なぜハミィを助けてしまったのだろうか?なぜプリキュアに?  
私にその資格なんて…マイナーランドは…音符は…不幸のメロディは  
雨が降りしきる中、私の脳裏には今までの記憶とハミィの笑みとその優しさが混在し、酷く混乱していた。  
おぼつかない足取りでよろよろと歩く惨めなプリキュア。  
キュアミューズのフェアリートーンの言葉が胸を締めつける。  
(くっ……何なんだこの思いは…クッ)  
プリキュアになったから今までの同僚達と戦う理由はできた。  
こちらにはなくとも向こうから来るだろう。ではプリキュアの方は?  
手の平を返したように響や奏に協力して共に戦えるだろうか?  
戦力として見なしてはくれるかもしれないがそこにハミィのような信頼はあるか?  
もうどうしていいかわからない、どうすればいいかわからない。  
自暴自棄……もうどうでもいい、私がプリキュアになった理由なんかどうでもいい…  
膝を抱え、雨に打たれながら項垂れる。  
「……お、お姉さん…プリキュア?」  
声を掛けられ、顔を上げた。そこにはどこかで見た少年がいた。  
よく見れば…奏にどことなく似ている……そういえば、奏には弟がいたハズだ。  
名を……奏太と言ったハズだ。  
「あ……貴方は?」  
「すげぇ、本当のプリキュアだ…でもずぶ濡れじゃん。他のプリキュアはどこにいるの」  
「他の……し、知らないわ」  
「ふぅ~ん……」  
少年の目が一瞬だけ、変わった。私の濡れた胸元を、太腿を見て顔を赤らめた。  
(人間の雄に……それもこんな子供に……今の私にはお似合いだわ……)  
「……身体(セックス)が目当てなんでしょ?」  
その言葉に少年は心臓を掴まれたように飛び上がった。  
「な、何…何を言って」  
「プリキュアとセックスしたかったんでしょ?」  
「そ、そんな事――――――」  
「そんなにしたいんなら、してあげるわよ」  
私は少年を伴って路地裏へと入った。  
 
路地裏で嫌がる少年のズボンと下着を下げ、ペニスを露出させる。  
まだ皮を被っている初々しいペニスだ。精通くらいはしているだろう。  
私は少年のペニスをくわえ、口で勃起させ、射精させた。  
青臭いドロドロの精液だ。私はそれを飲み込み、壁に手をついて  
雨で濡れたショーツをずり下げ、スカートを捲って尻を突き出した。  
あとは実に簡単だった。あながちウソではなかったのだろう。  
猿のように何度も、何度も腰を打ちつけてきた。路地裏の泥水と腐ったゴミの悪臭に  
汗と精液と女のニオイが混ざり、自棄になった私の脳天をつく。  
何度目かに膣中に出された。それでも構わず交わり続けた。コスチュームを捲り  
乳房を貪るように吸いつき、乱暴に鷲掴む。獣の交わりだ。  
だが、私にはどうでもよかった。そう、もうどうでも――――――  
ぬぷッ……と萎えたペニスを引き抜いた少年は膣から糸を引くように垂れ落ちた精液を  
見て、あわただしくズボンを引き上げると、何を思ったか携帯電話を取りだした。  
尻を突き出したままの私にフレームを合わせシャッターを何回かきるとそのまま駆けだしていった。  
オカズにでもするのだろうか……またはプリキュアとして戦った後、脅迫でもするのだろうか?  
奏の弟だ…姉にみつかったら、さぞおもしろい事になるだろう……ははは…ヤケになって  
子供と交わったプリキュア……どこが正義の味方なのか……  
こんな私をまだハミィは友人と呼んでくれるんだろうか…もう、もうわからない…自然と溢れてくる涙が  
雨に流され、私は再び踞った。陶酔するような荒い息と嗚咽に混じって膣から少年の子種汁が  
淫らな音を立てて逆流してきた。  
 
おしまい  
 
 

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