「咲……」  
ドキドキしながら、咲のユニフォームに手を差し込む。  
「わわっ!」  
咲が慌てて服を押さえる。  
「そ、それはダメなりよ! ダメダメダメ! 健全なお付き合いしよっ!」  
「えい」  
こちょこちょこちょ  
「あははははは! ちょっ、舞っ! 脇はダメ……あはははっ!」  
ガラ空きになった裾から手を突っ込んで、咲の体に直接触れる。  
「ひ、ひどいなりー! ずるいなりー! 舞ってこんなに強引だっけ!?」  
「こ、恋には強引なの! 落ち込んだりしないもん」  
「あ、そ、それは言いっこナシだってば!」  
「だって、相談もしてくれないんだもん。昨日から、すごく心配したんだから」  
「う〜……それは私が悪かったけど……」  
「じゃあ、お仕置きしなくちゃ」  
「ま、舞ーっ! なんだか性格が変わってるなりー」  
するっ  
「ひうっ」  
咲のブラジャーの脇から指を入れる。  
「だ、ダメー! ホントにダメ!」  
くりっ  
「ひゃっ!」  
昨日、お兄ちゃんにいっぱいされた、乳首に指をあてる。  
「そ、そこは……」  
くりくりくり……  
「はぁっ、んっ、んんっ、んぅ……っ!」  
咲が必死に声をあげないようにしている。  
「咲の胸、見せて」  
「えっ……?」  
抵抗する力の抜けた咲から、一気にユニフォームの上着をズボンから抜いて、胸までまくる。  
「わわーっ!」  
露になった咲の胸は、私より若干小ぶりだった。  
「んっ」  
丸出しになった先のおへそに口をつける。  
「ひゃあっ! は、ぁ、あ、ぁぁ……あぁぁ……」  
咲が体をビクンと震わせる。  
「ま、舞……そこは、なんだか変な感じするぅ……そこ、やだぁ……」  
「ここがいいの?」  
「ぎゃ、逆っ!」  
ぺろぺろぺろ  
「はあっ! はぁっ、ぁ、あっ……! あぁ、ぅああ……変な感じィ……」  
咲の足がもぞもぞ動く。  
咲が服を戻そうとしたので、上着をさらにまくって、咲の首から上を袋とじした。  
「ふごご〜っ!」  
こちょこちょこちょ  
おへそを人差し指でくりくり弄りまくる。  
 
「ふあっ! はあぁっ、やんっ! やっ、そこ、やぁっ! ああ、あっ、ぁぁぁ……」  
反撃できない咲のブラジャーに手をやり、後ろのホックを外す。  
プチッと音を立てて、ブラジャーに隙間ができた。  
「も、もうっ!」  
ガバッ  
「あっ」  
咲が思い切って、上着を全部脱いでしまった。  
ほとんど上半身が裸になる。  
夏で良かったなって思った。  
「もーっ、ダメッ!」  
こちょこちょこちょ  
「あっ、あぁっ、あっ、はぁぁ……ん」  
咲がヘナヘナと崩れていく。  
「咲……声出てる」  
「い、言わないで……」  
咲の胸に手をあてて、軽く揉む。  
「あ……」  
「もっと、咲の声聞きたい」  
「う……」  
カリッ  
「あっ!」  
咲の胸に口をつけて、歯で軽く挟んだ。  
「ま、舞ぃ……」  
「咲……」  
ぺろぺろぺろ  
「ああっ! あっ、あんっ! ああ、あぁぁっ……」  
ここが気持ちいいのは、昨日いっぱいされたから知ってる。  
ちゅうっちゅう、ぺろ……ちゅぱっぺろぺろぺろ  
「う、ああっ、ぁうっ……んっ、あああっ! す、吸っちゃやだぁ……ああっ! な、なんか変……っ!」  
「咲が気持ちいいって言うまで、ずっとする」  
「わかったなりわかったなり、気持ちいい気持ちいい」  
「もーっ! そんな棒読みじゃイヤッ!」  
ちゅうちゅうかぷっ  
「あ、ああっ……あああっ!」  
咲が体を仰け反らす。  
「好き……咲のこと、大好き」  
「舞……」  
ぺろっぺろぺろぺろ  
「ふっ、あっ、ふ、ぅ、うぁっ……ああっ、んっ、あっ、ああっ」  
ちゅうっぺろぺろぺろ  
「んっ、ああっ、あっ、あああっ!」  
すっ  
「えっ?」  
咲の手が、私の頭に伸びてきた。  
「舞……」  
「え?」  
 
「あはは、私の負け……舞がしてくれるの、すごく気持ちいい」  
「え……」  
「だ、だから、気持ちいいって言ったのー! 何度も言わせないの!」  
「う、うん……」  
咲が私の頭を、抱え込むように抱きしめてくれた。  
最初、あんまりわからなかったけれど、だんだん嬉しさがこみ上げてくる。  
咲が私のしたことで気持ちいいって言ってくれてる……。  
それがなんだか、すごく嬉しかった。  
「だから、私も舞にしてあげる!」  
「え?」  
予想外の言葉のあと、咲の手が私の服の中に伸びてくる。  
「ちょっ、咲っ!」  
「だって、私ばっかりされてるのはずるいなりー」  
「い、いいのっ! 私が咲にいっぱいするのっ!」  
「ダメなりー」  
「あっ!」  
咲の手がごそごそ動いて、私の服の中に入ってくる。  
「さ、咲っ! やだっ、ちょっと待って」  
「舞だって、さっき私がさんざんお願いしたのに聞いてくれなかった!」  
「う……」  
そんなこと言われたら、何も反撃できない。  
「む、こ、これはっ!」  
「な、なに?」  
「舞のほうが私より細いのに、私より胸が大きい!」  
「そうだよ」  
「あーっ! 認めたー!」  
「だ、だって」  
「こう?」  
くりっ  
「あっ」  
咲が私の胸の先に触れる。  
「こう……かな?」  
くりくりくり  
「ああっ、はっ、あ、あぁっ……」  
咲の手が私の胸に当たってる。  
それだけで嬉しいのに、快感が止まらなかった。  
「えへへー、さっきのお返し」  
くりっくりくりくり  
「あ、あぁっ、そ、そんなにされたら、痛い……」  
「あ、ご、ゴメンね!」  
咲が慌てて手を離す。  
「ううん、いいの。嬉しいから……」  
「そ、そう?」  
「私もするね」  
「うん」  
くり……さわさわ……きゅっ、くりっ、くり……  
 
「んっ、ふっ、はぁっ、んんっ……ん……んっ」  
「あっ、はぁ、あ……ぁぁっ、あぁ……んっ、あっ」  
お互いに胸を触り合う。なんだか、すごくエッチな感じがする。  
「さ、咲……」  
私の胸を近づけて、咲の乳首に私のを当ててみた。  
「あっ……な、なんだか、すごくエッチな感じがする……」  
「う、うん……」  
くりくり……  
「ああっ、はっ」  
お互い当てあっているうちに、顔が自然と近づく。  
そこで、私たちは三度目のキスをする。  
前の二回とは明らかに違う、濃厚なキス。  
お互いの舌が、お互いを求め合って、いつまでもキスしていたいと思えるキスだった。  
「あ、あのね、咲……」  
「えっ……?」  
「も、もっと気持ちいいこと……してあげる」  
「もっと……?」  
「もっと……」  
すっ  
咲のズボンに手をやって、ボタンを外して下ろしていく。  
「ま、舞ぃ……」  
「う、うん……」  
顔を赤らめて下着一枚になった咲は、恥ずかしそうにこっちを見ていた。  
「ま、舞も脱いでよぉ……一人じゃ恥ずかしいよ」  
「うん……」  
私もズボンを脱いで、下着一枚になる。  
そのまま咲の上に重なって、今度は先の足の間に体を置いた。  
「は、恥ずかしいなりー!」  
「し、知ってる」  
咲の下着で隠されている「そこ」のある位置に口をあてる。  
「やあっ!」  
咲のそこは、もういくらか湿っていた。  
そこを口と鼻の頭でぐりぐりする。  
「ああっ、ふあっ、ふにゃあ……」  
続けてるうちに、だんだん湿り気が多くなってくる。  
下着を指でよけ、脇からぐっと舌を差し入れた。  
「ま、舞……そこは汚いよ……」  
あ……昨日、私もお兄ちゃんにそんなこと言った気がする。  
でも、好きな人のだったら平気なんだって、今わかった。  
「ううん、咲の体は全部愛しいから……」  
ぴちゃ……  
「はあっ!」  
咲が一際大きな声をあげた。  
ぴちゃ、ぴちゃっ、ぺろ……ぴちゃっ  
「うああっ、はっ、はあぁっ! や、や、ぁ、んんっ!」  
どこが感じるかは、私も女だからわかる。  
舌を伸ばして、咲の弱いところを責める。  
 
「んあぁっ、あっ、ああんっ、はぁっ、あ、あ……あああっ」  
咲の両足が私の頭を挟むように力が入る。  
する……  
咲の最後の一枚を、脱がしていく。  
「ま、舞……」  
「ん?」  
「わ、私も舞にする……」  
咲が体を私のほうへ動かしてきた。  
「うん……二人でしよう」  
私の前に咲のそこが、咲の頭のほうに、私のそれがある。  
「んっ」  
二人でお互いのそこを舐め合った。  
「ああっ、ふあっ、はあ、はぁっ、あっ! あんっ! あ、ああっ!」  
「やあっ、ふあっ、はぁ、はっ、あんっ! あ、ふあっ、ああ……あんっ!」  
「やっ! あ、や、あんまり、舌を奥のほうに入れちゃ……だっ、あっ! あああぁぁんっ!」  
「咲っ、あっ、あっ……咲ぃ……き、気持ちいいっ、気持ちいいよぉっ」  
「わ、私も気持ちいいよ、舞……あっ、あんっ! あ、ああっ!」  
咲としているだけでも嬉しいのに、咲の舌は私と同じように、自分の気持ちいいところをそのまま私に責めてくる。  
「はぁっ、あっ、ああっ」  
先に続けることができなくなったのは、私のほうだった。  
「ああっ、咲、やだっ、私も咲にするっ……あっ、ああっ! ダメ、気持ちいい……さ、咲……ちょっと待って……!」  
「へへっ、ダーメ! 舞にはいっぱいしてあげるんだから」  
「ああっ、はっ、ふああぁっ、ダメ、だ、め……ああっ、あっ、あぁんんっ!」  
必死に舌を伸ばすが、その度に咲の舌が私の弱いところをついて、続けることができない。  
「ああっ、あっ! あああっ、咲、やだっ、私、わ、たしっ……! 変になっちゃうっ……!」  
「いいよ、舞が気持ちいいなら私も嬉しいもん」  
「やだっ、咲は私といっしょに……ああっ、あああああっ!」  
「舞……んっ、んんっ……」  
「やだっ、イっちゃう! イっちゃうよぉっ」  
「あは……い、イクってこういうことなんだ……舞……イっていいよっ」  
「やだ、やだぁっ! ああっ、あっ、あああァァッ! あ、ああァッ! も、もうっ……!」  
ちゅうっちゅぱっちゅぱっちゅばっ  
「あああああああああァァァァッ!!! も、ダメェェェェッ!!!」  
プシャ……  
「わっ」  
「はぁっ、はっ、はっ……ああっ、き、気持ちいい……」  
そのまま、私は咲の上で果てた。  
せっかく、咲にいっぱいしようと思ったのに……。  
残念……。  
そのとき、かすかだけど、話し声が聞こえた……。  
 
「す、すごいものを見てしまったラピ……」  
「チョッピは昨日も見てしまったチョピ……」  
「それは本当ラピか!?」  
「本当チョピ……」  
「じゃ、じゃあ、フラッピたちも……」  
「驚いたから散歩してくるチョピ!」  
「ラピーッ!?」  
 
「うーん……」  
「咲? どうしたの?」  
サアア……  
二人でシャワー室に入って、お互いの体を流す。  
なんだか、あんなことをした後だけど、改めてお互い裸になると、やっぱり恥ずかしい。  
「そ、その……やっぱりイヤだった?」  
恐る恐る聞いてみる。  
「ち、違うよ!」  
慌てて首を横に振る咲。  
「そうじゃなくて……いろいろありすぎて、なんだかまだ整理できてないんだぁ」  
「そ、そっか……そうだよね」  
そう。それに、こんなことをしても、咲が好きなのはお兄ちゃん。  
それは変わらないのは、最初からわかってた。  
「あのね、舞」  
「ん?」  
「これからのことだけど……」  
「うん」  
この話は覚悟しなくちゃいけない。  
私はまっすぐに咲の顔を見た。  
「そ、そんなまっすぐ見つめられると、照れちゃうよ」  
「え? そ、そう?」  
「うん……その、これってやっぱりおかしいことだし、これから隠すのとか大変だと思うんだ」  
「うん……」  
って、隠す? ……これから?  
「その、私もいつも通りに見えるかもしれないけど、ちゃんと二人の時間は作るからね!」  
「さ、咲?」  
「え? 何? 私なにか変なこと言った?」  
咲……。  
「えぐっ、ひっく……」  
「ま、舞? ど、どーしたの!? 私? 今の私!?」  
「うぇぇぇん、咲ぃ〜!」  
「ま、舞ってば! ここは誰かくるかもしれないから、抱きついちゃダメ!」  
「もう一回したい……」  
「ええ〜っ!」  
「今度は私が咲のことイカせてあげたいの」  
「も、もう今日は疲れたなりー!」  
「咲〜!」  
「あーん、舞ってば〜!」  
 
<終わし>  
 

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