「うおらっ!」  
「くっ!?」  
大きく地面が狼男の一撃と共に大きく地面が抉れた。  
迂闊だった。プリキュアとなってみゆき達と力を合わせて  
世界に不幸をもたらすバッドエンド王国と戦うと決めた。  
それまではよかったが、相手は王国それも異形の者達が集う国家なのだ。  
その王国が本腰を入れ、各個撃破の戦術を取られれば、  
プリキュアになって間もない乙女達にとって愛や勇気、  
気合いや絆の力でどうにかなるものではない。今がまさにその状況であった。  
「フン、逃げ足だけは一級品じゃねぇか。キュアマーチ  
煉瓦の家に逃げ込むか?ぶち壊してやるがなハッハッハッ!」  
「うるさい、黙れ!みんなが来ればお前なんて!」  
「仲間か…そりゃ大変だ。だが来ることができるかな?  
他の奴らも手一杯だと思うがなぁ?」  
「くっ……」  
キュアマーチは痛む腕を押さえた。  
確かに他のプリキュアもバッドエンド王国の者達の襲撃を  
うけていれば応援の望みは薄い。  
「お前らはピエロ様復活にとって最大の障害と見なされた。  
安穏な日々はもう終わりだ、四六時中王国の刺客がお前達を狙う。  
それだけじゃない、お前らの親、兄弟、親族、友人も。  
クックック、せいぜい生き残れるように善戦するんだな…  
伝説の戦士プリキュアよ」  
 
「そんな―――」  
キュアマーチこと緑川なおは愕然とした。両親はもちろん、  
愛しい弟や妹まで狙われるなんて、家族だけならまだしも  
友人や知人の全てを守り切れる自信はない。  
「ああ、言い忘れた。関係ない人間もその対象だ…  
その手始めに、このガキなんてどうだ?」  
「うっうああっ!」  
ウルフルンの手に首根っこを掴まれ、吊されているのはよく見知った  
否、知りすぎている男の子だった。  
(け、けい―――た)  
「けいたを離せ!関係な―――」  
キュアマーチは咄嗟に叫ぼうとしたが、ハッと口を手に当てた。  
「おいおい関係ない人間も対象と言っただろうが…それに『けいた』だと  
ガキ、てめぇの名前か?」  
「そ、そうだ…俺の名前…で、でもどうしてプリキュアが」  
「お前の知り合いか……ハッハッハ、こいつぁいい。ここでぶち殺すよりも  
いいこと思いついたぜ」  
ウルフルンは心底愉快という具合に笑った。  
「何がおかしい!」  
「おい、キュアマーチ…このガキが殺されたくなかったら、尻をまくって  
四つん這いになりな」  
「なっ、何…一体、何を言っている!?」  
「わからねぇか?このガキをてめぇと交尾させるんだよ、守る人間から  
犯されるなんざぁ最高のバッドエンドだろうが」  
「そ、そんな…」  
「悩む必要はねぇだろ?関係ない人間だ。どうなろうが構わねぇだろうが」  
「卑怯な―――」  
「卑怯?何が卑怯だ、プリキュアが5人がかりであかんべぇと  
戦うのは卑怯じゃねぇのか?ああ?」  
ギリギリとウルフルンの筋肉が盛り上がる。  
「うっ…あがっ……痛っ」  
けいたが苦悶の声をあげた。  
 
「や、やめてっ!わかった…わかったから…い、言われた通りにするから!」  
「はぁ?言うだけか?態度で示せよ、伝説の戦士様ぁ」  
キュアマーチはぐっと唇を噛み、膝をつくとスカートをまくり  
四つん這いになった。グリーンのスパッツに包まれた尻がウルフルンの  
眼下に晒された。  
「いいザマだな、プリキュア。もっと脚をひらして尻を高く突き出せ」  
「う…ううッ」  
キュアマーチは言われた通り、脚を開き尻を高く上げた。  
その姿はまさに雌犬。獣欲にかられ発情する雌犬の格好だった。  
「さて……てめぇの未来を黒く塗り潰してやる」  
ウルフルンは闇の黒い絵の具を取り出すと、ぐっと握りつぶした。  
そして本来なら闇の絵本の空白ページに塗りつけるものをキュアマーチ  
の背中とけいたの股間に塗りつけた。  
「ああっ!!…う……ああ…」  
急速に薄れる力、プリキュアとしての力が根こそぎ奪い  
取られるような感覚にキュアマーチは力なく呻いた。  
対照的なのはけいただった。  
「なっ何だ…こ、コレ、き、気持ち悪い!うっああああっ!」  
闇の絵の具を塗りつけられたけいたは叫んだ。  
けいたの荒い息づかいと共に膨らむズボン。  
「あ、あ、ああっチンチンが…チンチンがっ」  
人前など構わず、けいたはズボンを下着ごとせわしく脱ぎ捨てた。  
「な…な…にあ、あれは」  
それは少年のものとは思えないくらい大きく勃起した肉の凶器。  
「オラ、ガキ…射精したくてたまんねぇーだろ?  
プリキュアが穴使わせてくれるってよ」  
「ハーハー…プ…プリキュ…ア…?」  
けいたの勃起した肉棒がビクン…ビクンッと脈打ち、さらに反り返った。  
その先端から先走り液がピュッピュッと飛び出している。  
まだ精通もしていないであろう少年が闇の力によって得た魔性の肉棒だ  
もう自分では性欲を抑制できなくなっているかもしれない。  
「あぐぐぐう……あはっ、はううううっ!!」  
必死に肉棒を握り、扱き始めた。雄としての本能がそうさせているのだろう。  
以前は愛らしかったけいたの表情……その表情は今や見る影もない。  
そこにあるのは荒い息をはき、蟠る性欲を解き放とうとしている雄だ。  
「おーおー…まだ射精も知らなかったのか」  
(……け…けいた……)  
キュアマーチは眼を伏せた。弟に犯される、それだけは避けなければと  
ほとんど動かない脚を動かそうとした。次の瞬間、背中にぶちまけられた絵の具が  
意志をもったように動き、左右の足に取り付き、拘束した。  
「あっ…う、動かない…な、なんで…」  
けいたの前に尻を突出し、足を開いた状態から動くことができない。  
まるで脚と地が縫い付けられたようだ。  
「はぐっ……んうううっ」  
「さてと…邪魔な布きれはいらねぇな」  
ウルフルンは指の爪でキュアマーチのスパッツを切り裂いた。  
意図的に股間の部分だけだ。獣欲に取り憑かれたけいたの眼前にさらされる  
雌の秘部とぷりんと弾む柔尻はなによりのごちそうに見える。  
 
「い、いやっ!いやああっ!」  
動かない脚を何とか動かそうと身体を揺さぶるが、けいたには雌が  
尻を振り雄を誘っているようにしか映らない。  
「プリキュアのお尻…プリキュアのお尻…女のお尻…」  
柔らかそうな太股の上にきゅっと引き締まり、むにゅっと弾む尻。  
その尻に指を食い込ませて、揉みほぐし、思うがままに蹂躙して、  
秘部に肉棒をぶちこんで力の限り射精すればどんなに気持ちいいだろう。  
けいたはキュアマーチの尻を血走った眼で見ていた。  
「プリキュアのお尻…プリキュアのお尻…プリキュアの尻、プリキュアの尻、  
女の尻、女の尻、雌の雌の雌の――――――」  
くちゅ……とその先端がキュアマーチの秘部に触れた。  
「あ…こ、この穴に…ここにチンチン…あ、あああッ!」  
けいたが腰をズンと突き出した。  
「く…ぎィ」  
ぶちッという感覚と共にけいたの肉の凶器が  
ずにゅううううと侵入してきた。  
「あ、あ、い、痛い……痛い痛い痛い痛い痛いいいっ!!」  
マーチの絶叫。肉を無理やり引き裂くような痛みは  
プリキュアと言えども耐え難かった。が、キツイ肉壁に  
圧迫される肉棒は、けいたの腰から脳天まで電撃のような快感を与えた。  
「あ、あはああああああッ!き、キツすぎる!」  
肉棒が狭い膣内のヒダヒダに絡め取られ、  
腰を押し出すたびに底なし沼に肉棒が埋もれていく。  
そして引き抜こうとすると未練がましく、ねっとりと絡み吸いついてくる。  
ぬちゃぬちゅう…ぐちゅうう…ぬりゅう…  
「こ、こんな…あふっ…だめ…だめぇ…ご、ごめんなさい、ごめんなさい」  
「あ…い、いや……う…ううう…い…いや…がはっ」  
「ごめんなさい、ごめんなさい…で、でもき、気持ちよくて…  
ああ…が、我慢できな…あ」  
けいたは背後から覆い被さり、マーチ頭に腕を回すと、  
しがみつくようにしてピストン運動を始めた。  
 
マーチが頭を振るたびに乱れる長い髪、そこから覗く項にしゃぶりつき、  
けいたは肉棒を押し上げる。  
「はッはああ…ご、ごめんなさい…ごめんなさ…締め上げ…あああッ!」  
けいたの尻が震える度に藻掻くマーチ、その膣口は鮮血に染まり、  
ぶちゅぶちゅとこぼれ出す。  
「あはっ…ああっ…チンチン締まる…ああ、チンチン」  
マーチの尻肉に腰を打ちつけ、パンパンパンと音が弾ける程、  
けいたは激しく腰を振り始めた。  
「あっ、ああっんんんっ、はっ、はっ…ご、ご、ごめんなさ…  
ごめんなさい、ごめんなさいい!」  
「あぐッ…く…んい、いやっ…いやああ…」  
「と、とまらない、とまらないよ!あっああっ…はっはっん、くうううう」  
「ぐ……っや…は!」  
涙を散らしながらマーチはいやいやと頭を左右に振った。  
「あああっし、締まる……プリキュアのお姉さんの…  
締め付け…!ゾクゾクって、何か出る、何か出るぅ!  
チンチンから出るああああっお…んんんぉっ!」  
「いやっ…いや、いやああ!けいたっ!やめてえええええっ!」  
マーチが泣き叫んだ瞬間、  
ぶりゅ、ぶりゅるるどぶぼどぼどぼどぶにゅうううう!  
マーチの最奥に埋め込まれた肉棒が爆発した。  
ドロドロの白濁が鈴口を裂く勢いで射精され、マーチの中に精をぶちまけた。  
けいたの初めての精通の精子、肉棒から吐き出される精子は白濁のゼラチンの塊であった。  
「ん、んおおおおッ出る出るでりゅうううう!!」  
「あああっ!い、いやっ!けいた!けいた、お願いだからは、離れて!抜いてぇ!」  
キュアマーチが眼を見開き、呻きとも喘ぎともつかぬ声を上げた。  
もちろん、なおにとって男性経験などない。忙しい両親の代わりに弟妹の  
食事に洗濯、掃除に加え、部活動。恋愛小説や漫画にうっとりとしたことは  
あったが、中学生の私にはまだ…と抵抗もあった。  
その初めての相手が、魔に取り付かれた弟の凶悪な肉棒と強引な挿入。  
激痛に加えて涙がとまらない。  
(け、けいたと…けいたと…けいたと…そ、そんな…)  
「また、またし、締まる!キツイ、キツすぎるううう!」  
常人の膣内ならまだしも、バッドエンド王国の幹部クラスと渡り合えるだけの  
肉体をもつプリキュアの膣内の圧迫感に溜まりに溜まったけいたの肉棒が  
耐えられるハズがなかった。  
 
「ま、また、なんか出る!なんかチンポからで、出る!」  
肉某の中を精子が駆け上る感覚にけいたは脳がとろけそうになった。  
腰に渾身の力を込め、グッと前のめりの姿勢を取った瞬間  
再びけいたの性欲が解き放たれ、キュアマーチの中にぶちまけられた。  
「ぐっふあ!!…んぐ…うう…あ、あ…く…」  
膣内に満たされていく少年の青臭い精液。勢いも、量も、先と変わらない。  
キュアマーチは叩きつけられるような射精にぐっと眉を潜め、  
何とか声が漏れないようにと歯を食いしばった。  
そして始まる焦燥をあらわにしたけいたの喘ぎ。  
「ああ…と、止まらない、止まらない!ごめんなさい…ごめんな…さいッ!」  
解放された射精時の爽快感は1度や2度で収まるはずがない  
けいたの性交はまさに獣そのものだった。  
「ぐ…うぐ…はッ…けいた…や、やめ…痛ッ…んうううう!」  
マーチの乳房に背後から手を当て、背中にのしかかるけいた。  
尋常ではないフィニッシュ直前の凄まじい突きによって、うすい乳房が  
ぷるんぷるんとはね回る。  
ぱんぱんぱんと音がこだまし、結合部からは潤滑油の役割を  
果たす破瓜の鮮血と練乳のような精液がじゅぶじゅぶと音をたて、地に垂れ落ちた。  
腰を密着させたけいたの雄叫びと共にマーチの苦悶の声。  
「ぐッ…いや…もう、もうやめ…て…ああッ…や、いや…」  
「ごめんなさい、ごめんなさい…プリキュアのお姉さん…  
お、俺!あ、ああっ…ふっんんんん!」  
けいたがマーチの長髪に顔を埋めた。汗臭いにおいと共に漂う女の色香。  
突くたびに上がる呻きとも喘ぎともつかない雌の鳴き声に肉棒が震えた。  
硬く反り返った肉棒を締め付ける膣内の圧迫。  
グワッと先端が膨らみ、どぶぶりゅっとドロドロの白濁液が  
鈴口を裂く勢いで飛び出す爽快感が脳を直撃する。  
溜め込んだ精液を吐き出す射精絶頂の快感にけいたは喉を痙攣させ、  
背筋がおれるくらい仰け反らせた。  
「いっぱい…んんん…まだ…まだでて…ご、ごめんなさいいい!」  
「…けい…た…も…や、やめ――――――はぐっ!?」  
未だに勃起のおさまらないけいたは射精を終えると、再びマーチを後ろから突き上げた。  
「ごめんなさい…プリキュア…ご、ごめんなさい」  
謝罪の言葉を上げながら、何度も、何度もけいたはマーチを突き上げた…  
それを見てウルフルンは笑い声をあげる。  
「へへへッ…どーだ…これでプリキュアが孕んだ時はこのガキが親なワケだ。最高だね」  
どこまでも続く陵辱の饗宴…否、狂宴。  
ウルフルンがニヤニヤしながら、その行為をみていると、鼻を引くつかせた。  
「……何人かプリキュアが…オカオーニの馬鹿め…  
まぁいい、おい、よかったな。キュアマーチ。仲間のご到着だ。  
しっかりみてもらいな。一足さきに女になりましたってな」  
「い、いやッ…け、けいた……は、離れて…ほ、他の…んぐッ」  
「こ、こんな気持ちいいの…気持ちいいことやめられないよ!  
プリキュアのお姉さんのお尻、お尻  
もっともっと出したい、出したいよ!」  
「い、いや……も、もういやああああッ!」  
 
 
あれから仲間によって救出された二人。  
尻からぶりゅ…ぶりゅっと白濁を垂れ流す  
マーチの姿を見て何をされたか一目瞭然だった。  
ハッピー、サニーは顔面蒼白になり、ピースに至っては  
泣き叫んだ。ビューティがみなをまとめ何とかことのなきを得たが  
次の日にはネット上にマーチと少年のセックス動画が流れた。  
誰かがアレを撮影していたのだ。  
少年の顔はモザイクで消されていたが、これが全国に知れ渡ってしまった。  
緑川なお=キュアマーチということは知られていないが  
もっともショックを受けたのはその動画をみた人々の反応だった。  
『少年とセックスした変態』『キュア・レイパーw』  
『他のプリキュアもショタ好き?』『どうせ皆ヤリマンだろ』  
『プリキュアとセックスって一回いくらなんだろ?』  
『スマイルじゃねーよ、アヘ顔ダブルピースだろ』等々  
反対の声もあったが微々たるものだった。  
 
「これがバッドエンド王国から守ろうとしていた人達なの?」  
 
その日を境になおから笑顔が消えた。みゆきが必死に励まそうとも  
「うん……ありがと…」  
ときまりきった返事をした。  
一度、みゆきがあまりにしつこかったので、なおは胸の内をぶちまけた。  
「……みゆき…一人っ子だもんね。みゆきなんかに  
私の気持ちがわかるわけないよ。悪いケド…みゆき、すごくウザいよ  
…弟に犯された気持ちがみゆきなんかにわかるワケがない」  
それでもなお、必死に励まそうとするみゆきになおはついに切れた。  
「うるさいんだよ!元はと言えば私をプリキュアなんかに誘った  
あんたが悪いんだ!あんたなんか転校してこなければよかったのに!  
犯されるならお前がされるべきだったんだ!  
返して…私の処女返してよ!身体を元に戻してよ!  
プリキュアってすごい力あるんでしょ?なんでもできるんでしょ?  
キュア・ハッピーなんでしょ!レイプされてもハッピーいられるの!?  
スマイルなんかできんのかよ!?」  
その辛辣な言葉にみゆきとキャンディ、やよいは泣き出し、あかねには頬を張られた。  
「い、言い過ぎやで……なお…みゆきはあんたを励まそうと…」  
「………ごめん…もう、私にあまり関わらないで…コレ返すから  
他の人を見つけて…」  
スマイルパクトを投げ出し、あかねの静止を振り切ってその場を後にした。  
 
続  
 

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