。  
もし、ラビリンス幹部の『ウエスター』と、プリキュアに変身していない『せつな』がコトに及んだとしたら、  
ふとしたはずみに彼女の腕や脚は無残に折れてしまう可能性があった。  
それを避けるために、彼はわざわざ無力な青年の姿に形を変えていたのだ。  
 
(どして…?制裁を加えるのが目的なら、わたしの腕の一本や二本折れてしまっても  
 かまわないでしょう?何故……!?)  
湧き上がる疑問を口にしようとして、せつなは隼人の顔をまじまじと見る。  
そして彼女はまたしても後悔する。  
 
(なんで…見てしまったんだろう…見なければよかった……!!)  
 
せつなを見つめる青い瞳──さっきまでその中にあった怒りの炎はもう消えている。  
代わりに、目の前にいる少女をいたわり、いつくしむような光が彼の瞳に宿っていた。  
 
(やめて…そんな目で見ないで…!あなたを…嫌いたいのに!憎みたいのに!!)  
 
「イース…」  
隼人は小さく呟くと、せつなに顔を近づけてくる。  
せつなは今度は彼のくちづけを受け入れる。頭の中が混乱し、抵抗する気力を失いつつあった。  
かすかに血の味がする彼の舌を味わう。  
「ん…んん…む…っ…は、あっ……」  
口腔に与えられた快感は秘所へと伝わり、肉襞がきゅうっと締まっていく。  
隼人はゆっくりと腰を動かしはじめる。先端が、膣の壁をゆるやかに刺激する。  
この館に住んでいた頃、すでに快楽というものを覚えつつあった彼女は、  
この動きをもどかしく感じ、無意識のうちに腰をくねらせてしまう。  
 
「いやあぁ…っ、あっ、い…っ、んああっ」  
(いや!もっと冷酷に痛めつけて、傷つけてよ!そうしてくれないと…憎めなく、なる…っ!!)  
 
入り口付近まで引き抜かれる。  
「ひああぁ!」  
すぐに奥まで挿しこまれる。  
「あう……っ!」  
男が腰の動きを速めても、痛むことは無くなり、せつなはすすり泣くような嬌声を上げ続ける。  
 
「いや、いや、いや、いやあ…んっ!」  
「イイって言えよっ!」  
「やだ、やだ、やだ、やだあっ……!!」  
口でいくら否定しても、体の反応を隠すことはできなかった。  
「ほら…!気持ちいいって言え!!」  
「やん……っ!い…いい…よぅ…、いい…ああんっ」  
こんなことを言ってしまう自分に腹が立つ、しかし彼女は悦楽の海に溺れかけ、怒りはすぐにその波でかき消される。  
 
「…っ!…中に…出すぞ…っ」  
正気を失いそうになっていた彼女は、彼の宣告によりはっきりと我に返った。  
「!!だめ、やめて、それだけはっ!!」  
すると隼人の眼差しが途端に鋭くなり、無情に言い捨てる。  
「制裁を加える、と言っただろうが。何を甘ったれたことをぬかしてるんだ」  
せつなは顔をひきつらせ、身を捩じらせ最後の抵抗をする。  
「あ…!だめえぇ!いやあああっ!!!」  
隼人の溜まりに溜まった欲望が、せつなの子宮までどくどくと流れていく。  
(あ…あ…あ、どうしよう……!)  
せつなの頬に、つうっと一筋、涙が流れた。  
 
(でも、これで彼の怒りは一段落ついたはず、体を離した隙にリンクルンまで走れば…!)  
せつなは気丈にも、逃走の機会を窺う。  
だが、隼人はいっこうに彼女から離れようとしない。陰茎もまだ彼女の中に入ったままだ。  
次の瞬間、せつなは驚愕する。  
(え…!?なに…うそ……!!)  
一度萎れたはずの彼のモノが、彼女の中で再びムクムクと大きくなっていく。  
「これで…終わりだと…思ったのか!?」  
「…!!いやあっ!もう、やめて!ゆるして……!!!」  
 
(恐ろしい…!)  
わたしは何に怯えているのか、精も根も尽き果てるまで、わたしを求め続けようとしているこの男にか?  
今までさんざん馬鹿にしてきたこの男を、ここまで怒らせてしまったわたし自身にか?  
わからない、わからない……!!  
 
 
そのあと何回突き上げられたのか、せつなは覚えていない。  
激しい責め苦を受けながら、いくつか言葉の遣り取りをしたような気がする。  
 
──イース!このままラビリンスに戻るんだ!逃げようとするな!!──  
──いや!戻らないわ!わたしはっ、もう、イースじゃな……──  
──イースイースイース!!!──  
──ちがうちがうちがう、違…うっ…!!!──  
 
その頃にはすでに彼女の意識は朦朧としており、そんな会話をしたことはすぐに忘れてしまった。  
何度も欲望を吐き出され、彼女自身も幾度か高みへ昇りつめ、気を失うように眠りに落ちる。  
頬に涙のあとを残しながら眠っている少女を食い入るように見たのち、  
青年は少女の藍色の髪、耳、額、頬、そして唇に繰り返しキスをする。  
少女の小さな手を握り、彼自身も倒れこむようにして眠りに落ちた。  
 
 
 
 
 
                                      おわり  
 
 

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