男の子って、ズルいと思う。  
 そう寝台から掛けられた声に、え? と声を挙げてエミリオは振り向いた。  
厚いカーテンから薄く差し込む窓辺のひかりが、寝台にて恨めしげな表情をする女の素肌を照らし出す。  
女は、膨れっ面をしたそのままで、解けたウェーブ描くピンク色の髪の毛を指先で軽く弄ぶ。  
 「ズルいって……。何で?」  
 中央の円形のテーブルに、白磁のカップをふたつ。  
手にしたコーヒーサーバーからコーヒーをカップに注ぐ。  
フローリングの部屋に、心地良い香が漂った。木製のボールを取り出し、  
冷蔵庫から新鮮な野菜を幾つか取り出すと、軽く水洗いしてまな板でとんとんと軽く切り、盛り付ける。  
レンジにはトーストをふたつ、セットしてブルーベリーとストロベリーのジャムと一緒に、サラダを運 
んだ。  
 食事の仕度をするのは専らウェンディの役割だったが、朝食の支度だけはエミリオが行うものと、  
いつの間にやら決まっていた。元より手伝いを厭う性格ではないため、それをエミリオが嫌がろう筈も 
無く、寧ろ、それはなかなか起きられないウェンディを思って自ずからはじめた行動であった。  
――尤も、その、ウェンディがなかなか朝起きられないのにはエミリオが理由の要因となっているのだ 
から、それもまた当然のことなのだが――。  
 しばし、てきぱきとそうして朝食の仕度を行うエミリオに、  
再びウェンディはズルいわ!と声を上げた。  
寝台の上にて体育座りするその身体には纏うべき衣を身につけておらず、  
ただ真っ白いシーツを一枚、身体に纏い憤慨していた。  
 
 「ズルいわ!ほんのすこし見ないうちに、何時の間にか私よりも背が高くなって、  
ずっと力も強くなってるんだもの! 私の方がお姉さんだったのに!」  
 昔は私の方が背が高かったのに! と声を荒げるウェンディに、苦笑をしながらエミリオは近づき、  
寝台に腰を掛けた。ウェンディ。と名を呼んで、そっとあわせた唇に、再度、ずるいわ、呟いた。  
 「――昔は、私の方が守ってあげる立場だったのに、何時の間にか、  
守られる立場になっちゃうなんてね――。」  
 胸に頭を凭れさせ、静かにウェンディはそう言った。――そうだね。とエミリオは答え、  
何時の間にかすっぽりと「おねえちゃん」を包み込めるようになった己の腕を思った。  
 「でも、僕はウェンディの背中に守られながら、ずっと守ってあげられるようになりたいって、  
思ってた。――それに、僕を暗闇から助け出してくれたのはウェンディだもの――。」  
 
 
 ――心が闇に飲まれ、全てのおもいが凍りつき、ただ総帥であるウォンの意のままに動く  
存在であった自分を救ったのは、かつて自分と旅をした大空のように晴れやかな瞳が印象的なひとりの 
少女だった。  
私が分からないの!? と彼女は幾度も幾度も絶叫を繰り返し、  
反撃に出ようともせず自分の放つ光の刃からただ、逃げ回った。  
じわじわと服を、皮膚を切り裂き、脚を、手を、穿ち。  
隅へと追い詰め、きりりと心臓を狙った光の矢を放ったところで  
――自分のなかの、「誰か」が叫んだ。  
 「――――駄目だ!」  
 
 ――叫んだその瞬間に光の矢は弾け、拡散し、世界は「誰か」が、否――「エミリオ」が支配した。  
 
 目が覚めたその時の光景を、何と言おう。ただウェンディは目いっぱいにその眼を開き、  
先刻との変化を見てとったのか、涙声で自分の名を呼んだ。ウェンディ。  
と自分も名を呼んで――自分のつけたであろう彼女の傷に、驚愕した。  
 何と詫びれば良いのか知れない自分に気丈にも彼女はかつてのあの「おねえちゃん」然として笑顔で 
微笑み、気にしなくて良いと言葉を掛けた。そんな彼女の優しさに涙がこぼれそうになりながら、  
後は任せて欲しいと、強引に彼女を休ませた。  
 ウォンは、自分の知らぬ間に、どうやら多くの者達を敵に回しているようだった。  
否、あの男の性格を考えれば、それも当然の事なのかも知れない。とにかくエミリオが記憶を辿り、  
ウォンの元に辿り着いたときには、既に決着が着いていた。  
 入ったその部屋は、血のかおりで溢れ返っていた。地べたに倒れ伏すのは、  
自分の記憶を封じ、意のままに操っていた時を統べし能力者。  
そうして多くの傷を負いながら、立ち尽くすのは赤い髪を逆立てた、一人の青年だった。  
 君は――。と声を掛けようとしたところで、相手の方が気がついた。  
青年はどこか悲しげな笑顔を浮かべると、「悪いな、あんたもコイツの用があったのか――?  
でも、俺の方が先に用を済ませちまった。悪いな。――悪い。」そう、呟きその場に崩れ落ちた。  
慌てて駆け寄り、抱き起こすものの、青年の命は、既にこと、切れていた――。  
 
 崩れ落ちる、と思った。建物がけたたましいサイレンを上げている。  
地上へとエミリオは急ぎ足を動かしながら、いかにウォンが多くの者から恨まれていたのか、  
この場でもって再び知った。倒れ伏した者の遺体。血痕。破壊された部屋。廻廊。  
そうした場所を潜り抜けながら途中、眼鏡をかけ、女を腕に抱いた一人の青年に出くわした。  
 
 突然のことに驚いたのは相手も同じようで、臨戦体制をとるものの、相手も自分も、  
闘うには不適応なほど負傷しているのも同じだった。――先に、臨戦体制を解いたのは男の方で、  
互いに負傷をしている、それどころでは無いのは同じでしょう。  
此処は互いに退くが得策ではないですか。と、語りかけて来た。それは、まさしくその通りで  
エミリオもすっと警戒を解くと、男は軽く息を吐き、ウォンは? と聞いて来た。死んだ。  
と答えると、一瞬男は目を見開いて貴方が? とさらに問う。首を軽く横に振ると、  
そうですか。と男は言い、何やら考え深げに目を閉じた。  
 「どうしていきなり建物が崩壊を? 何が起こっているんです?」  
 そう、問い掛けるエミリオにお目覚めになったのですよ。と男は答えた。そして、闘っておられるの 
です。  
 「かつての親友と――キース様は。」  
 その言葉に、エミリオは踵を返した。  
 
 頭が割れんがばかりに、サイレンが鳴り響いている。この先にバーンがいる。  
そう思い、エミリオは警戒システムによって閉じられる扉を強引に力で開き、  
前へ前へとひた走った。サイレンが鳴り響く。景色変わらぬ廊下は、永遠かとも思えるほど、  
長く長く伸びている。頭が、ずきずきとした。  
 彼は無事だろうか。否、必ずしも無事だという訳ではなかろう。  
キースと争っているのならば、無事とは行くまい。恐らく双方の能力は互角。  
誰か手助けが入れば、別だが――。  
 と、そこで、足を止めた。  
 バーンが戻り、そうして――。ウェンディは、どうするのだろう。  
否、自分は――どうするのだろう。かつての三人のように、過ごすのだと思った。  
あのときのように、三人で。苦難も、時には共に乗り越えて。三人で。  
 戻れるのか? と誰かが叫んだ。自分はあの頃とは違う。身体も、そして、心も。  
あの頃とは違う。あの頃のままでは満足出来ない自分がいる。  
 
 だって、ウェンディが。と声を上げる。彼女はバーンの事が好きなんだ。  
彼が無事か、代わりに探すと約束したんだ。いいのかいエミリオ。と、もうひとりの自分が声を上げる。  
それで君は満足なのかい。可愛いエミリオ、素直なエミリオ。何だ、君は昔と何ら変わっていないじゃ 
ないか。  
ひとの視線に怯えて、言われるままに従って。嫌なら嫌と言えばいいのに、  
勝手に我慢の限界を越えてはまわりのものに害を及ぼす。  
記憶が封じられていた? 違う。お前は勝手に自分の世界に逃げ込んでいたそれだけさ。  
楽だっただろう? 周りの視線を気にしないのは。楽だっただろう?周りのことを考えないのは。  
目が覚めた? 違うね。君はウェンディを傷つけることから逃げたに過ぎない。  
君はいつだって、最後の一線と言うものを踏み出せない奴なんだ。  
違う! 逃げたんじゃない!僕はウェンディを傷つけたくなかっただけだ!  
へえ? じゃあ他の者たちはいいんだね。ああ、残酷なエミリオ。  
一体君はその手で幾人の者たちの命を奪ったんだろうね。ねえ、エミリオ。  
 ねえ、エミリオ。素直になって御覧よ。  
欲しいものを手に入れたいんだろう? 僕は君だよ。  
君のことは手に取るように分かる。好きなんだろう? 欲しいんだろう? 分かるよ。  
君はウェンディに対し従順な弟のように振舞っていたけれども、その実、  
彼女への仄かな想いというものを抱いていた。まぁそれは、  
年上の女性へという憧れというものに過ぎなかったわけだけれども、  
彼女と再会して、幾らか事情は変わったようだね?  
あの頃大きく感じた少女の背中が、思いのほか小さいことに驚いたかい?  
守りたいと思った? ああ、それとも――抱きしめたいと思ったかい――?  
 
 彼女のあの、ふっくらとした唇を、味わいたいと思った?  
柔らかそうな胸に、触れてみたいと思った? 大腿部に手を這わし――繁みを掻き分け、  
自分のものにしたいと? ああ、でもエミリオ。どうするんだい? 彼女はね、バーンのものなんだよ。  
あの桃の唇も、細やかながらも、女性らしさをもったあの姿態も、  
――――すべて――――。  
 黙れ、黙れ。僕は。僕は――――。  
 ねえ、エミリオ。素直になって御覧よ。僕はね、君の気持ちが良く分かるんだ。  
君だって、否定をこうしているけれど、僕の気持ちが分かるはずだよ?  
だって、僕は――――。  
 
 サイレンが、鳴り響いていた。眩暈を、引き起こしそうな程に――――。  
冷たい廊下に着いた膝を、ゆっくりと上げて――――エミリオは、踵を、返した――。  
 
 
 ウェンディの元に帰ったエミリオは、ことの次第を彼女に告げた。  
ウェンディは静かにそれを、聞いていた。バーンのことは、建物の崩壊が原因で、  
先に進めなかった。きっとキースと、最後まで決着を着けるつもりなのだろうと告げた。  
ウェンディは暫く黙って。そっかぁ。と、声を上げて少し伸びをするように寝台から  
背だけを起き上げ、どこまでも、親友と一緒じゃないと、気が済まないのね。あの頑固者。  
そう言って、笑って。とん、とエミリオの肩に頭を持たせかけた。  
 「……いいよ。私には、エミリオがいるもの。……生きていて、くれるもの……。」  
 そっと、その細やかな肩に手を添えながら、今小さく奏で出される嗚咽の音も、  
先ほどの笑顔も、言葉も、全て。  
 
 彼女なら、そういうだろうと、そう、思っていた。  
 
 己の想いをウェンディに告げたのは、それからさらに数ヶ月経ってのことだった。  
真剣な表情で想いを告げる自分に、ウェンディはかなり驚き、戸惑ったが、  
結果として受け止めてくれた。  
 ――そうして、現在に、至る。  
 
 胸元に寄せられた彼女の髪を一筋、手に取る。真実を知ったら、  
果たして彼女は激怒するだろうか――。それとも、軽蔑するだろうか――。  
 それでも良い。とエミリオは思った。そうまでしても欲しかったのだ。  
良心が咎めぬのかと言ったら嘘になる。だが、もしあの場で自分がバーンの元に行ったとしても、  
恐らく彼は自分の手出しを許さなかったことだろう。けれどもそれはあくまで想像の範囲でしかなく、  
結果として自分は彼の元へと足を運んではいない。それを思うと、そうした考えもまた、  
欺瞞でしかないのかも知れなかった。  
 頭の中のサイレンは、未だ小さく鳴り続けていた。  
 
 「……ウェンディ……。」  
 くちづけを交わす。くぐもった、甘い声が漏れる。そのまま項へと唇を這わせ、  
寝台へとやんわりと彼女を倒すと、ちょ、ちょっと!と幾分焦った声が掛かった。  
 「ちょっとエミリオ! 昨晩散々したじゃない! 朝からまた、なんて冗談じゃないわよ!」  
 「いいじゃない。ぐっすり休めたでしょ?」  
 「――や、ほらッ! 朝ご飯! 御腹も空いたし!」  
 「少し、運動してからの方が、美味しく食べられるんじゃないかな?」  
 「――食べるどころじゃ、なくなっちゃうじゃない――!  
 ――――ぁ!」  
 ウェンディが悪いんだよ。目が覚めたまま、服を着ようとしないんだもの。そう、  
言いながら、昔よりも随分と大きくなったかと思う、彼女の胸に舌を這わした。  
毎夜という程ではないが、それなりに抱いているせいか、当初抱いたときよりも、  
幾分彼女の胸はより大きくなっているかのような印象を抱く。  
舌で頂きを嬲ると、ぁん!と甘い声を上げる。やわやわと胸を揉みしだきながら  
片腕を大腿部へ移動させ、ゆっくりと擦る。  
 どこをどう、焦らせば良いか。どういう愛しかたが良いが、幾度も抱くうちに少しずつ  
――知るようになってきていた。  
 
 胸への愛撫はそのままに、指をそっと繁みの中へと伸ばし、  
表面を軽く撫ぜる。両股を僅かに震わせて、意識をして声を押し殺そうとする様がどことなくいじらし 
い。  
それでも、声にならぬ息というものは唇からついて出て、やがてしっとりとそこは潤み始めた。  
そこで、すっと指を挿し入れて、くちりと指を動かした。  
ねっとりとした粘液が、指に纏わりついてゆくのを感じる。  
 「……ね。ウェンディ。どうして、欲しい?」  
 耳元に口を寄せ、敢えて問う。くちくちと、指を、動かす。一瞬、  
ウェンディは目を見開いて頬を朱に染めると、きゅ、と口を閉ざしてそっぽを向いた。  
想像通りの反応に少し笑って、動し指をすっと、引き抜く。纏わりついた液体は伸びて、  
白いシーツに、落ちた。ウェンディは一瞬ふるりと身体を震わすと、  
幾分恨めしげな目でこちらを見つめた。す、と圧し掛かる。  
長い髪を、敷かないようにしながら指で弄りつつ、再び、囁きかける。  
 「……ね。ウェンディ。どうして、欲しい?」  
 そうすると、唸るような声を上げて「エミリオ、暫く見ないうちに、外見だけじゃなくて、  
性格も変わったわ……。」と呟いた。その言葉に、「これも、僕だよ。」  
と笑って答えながら、再び答えを催促する。舌、で。と、蚊の鳴くような声で掛けられた言葉に、  
え? と問い返す。その様に眦を吊り上げながらも、頬をそれはもう真っ赤に染めながら  
「舌で、愛して、欲しいのッツ!」と告げられた声に。分かったよと、エミリオはまた、  
それを聞いて晴れやかに笑った。  
 とろとろと溢れる其処にくちづける。舌をゆっくりと射し入れるのに、  
指でぱっくりと口を開かせて、片方の指を中に入れながら、口で愛撫する。  
ちゅぷり、ちぷりという僅かな音が口からこぼれれば、んッ! ぁッ! という喘ぎ声が、  
もうひとつの口からこぼれだす。  
 ふ、ぁああ! という、一際大きい嬌声を上げたかというと、  
とぷんとより一層多く其処を泉で溢れさせ、一瞬の震えの後、身体をくたりと弛緩させた。  
 
 口元を拭い、纏う衣を寝台の下へと放り捨てる。  
再びぎしりと圧し掛かり、幾分惚けた目を向けるウェンディの目蓋に、そっと、くちづけた。  
 既にしどけなく広がった両足を広げさせ、己が身をぐいと、挿し入れる。  
 「……くっ!」  
 きゅぅい、と其処はエミリオを締め付け、包み込んだ。咥え込むその場所は、  
他の異性と言うものを知らず、当初、処女であることに驚きもしたが、  
考えてみればそれも当然のことで、姉を最も大切なものとして失踪した姉を探し  
一人旅立ちを決意した彼女にとって、いわゆる「はじめて」を与えるほどの異性というものはこれとい 
って居らず、仄かなる想いを持っていた異性と出会った時は、正直、それどころではない状況でもあっ 
た。  
最早その身体は己の為に誂えられたものと言っても良く、エミリオはどこまでも愛し、  
時に意地悪を行いながらも、慈しんだ。  
 部屋を統べるは、絶え絶えとなる嬌声と、くぐもった水音に、打ち付けられる、互いの肉音。  
さざめきは大となり小となり、打ち寄せ、引いて――消えていった。  
 
 
 隣で静かに寝息を立てるウェンディを見て、エミリオは微笑んだ。  
 そうしたなか、これで良かったのかとひとりの自分が声を上げる。その声に、  
良くはないかも知れない。しかし、幸せだと、もうひとりの自分が静かに答えた。  
それを良しとする声も、罵る声も幾らか聞こえる。  
 サイレンの音は、今も小さく鳴り続けていた。しかし、それに支配されない限りは、  
きっとそれで良いのだと思う。  
 
 自分の隣には、今やすっぽりとその腕に収まるウェンディが、眠っている。  
自分は変わった。憧れだけではなく、彼女を求めるようになった。愛すようになった。  
サイレンの音は、それからずっと、大きくなって来ていたように思う。  
 ときに、思う。  
 大人になるということは、こういうことなのではないかということを。  
鳴り響く数多の声に耳を澄ませ、それから必要なものを選び取って行く。  
聴きはすれど、支配はされない。統べはすれど、塞ぎはしない。迷いはある、後悔だって、ある。  
これが最善かなど、分からない。ただ、今を、幸せだと思う。  
そうした自分のおもいを大切にしたいと思った。  
 サイレンが、鳴っている。遠く、小さく。  
 
 エミリオはゆっくりと身を起こすとセットをしたトースターの方へと歩み寄った。  
案の定、トーストは無残なまでにこんがりと黒焦げになっており、  
苦笑をしながらそれを外に取り出した。コーヒーはとっくに冷えている。  
ウェンディは、この分だとまだしばらく、休息が必要となることだろう。  
 その前に洗濯でも、いや、先にシャワーを浴びて、彼女の分の衣服も用意しておくべきかな?  
けれども用意された服を見て、怒ったりはしないかな?でも、  
また抱いたりするよりはマシじゃないか? 幾ら僕でもそんなに体力はないよ。  
晩、何も無いと誓えるか?……それは、どうだろうね。  
 まぁ、とにかく、だ。  
 一先ずシャワーを浴びて来よう。  
 
 サイレンは、遠く、小さく、鳴っていた。  
 
 
  〔Fin〕  
 

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