「嫌だ!」
「貴女の意思など関係ない。貴女は私の誇りを傷つけた。これはその仇討ちですよ」
「嫌だ・・・やめ――!」
拒否をものともせず男は自身の猛り狂う一物で少尉を貫いた。
純潔を汚され少尉は絶叫する。初めて男を受け入れ、痛みが全身を駆け巡る。
しかし体の痛みよりも、心の痛みが上回る。
少尉の瞳に涙が溢れた。少尉の脳裏には、婚約者の顔ではなく、伍長の笑顔が広がっている。
胸に広がる謝罪はいかなるものか。誰に対してのものなのか。
理解できないまま、少尉は男の乱暴な「仇討ち」に、短い叫びを上げ続けた。