バッドエンド王国へ乗り込み、死闘を繰り広げるプリキュア達。  
 その中でキュアビューティーはポップと共にジョーカーと対峙していた。  
 前回は全員で闘っても手も足も出なかった強敵ジョーカーを相手に、力を合わせて何とか互角に渡り合っていた。  
「んっふっふっふっ…、二人ともなかなかやりますねえ。」  
 手でトランプを弄びながら笑うジョーカーにはいまだに余裕があった。  
 一方の二人は闘っているうちに妙な違和感を感じていた。  
「ポップさん…、あのジョーカーという男…。何というか気配がありませんね。」  
「やはり気付いておられたか、ビューティー殿。拙者もこんな敵は初めてでござる。一体どういうカラクリで…。」  
「んっふっふっふっ、もう気付きましたか。やっぱり君達を相手に選んで正解でしたよ。他のプリキュアでは、その事にも気付かないまま、私に倒されていたでしょうしねぇ。ますます楽しませて貰えそうだなぁ…。」  
 そう言いながらジョーカーは舌なめずりをした。  
「さて、さっき君達は私の気配がないと言いましたが半分正解です。実は私にもちゃんと気配はあるのですよ。ただし…」  
 そう言うとジョーカーは突然姿を消した。  
「消えた!?」  
「奴はどこでごさる!?」  
「ひっ!?」  
 突然、背中に違和感を覚え、ビューティーは声を上げる。  
 いつの間に移動したのか、ジョーカーの指がビューティーのうなじをなぞるように撫でていた。  
 
「このバッドエンド空間にいる限り、君達は私の気配を感じることは出来ない。なぜなら…」  
「このっ!!」  
 回し蹴りを放つビューティーだったが、直前まで彼女のうなじを撫でていたはずのジョーカーは忽然と姿を消していた。  
「なぜなら、このバッドエンド空間自体が私だからですよ。んっふっふっふっ…」  
 今度は突然ビューティーの真横に現れたジョーカーはその長い舌で彼女の頬をペロリと嘗めた。  
「っ!!」  
「ビューティー殿から離れるでござる!!」  
 ポップがジョーカーの背後から体当たりを試みるが、命中するかという瞬間にジョーカーはさっきと同じように忽然と姿を消した。  
「何っ!?わっ!!」  
「きゃっ!」  
 ポップは勢い余ってビューティーとぶつかってしまった。  
「いたた…、すまぬでござる、ビューティー殿…」  
「いえ…、それよりもジョーカーが言っていたことは一体どういう…!?」  
 ビューティーがそう言った次の瞬間だった。  
「ひぁっ!?」  
 ジョーカーの指先が腰から尻にかけてのラインに沿って撫で下ろしていくのを感じて、ビューティーは思わず声を上げた。  
「君、いいボディラインしてるなぁ。美味しそうですねぇ…」  
 いつの間にか背後に回り込んでいたジョーカーがビューティーの耳元で囁く。  
 指先は尻のラインを撫で下ろし、彼女の秘部に触れた。  
 誰にも触れられたことのない秘部に触れられ、ビューティーは頬を真っ赤にしながら、ジョーカーに反撃をしようとするが、やはり攻撃が命中する直前に彼の姿は忽然と消えてしまうのだった。  
「やっ…!」  
「んっふっふっふっ…」  
 そして次の瞬間、ジョーカーはまたビューティーの背後に回り込み、彼女の秘部をワレメに沿って撫でたのだった。  
「このぉーっ!ビューティー殿にセクハラするなでござる!!」  
 ポップが激昂してジョーカーに飛びかかる。  
 
 しかし次の瞬間、ジョーカーの体は無数のカードとなり、ポップを取り囲んだ。  
「何っ!?ぐぁっ!!」  
 カードはポップに引き寄せられるように次々とくっつき、彼の動きを封じた。  
「ポップさん!!」  
「トラップカードです。もがけばもがくほどカードにきつく締め付けられますよ。」  
 またビューティーの背後に回り込んだジョーカーがそう言いながら、両手で彼女の発育途中の胸を鷲掴みにし、揉み始めた。  
「ああっ…!!」  
「くっ…、ビューティー殿!」  
「あんまり妖精にチョロチョロ動き回られても興醒めです。君はそこで私と彼女が戯れる姿を目に焼き付けていてください。んっふっふっふっ…」  
 ジョーカーはビューティーの乳首をクリクリと指先でいじくるようにしながら彼女の胸を揉んでいく。  
「くっ…んんっ…!この!!」  
 何とかビューティーは振り払おうとするが、彼女の背中にぴったりと密着し、抱きつくようにして胸を揉んでいるジョーカーには有効な反撃はできず、命中しても攻撃された箇所は命中の瞬間だけカードになり、攻撃が終わると再生するという形で為すすべが無かった。  
「私は今このバッドエンド空間そのものと融合している状態です。つまり、この空間のどこにでも現れることができ、どこにでも一瞬で移動できるんですよ!」  
 ジョーカーは左手の指先をビューティーの左胸からお腹を通って秘部へとゆっくりと滑らせる。  
「あっ…!こ…このぉっ!!」  
「そしてこのバッドエンド空間からは私を倒さない限り出られない。つまり、私がバッドエンド空間を発動させた時点で君達の敗北は決まっていたのです。」  
「んっ…んくっ…」  
 ジョーカーはビューティーの秘部を指で弄び、彼女の秘部はじわりと濡れ始めるのだった…。  
 
(続く)  
 

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