朝、いつものようにアルルはシェゾの腕枕で目覚めた…が!  
ぽよん  
「ん?何これ・って…うわあああ!」  
シェゾはアルルの絶叫で目が覚めた。  
「うーん…何だアルル…」  
「シ・シェゾ…その体…」  
シェゾはアルルの視線を辿っていった。そこには…  
「うわっ!」  
シェゾの平らな胸にいつのまにか柔らかな膨らみが出来ていた。  
「も…もしや」  
シーツを捲って確認する。シェゾはがっくりとうなだれた。  
「アルル!これは一体どういう事なんだ!」  
「知らないよ!シェゾが何か変な物でも食べたんじゃない!?」  
「んなワケ……あ。」  
シェゾは何かを思い出しベッドサイドにある引き出しを漁った。  
 
そして茶色の小瓶を取り出してアルルに手渡した。  
「この風邪薬、ウイッチに貰って飲んだんだ。」  
アルルはパッケージに目を通す。  
「ふむふむ、体質によっては一時的にホルモンバランスが崩れる場合があります…もう!説明書読まなきゃ〜」  
「でも普通女になるとは思わないだろ」  
シェゾは憮然として答える。  
「でも、戻るって。良かった」  
アルルはシェゾに擦り寄った。  
「男の子のシェゾにもう会えないかと思ったよ。でも…女の子のシェゾも可愛いね」  
アルルはシェゾにキスをした。  
「おい、今は女同士…んっ」  
「いいの、だってシェゾだもん」  
アルルはシェゾにキスをしながらシーツに押し倒した。  
 
アルルがシェゾから唇を離すと間に唾液の糸が伸びた。  
お互いの胸が重なり合う。  
「シェゾ…何か凄くえっちだよ」  
アルルの乳首が自分の乳首に触れ、擦れ合っている。  
「うわ…」  
自分の体なのに思わずシェゾは興奮した。  
「シェゾもここ…気持ちいいの?」  
アルルはシェゾの胸に顔を埋め、そしてちろちろと乳首を舐め始めた。  
「あっ…」  
「声も女の子みたいなんだね」  
強めにちゅっと吸い上げたり指で転がしたり。シェゾに教えられた方法でアルルはシェゾに愛撫した。  
「はぁっ…アルル…」  
「ふふっ…シェゾ…可愛い」  
アルルの細い指がシェゾの下半身にすっと伸びた。  
 
「あっ…」  
アルルの指はシェゾのクリトリスを捉えた。  
「シェゾ…ここ…シェゾのおちんちんだったトコロだよ…」  
すりすりと優しく撫でる  
「アルル…はあっ…あっ…」  
シェゾは思わずはしたない声を上げた。  
「女の子になってもシェゾのココ…気持ちいい?」  
愛液を指に絡めながらアルルの指はシェゾを弄ぶ。  
「あ…だめだっ…アルル…ああっ」  
いつもと違う強烈な感覚にあっというまにシェゾは達してしまった。  
が…  
「うわっ…シ・シェゾ」  
エクスタシーに達した瞬間に急激にシェゾの体は大きくなり男の体に戻ってしまった。  
「も…戻ったのか?」  
シェゾは思わず自分の体をぺたぺた触った。  
 
「戻ってるよ!良かった!シェゾ!」  
アルルはシェゾに抱きついた。  
「もう変なもの飲んじゃ駄目だよ」  
「分かった…。それと…もう一つ分かった事がある」  
「何?」  
シェゾはアルルを優しくシーツに押し倒して耳元で囁いた。  
「お前がどんな風に感じてるのか…分かった」  
シェゾはにやりと笑うとそのままアルルの胸に顔を埋めた  
「あっ…やだっ…」  
「でも気持ち良いよな?」  
「…うん」  
 
おわり  
 

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