水道局の事件依頼元気がない伍長さんの為に色々やってみましたが全て失敗に終わってしまいました。  
 
今私ステッキン曹長は食堂で怪我をしてしまった伍長さんと医務室で二人っきりでいます。  
朝よりも空気が重たい・・・何かないかしら・・・  
 
こうなったら・・・オレルドさんみたいなトホホな発送だけど仕方ない!  
プランC「逆転桃色吐息!」  
説明しましょう!  
逆転桃色吐息とは甘〜い乙女の吐息を相手の耳元に吹き掛けるという男の人にはたまらない技なのです!  
伍長さんが俯いている今がチャンス!  
「ぎゃ〜く〜て〜ん〜桃色吐息!」  
一気に詰め寄ってガーゼを貼っていない耳に優しくふっと一息。  
 
そのまま数秒の間時が止まったように誰も動かない。  
 
効果あったのでしょうか・・・?  
でも伍長さん鈍感そうだから  
「どうしたんですかそうちょう?」  
とか  
「せ…性癖は…人それぞれですから」  
とか  
最悪気付かれないかも〜…  
 
とか思ってたら伍長さんたらいきなりベッドに横たわってピクピクしちゃって効果抜群!?  
「な…なにするんですかそうちょう〜」  
なんですかこの乙女な巨体。  
普通立場が逆じゃないんですか?  
弱々しい声からはさっきまで思い悩んでいた人とは思えない。  
辺りを見渡す。  
今ここにいるのは二人だけのはず。  
私の頭の中に新たな考えが!  
こ、これは追撃のチャンス!  
勢いに乗った私は「プランC―ステップ2」マー君直伝の甘噛み大作戦に移行したいと思います!  
伍長さんにまたぐようにしてベッドに乗る私。  
伍長さん体おっきーですね…!  
乗っかってみるとわかるその大きさとゴツイ体つき。  
ただただ感心するばかりです。  
 
はっ!いけないいけない早くしないとターゲットが回復してしまう!  
作戦を思い出し気を取り直す。  
目標は伍長さん!  
ここは慎重に素早く狙いを定めて〜……えいっ!  
先ほど息をふきかけた方の耳たぶを軽く噛んでみる。  
「ひぁっ…!そうちょう…!」  
おおっと!伍長さんは耳が弱点な様です。  
悶える伍長さんを見ながらはもはもと甘噛みに変化をつけてみる。  
その度に出す声が微妙に変わっていく。  
 
「あうぅ…み…耳は〜…」  
「おやおや〜?自ら弱点をさらけ出すなんて軍人失格なのではないですか伍長さん?」  
「だ、だって曹長が…」  
「上官に口応えする気ですか〜?」  
「う…」  
普段よりもお色気たっぷりな雰囲気で演じてみる私!  
なんだか調子出て来ちゃいましたよ!  
耳から口を離し伍長さんを妖艶な顔で真正面から見てみる。  
息を漏らしながら顔を赤くしている伍長さん。  
続きを要求しているようにしか思えない!  
「伍長さん」  
「な、なんでしょうか曹長…」  
「もっとやってほしいですか?」  
「……っ!」  
あ、やっぱり目を逸らした。  
「どっちなんですか伍長さん?」  
満面の笑みで追い詰める私。  
そうすると伍長さんはぼそぼそと小さい声で答えてくる。  
「…ここは医療室です」  
「はい」  
「・・・誰か入ってくるかもしれません」  
「えぇ確かに」  
「・・・自分の方が階級が低いです…お願いできる立場じゃありません」  
「つもりは私の判断に任せようと?」  
無言のまま目を合わせようとしない。  
それを私は合意と解釈する。  
「素直じゃないんですね伍長さんは」  
「あっ…曹長・・・!」  
そういうと私は伍長さんの胸を軽く揉んでみる。  
男性のものとは思えないその弾力に少し嫉妬してしまう。  
「何ですかこの胸は!!!」  
訂正、逆切れです。  
「ごごごごめんなさい!」  
勝手に揉まれて理不尽に切れられた伍長さんはわけわからずも謝ってしまう。  
「このっ!このっ!ていっ!」  
流石にケガをしているところを触るのは気がひけたので片方の胸を両手でいじくりまわす。  
「あ…っ!そんな激しく・・・しないでくださいっ!」  
なんだかんだで感じている伍長さん。  
このままいけば悩みなんか吹っ飛んでくれるはず!  
私ってば元気付け上手?  
と、その時背中にあたる何かを感じ取った私。  
振り返ってみるとズボンの真ん中辺りが突っ張っている。  
「・・・?伍長さん?なんでこんなところにこん棒なんか入れてるんですか?」  
好奇心でズボンのチャックを開けてみる  
「あ・・・!曹長・・・ダメです!」  
伍長さんが言った時にはすでに遅く  
ズボンを脱がした私は邪魔なパンツもえいっと脱がしてみる。  
何かが勢いよく飛び出てくる。  
頭の中が真っ白になっていく。  
あと・・・これ・・・ナンデスカ・・・?  
あの・・・まさか伍長さんの・・・  
「キャアアアアア!!!デロリアーン!!!」  
光の速さで医務室から飛び出してしまう私。  
まさかあんなでかいものだとは思ってみませんでした・・・。  
その後気まずそうに医務室に入るとがっくりとうなだれながら何かをつぶやく伍長さんの姿が  
少尉さんも「何があったんだ伍長!」と、とても心配していました。  
 
・・・まだまだ伍長さんを元気付けることは出来そうにありません。  
えーん!私ってば役立たずー!  
 

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