ふたなりプリキュアに、新たな闇が迫る──今、ほのかとなぎさは、ポルン  
を追っていた男と、対峙していた。  
 
(只者じゃない・・・)  
男から放たれるオーラを感じ取り、ほのかは身構える。そして、なぎさは──  
(すごいもっこり・・・三十センチくらいあるんじゃないの?)  
・・・・・と、男の股間に目を奪われていた。多少の温度差はあったが、ホワイト、  
ブラック共に並ならぬ緊張感を漂わせている。  
 
「・・・・・」  
ふたなりプリキュアと睨み合う男は無言だった。ただ、押し黙っているのでは  
無く、虹、光の両国に跨る二人の存在を、心の内で値踏みしている。そんな  
感じだった。  
 
張り詰めた空気が、地下駐車場の中に充満している。それはまさに、一触即発  
という表現がぴったりと来る、殺気立った光景──しかし、ここで場面は小田島  
家所有の高級車内へと移動。何故かというと、今回の主役はベローネ学院の花、  
小田島友華と、彼女お抱えの運転手、室町さんなのである。これは何も、先週  
放送が無くて気落ちした訳でも無ければ、夏なのに水着シーンが無かった事に  
へこたれている訳でも無いので、あしからず。  
 
「お嬢様・・・」  
学院からの帰り道、小田島家のお抱え運転手である室町は、人気の無い公園に  
車を止め、友華の細い肩を抱き寄せていた。  
「ああ、室町さん・・・素敵よ・・」  
後部座席に身を沈めた友華は、中年男の愛撫に身を焦がしている。室町の手は、  
少女の内股を抜け、いまや下着越しの急所へ迫っていたのだ。  
 
「お、お嬢様・・・もう、よろしいでしょうか・・・」  
室町はあさましくも、いきり勃った男根をズボンから抜き出した。その上、  
図々しくも友華の純白下着に手をかける。この男、使用人という身分で  
ありながら、御用家の令嬢を手篭めにするつもりらしい。  
 
「いいわ・・・室町さんの好きにして・・」  
座席のヘッドレストに片足をかけ、恥部を曝け出す友華。スカートがずり  
上がり、パンティは上げた足の太ももに引っかかっている。要するに、女は  
臨戦態勢に入ったという事。  
「お嬢様!」  
室町が矢も盾もたまらず、友華に覆いかぶさった。そして、先ほどの悪戯で  
ほぐれた女唇を掻き分け、ズブッ──と見るも禍々しい男根を、少女の膣穴  
へとねじ込んだのである。  
 
「あーッ・・・」  
男根のエラが膣口を割り、肉襞を掻く──友華は、この瞬間がたまらなく好き  
だった。この、さえないお抱え運転手に体を許し、肉交を愉しむ刹那が──  
 
「お嬢様!お嬢様!」  
「素敵!室町さん、このまま友華を喜ばせて・・・」  
 
男肉と女肉が重なり、ヌチャヌチャと鈍い水音を放つ。このような淫らな男女の  
関係を望んだのは、なんと友華の方であった。公私共に、優等生を気取らねば  
ならない少女は、  
(お嬢様なんて、くそくらえよ!誰か、本当の私を知って・・・いやらしいメス犬の  
私を・・・)  
という、自らを貶めたいという欲望を抱えていたのである。  
 
所変わって、ここは再びふたなりプリキュアと、新たなる敵が対峙している  
地下駐車場。今、ちょうどほのかが敵の男、角澤(仮名)にパンティをむしり  
取られ、野太い男根をねじ込まれているトコ。  
 
「キャーッ・・・」  
角澤の男根はほのかの女肉をざくりと割り、膣穴を完全に満たしていた。  
それも、角澤は宙に浮かびながら、女を男根で串刺しにしている。そして、  
駐車場の端にはスパッツを剥かれ、下半身を露呈したなぎさの姿が──  
 
「ホ、ホワイト・・・ああ・・・」  
見れば、内股には男液と思しき粘液が垂れており、犯されたような痕を残して  
いるなぎさ。それでも、彼女は涙しながら、親友の悲劇を見ている。  
 
「・・・・・」  
ほのかの細い腰を掴み、男根を奥深くまで送り込んでいる角澤は無言であった。  
しかも、女を犯すという事に、何の趣向も見せないような無表情で。  
「う・・・うわあ・・・あ・・ああ・・・あ」  
ひくっ、ひくっと時折痙攣するほのかの体。目を見開き、涙をこぼす様子が痛々  
しい。三十センチを越える巨根によって、女壷を掻き回されるというおぞましさに、  
少女はただ、泣くしかなかったのだ。  
 
「わー!ブラックに続いて、ホワイトも・・・こんな事って、あるメポか?」  
「どうなっちゃうミポ!」  
ふたなりプリキュアが敗北した──そう思い、恐慌する畜生ども。  
と、その時──  
 
「いけねえ!報道ステーOョンに遅れちゃうよ!」  
ほのかの女を犯していた角澤が、急にそんな事を言い始めた。時計を  
見ると、午後十時を少し回った所である。  
 
「そ、そう言えば・・・あ、あなたは・・・」  
疼く股間をさすりながら、なぎさが立ち上がった。あの男は、もしや──  
なんて思いつつ。すると、今度は犯されているほのかが、  
「テ、テレビ・・・いつも見てますぅ・・・え、えへへ」  
と、微笑んだ。あえて説明はしないが、新たな敵とは案外誰もが見知った  
男なのか──説明はしないよ、説明は。  
 
「社員は辛いよ。さて、さっさと出して、スタジオ行かなきゃ・・・」  
角澤はそう言って、ほのかの女へねじ込んでいた男根をいななかせ、今際  
の一撃を放った。ブラックに続き、ホワイトも己がモノとしたのだ。  
「はあうッ!」  
膣穴が男液で満たされた瞬間、ほのかは背を仰け反らせ戦慄く。男根が  
びくつき、彼女の肉襞を淫らにこすりつけたからだ。  
 
「角澤さん、ファイヤーって言って!あと、ズームインって・・・」  
どこからか色紙を取り出したなぎさが、角澤にサインを迫る。すると、  
「それは、福沢あOらだって!ズームインって・・他局じゃねえか!この、お  
っちょこちょい!」  
と、顔をしかめつつも、律儀にサインをする角澤さん。気の良い人という噂は  
本当のようだ。  
 
「浅間山が噴火した時は、大変だったよ。ヘリに乗ったりして」  
なぎさが差し出した色紙に、久米さんカムバック!と書きなぐる角澤。現状に  
不満なのか、ありし日が懐かしいらしい。  
 
「君たちも残りのクール、頑張れよ」  
そう言って、角澤は地下駐車場を後にした。その姿を、ホワイトとブラック  
の両名が切なげに目で追う。  
 
「いい人だったね・・・角澤さん」  
「ウン」  
犯されておいて、何をかいわんやではあるが、同局のよしみでそれは許し  
ちゃおうと思う、ふたなりプリキュア。そうとなれば、今だ膣内に溢れる彼の  
子種だって不快な気はしなくなる。どころか、粘液の温みが愛しくさえ思え  
るのだ。  
 
「報道ステOション、見なくっちゃね」  
ほのかがにこやかに言うと、  
「うん、ファイヤー!」  
勘違いしたままのなぎさも、快活に答えた。この後、ふたなりプリキュアには  
テコ入れという新たな刺客がやってくる。夏のお祭りが終わり、ようやく人心地  
ついたというばかりなのに──だ。  
 
「♪お互い、パンツを取り替えるたび、すごく、エロく、なるね〜♪」  
なぎさがお決まりに歌い出すと、  
「♪イエイ!ユア・ペニス・マイ・ペニス!イッてるんだから、おっぱいなんて、メ  
じゃない♪」  
ほのかがそれに続く。そして、ふたりは──  
 
「♪フリチラ、フリチラ・・・AHA〜N♪」  
と歌いながら、テOビ朝日前へと向かっていった。もう、訳が分からなくなったが、  
とにかくそういうことなのである・・・・・  
 

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