これまでの超簡単なあらすじです。
失業した星空博司の娘への欲情をなくすため、青木れいからがイメージビデオを撮影して性の対象をそらそうとする。
しかし、行為はエスカレートしていき、全裸鑑賞、オナニー見せ合い、ペッティングを経て
実の娘とのアナルセックス解禁。←今ここ
はてさて、今回はどうなることやら…
『お父さぁぁん♪おちんぽしゅごぉおぉいぃぃ♪』
『ほらほら、もっともっと気持ち良くさせてやるぞ!ふんんっ!』
『きゃはっ☆いっちゃうぅぅぅ!!おまんこ気持ちよすぎぃぃぃぃ!!』
父と娘は全力で性交していた。お互い生まれたままの姿でお互いの最も敏感なところを結合させている。性器と性器だ。
まだ女子中学生の娘のおまんこに実の父の生おちんぽが入ったり出たりして粘液を絶えず交換して快感を貪っているのだ。
娘と父の結合からは白い液が垂れており、何度も娘の膣内に射精されたことが伺える。
誰がどう見ても、完全なる父娘相姦である。
何と言うことだ。私たちがちょっと目を離した隙にこのいやらしい星空父娘は近親相姦を遂げていたというのか。
失業した博司にかわり、これまで専業主婦だった育代が復職し、遠くの地へ単身赴任しているにもかかわらずに。
安心して欲しい。
そんなことはなかったのだ。
なぜなら
「お父さん見てよ!本当に父と娘でセックスしているよ!」
「ああ、お父さんも見てるとも。まったくなんていやらしい父娘だろうね」
星空みゆきと星空博司はリビングでテレビ画面を見ながらその感想を述べていた。冒頭の会話、描写はテレビで流れ
る光景に言及したものだったのだ。星空父娘に送られたとあるDVDを再生して見ていたのだ。みゆきはバスタオル
を敷いたソファに俯きに寝た体勢で、博司がその上に乗っかっている。二人とも一糸纏わぬ姿である。博司が腰を動
かすたびにパンパンヌポヌポという音が響き渡る。二人とも全身汗びっしょりだ。
「うん。いやらしい友達をもったもんだよ。ラブちゃんたらね、自分達がしているみたいな行為を、つまり、セックスを
わたしとお父さんにするように仕向けるためにこんなビデオを送ってしまうなんて、ね。」
「そうだね。困った子だね。みゆきとセックスなんてできるわけないよ。みゆきのとろとろおまんこに僕のおちんぽ
をいれるなんてね」
みゆきと博司ははぁはぁと息を荒らげ行為を続ける。みゆきも腰を動かし父親の肉棒が自分の気持ちいいところに
当たるように誘導する。父に胸を揉みしだかれ舌と舌を絡める。
「ふふ…そうだね。それにね、ラブちゃんたちとあたしたちでスワッピングしようなんて言ってるの」
「ええっ!?それじゃ、僕とラブちゃんが…」
「ああんっ、だめよぉ。それに、お父さん、女子中学生とエッチしたら捕まっちゃうよぉ…あんっ」
「ふぅーふぅー、そ、そうだね…あはは…冗談だって…」
「でも…こんな淫らな父娘にしたのってわたしたちなんだね…」
「そうだな…」
みゆきと博司の表情は暗くなる。そうなのだ。桃園父娘が近親相姦するようになったのは他ならぬみゆきたちが原因
なのだ(温泉編参照のこと)。この桃園父娘はこれまでの星空父娘と同じくに真っ当な道を歩んでいた。それがみゆきたち
のとある身勝手な行動で実の親子でセックスする仲になってしまった。いや、それどころか母や義理の娘まで巻き込
んだ家族内で肉欲を満たしている始末だ。その元凶たる星空父娘をもってしても未だ性器と性器の結合を果たしていな
いのに、である。法律では、18に満たない未成年との性交はいかなる理由でも固く禁止されている。
如何に相思相愛であろうとその行為をすれば虐待になるのだ。さらに人間という種に古くから根付く禁忌に、殺人、
人肉食と並んで近親相姦がある。それを意図せずとはいえ、させてしまった罪は重い。みゆきたちは倫理的に第一級
戦犯なのだ。また近親相姦という罪は生のある世界だけに止まらず死後においてもその烙印は消えない。死後につい
て言及するのは宗教である。それほど信心深くはないだろうが、無意識領域においては全く絶大な力を奮うのが宗教
というものである。日本人はほぼ仏教徒であり、桃園家も例外ではない。仏教によれば、近親相姦を行ったものは不
邪淫戒を破るものとして死後地獄へ叩きこまれる。地獄という世界は概念的なものでしかない。が、物理的に構築さ
れたこの世界から人の意識がアクセスできなくなる、つまり死ぬと、精神的な世界を構築させそこで擬似的に永遠に
自己の意識を投影させ、無という恐怖窮まりない状態から脱しようとする。人は常に余剰のメモリを用いてその精神
世界を構築し随時更新していく。その精神的な世界こそが死後の世界であり、生前の行いからどのような形態を取る
のか決定するためのツールとして宗教の教えがある。桃園一家は現在進行形で彼らが信じる宗教の戒律を破り地獄へ
邁進している。これからどのような善行を積もうが決してその行く先は変わらない。地獄の灼熱の釜の温度も血まみ
れの剣山の鋭さも身体の肉を啄む毒虫の悍ましさも一向に減じることはない。享楽へ浸りながらもその深層の意識界
では着実に阿鼻叫喚を奏でる拷問器具が作られていく。彼らが犯した罪はそれほどまでに深刻なのであり、それを仕
向けたみゆきたちはさらに深刻である。パッピーエンドに導くのがみゆきたちプリキュアの役割にも関わらず、同じ
プリキュア仲間の家庭をこの上なく、バッドエンドにしてしまったのだ。それを認識した上でみゆきはぱぁぁぁと顔を輝かせ、
「そう考えると、ゾクゾクするね!」と非常に興奮した面持ちで叫ぶのであった。
「ああ!」と博司も追従する。
なんたる不遜な父娘であろうか。お釈迦様、見ておいでですか。この下劣窮まる父娘を是非とも無限地獄へ落として
いただきたい。
みゆきはある考えが浮かんだ。博司にいわくありげな笑みを見せる。博司は怪訝な表情を浮かべる。みゆきは盛大に喘いだ。
「お父さぁぁん♪おちんぽしゅごぉおぉいぃぃ♪」
博司はすぐさま理解した。
「ほらほら、もっともっと気持ち良くさせてやるぞ!ふんんっ!」
思い切り腰を振った。
「きゃはっ☆いっちゃうぅぅぅ!!気持ちよすぎぃぃぃぃ!!」
え、えーと…
普通にセックスしているんですけど…
あれ?何が安心してもいいの!?
と、思われるがこれが大丈夫なんです!
二人はただアナルセックスしていただけなんですから!
勿論、そんなこといっても快感の嵐に揉みくちゃにされている星空父娘は次第に本当に性器と性器を結合したいと思うようになる。
だが…
『ぎょへぇぇぇっぇえぇええ!おとうしゃあぁぁぁんんんおおちんぽぉぉぉぉぉやばぁぁっぁすぅぅぅぅぅ!』
『ファック!ファック!リアルドーターファック!!オラオラオラオラオラ孕めぇぇぇぇぇぇイケイケイケイケイケ
イケイケイケオルガスムスッ!!』
「……」
「……」
あまりにも常軌を逸した桃園父娘のセックス(ごめんなさい。描写は差し控えます。なぜならそれは桃園父娘の名誉に
関わることだから。それにフレッシュプリキュアをこよなく愛するファンの人達をこれ以上失望させたくないからで
す。ぼくはこれまで散々に酷いことを書き連ねて来ましたが、現在、星空父娘が見ている画面にはそれすらまるで
福音であるかのように思えるほどの淫乱激烈なる光景が広がっています。このエロパロの板に二次元の女の子を牧場
で飼い馴らす悍ましいスレがありますが、そこで二次元の女の子たちに残虐なことをする紳士な人達ですら、オレ何
してたんだろ、故郷のおふくろ元気にしてるのかな、オレはこの牧場を破壊しつくして全ての全ヒロインを心身とも
に救い終わったら告白するんだ、となってしまうほどです。)に星空父娘は逆に冷静になるのだった。
むしろこの実録父娘相姦DVDを見るのはそれをしないための反面教師的な側面があった。星空父娘は熱がすっかり
冷めていくのを感じた。急激に近親相姦がおぞましくみっともないものに思えて来た。みゆきのアナルの中で博司の
ちんぽはすっかり萎えてしまう。
みゆきもあれだけ溢れ出していた愛液が出なくなり、乳首の腫れも治まる。博司は娘のアナルから性器を取り出す。
「お父さん、さすがに実の父と娘でセックスはないね」
「ああ、ないな」
すっかり二人は常識人である。賢者タイムも少しは手をかしているがそのほとんどはこのDVDの効力によるものだ。
二人はシャワーを浴び、体液を流し落とすとそれぞれのやるべき仕事に戻った。
そして、数時間後にはベッドの上でみゆきと博司は69しているのである。
つづく
「………」
ジョーカーはいつもの不敵な笑みを潜めやや深刻な面持ちで考えていた。
(どうすればプリキュアのみなさんを倒すことができるのでしょうか…?彼女らのあの力の源はなんなのでしょう?
どのようなピンチに陥れても結局最後は覆されてしまいます。力や数だけではあの奇跡を止めることはできないとい
うことでしょうか。物理的ではなくもっと精神的に痛め付ける。そうです。彼女らの精神的支柱をへし折ってしまえ
ばいいのです。その柱の役割を担っているのが、ムードメーカーのキュアハッピー、星空みゆきです。彼女を不幸に
すればあの絆や友情といった不可思議な奇跡パワーは引き起こされないはず。まずは、彼女の観察といきますか…)
トランプの竜巻が巻き起こった思えばジョーカーのその姿は忽然と消えたのだった。
ジョーカーは星空家に侵入した。姿は見えなくしている。そこでジョーカーは恐るべき光景を目にした。
星空みゆきとその父親が全裸で絡みあっていたのだ。
(な…なにをしているのでしょうか!?)
お伽話界の住人にとってその行為は不可解すぎた。ジョーカーはさっそくその行為を解明すべき知識庫にアクセスした。
(ミーミルの泉アーカイブズに接続…該当行為を検索…性行為、セックス。いえ、さらに詳細な観測によると正確には、
アナルセックス、というのですか。妊娠しないなどのメリットがあるのですね…)
「あんっ、お父さん、わたしのおまんこにおちんぽほしいよぉぉぉ!あたしのもっとハッピーにしてよぉ!!」
「みゆき、それはだめだっ!はぁはぁ」
みゆきが父親に性器同士のセックスを望む発言をしている。父親はそれを強く拒んでいる。
(実の父と娘が性器同士でセックスすると近親相姦という禁忌に当たるのですか…これはいいことをききました!)にやぁ…
ジョーカーは邪悪な笑みを浮かべると姿を現した。
「ジョ、ジョーカー!な、なんで!?」
「な、なんだ、こいつは!?」
ジョーカーに驚くみゆきたち。
「星空みゆきさん、実の父親のおちんぽが欲しいなんて淫乱ですねぇ…その願い叶うといいですねぇ…!!」
ジョーカーは本を広げ、
「白紙の未来を黒く塗り潰してあげましょう!」
白紙の頁に黒い絵の具を塗りたくった。
みゆきは恐怖した。きっとこの道化は博司をアカンベーにして自分を犯すつもりだと。先ほどみゆきが言っていた発
言は本音も確かにあったが、それでも実の父娘で本当にセックスすることに反対する理性が優っていたのだ。それな
のに…ここまできて、彼女と彼女らの友達の努力が水泡に帰されようというのか。
「う、うう…」
父親から黒い邪念が立ち上っていく。
ピエーロ復活の針がまた一つ進む。
みゆきはイニシアティブをとるため変身した。父親に気づかれる心配はない。
「プリキュア・スマイルチャージ…!キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」
ジョーカーは不敵な笑みを浮かべたまま。
「おんやぁ、アカンベーを出す前に変身しましたか。それほど必死というわけですねぇ…でも、残念!わたしの目的
はすでに達成されました!」
バシュン…とジョーカーは消えていった。
「一体何がしたかったの…?」
ぽつんと残されたキュアハッピーは呟くのだった。
「う、うう……」
博司は目を覚ました。ベッドで寝ていた。それまでは何をしていたのか思い出せない。
「お父さん、大丈夫!?」
娘が目に涙を浮かべこちらの安否を聞いてきた。
「みゆき…?ああ、大丈夫だ」
本当は大丈夫ではなかった。なぜ自分はベッドで寝ていたのか、なぜバスローブを羽織っていたのか。なぜ娘もバス
ローブ姿なのか…いろいろと記憶が欠落しているように感じた。何か靄がかかっている。
「本当…?」とみゆき。
「ああ。一体なにがあったんだ…?」
「え、それは……!こ、ころんだの!お父さんたら階段ですっころんだの!すごい音がしたんだから!」
「そ、そうか…心配をかけたな…もう大丈夫だ。」
「えと…続きはまたこんどにしよ!」
「?続き?そうだな」
博司はとりあえず会話を合わせることにした。娘に心配をかけないためだ。
「そうだね!じゃ、夕食の支度するから」
娘は出ていった。
博司は何か腑に落ちないも娘に心配をかけまいと何事もないようふ振るいまい、夕食を食べ、風呂に入った。そこで
ちょっと、驚くことに出くわした。自分の身体を洗っていると娘が入ってきたのだ。裸である。タオルも何も身につけていない。
「なっ…!」
「えへへ…身体を洗ってあげる♪」
そういってみゆきは博司の背中を洗いだした。博司は娘との入浴は絶えて久しい。階段で転んで頭を打ったとのこと
だからお風呂にはいったまま気絶したりするのを心配しての行動だろう。あれほど一緒に入ることを嫌っていたみゆきの
その相手を思いやる心遣いに博司は感激した。
だが、
「なっ、そ、そこはいい…!」
「えー、前も洗いたいのにー」
娘が前を洗おうと手を伸ばしたのだ。背中に娘の柔らかな身体があたる。
「自分で洗える…!」
「お父さん……?」
博司はそそくさと自分で身体を洗い浴槽に浸かると、娘が自分で身体を洗っている間に出た。
就寝のときも娘が一緒に寝るとベッドに入ってきて焦った。勿論博司はみゆきをベッドから追い出した。その翌日も
みゆきはこちらをチラチラと心配げな視線を飛ばした。本当に娘は心配症だと博司は笑い飛ばした。
「…というわけなの…」
みゆきは学校にて友達に父親の様子がおかしいことを告白した。
「もしかしたら、EDかもしれませんね」
そう言ったのは青木れいかである。
「ジョーカーは博司さんの性欲を奪うか、勃起しないようにいたのだと思います。そのことをみゆきさんに悟らせな
いために過度な接触を禁じる行動に出たのでしょう。わかりました。学校が終わりましたら、本人にそれとなくわた
くしが聞いてみます」
「お願い!れいかちゃん!」
放課後、れいかたちは星空家に来ていた。
「どうだったの!?」
れいかがみゆきの部屋に入ってくるや否やみゆきが聞いてきた。さきほどまでリビングでれいかは博司に質問をして
いたのだ。れいかは非常に難しい面持ちで
「え、えーと…みゆきさん。落ち着いて聞いてくださいね…」
「うん…」
「博司さんはEDでも性欲がなくなったわけではないようです。そのかわり…」
「そのかわり…?」
「これまでのわたしたちと思い出が無くなってしまっているようです。正確にはわたしたちとの淫らな行為のみです」
「……!」
「博司さんのみゆきさんへの欲情もすっかり失せています。何もかもが博司さんが失業するまえの精神状態に戻って
いるわけです。ですが再就職した記憶もこれまで過ごした記憶もあります。わたしたちが企画した再就職祝いも覚え
ていますがそれはまったく健全なものに改竄されていました。」
「それじゃあ、今のお父さんは…」
「娘との近親相姦はおろか、わたしたち女子中学生、いや、妻以外とは決して床を共にしない、健全な父親というわけです。
今さら、わたしたちが迫ってもそれはただ困らせることになってしまうでしょう…」
「じゃあ、記憶を取り戻す方法は……!?」
「残念ながら、ないと思われます。ジョーカーがアカンベーを出さずに退散したのは、アカンベーが倒された場合に
あの本の作用も浄化されるのを防ぐためでしょう。」
「だ、だから…すぐに逃げたんだ…」
たしかに青木れいかの言う通りであった。ジョーカーは性交とは愛を交わす行為と受け取った。愛とは恐ろしいほど
の奇跡への潜在性を秘めた感情である。ジョーカー襲来の理由は、星空みゆきがこれ以上愛を育み、幸せになること
を阻止するためである。そして、法律を破ってでも父親としたい行為を禁止することでみゆきを不幸にさせることも
視野に入れていたのだ。ジョーカーは単に記憶だけを無くしたのではない。博司の娘に対する想いを無くしたのだ。
つまりもう金輪際何が起ころうと博司は娘に欲情しない。どんなにみゆきがアプローチしても暖簾に腕押しである。
「これで良かったんだよね…」
「みゆきさん…」
みゆきはもう父親との関係はこれで終わりにしようと思った。これ以上はいずれ本当にセックスする関係になってい
ただろうから。博司の極太ちんぽを味わえないのは残念だが自分はもう一人じゃない。これからはれいからとレズプレイを楽しもう、と。
だが、不思議図書館でのれいからとの乱交レズプレイにみゆきは心から愉しめていない自分を感じた。家では父の前
で普通の女子中学生を演じることに酷い罪悪を感じていた。本当はこんなに淫乱で浅ましいのに、父はそんなこと
露とも知らないで接して来る。みゆきは精力のつく料理をつくったり、わざと父の前では風呂上がりに裸で家を歩い
たりしたが全然効果はなかった。
ある日、とうとうみゆきはエッチなことをするように博司に迫った。しかし、父親にビンタされ、きつく諭されてしまった。
それでもめげずにみゆきはアタックするが頑なに拒まれ、「これ以上迫るのなら、お母さんにも連絡するよ」と脅さ
れてしまう始末だ。娘に異常は性癖が身についてしまったことに博司は責任を感じているようだった。父親の本気に
悩む姿にみゆきは自分がいつの間に変態な親不孝者になったと思うようになった。全くの健常なる精神の持ち主を
みゆきは是非とも肉体的に犯し精神的に堕落させることに背筋がゾクゾクする興奮を覚えていたのだ。いっそのこと、
れいかたちとともに父親を取り押さえて、その肉棒を自分の穴に入れてしまおう、などとそんな妄想ばかりして
オナニーする毎日だった。そんな不謹慎窮まりないみゆきだが、博司の苦悩する姿に心を揺さぶられないわけにはい
かなかった。博司の家族の絆を取り戻そうとする姿勢を嘲笑することなどできない。自分勝手な欲望を相手に押し付
けるのでは正義のヒロイン失格ではないか。これが潮時だったのかもしれない。父親があんなことにならなかったら
今ごろは間違いなく、性器同士を結合させたセックスをしていることだろう。そうなってしまえば、家族は終わりだ。
何も知らない母をよそに隠れてセックスに夢中になる父と娘。これほどの不幸はあるだろうか。いや、ない。
みゆきは決意する。鋼の意志をもって、全力で何もかも普通の女子中学生になろうと。
その時からみゆきは博司に対し、普通の娘として接するよう努力した。肉体の奥では情欲の炎がいまだ燻っていたが
理性をもってしてこれ以上の延焼を押し止めた。れいかたちとの秘密図書館での催しの参加も固辞した。
その際にあかねやなおまでもが自分を引き止めようとした。自分よりも性への興味の少なかったはずの二人の豹変ぶりに
今さらながら気づき、自分たちの行いがどれほど同じ年頃の子とズレてしまっているのかみゆきは慄然とするのであった。
ネットで調べ、オナニーの回数も女子中学の平均に合わせ大幅に減らした。はじめは狂いそうになったがしばらくして
慣れるようになった。オカズもクラスの男子や男性アイドルとのロマンスを無理やり捏造した。どこからみてもみゆきは
普通の女子中学生だった。
娘が正常になろうとしているのを博司は感じ取っていた。こちらの熱意が届き、喜ばしい限りだが娘の生気が日に日
に失われているのも感じた。無理をしているのだ。これならばこちらを誘惑していた頃の方が元気があり、おかしな
言い方だがより健全なものに思えた。まさにジョーカーの思うツボだった。今やプリキュアの中心人物は他の仲間と
距離をおいて精神を病んでしまっている。家族ともうまくいかず孤立する一方だ。愛と絆が失われることで奇跡顕在
因子の減少に繋がるはずだ。
だが誰が知ろうか。いまだゼロではない、ということにどれほどの可能性が眠っていることを。
博司はパソコンを使っていると見慣れないフォルダがあることに気づいた。開く。動画ファイルが日付順に並んでい
た。身に覚えがない。だが心がざわつくのを感じた。一番最新のものを再生させた。
「………!!」
「………ただいま」
みゆきは帰宅した。目が虚だ。学校でも誰とも口をきかず生きていて何が楽しいのかわからなくなっていた。父とも
会話が絶えて久しい。返事はない。まだ父は帰っていないのだろう。夕飯の食材の入った買物袋を置こうとリビング
の扉を開けた瞬間、とんでもない光景を目にした。
「な……」
リビングのソファの上で父が彼女の友達らと全裸で絡みあっていたのだ。
「やよいたんのアナル最高ぉぉ!!!」
父が腰を振るたびに彼のペニスがやよいのアナルをぬぷぬぷと出たり入ったりしている。
「ひざびさちんぽぎも”ぢい”い”よ”おぉぉぉぉぉ!!」
アヘ顔ダブルピースするやよい。
「うちもおちんぽ欲しいわぁ、ちゅぱれろれろ」
「次はわたしに挿入してほしいな、おじさま☆」
「あかねちゃん、なおちゃん、二人仲良くいれてあげるよ」
あかねとなおは父身体を二人で挟み、三人で舌を絡み合わせている。父は両手を使ってその二人の性器を弄っている。
「あんっ、わたしを忘れてもらっては困りますぅ、れろれろちゅぱちゅぱ」
れいかは父のアナルに舌を入れ舐め啜っている。舌が入るたびに父がうひょぉと奇声を上げる。
みゆきは呆然とした。叫ぶ。
「な……何してるのぉ♪お父さん☆」
誓いなど跡形もなくなくなり、即効で裸になるとその会合に加わったのだった。
(何と言うことでしょう。奇跡はやはり起きてしまいました。奇跡顕在因子はそれ自身が奇跡ということでしょうか。
まったく、『設計者:神』に寵愛されし種族はほとほと悍ましい限りです。それから解き放たれ、真の自由を得るまでは
遠い道のりですね。神への唯一の反逆者ピエーロ・ルシファー様…)
つづく