「ふぅ…っ、ん、あぁ…!!」  
 
瞳を閉じたまま、胎内を掻き回されるようなカイルの指の動きに身を任せるフレデリカ。  
もう片方の手が、薄い乳房や固くなったままの乳首を荒っぽい動きで責め立てる。  
じゅぷっ、ぬぷ、ぐちゅん、といやらしい水音は更に激しさ増していた。  
 
「やっ…、あ、ひぁあ…!!」  
「おいおい、まだ指一本しか挿れてないんだぞ?」  
「は…、あっ、くぅ…んっ!!」  
 
カイルの身体に背中を預け、小刻みに身体を震わせるフレデリカ。  
浅い呼吸を繰り返し、時折熱を帯びた吐息を零す様はどこか艶めかしい。  
それでいてカイルの膝の上で、一糸纏わぬ姿で脚を拡げてカイルの指による愛撫をねだる。  
すっかり蕩けきった秘肉はひくひくと痙攣して、自分を犯す指にその熱を絡み付かせていた。  
 
「あ…ぁ、んぅ…っ!」  
 
その存在を確かめるように、フレデリカの身体を抱き寄せるカイル。  
自分の腕の中で快楽に溺れている女の身体に、少しだけ現実へと引き戻される。  
肌や、髪の匂い。そして掻き回す度に室内を満たしていく「雌」の匂いにカイルの理性は崩されつつあった。  
ふと、そんなフレデリカの痴態を正面から眺めたい欲求に駆られる。  
自分の愛撫で乱れるその姿を、見てみたい。  
しかし、僅かに醒めた頭は即座にその欲求を否定した。  
 
きっと、恐らく。  
そうなってしまった時に、カイルは己を制御することが出来ない。  
獣欲に突き動かされ、フレデリカを犯し、蹂躙し、汚してしまうことだろう。  
ほんの一瞬、そうしたいという衝動に駆られそうになり、カイルは自分の内で猛る欲望を散らそうと  
フレデリカの肩に頭を預けると、フレデリカの内に埋めていた指をゆっくりと引き抜いた。  
 
「…ふぁ…!?」  
 
ちゅぷ、と音を立てて引き抜かれた指。  
予想外の出来事に、フレデリカは声を上げていた。  
フレデリカの愛液に塗れた指先は、外気に晒されてひんやりとした感覚を伝えてくる。  
カイルは手をフレデリカの眼前へと翳して見せると、だらしなく開いたままの口元に指先を突っ込んでいた。  
 
「ん…む、うぐ…!?」  
 
ぬめった感触と、生々しい味が口の中に広がり、フレデリカは呻き声を上げる。  
しかしカイルはそれを無視して、指でフレデリカの舌や口腔の粘膜をなぞってみせた。  
 
「は…む、ぅく…っ…」  
 
カイルが指を抜き差しするたびに、ざらりとした舌の感触が指先に纏わり付く。  
唾液が唇の端から溢れ、たらりと一筋流れ落ちていた。  
 
「…っあ、…は…」  
 
口腔を犯していた指が離れる。  
フレデリカは酸欠でぼうっとした表情を浮かべたまま、呼吸を乱していた。  
 
「いきなり…、何してくれる、のよ…!」  
 
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、怒りに声を荒げるフレデリカ。  
そんな様子を見て、カイルは再び掌をフレデリカの眼前に翳していた。  
 
「だって、ほら」  
「…?」  
「フーのせいで、オレの手までこんなだぜ?」  
「…そ、それ…は…!」  
 
カイルの掌は、フレデリカの零した愛液によって妖しく濡れている。  
それどころか、溢れた愛液はフレデリカの身体を伝ってカイルの服にまで染みを作っていた。  
 
「あ…、う…」  
「いくら何でも、感度良過ぎやしねぇか?」  
 
そう言って、カイルは掌を自分の口元へと運んでいた。  
フレデリカの耳元で、ぴちゃぴちゃと音を立てながら掌を濡らす愛液を舐め取っていく。  
 
「ちょっと、やだっ!!何してんのよ!!?」  
「んー?」  
 
カイルの行動の意味に気付いて、やたらと慌てふためく様子を見せるフレデリカ。  
それを理解した上で、カイルは小さく笑い声を立てる。  
もう片方の手でフレデリカの肌を撫で、耳元に顔を近付けて囁いた。  
 
「味見だよ」  
「な…!ひゃあ…!?」  
 
ぴちゃり、という音がしてカイルの舌がフレデリカの耳を這う。  
突然のことに、身体を一際激しく跳ねさせるフレデリカ。  
カイルはすかさず両腕を回してフレデリカの身体を羽交い締めにしてしまうと、舌で更に奥を探っていた。  
 
「あ…ッ、はぁ!や、いやッ、あああッ!!」  
「…ん?もしかして、耳すげぇ弱いとか?」  
「やぁ…、ん…!耳のそば、で、喋ら…ない、でぇ…!」  
 
息も絶え絶えといった様子で、懇願するようにカイルを見上げるフレデリカ。  
赤く染まった頬と潤んだ瞳が酷く煽情的で、カイルは自分の内の衝動を、抑え切れなくなっていた。  
 
「ん、分かった」  
「…!?…ひ、はぁ…、あ、いやああぁ!」  
 
反射的に肩を竦め、白い喉を反らせて絶叫するフレデリカ。  
悲鳴に見せかけた「嬌声」に、カイルの劣情は、いよいよ煽られる。  
耳を犯していた舌が、首筋を這う。  
灼けつくような吐息を伴い、カイルの舌はフレデリカの肌をなぞっていた。  
 
 
 
 
 
−ずちゅ、ぐちゅっ、じゅぷ…  
 
「ひぁ…!はぁ、あ…ッ!!」  
 
カイルの舌がフレデリカの肌を犯し、指が秘肉を犯す。  
いつの間にか突き立てられていた指は二本に増え、前後に動いては淫猥な水音を奏でていた。  
まるで抽送を思わせる指の動きは、まだ男を知らないフレデリカに  
カイルの自身を挿入されているかのような錯覚を与える。  
初めの内は指一本でも痛みを受けていた秘肉は、今では内から溢れ出す愛液によって  
増えた指をも易々と受け入れるだけでなく、与えられる快感に溺れるようになっていた。  
 
 
「はぁ…ッ!あ、んッ、いや…、ダメえぇ…ッ!!」  
 
じっとりとした熱気の篭る室内には、指に愛液の絡みつく音と、カイルの荒い呼吸と、舌の音だけが響く。  
そして断続的に、意味も成さないフレデリカの嬌声が響き渡っていた。  
 
カイルのもう片方の手はフレデリカの乳房を揉みしだき、痛い程張り詰めていた乳首を指が責め立てる。  
そしてカイルの舌がフレデリカの鎖骨をつう、と這った直後、唐突にそれは訪れた。  
 
 
「…ッ!…ああ、や、あぁああぁッ!!!」  
 
カイルの腕の中で、痙攣するかのように激しく身体を震わせるフレデリカ。  
胎内に埋められていたカイルの指を締め付けながら、背を弓なりに反らせて絶頂に達していた。  
 
「ふぁ…、ぁ…ん…」  
「…イッたか?」  
「ん…、うぁ…」  
 
カイルに背中を預けたまま、ずるずると崩れ落ちるフレデリカの身体。  
糸の切れた人形のようなそれを抱き寄せ、カイルは苦笑する。  
言葉にすらなっていない声を発しながら、どこか虚ろな表情を浮かべているフレデリカ。  
脱力しきった身体を抱え上げると、カイルはフレデリカをベッドの上へと運んでいた。  
 
「ぇ…?」  
「…悪りぃ。もう少し、付き合ってくれよな?」  
 
カイルに対して、ちょうど四つん這いになるような格好をさせられ、きょとんとしていたフレデリカ。  
朦朧とした頭は、この状況を理解出来ずにいた。  
いきなりカイルの両手がフレデリカの括れた腰を掴む。  
そして、閉じさせられていた太ももの間に、熱を帯びたカイル自身が押し当てられていた。  
 
「や…!いや…ぁ!」  
 
太ももの間を滑り、押し込まれるカイル自身。  
まるで後背位を強要させられているかのような体勢に、フレデリカは拒絶の声を上げる。  
 
「…そんな声出すなよ。絶対挿れねぇからさ」  
「あ…、く、ぅ…!」  
「オレも、もう限界なんだよ」  
「…や…!当たって、る…!」  
「ごめんな」  
 
「フーの身体、使わせてくれ」  
「……!!」  
 
 
 
「ん…ッ、う…、あ…!」  
 
太ももに擦り付けられるカイルの自身は、とても熱い。  
フレデリカの愛液で濡れた太ももの間を自身が行き来するだけの、単調な行為。  
そこにカイルの先走りが混じり、ぐちゃぐちゃという粘ついた音が響いている。  
直接的な刺激を与えられる訳でもないこの行為は、先程とは違う快感をフレデリカに与えていた。  
 
カイルが自分の腰を掴み、自身を突き上げてくる。  
擬似的でありながら、自分に「欲望」を向けられるどこか倒錯した行為。  
フレデリカは自分の背筋がぞくぞくと震え、情欲に溺れた嬌声を上げることを止められずにいた。  
 
 
「フー…!…く、出る…!」  
 
そしてカイルの押し殺した呻き声と共に、太ももや尻に白濁を浴びせられていた。  
熱くてどろりとしたものが、フレデリカの肌を汚してだらだらと垂れ落ちる。  
背後から聞こえる、カイルの浅くて早い呼吸がやけに耳についた。  
不意に訪れた軽い絶頂に、フレデリカは目を閉じて素直にその身を任せていた。  
 
 
そんな「一件」から一夜が明け、周囲に気取られることもなく二人はその日を過ごしていた。  
それから数日は、特に何事もなく過ぎ去った。  
フレデリカはカイルに対してよそよそしい態度を見せることはあったが、  
かといって「あのこと」に触れる訳でもなく、結局のところは放っておくことしか出来なかった。  
 
(…まぁ、フーにとっては忘れたいことなのかもな)  
 
そう判断したカイルは、極力普段通りにフレデリカに接するようにしていた。  
時折自分に対して向けられる、意味ありげな視線は気にならないでもなかったが  
それも結局は羞恥心の裏返しだろう、という結論に達していた。  
 
 
 
「ん?」  
 
だから、フレデリカが自分の部屋の前に立っていることに驚かされた。  
今日もシャオとの組み手を行っていた為、既に0時を過ぎている。  
誰かを待つには、少々遅い時刻だった。  
 
「…あ、カイル」  
「どうかしたのか?」  
「…うん」  
「オレに用なのか?」  
「…ん」  
 
用があると言いつつ、カイルから視線を逸らして小さく頷くフレデリカ。  
壁に背を預け、もじもじしながら何事かを口に出そうとしていた。  
そしてフレデリカはしばらく逡巡した後、意を決したように顔を上げてカイルに向き直る。  
 
 
「あ、あれから…、駄目なの…」  
「駄目?」  
「だから…、その…!」  
 
フレデリカの態度から「あのこと」が原因であることは察しがついた。  
言わんとすることも、大体は見当がつく。  
しかしカイルは敢えて気付かないふりをして、フレデリカの言葉を待っていた。  
 
「じ、自分で、しても…、全然…良くない、のよ…」  
「あぁ、そういうことか」  
 
あっけらかんとしたカイルの反応に対し、フレデリカは顔を真っ赤にしていた。  
自分の両腕を抱き寄せ、懸命に気恥ずかしさを誤魔化そうとしている。  
その仕草に思わず噴き出してしまうと、フレデリカはカイルを睨み付けていた。  
 
「カイルが、あんなコトするからいけないのよ…!」  
「何でだよ。合意の上でやったことだろ?」  
「そういう問題じゃないの!」  
「じゃあ何だよ」  
「あ、あれから!」  
「うん」  
「…自分でしても、駄目なの!」  
「それ、さっきも言ったぜ」  
「ううぅ…」  
 
フレデリカは完全に混乱しきった様子で、頭を抱えていた。  
カイルは小さく溜息を吐き、フレデリカの前まで歩み寄る。  
そしてフレデリカの頭を撫でると、耳元に唇を寄せて囁いた。  
 
「…ハッキリ言えよ。自分じゃイケなくなったから、オレにまたして欲しいってさ」  
「な…ッ!!」  
「ん、違ったか?」  
「………その通りよッ!カイルの馬鹿!」  
「はははっ」  
「笑うなあああッ!!!」  
 
ムキになって掴みかかろうとしてくるフレデリカ。  
それを軽く受け流しながら、カイルは含みのある笑顔を見せていた。  
 
「フーがそんなに我慢出来ねぇんなら、してやってもいいけどさ」  
「何よその言い方!」  
「オレには、見返りとかないのか?」  
「…見返り?」  
「そ。例えば本番もありとかな?」  
「なあぁッ!!?」  
 
突拍子もないカイルの言葉に、驚いた様子で目を剥くフレデリカ。  
そのまま硬直してしまったフレデリカをよそに、カイルは平然と言葉を続ける。  
 
「そりゃそうだろ?あの状況で我慢すんのがどれだけ大変だと思ってんだよ」  
「そ、それは…」  
「つーか、もう無理。今度は我慢出来る自信ねぇ」  
「その…、あの…」  
「先に言っとくぜ。またするってんなら、絶対ヤッちまうからな」  
「う……」  
「…それでもいいなら、いくらでも付き合ってやるけどさ」  
「………」  
 
「どうする?」  
 
フレデリカを試すような視線を向けるカイルの瞳。  
ほんの僅か真剣さを滲ませたそれに見据えられ、フレデリカは視線を彷徨わせていた。  
何度か深呼吸を繰り返し、意を決したかのように顔を上げる。  
まだ顔は赤みを残し、羞恥から瞳を潤ませてはいたが、その表情は先程までとはどこか違っていた。  
 
 
「…分かった、わよ。好きにすれば、いいわ…」  
「いいのか?そんなこと言って」  
「…いいわよ!」  
「後悔しても知らねぇぞ?」  
「そんなこと…、どうでもいいのよ…!」  
「…は?」  
 
意外な返答に、今度はカイルの方が驚かされた。  
フレデリカは酷く苛立った様子で、腕を組んだり頭を抱えて髪をぐしゃぐしゃにしたりと、落ち着きのない態度を見せている。  
唇をきつく噛み、しばらくの間どこか滑稽な動きを繰り返していた。  
そして再び深呼吸をすると、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべてカイルを見上げる。  
 
「アンタのせいで…、アタシ、自分でしてもイケなくなったんだから…!」  
「それ、オレのせいかよ!?」  
「当たり前でしょ!?」  
「……まぁ、いいや。それで?」  
 
「あれから…、全然、駄目で。もう、我慢、出来なくって…」  
「…へぇ」  
 
予想以上に明け透けなフレデリカの言葉に、カイルは内心驚かずにはいられなかった。  
プライドの高いフレデリカがここまで言うのだから、本当に「我慢の限界」なのだろう。  
フレデリカは耳まで真っ赤になりながら、俯いてしまっていた。  
 
「…本番でも何でも、好きにして、いいわよ」  
「……」  
「だから…!ちゃんと責任、取りなさいよね…!!」  
 
半ば吐き捨てるような言葉。  
カイルを見上げるその顔は、今にも泣き出しそうな表情を浮かべている。  
そんな表情を前にして、カイルは再び噴き出していた。  
 
「な…、何なのよアンタ!?失礼にも程があるわよ!!?」  
「いやいや。マジで限界なんだなぁと思ってさ」  
「…でなきゃ、わざわざ来たりしないわよ!馬鹿!!」  
「分かってるって」  
「と、とにかくっ!そういうコトよ!!」  
「了解、了解。とりあえず中に入れよ、な?」  
 
言いながら自室のドアを開き、中に入って身体を半分覗かせるカイル。  
フレデリカはまだ何か言いたげな表情を見せていたが、観念したように溜息を吐いていた。  
 
「何やってんだ?早く入れって」  
「…分かってるわよ!」  
 
半ば自棄気味になりながら、誘われるままに室内へと足を踏み入れるフレデリカ。  
どこかふて腐れた様子のフレデリカを見て、カイルは苦笑いを浮かべていた。  
 
「…今日は、寝れると思うなよ?」  
「え、何よそれ。…きゃあっ!?」  
 
フレデリカの手首を掴み、引き寄せてその身体を抱き締めるカイル。  
腕の中でじたばたともがくフレデリカに構うことなく、ドアを閉じてしまう。  
 
「ちょっ…、苦し…!」  
「フー、ここんとこ、痣になってるぜ」  
「え?…あ!」  
 
抱き締められたまま、晒された首筋にカイルの指が触れた。  
どうにか逃れようと、カイルの身体を押し返そうとしていたフレデリカの手がぴたりと止まる。  
 
「オレが、この間付けたヤツかな?」  
「そうよ、何てことするのよ!この馬鹿!!」  
「…心配すんなよ。数が増えれば、そこは気にならなくなるだろ?」  
「え、やだ、ちょっと!!?……ん…!」  
 
完全に自由を奪われた状態で、首筋に口づけを落とされる。  
新たな「痣」をいくつも増やされる頃には、フレデリカは抵抗の仕方すら忘れており、  
艶めいた声を上げながら、カイルに縋り付くことしか出来なくなっていた。  
 

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