『東映・春のまんが祭り』
『せいぞろい! オールプリキュア大進撃!!』
いつもいつも曇り空、そこにそびえる、無意味な突起のあるビル。
ここは、悪の秘密組織、『ナイトメア』。
その一室、なにやら仰々しいメカで埋め尽くされた部屋。くらい部屋、いくつも灯るモニタの明かりが照明代わり。
「『例のモノ』、仕上がりはどうなってるかな?」
室内に入ってきた、スーツの男、ブンビー。部屋にもとより居た研究者達は、立ち上がり、彼に礼をする。
「ふむ、これはこれは、上出来」
モニタ越しに写る、地下の培養槽。二つ並べられたそれには、泡立つ液体の中、それぞれに一つずつの黒い物体。
それは、ナイトメアによって回収された、『ザケンナー』『ウザイナー』の一部だった!!
巨大なコワイナー、そして、増殖培養されたウザイナー、ザケンナーたち。
その猛攻の前に、プリキュア5たちは劣性を強いられる。
少女達の追いつめられるさまを見て、ブンビーは楽しそうに笑う。
「いくらお前達が5人だろうと、これだけの数の敵を相手には出来ないでしょう?」
男の言葉に、悔しく唇を噛むキュアドリーム。
しかし、そのとき!
「5人じゃないわ!!」
高台から、凛とした少女の声。
「花開け、大地に! 輝く金の花、キュアブルーム!!」
「羽ばたけ、空に! 煌めく銀の翼、キュアイーグレット!!」
二人の少女、咲と舞が、プリキュア5のピンチに駆けつけてくれたぞ!!
「「私たちもいるわ!」」
満と薫も、戦闘ドレスに身を包んで現れた!!
そう、彼女たちこそ、花鳥風月を司るプリキュア!
2006年から2007年にかけて、地球を護ったプリキュア達だ!!
そして、さらに新たなる戦士が!!
「光の戦士、キュアブラック!!」
「光の戦士、キュアホワイト!!」
言葉の通り、強く目映い光をまとって現れた二人の少女、なぎさとほのか。
彼女たちは、がっしと手を握り合い、力強く名乗った。
「ふたりは、プリキュア!!」
彼女たちこそ、連綿と続くプリキュアの歴史の中、この世に姿を現した初めてのプリキュアたち。
2004年から2006年までの長い間、この美しい世界を護った、輝ける一号、二号なのだ!!
「えーと、シャイニールミナスで〜す。プリキュアじゃないけど、私も居ますよ〜」
そう、三号も!!
歴代プリキュアたちのそうそうたる姿に、さしものブンビーも怯んでしまった。
そのすきをのがさず、我らのプリキュア5たちも反撃だ!!
「大いなる希望の力・キュアドリーム!!」
「情熱の赤い炎・キュアルージュ!!」
「はじけるレモンの香り・キュアレモネード!!」
「身体に漲る無限の力・アンブレイカブル・ボディ・ゲキレッド!!」
「安らぎの緑の大地・キュアミント!!」
「知性の青き泉・キュアアクア!!」
「五人揃って!」
「「「「「 Yes!!プリキュア5!! 」」」」」
そして、正義の戦士・プリキュアたちによって、悪の先兵は倒された!
しかし、戦いはこれからだ。
戦え、僕らの、プリキュア5!!
紅「いや〜、先輩達、助かりました!!」
白「いいのよ、久しぶりにプリキュアになれて、私たちも楽しかったんだから」
黒「まぁ、高校生にもなってこのカッコってのは、さすがにアレだけどもさ」
桃「え〜とですね、先輩方、もう少しだけご協力お願いしたいんですけど」
花「ん?なになに?」
鳥「私たちで出来ることだったら」
桃「このあと、『プリキュアの友情を育む会』に」
すぱーん!!×4(紅黄緑青にハリセンでど突かれる桃)
桃「・・・だって〜、エロがないと怒られるんだもん・・・」
黒白光花鳥風月「???」
わかりにくいネタでごめん。
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