『蒼白の果実』
ナッツハウスの一部屋に朝日が射す。ここで食事を摂っているココとナッツの獣姿がいた。
「今日も朝ご飯をしっかり摂るナツ」
「シリアルだけど、これは重要だココ」
ここで食事中の2匹に、見知らぬ少女の姿が現れた。
「…お前、誰ナツ?」
訝しげにナッツが凝視する。
「ココ様、ナッツ様、私よ」
冷静な判断でココはある変化を見抜いたのだ。
「その声は…、ミルクかココ?」
「そうよ。朝起きたら人間の姿に変わってたんだもん、驚き〜〜〜」
この喜びを伝えたいがために、朝からミルクは興奮状態。何よりも誰よりも喜んでいるのは本人だったのである。
「どうしてミルクは人間になったナツ?」
ナッツはココに疑問を問い掛けた。
「そういえば昨夜眠れなかったんだココ…」
その記憶を辿るべく、状況を話していた。
真夜中に目覚めたココ。トイレに行こうとしたが、ふと台所に立ち寄っていた。ココの目の前には冷蔵庫が立ちはだかっていて、ココは冷蔵庫の扉を開けた。すると…。
「な、何だココ、この青白い果物は…?」
冷蔵庫の中は蒼白の果実がまばゆい光を放っている。
「うわ、これは見つかったらやばいココ!」
ココは一目散に冷蔵庫を離れる。その後はトイレに行き用を済ましたあと、眠りについた。
「…なるほど。ミルクはこれを食べちゃったのかナツ」
「そうとしか考えられないココ」
謎を解き明かすために、ココとナッツは人間の姿に変身した。
「よし、俺は図書館へ行こう。ナッツは植物園に行ってくれるか」
「ああ、そうする」
2人は外に出掛けることになったのだ。
「ココ様、ナッツ様、どこに行くの?」
「調べ物があるから学校に行ってくる」
「俺は散歩に、な」
2人はミルクにバレないよう、偽りの言葉をかけていた。
するとタイミングがいいのか悪いのか、ナッツハウスに立ち寄るのぞみの姿があった。
「あら、2人ともお出掛け?」
「俺たちは急いでいるんだ。悪いな、のぞみ」
「帰ったらゆっくり話すから」
2人は足早に外へ出掛けた。
(2人とも変なの…)
のぞみは2人をポカーンと見つめるだけだった。
「ま、いいか。どうせミルクだけなんだから」
警戒心もなくナッツハウスの中に入るのぞみ。そこには人間の姿のミルクがいたのであった。
「…アンタ……、誰よ?」
「私よ、わかるでしょう?のぞみ」
その声を聞いてのぞみはピンと来たのだ。
「……ミルク?」
「そうよ。気が付けばこんな姿になってたのよ。私も人間になれるとは夢にも思ってみなかったわ」
「何故人間になったのか知りたいなー」
「それはそっちが聞きたいわよ。それより見てよ、モゾロフのチョコレート!」
人を羨むが如くミルクは高級品チョコレートを見せびらかしている。
「あー、これ美味しいのよねー、ちょーだーい!」
「そうはいかないわよ。のぞみ」
いつものように追いかけっこするミルクとのぞみ。しかしのぞみはある点に気付いていた。
(人間になって大きい分、小回りが利かなくなるんだっけ。それなら…)
のぞみは大回りをしてミルクに立ちはだかる。しかし…。
「あ”!」
既にミルクはのぞみの動きを読み、ヒラリと交わしたのだ。
「へへーん、のぞみの行動パターンはお見通しよーん。チョコレートは私のものだからねー」
「や、やられた…。今回も私の負けだ…」
のぞみにとっては目の前のチョコに釣られたショックは大きかったようだ。
「ああ、しんどい…。悪いけど私、トイレに行ってくる…」
「行ってらっしゃーい」
ミルクは勝ち誇った表情でのぞみを見つめる。
のぞみはトイレで孤独の空間に浸っていた。
(はぁ…、ここなら落ち着くな……。なんか別世界にいるみたい…)
洋式便所に座るのぞみ。やがて尿意をももよおすそうになってきた。
「…ここでおしっこしちゃおうかな。ミルク以外ほかにいないし」
ほかに誰もいないことをよくし、水を流さずに音を立てて放尿する。そうこうしているうちに排泄は終わったのだ。
「ふーん、のぞみのはこのようになってるんだ」
「ミ、ミルク!いつの間に?」
驚きを隠せないのぞみ。トイレにいきなり入ってきたミルクが目の前にいた。
「のぞみのアソコって、2つに割れてるのかー」
「…って、どうやって入ってきたのよ?!」
「のぞみは間抜けね。ドアの鍵をかけてなかったんだから」
単純なミスを指摘され、のぞみはうなだれている。
(ああ、私ってなんてバカなことしちゃったんだろ…)
しかし開き直りの早いのぞみは、ミルクのために下半身を脱ぎ、立って説明した。
「ミルク。女の子はねえ、アソコは殆ど同じでしょ?」
のぞみはまだ毛が薄い股間を指差していた。
「…でも私のは、みんなのとは違うのよね」
ミルクは下半身を纏った着衣を脱ぐ。
「ひえええええええええ!」
のぞみはミルクの股間を見て驚いていた。
「なんか太くて大きいのが付いてるのよ。凄すぎ」
ミルクの股間にはいきり立った太くて大きい肉棒があった。
「…って、なんであなたにオチンチンがあるのよ!」
「それはこっちが聞きたいわ。そんなことより立ったのを何とかしてちょうだい」
戸惑いを隠せないのぞみ。しかし早速肉棒の先端をギュっと握った。
「ミルク、いきなりだけど…」
しかし握った途端に、先端から白くて濃い汁がのぞみの顔に直撃。
「……………、はやっ」
あまりの早さにのぞみはただ呆れるばかり。
「何、この白いの?」
「これが本当の『ミルクのミルク』よ」
「うわ、シャレにならないわ」
オヤジギャグに聞こえたのか、気まずい空気が漂っている。しかしのぞみはこれを打破するような対策をとることになるが、やがて…。
「うわ、またオチンチンが大きくなってる」
今度は顔以外にかかったらまずいのか、のぞみは早速一糸纏わぬ姿になっていた。
「なんかのぞみの裸って…、エロイ」
「……これって、お世辞?」
さすがにのぞみの体は中学生らしい体形だが、火に油を注ぐが如く肉棒は更に巨大化していた。
「ミルク、今度は口でやるよ」
のぞみは暴れる肉棒を口に入れて動かした。
(……のぞみの舌で動かされてる………、何、この感覚?)
初めて味わう快楽。ミルクは気持ちよさそうな顔をしている。しかし、放出も時間の問題だった。
「ウヒャ、出るよのぞみ!!」
またしても白くて濃い汁が大量に放出される。そしてその汁はのぞみの体にかかった。
「……まだまだ出るねえ」
のぞみはミルクのバイタリティーに驚いている。
「今度はミルクが私を気持ちよくさせる番よ」
のぞみは誘うようにミルクを愛撫させようとする。
「舌を使って嘗めるんだよ」
ミルクは不慣れでありながらものぞみの体を愛撫させる。耳、首筋、腋、乳首と様々な場所を嘗めまわしていた。
(なんかぎこちないけど…、きてるよ……)
「のぞみ、気持ちいい?」
「うん、なかなかだね。今度は…」
ミルクは足の指、ふくらはぎ、太ももと下から愛撫していく。そして本丸といえる肉壺に辿り着いた。
「ヒャハ!き、気持ちいい…」
肉壺の細部を嘗めまわし、肉芽を舌の先端を使い、大雑把でありながらも愛撫させたのだ。
「のぞみのアソコ…グッショリだー」
のぞみの膣は十分に潤っていた。ぎこちない愛撫でありながらも体は準備万端になっている。
「うん、そろそろ来てほしいな…」
のぞみはミルクに跨る格好でいきり立つ肉棒を膣内に食い込むように収めた。しかし、入ったのは僅かに半分だけである。
「なんか半端だけどー」
「こればかりは仕方ないよー」
無理もないだろう、のぞみの膣はまだ幼く、小さなものなのだ。
「私が動かすから、ミルクはじっとしてて」
のぞみは腰を中心に、始めはゆっくりと動かしていく。
「のぞみ…、もっと動かして………」
ミルクは物足りなさを感じたのか、出来るだけの要望を言いつけていた。
「うん、いいよ。ドンドン速くするからね」
少しづつでありながらも、動きを増していく。
「ハゥ…、ウゥーン……」
ミルクの口から喘ぎ声が零れる。
「ねえ、もっと速く動かして欲しいんでしょ?ミルク」
「言われなくても…、わかってるわよ……」
更に動きは加速していった。そしてクチュクチュと淫猥な音が狭い室内に大きく響き渡る。
「もう……、出ちゃいそう……」
「まだ私がイッてないんだから、もう少しの辛抱よ」
放出をどうにか抑制しようと、ミルクは歯を食いしばっていた。それからしばらく経って…。
「来る……私………き、来ちゃう………」
「も、もう我慢の……限界………」
そろそろカウントダウンを迎えようとしたのか、絶頂まで後僅かに。
「ミルク、イッていいよ!」
「うん!」
こうしてミルクの白く濃い汁はのぞみの膣内に発射。その汁は量が多く、膣の外にも多く溢れていた。
「ハァハァ…」
2人は重なり合うように横になっている。この様は全力を果たしたような姿であった。
横になったまま倒れたのぞみは、ある言葉を口ずさんでいた。
♪死んでもやるんだもん!夢みてるんだもん!
イクとこまでイクんだもん
上がる大棒(だいぼう) シゴキだしたら戻れないっ!
あれあれっどうしたの あっ、このエンジンが
ぜんぜん動いてないみたい きみは、クサイナー?
どれどれっ大変だぁ 真っ白な液吐いて
体汚していってるよ マンチョならしよう!
きみを乗せる セクース・マシン
もっとずっと キモチよくなる
ザーメン浴びて アレになれーどこまでも
抜けぬけるんだもん!
どんなにでかい 望みのナニも
アメさんみたいに しゃぶっちゃおう
がんばったぶんだけ
卵みたいに、苦いんだもーん!
一方、ナッツハウスの外には…。
「のぞみ、今日もいるかな?また何かやらかさなければいいけど…」
第1章 完