あれからまた数日後。俺達は未来から現代へと帰ってきた。朧や飛龍の事は未だ気掛かりではあったが、マリー達に任せるしかなかった。  
 
現代に帰ってきた俺は――時刻は既に夜だったが――真っ先にエルモアの屋敷に向かった。エルモアの無事を確認したかったし、それになによりマリーに会いたかったからだ。  
――結論から言えばエルモアは俺が未来へと飛ばされた後心臓発作で病院に搬送され飛行機には乗らなかった。発作も大事には到らず今は屋敷で健やかに過ごしている。  
エルモアの無事を確認した後俺はマリーの部屋に赴いた。  
 
――コンコン  
「あ、はい!」  
「マリー」  
「え?!あ、アゲハさん?!なんでここに!えっと何か御用ですか!?」  
「ん、エルモアの様子を見に来たってのと…マリーに会いたくて」  
「え…私に…?」  
「マリー。話があるんだけど、少し…いいか?」  
「は、はい」  
俺はそう言うと扉を開け、マリーの部屋に入った。  
「アゲハさん。それで話って…」  
「マリー」  
マリーの言葉を遮るように名前を呼ぶと俺はマリーを抱き締めた。途端にマリーの顔が真っ赤になる。  
「ふえええぇぇッ!!」  
「好きだ」  
「…え?」  
「お前が好きだ。マリー」  
「え…えええぇぇえええッ!!」  
ますます顔を紅潮させ驚愕の声をあげるマリー。俺は追討ちをかけるように話しかけた。  
 
「マリーは俺の事どう思ってるんだ?」  
「え…あ…それは…」  
「俺の事…嫌いか?」  
「い、いえ!嫌いなんて事は全然ないです!」  
「それじゃどうなんだ?」  
「あ…ぅ……好き…です。…私も…私もアゲハさんが好きです!」  
「…そっか。ありがとう」  
未来のマリーから「ずっと好きだった」という気持ちは聞いていたが、改めてマリーの気持ちを聞いて感動する。  
そしてその感動のままつい未来のマリーにしたようにキスをしてしまった。  
「んむ?!」  
そのまま舌入れマリーの舌と絡め、口内を蹂躙していく。  
「ん!…んむ!…は!…んん」  
マリーの柔らかい唇や舌を存分に味わったところでやっと口を離す。マリーはいきなりのファーストキスの衝撃からか顔を真っ赤にしてぽーっとしている。  
そこでようやく  
(しまった)  
と気付いたが、スイッチが入って本能を止める事など出来なかった。  
俺はマリーをベッドに押し倒し、の服を脱がしにかかった。  
「……え?…え?!…アゲハさん?!」  
半ば脱がされている状態に気付いたのかマリーが抗議の声をあげてきたが、再びキスをしてその口を塞ぐ。  
「ん!…んん!…ふぁ!」  
マリーの目がとろんとしてきた。  
そして全ての衣服を脱がし終える。今は未発達なマリーの身体が露になる。これがあの豊満な肉体になると思うとゴクリと生唾を飲まずにはいられない。  
マリーに深くキスをしながら胸を弄り始める。  
「んん!…ふ…んぁ!」  
更に恥毛も生えていない秘所にも手を伸ばす。  
「…ふぁ!んん!…んんん!」  
感じているのか奥のから愛液が溢れてくる。くちゅくちゅといういやらしい音が聞こえてきた。  
「ふっ!…はぁ!んん!」  
更に乳首やクリトリスを摘んで弄る。  
「は!ふっ…ふぁ!――ぁぁんんんんんッ!!」  
 
そこで達したのかマリーはビクビクと痙攣をする。  
俺は口を離すとズボンを下ろし、自身の分身をマリーの秘所にあてがった。マリーの体がビクリと動く。  
「マリー…挿入れても…いいか?」  
流石にこればかりは本人の許可がないと出来ないと必死に本能を抑えてマリーに訪ねる。  
肩で息をしながらもマリーはコクリと頷いてくれた。  
穢れを知らないこの身体を今から自分の物にする背徳感でドキドキとしながら未来で初めてマリーとした時のようにゆっくりとマリーの中に入っていく。  
「あ…痛っ!…ッ!」  
やはり今のマリーの体だと体格的に受け入れるのは辛いのか痛がらせてしまう。だが、ここで止める事など出来るはずもなくゆっくりと慎重にマリーの奥まで分身を埋め込む。  
「ひ…はぁ…」  
「マリー。大丈夫か?」  
「ひ…痛いです…けど…大、丈夫…です…」  
目端に涙を浮かべていじらしい姿を見せるマリーに少しでも痛みを減らそうと腰はそのまま固定し、キスをして胸やクリトリスを弄り始める。  
「ん…んぁ…んん…!」  
そこだけではなく、マリーの身体中の感じる場所をピンポイントにくまなく責める。  
「ん!…んん!…んぅ!」  
 
やがて慣れてきたのか艶やかな声が出てきた。  
「は…んん!…あん!」  
そろそろ大丈夫かもしれない。そう感じて俺はゆっくりと前後に動き始める。  
「あ!…んぁ!…はぁ!」  
マリーの中は未来同様に温かく、俺に絡みついてきたがキツさはこちらの方が断然強くギチギチと締めてくる。  
「はん!…あぁん!…んぁ!」  
どうやら痛みはほぼなくなってきたらしい。マリーの声を聞いてそう判断した俺は徐々にピストンを速くしていった。  
「ぃあ!ああ!んん!あぁん!」  
 
深く、速くしていく内にマリーの奥に自身の分身がコツコツと当たる。  
「ひぁあぁ!奥に…奥に当たって!…んぁああ!」  
再びマリーに深くキスをして、平らな胸を弄る。  
「んんん!んぁ!ああぁん!」  
今やグチュグチャという音や肉のぶつかる音更にマリーの声は部屋中に響いていた。  
「ぃぁああ!んん!はぁ!もう…イク…!イキます!」  
「ああ…俺も…だ!」  
ラストスパートをかけ、更にピストンを速くする。  
「く…射精る!!」  
「う――ああぁぁああ!!」  
マリーの中に白濁とした欲望をはき出すと同時にマリーも達したらしくビクンビクンと痙攣を起こしている。  
分身を引き抜くと血と精液の混じったピンクの液体がドロリと出てきた。  
ドサリとマリーの横に寝転がる。  
「マリー」  
呼びかけるもマリーはグッタリとしていて返事はない。どうやら達したと同時に気を失ったみたいだった。  
俺は苦笑し、マリーを抱き締める。  
そしてこの愛しい女性を必ず守ろうと心に誓い眠りについた。  
 
 
――翌日  
朝になっても起きて来ないマリーをフレデリカ達が起こしにきた。俺達の様子を見てカイルは唖然とし、シャオは打ちひしがれた表情を見せ、フレデリカは当然激怒し――俺は再び追いかけられる羽目になった。  
その時マリーは幸せそうな顔で眠っていた。  
 
 

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