「いでよ、アカンベェ!」「アカンベェ!」  
マジョリーナが赤い球体をかかげると、そこから放たれた邪悪なエネルギーが公園の遊具に取り憑いた。  
ポニー型のスプリング遊具から、アカンベェが誕生する。だがその大きさはいつもの奴よりはるかに小さい。  
「ちっちゃ!」  
サニーがツッコミを入れるが、同時にアカンベェが襲い掛かってきた。  
「わっ!」「きゃ!」「あっ!」  
スプリングの足で飛び回り、強烈な蹴りを次々に繰り出す。かなり動きが素早く、捉えられない。  
 
「ヒッヒッ、小さいからって舐めてると痛い目に会うよ!」  
マジョリーナが嘲笑する。負けじとマーチがジャンプした。スピードならプリキュア随一だ。  
「このぉ!おとなしくしなさーい!」  
アカンベェの背中にみごと飛び乗り、頭部の持ち手をつかんで押さえ込もうとするが、  
アカンベェはスプリングを激しく振動させ、マーチを振り落とそうとする。  
「きゃあっ!」遂にマーチは放り投げられる。しかしその程度で諦めるマーチではない。  
 
「まだまだっ!」  
再びダッシュしてアカンベェに飛びつき、背中に乗ろうとする。  
「しつこいねえ、だったらこうしてやるよ!」  
マジョリーナはさっと手をかざした。するとアカンベェの背中に、1本のディルドーが生えた。  
「えっ!?やっ、やだっ!」  
マーチは焦ってよけようとするが、既に勢いのついた体は止まらない。  
彼女はディルドーの上に着地する形になった。コスチュームを突き破って、ずぶりと彼女を串刺しにする。  
「はううっ!!」  
マーチは体をのけぞらせて絶叫する。  
 
アカンベェは再び、スプリングを激しく振動させ始めた。それに呼応してディルドーもマーチを突きまくる。  
「うあああっ!止めて、止めてえっ!!はっ、あっ、あああっ!!こ、壊れちゃううっ!!」  
彼女は子宮の奥まで到達する激しい衝撃に身を捩りながら耐えていたが、次第にその声には甘い響きが混じってきた。  
「あっ、はっ、い、いいっ!んふぅ、あん、ああん!あああ、ううん!はううっ!」  
いつのまにかマーチの秘唇はディルドーをしっかり咥え込み、激しい動きに合わせて腰を上下させていた。  
 
しかし仲間達の目には、それはマーチのピンチにしか映らなかった。  
「こらぁーっ!マーチを放さんかーい!」  
サニーがアカンベェの頭部にキックをくらわすと、その勢いでディルドーがずるりと抜けた。  
吹っ飛ばされたマーチをピースが受け止める。  
「マーチ、大丈夫?」  
「う、うん大丈夫。……でも、もう少し遅くてもよかったのに……」「え?何、遅くって?」  
「あーごめんごめんごめん!何でもないから!さあ、一気に倒すよ!」  
 
この後、プリキュア達はアカンベェを倒した。みゆきとキャンディも元に戻った。  
しかしなおは、公園で遊具を見る度に股間が熱くなり、思わず下腹部に手を当てる癖がついてしまった。  
幸い、仲間は誰も気付いていない。  
 
(END)  
 

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