前回までのあらすじ──
なぎさは志穂から、ラクロスをやめたいという相談を受けた。それを、なぎさはマクロスと聞き
間違え、バルキリーやデストロイドに関するうんちくを垂れた挙句、ダイダロスアタックを敢行。
逆切れ同然に志穂を押し倒し、ふたなりプリキュアご自慢の陽根で、処女宮を侵してしまう。
その後、なぎさは志穂から性奴になる言質を取り、弟、亮太の筆おろしまでさせた。結果、志穂
はラクロスをやめずにすんだのだが、なんとなく大事なものをたくさん失ったのである。
それでは、みなさんご一緒に。
『デュアル・オーラル・ウェイーブ』
オープニングは割愛。
秋晴れのある日、ベローネ学院の女子部では、毎年恒例の体育祭が行われていた。父兄の観
覧席には美熟女界のホープ、美墨理恵さんの姿もある。
「なぎさ、がんばって!」
わが娘を応援する理恵ママ。ポロシャツとズボンはユニクロで購入した、定番アイテムではあった
が、胸や腰周りにむっちりと脂が乗って、どうにも悩ましい。
「なぎさは、ふんころがし競争には出ないのかい?」
駄洒落キングこと、なぎさパパが尋ねる。すると理恵ママはにこやかに答えた。
「今は金玉ころがし競争っていうらしいわ。父兄も強制参加らしいわよ」
パパ、ママそろってどこの出身なのかは不明だが、娘の晴れの舞台に何やら物騒な事を言って
いる。どこの世界に、そんな怪しい競技があるんだよっていうツッコミはさておき、場面は校庭の
水飲み場へ移動。そこにはなんと、ベローネ学院のなんちゃってカリスマ、小田島友華の姿が
あった。
「友華センパイ」
「あら・・・」
友華の姿を見つけたなぎさが、さりげなく腕を組んだりする。その光景を、ほのかがさり気
なく見守る。どことなく、マニアさまが見てなさるぞよ!という感じだが、それはさておく。
「あたしのエッサッサ、見てくれてました?」
「ええ、美墨さん、まるで日体大の体育祭を髣髴とさせるような、素晴らしい演技でしたわ」
なぎさが先ほど演じたエッサッサの感想を求めると、友華はにこやかに賛辞を送った。ちなみ
にエッサッサとは、某日本体O大学で受け継がれる漢(おとこ)の滾りを表した、勇壮なる美技。
上半身裸となって全身に力を込め、エッサッサという掛け声と共に、腕を振り上げる──正直
言って、やってて意味わかんねえよ先輩って感じの荒業であった。
「センパイは競技、何に出るんでしたっけ?」
「全裸バンジージャンプと、コスプレリレー。負けるとお仕置きが待ってるから、気が抜けないわ」
友華はふくよかな笑顔をたたえながら、絡められていたなぎさの腕を抜く。どこまでも優雅で、
清楚な動きだった。
「美墨さんも、このあとお色気借り物競争があるんでしょう?体育祭の運営管理者は曲者が多く
て、とんでもない物を借りて来いっていうから、気をつけるのよ」
ふふっと去り際に笑顔を一丁。お嬢を自認する女ゆえ、友華の立ち居振る舞いは鮮やかである。
「雪城さんはそのものズブリ──じゃなくって、ズバリ玉入れに出るんだったわね。ベロ−ネ学院
の玉入れは、殿方のお玉を自分の蜜かごに入れてもらうんだけど、中にはおちんちんの茎の部分
に玉が入ってるお方もいるから、おしめりは十分にね」
振り向きもせず、友華はこの場にいるほのかも気遣った。お嬢でおしとやか──ちょっと、キャラ
被ってないかしら──なんてほのかは思いながら、去り行くカリスマとやらを見送っている。
「うっひょ〜、血が騒ぐねえ!」
今度は場所を校門前へと移動。そこでは、タコツボ姉さんこと藤田アカネさんが、例によって
路上販売を決め込みつつ、競技に熱中する後輩たちを優しく見守っていた。
「あたしが生徒だった時分は、男女混合全裸騎馬戦ってのがあったんだけど、今は無いんだね」
門の前に貼られた競技プログラムを見ながら、アカネは昔日を思い返している。
「懐かしいなあ。馬が男子で騎乗するのは女。全員が全裸で、頭に巻いたハチマキを取られたら
アウト。女はみんな捕虜にされちゃうんだけど、例外なく輪姦されてたなあ・・・」
お調子者度では、なぎさに引けを取らないアカネ。たこ焼きワゴンを放り出し、自分も競技に参加
しかねないほどの勢いで、体育祭の行く末を見守っていたのだが。
「おい、アカネ」
見るからに荒くれた男。それも、今どきスカジャンを羽織り、髪型をリーゼントに決めた男が、アカネ
の背後から現れた。
「あっ、あにさん。お疲れさんです」
「また、サボってんのか?」
「いいえ、まさか・・・」
アカネは男が現れると、慌ててワゴンの方へ戻っていく。どうやらこの二人、師弟関係にあるらしい。
「少しは売れてるのか?」
男がレジを覗き込む。しかし、商売はあまり芳しくないようだった。
「まだ昼前だから、客足は鈍いんですけど、まだまだこれからですよ。美味しいたこ焼きを作って、
みんなの舌を蕩かせてみせます」
「ふん。だったらいいがな」
男はじろりとアカネを見やった。いつも通りのバンダナ巻きの頭、色気の無いシャツとジーパン。
その姿を見たとき、男はふっとため息をついた。
「全裸エプロン・・・だな」
男がぽつりと呟くと、アカネの顔が真っ青になる。そして、縋りつかんばかりの勢いで、男の前
へ傅いた。
「あにさん、それだけは勘弁を!」
「しかし、このままでシノギが出せるのか?お前」
「それは・・・」
「嫌なら別にいい。でも、しのげなかったら、お前には裏ビデオに出てもらうことになるぜ。この前
みたいに、俺のシリコン入りでひいひい言わせてもらいたいのか?」
男に恫喝され、絶句するアカネ。目は泳ぎ、男と顔を合わそうともしない。
「俺は、お前に堕ちてほしくないんだ。出来れば、きちんとした香具師の道を歩んでもらいたい。
だが、シノギを出せないとなると、庇ってやれねえんだ。分かってくれ」
男は踵を返し、それだけを言った。その背へ、アカネは意を決したように叫ぶ。
「あにさん、あたしやります!全裸エプロン。あにさんからもらったこの千枚通しにかけて、見事
しのいでみせます!」
アカネの手には黄金の千枚通しが握られていた。大阪の方にこれの名を尋ねると、十中八九の
確率で『たこ焼きをひっくり返すやつ』という答えが返ってくる。更に、アイスピックまでも、『たこ焼
きをひっくり返すやつ』と答える大阪の人々──
「がんばれよ」
男はスカジャンのポケットに手を入れて、歩いていく。背中には虎の刺繍が入れてあり、エキゾチ
ック・ジャパンと書かれていた。これはかつて、女性誌で日本一ビキニパンツが似合う男と称された、
ある人物の言葉だ。近年ではアッチッチと呼ばれ、元メナードのメンバーの曲をローカライズして、
歌っている。ああ、もう訳が分からなくなってきちゃった・・・という事で、場面はベローネ学院男子学
部へと移動。そこではなんと、理恵ママがフジピー先輩率いるサッカー部の部員に、襲われていた。
「よしなさい!あなたたち!」
理恵はどこかの教室の中に監禁され、複数の少年たちに押さえつけられている。手足にはそれ
ぞれ誰かが張り付き、抗う理恵の体を完全にいなしていた。
「ここは、男子部。女人禁制だぜ、おばさん」
フジピー先輩が目を血走らせ、割られた理恵の両足の間へ体を滑り込ませている。しかも彼女の
ズボンは早々に剥ぎ取られ、晒された下半身はパンティ一枚のみ。それすらも、フジピー先輩とや
らの指がかかっている。
「俺たち『熟女萌えサッカー部』の目に留まったのが、運の尽きさ」
「フジピー先輩、早く犯っちゃってください」
後輩たちに圧され、フジピーが理恵のパンティを引きおろす。途端、むうんと熟した女の恥臭が少年
たちの鼻をくすぐった。
「ああ!やめて、お願い!」
叱咤から懇願へ。理恵にはもう、抗う術が無くなっていた。ただ、少年たちに許しを乞い、女犯を思い
とどまってくれるように祈るだけである。
「たまらなくエロいな。美墨さんのおばさんのココ・・・」
フジピーが理恵の肉壷に指を入れてみた。年齢的な事もあり、熟女の膣はすんなりと少年の指を受け
入れてしまう。
「ううッ!入れちゃダメェッ!」
両手足を抑えられ、腰をひねることも出来ない。理恵はこの状況に絶望した。娘と同じ年頃の少年たち
の悪戯を、その身で甘んじねばならない運命を恨む。
「次はチンポだよ、おばさん」
フジピー先輩が男根を理恵の陰部へ突きつけてきた。もう、男女の肉が交わるまで、幾許の距離も無い。
「ああ・・・やめて、やめて・・」
ずずっと花弁が掻き分けられてしまった──理恵はそれを悟り、がくっとうなだれてしまう。奇しくもそれ
は、校庭で彼女の娘、なぎさが快刀乱麻の活躍を見せている時と重なった。
「どなたか、三十センチ以上のペニスを持った方、お見えになりませんかあ?」
カリブト競争ならぬ、借り物競争に参加したなぎさの手には、『チンポ 但し、三十センチ以下は
不可』と書かれた紙があった。そして、声を大にして『持ち物』を借りるべく、父兄の席を行ったり
来たり。
「外人じゃあるまいし、そんな大きいチンポ持ってる人なんて、いないよなあ・・・」
なぎさが探すも父兄は皆、縮こまりながら股間を抑えているだけ。誰一人、三十センチ強を謳う
者は現れなかった。しかし、なぎさはあきらめない。彼女はいつだって前張り・・・じゃなくって前
向きなのだ。
「太いチンポをお持ちの方、いませんかあ?くそう、このままじゃ負けちゃう・・・」
僅かに競技を諦めかけた時、透き通ったような素晴らしい声が、なぎさの元へ届いた。
「わたしが──」
そう言って手を上げて現れたのは、なぎさの大親友ほのか。しかも、借り物を示すかのように、
ハーフパンツを脱ぎ捨てて、反り返らせた男根をいきり勃たせているではないか。そのサイズ、
ゆうに三十センチは超えており、まるでお歳暮で貰う、高級ハムセットのボンレスハムって感じだ。
「ほのか」
「いこう、なぎさ」
ふたなりプリキュアの両名は互いに手を取り合い、グラウンドへ駆けていく。美しい──本当に美
しい青春のひとコマである。
「勃起してると走りにくくない?」
「平気よ。さあ、なぎさ、ゴールテープを一緒に切りましょう」
ボーイッシュで活発ななぎさが、陽根を剥き出しにしたほのかの手を引き、ゴールを目指す。この
倒錯的な光景は、競技を見守る生徒たちは言うに及ばず、居並ぶ父兄たちの目も奪った。ふたなり
美少女──この類まれな素質を持ったほのかの艶姿に、当たり前の如く心を奪われたのである。
今私は神を目の当たりにした…
ジーザス…
「着やせするんだね、おばさん。おっぱい案外大きいじゃない」
「オマンコの毛が多いな。クンニすると、歯に毛が引っかかるぜ」
理恵はまだ、少年たちの間で麗しい肢体を弄ばれていた。もう、五人の少年を自身の肉壷で
愉しませ、子種を仕込まれている。その上、衣服はすべて剥かれ、乳房や陰毛を少年たちの
眼下に晒す事となっていた。
「お願い・・・もう、堪忍して・・・夫が・・・一緒に来てるのよ」
すでに理恵の両手足は戒めから放たれていたが、おぞましい連続姦で体力を削り取られ、逃
げる事が出来ない。そして今、六人目の少年が熟女の肉壷へ、己の欲望を放とうとしていた。
「おばさん、妊娠しちゃうね、これじゃ」
フジピー先輩がにこやかに言う。彼に言われるまでも無く、理恵の肉壷は少年たちの男液で
満たされていた。男根を抜き差しするたびに、濁った粘液が水音を放ちながら、彼女の肉穴か
ら逆流している。それらは滝となり熟尻を伝って、教室の床へ水たまりを作るほどになっていた。
「ひ、ひどい・・・全員で中出しなんて・・・」
理恵は嘆かずにはいられない。夫とだって、普段は避妊具を着けて、行為に及んでいるのだ。
今のマンション暮らしじゃ、子供はせいぜい二人しか育てられない。だから、駄洒落キングには
節制を求めていた。それを、この少年たちはいともたやすく踏みにじった──貞淑な妻、理恵の
悲しみは察して余りある。
「子供が出来たら、どうするのよ・・・うッ・・・うッ・・」
嗚咽を漏らす理恵。彼女は、このように不特定多数の子種を大量に仕込まれた事など、これま
でに一度も経験した覚えが無い。当たり前に夫と知り合い、愛を紡いできた。それだけだった──
「おばさんと俺の子なら、きっと可愛いよ」
一端の男を気取るフジピー。彼は無責任にも、理恵との間で作られる子供の容姿まで決め付け
ている。この瞬間、理恵の肉壷で六回目の放精が行われた。
「あなたたちは悪魔よ・・・」
膣の奥で子種を受け止めながら、涙する理恵。その姿は悲しくも、非常に美しかった。だが、それ
が皮肉にも、燃え上がった少年たちの嗜虐心に油を注ぐ結果となる事を、この淑女は知らない。
閑話休題。今、校庭では各部活による対抗リレーが行われていた。それは、文科系や体育会系
ならびにタイツ会系を含めた混合戦で、勝敗を特に争う事は無い。順位よりも滑稽さや面白みで
観客を沸かせる、ある種のお遊び競技なのであった。
「負けてもいいけど、負けられない。とくに、美墨さんには」
別名、コスプレリレーと呼ばれるこの競技に、セーラーOーンに扮する小田島友華が参加している
事もあって、その盛り上がりは尋常ではない。そして、友華と同じスタートラインには、虚無僧姿の
なぎさの姿もあった。あえて問う。何故、虚無僧?
「お手柔らかにね、センパイ」
「こちらこそ」
なぎさがもっこり・・・では無く、にっこりと微笑むと、友華も同じように笑う。ここいらにも、マキタ様
が見てるっぽいぜ!という雰囲気が見て取れた。が、それはどうでもいい。
「尿意!」
競技委員がピストルを構えて、競技の開始を叫ぶ。ちなみに、『尿意』とは『用意』とひっかけたくだ
らぬ駄洒落である。
パーン・・・と、ピストルの音が鳴った。そして走り出すランナーたち。
「負けないから!」
スタート早々に一馬身抜け出たのは、なぎさである。良く見ると、彼女の足はなんと三本もあった。
いや、その内の一本は肥大した男根である。テレビ的にはモザイクがかかるが、ここではそれも
オールライト。何の問題も無い。
「は、早い!つうか、三本目の足、凄過ぎ!」
なぎさの背を追うのは、二番手の小田島友華。文武に長けたカリスマさんも、野生児の前ではなす
術もないようだった。そして、三番手はと言うと・・・
「なぎさあ!待て、こいつう!」
裸エプロンに千枚通しを持った怪しいレディ。そう、三番手につけているのは、タコツボ姉さんこと藤田
アカネ、その人であった。
「ドドンパ娘の血が騒ぐ!待て、なぎさ!」
アカネは力強いストライドで友華をオーバーテイクし、なぎさに迫る。もう二人の距離は
五十センチもない。
「アカネさん?まったくこのお調子者!」
何故、裸エプロンなのか知る由も無いなぎさだったが、それでも負けたくない一心で走る。
勝敗の関係が無い競技ゆえ、素裸の女が闖入してきても誰も文句は言わなかったが、
色んな意味で、場内は盛り上がっていた。特に、父兄の股間がこんもりと・・・
「絵的には、あたしとセンパイ。そして、アカネさんが横並びでゴールする所で終わる・・・」
エンディングが流れ始めて、なぎさは終(つい)の瞬間を感じ取る。
しまった!オチが無い──そう考えながら。そして、もう一度場面転換。三たび、場所は
男子部のある教室へと移る。
『なのにどうして、今日もこうして、中出しまくる・・・くる・・くる・・くる・・イエ〜ィ・・』
これを歌うのは、いまだ犯されている理恵ママである。彼女はもう、少年たちに十回以上犯
されていた。しかも、子種はすべて肉壷へ流し込まれ、受精の恐怖に怯えさせられている。
「いい歌だ、おばさん」
フジピー先輩が、理恵ママに圧し掛かりながら笑っていた。彼はすでに三度、理恵の女を
犯し、たっぷりと種付けを終えている。しかし、旺盛な性欲は衰えを見せず、今もまた熟女
の柔肉を十分に堪能していた。
「夏のお祭り本でも、理恵ママ萌えは見当たらなかったなあ・・・よし美萌えにいたっては、
皆無といっていい。みんな、萌えツボが白黒に集中しすぎだ」
熟女の肉壷を男根で穿つフジピーの目に、妖しい焔が宿る。そして、今際の時はやってきた。
「ちくしょう!あきらかな手抜き本もあった!それに、落とすやつもいっぱいいた!あとで、
通販にすればいいや、とでも思っているのか!くそう!」
叫ぶと同時に、フジピーは達した。何だよ、結局夏のお祭りの不満を、ここでぶちまけたか
ったのか・・・そう思う無かれ。とにかく、今度は冬。冬なのである・・・
みなさんもやっぱり、日曜の朝は、
デカチンジャー→花弁ヒライター→プリキュアときて、
ブッカケ三人組→ますらお通信のパターンでしょうか?
ブッカケ三人組は、主題歌を河村隆一が担当し、ブッカケガールズに
歌わせるという、プチ・豪華さ。
ルナシー時代の曲をよくギターでコピーしましたが、なんだか
切なくなってきます。