2/14。シェゾはベッドの上でアルルがシャワーを浴び終わるのを待っていた。  
目を閉じて微睡んでいると水音が止まりアルルが部屋に入ってくる気配がした。  
「シェゾ…」  
アルルはシーツに潜り込みシェゾの胸に擦り寄るように抱きついた。  
シェゾもアルルをシーツに押し倒すように抱き締めアルルを見つめた。  
「ア・アルル…」  
思わずシェゾはアルルの姿を見てごくりと生唾を飲み込んだ。  
「えへへ…驚いた?」  
アルルは首に赤いリボンを巻き白のベビードールを着ていた。  
薄い布地から下の素肌やお揃いのレースのパンティが透けて見えている。  
普段のアルルは着けないようなセクシーでエッチな下着だ。  
 
「シェゾ…今日バレンタインだから。恥ずかしいけど着ちゃった」  
アルルは頬を赤らめた。  
「ボクの事…チョコレートだと思って…食べて」  
アルルは目を閉じた。  
(か…可愛すぎる)  
シェゾは思わずアルルの唇にむしゃぶりつくようにキスをした。  
「ん…んん…」  
アルルの喉が鳴り、その音にますます興奮するシェゾ。  
アルルのベビードールをずり下げようと肩紐に手を掛けたとき、そっとアルルの手がシェゾの手首を掴んだ。  
「焦っちゃダメ。ボクの事じっくり…溶かして」  
「ご・ごめん」  
シェゾは優しくキスを再開した。唇から耳元に移り耳たぶを舐めながらアルルの胸に手を延ばした。  
「あんっ」  
 
薄い布の上から撫でるようにアルルの胸を触りはじめた。軽くさわさわしているうちに先端が堅くなっていくのを感じた。  
「もう勃ってきた」  
シェゾは両手でくりくりとそれを弄った。  
「あっ、あっ」  
「本当にアルルのここはエッチだな」  
そう言うときゅっと摘み、軽く引っ張った。  
「ああん」  
アルルはシェゾの腕の中でぴくんと震えた。  
「じゃあ早速ここから味見させてもらうとするか」  
シェゾはアルルの胸に顔を埋め乳首に舌を這わせた。  
「あ…あぅ」  
敏感な蕾を執拗に舌でつつき、舐めた。  
吸い上げる度にちゅぱっと唾液が音を立てる。  
「んっ…気持ち良いよぉ…」  
 
アルルはシェゾの銀髪を軽く掴んだ。  
「ふふ…やっぱりアルルはここが一番敏感だな」  
薄い布は唾液に濡れて張りつきびんびんに勃った乳首をくっきりと透けさせている。  
布をずらし乳首だけ露出させ強めに吸われる。  
「はぁっ…シェゾ…あんまり強く吸っちゃだめぇ」  
瞳を潤ませながら太ももを無意識のうちにきゅっと閉じた。  
それに気付いたシェゾは乳首を舌で弄びながら太ももを開かせ…  
 
ちゅく…  
「ふふ…濡れてる」  
「やぁん…」  
シェゾはラッピングを剥がすようにベビードールを脱がせながら体中に舌を這わせた。  
 
「あ・あはっ。シェゾ、くすぐったいよ」  
アルルは舌の感触にくすくすと笑っていたいたがシェゾの顔が下半身に移動し、大きく脚を開かされると甘い吐息に変わった。  
「おっぱい触られるの本当に気持ち良いんだな…アルルは」  
そこはほとんど触られていないのに白い下着にはくっきりと円い染みが出来ている。  
シェゾの視線を感じそれはじわりと広がっていく。  
その上からくりくりと中指で軽く押した。  
「ああん!」  
高い声と一緒にじゅくっと蜜が染み出る感触があった。  
「あんっ…はぁん!やぁっ…」  
アルルはびくびくと体を奮わせながらあられのない声を上げた。  
 
「シェゾ…!シェゾ…!」  
熱い吐息混じりにうわごとのようにアルルは呟いた。  
シェゾはアルルに口付けしながら下着の中に手を差し入れた。溢れたアルルの蜜はシェゾの手のひら全体を濡らす。  
「パンティーの中、愛液で一杯になってるぞ」  
シェゾは割れ目をなぞりすっかりとろけて開いてしまった花弁に指をゆっくりと沈めた。  
「あっ…あ・あ・あ」  
シェゾの指は難なく入った。  
奥でぐりぐりと指を動かすとそれに合わせて軽くアルルの腰も動く。  
とろとろの液体が太ももの辺りまで垂れてきたのを確認するとシェゾはアルルの下着をゆっくりと降ろし脚から抜いた。  
 
アルルのそこは甘い砂糖菓子が溶けたようなきらきらした蜜で溢れていた。  
「じゃあ…こっちもそろそろ味見させてもらうぞ。良いか?」  
アルルは瞳を潤ませながらこくりと頷いた。  
ちゅぷ…  
「きゃん!」  
シェゾの暖かく柔らかい舌がアルルの割れ目をなぞる。  
堅くした舌を押し入れられながら指で拡げられて奥まで覗かれる。  
「すごく美味しそうにとろけてるぞ」  
「もう…シェゾのエッチ…」  
アルルは頬を赤らめる。  
何度えっちをしても大事なところをじっくり見られるのは恥ずかしい。でも嫌いじゃない。証拠にシェゾの視線でアルルのピンクの肉襞はひくひくしている。  
 
シェゾは丹念にアルルの肉襞を舐めた。アルルの蜜が糸を引いている。  
ぴちゃ…ちゅく…ぴちゃっ…  
舐めても舐めてもこんこんと溢れるアルルの蜜。  
自分の舌でみるみるうちに濡れていくアルルにますますシェゾは興奮する。  
普段は天真爛漫でちょっと生意気なアルルが、ベッドの上ではこんなにエッチで可愛く乱れる…そう思うと少し意地悪をしたくなってきた。  
「アルル…」  
シェゾはアルルの花弁にぴたっと自分の堅く勃ちあがった肉茎を当てがった。  
「あ…」  
既にアルルのそこはとろとろでシェゾにおねだりをしているような状態だったから難なく受け入れられる。  
 
しかしシェゾは先の部分だけでアルルの秘部を軽く突いた。先っぽだけで抜き差しされる状態。  
「シ・シェゾ…?」  
こんなに欲しがっているのに中途半端な状態でじらされて、アルルの奥が次第に熱くなる。  
「いゃぁ…こんなのっ…」  
アルルの腰がしなる。  
「じゃぁ…どうして欲しい?」  
「い・意地悪…あんっ」  
クリトリスをペニスで軽く突かれてアルルは小さく叫んだ。  
「アルルの口から聞きたい…ほら」  
シェゾは秘部にぐぐっとペニスを押しつけた。  
アルルは顔を真っ赤にさせながら目を閉じて小さく呟いた。  
「シェゾの…おちんちん入れてぇ…」  
アルルの秘部からとろっと蜜が垂れた。  
 
「アルル…ちゃんと言えたな、いい娘だ。」  
シェゾはアルルの中にゆっくり入っていく。  
「あっ、あっ…!」  
奥まで到達するとシェゾに抱き締められながらアルルは甘いため息をついた。  
きゅうっと中の肉襞が締め付けて一瞬シェゾはいきそうになったが何とかこらえる。  
そしてゆっくり動き始めた。  
ぐちゅっ…と蜜のたてる音が響く。  
「はあっ…あんっ…」  
首に撒いた赤いリボンも一緒に揺れる。  
「シェゾ…!シェゾ…!ああん!」  
焦らされすぎたせいか、いつもよりかなりアルルの感度は良い。じっくりと溶かしたチョコレートのようにシェゾのペニスに絡み付いてくる。  
 
シェゾはアルルの足首を掴み大きく開かせた。  
体だけじゃなく目でも味わいたい。  
結合部分がシェゾに丸見えになる体位を取らされてアルルは身を捩った。  
「や…やっ。こんなポーズ恥ずかしいよぅ」  
恥ずかしがるアルル。しかしシェゾはわざと哀しそうな表情で聞いた。  
「俺にこういう事されるの…嫌?」  
 
「…シェゾにだったらボク。どんなえっちな事されてもいいよ」  
アルルの顔はますます赤くなる。  
(ボク、今凄くはしたない事言っちゃったような気がする…)  
「アルル…」  
「ん…っ」  
シェゾはアルルに軽く口付けると再び動きを開始した。  
 
ぐちゅるっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ…  
「ああん!ぁっ!あんっ!」  
激しく突くたびにアルルの秘部から蜜がとめどなく溢れる。  
シェゾの瞳にはアルルの小さめのクリトリスがぷるぷると震えてるのもピンク色の秘部がますます色付いてくる様子も全て映し出されている。  
「はぁん…シェゾ…ボク…美味しい?」  
「ああ…すごく…」  
「いっぱい食べてぇ…はぁぁん!」  
アルルの膣がきゅっとシェゾを締めあげた。  
「あああぁ…っ」  
体をぴんとのけ反らせて達してしまったアルル。  
そしてシェゾもそれと同時に白い液体をたっぷりとアルルに注ぎこんだ。  
 
「はぁ…はぁ…」  
「アルル…」  
シェゾはアルルを優しく抱いてあげる。  
挿入時間は短めだったが長い前戯で感度が上がりすぎてしまったようだ。シェゾの腕の中でぐったりしている。  
 
少し落ち着いてから。アルルは体から垂れてきたシェゾのエキスを指で掬いぺろりと舐めた。  
「お返し…もらっちゃったね。でも…  
 
ホワイトデーの日も欲しいな…いいよね?シェゾ」  
 
をはり。  
 

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