「うわー、見事に右腕持って行かれたんですねー」
「あとちょっとズレてたら面白…、大変なことになってたよなァ」
「……。ああ、カブトさんのおかげだよ」
「ボクでも再生にはちょっと時間が掛かりそうですねぇ。面倒臭……、とにかく頑張りますよ」
「…………。すまないな、頼むよ」
「ところでシャオ、お前また中途半端なフラグ立てただろ?」
「……!?なッ、何でそれを……!」
「あーほらほら、動かないで下さいよ」
「フーと、カブトさんと、そのスタンド……ヨヨとかいうヤツからも聞いたぜ。
フーがすげえ鬱陶しそうなカオしてたぞ?「マリーのノロケがムカつくからシャオを燃やしたい」とか、
「片腕のない今なら行ける気がするとか言ってたから、応援……そんな装備で大丈夫かって言っといたけどな」」
「『マリーが無事でいてくれれば僕の命はその為にある』でしたっけ?もー、痛過ぎ……青春ですよねぇ。
フレデリカさんは「大丈夫だ。問題ない」と言い張ってましたし。問題しかないじゃないですか」
「そうだなァ。流石は400m離れてて、それ以上近付けないビビり……、慎重派だよな」
「そうですね。主人公は真後ろまで接近してましたから余計にヘタレ……、でしたよね」
「さっきからいちいち言い直すな!しかも最後はそのままじゃないか!!」
「だって、シャオ君を形容する上でヘタレ以上の表現はないんですから。仕方ないじゃないですか」
「そうだぞシャオ先輩。いくら本誌で見せ場があるからって、ここでも同じだと思うなよ?」
「そうですよシャオ先輩。ネタにされる為の存在なんですからあまり調子に乗らないで下さいね
正直なところ、マルコ君より活躍してないんですから」
「何で僕がそこまで言われないといけないんだーー!!」