★クルークの実験レポート★
夜の魔導学校の実験室、試験管やフラスコの妖しい光にほんのりと照らされている空間に一人の少女が拘束されていた。
その少女ラフィーナは逃れようと必死に身体を捩るが、無駄に終わっている。
迂闊だった、食事に睡眠薬を混ぜられ気が付けば実験台の上に縛り上げられている。
ラフィーナは見事に罠に引っかかった自分に苛立っていた。
ガララ。
教室の扉が開く音がすると、続いてカツッと言うブーツの音が教室に響く。
仰向けに拘束されている為、誰が入ってきたかは分からないが自分の方に歩み寄っているのは分かった。
「お目覚めのようだね、ラフィーナ。」
黒縁メガネを掛けた如何にも頭の良さそうな少年クルークは小馬鹿にした様な笑みを浮かべるといった。
その手には木箱が抱えられているが、何が入っているかは確認できない。
「ちょっと!!何でこんな事するんですの!?早く離しなさいよ!!」
ラフィーナは精一杯の虚勢と共にクルークに怒鳴るが、クルークの余裕の表情は変わらない。
「これから行う”女の研究”の実験台になって貰おうと思ってね。」
クルークは木箱の中からバインダーと羽ペンを取り出しながら言った。
女の研究って何だ、ラフィーナの頭の中に疑問が吹き出た。
「まずはこの邪魔な服を脱がさせて貰うよ。」
ラフィーナの心中を全く解していないクルークはラフィーナの服を脱がしにかかった。
両手両足を縛られている為必死に身体を捩ってラフィーナは抵抗するが、その努力も虚しく胸と秘所を露にされた。
「ちょっと!!やめなさいよ!!」
ラフィーナは必死に暴れるが、クルークはそれを無視して胸を揉み始めた。
「このくらいの力で揉むと君はこんな声を上げるのか〜。」
クルークはラフィーナの胸を揉む力を少しずつ強くしていき、その度にラフィーナの反応をレポート用紙にメモしていった。
「信じられないわ、この変態!!すぐにこんな実験やめなさい!!」
ラフィーナは怒鳴ったが、当のクルークはまるで聞こえていないかのように振舞う。
「乳首を摘むとどんな声を上げるのかな。」
クルークはラフィーナの乳首を指で摘む。
「ひゃん!!」
身体に走った電流のような感覚にラフィーナが思わず嬌声を上げると、クルークはバインダーを手に取り反応を書き留める。
それからクルークは摘む力の強弱を変えてみたり、二つ同時に摘んだりもした。
もちろんその度にラフィーナの反応をレポート用紙に書き留める。
「胸の方は大体こんなもんか、じゃあ次行こうか。」
クルークはそう言うと既に湿り気を帯びているラフィーナの秘所を弄り始める。
クチュ、クチュ。
クルークの指が動く度に淫らな水音が、この実験室内に鳴り響く。
「あん・・・ひゃぁん・・・、ちょ、やめ。」
ラフィーナは身体を捩るが悲しいかな、やはりその行動は何の意味もなさなかった。
こんな奴に・・・。
ラフィーナは屈辱に必死に耐えていた。
次の日の夜、相変わらずラフィーナは拘束されていた。
あの後絶頂に達したラフィーナをクルークはそのまま放置して帰ったのだ。
「さて、今日はこれを使って実験をしようか。」
そう言うとクルークは木箱から短めの杖を取り出すと、ラフィーナの秘所に挿し込む。
「何をニヤついているんだい?」
クルークは笑みを浮かべるラフィーナを訝しく思うとこんな疑問を口にした。
「直にあたしの家から捜索隊が来るはずですわ、そうしたらどうなるかしらね?」
ラフィーナは確信していた、捜索隊がすぐに自分を見つけてくれるだろうと。
「無駄無駄、捜索隊なんて来ないよ。」
自信ありげに言うクルークに今度はラフィーナが訝しむ番となった。
「ボクのグレイトな魔法で君の周辺人物の記憶操作を既にしておいたからね、ウッヒャッハッハッハ!!」
認めたくないが、こいつの魔法の腕前は天才的だ、こいつが言うからには多分本当だろう。
いちるの希望を打ち砕かれたラフィーナはもうどうにでもなれ、と思った。
「もう、好きにしなさい。好きなだけあたしの身体で実験すれば。」
クルークはラフィーナの秘所に挿し込んだ杖を動かす。
クチュ・・・クチュ・・・ツプッ・・・。
「あふぅ・・・気持ち良いわぁ。もっと・・・してぇ・・・。」
ラフィーナのプライドは完全に崩壊した、もう快楽に身を委ねるのみ。
更なる快楽を得ようとラフィーナは腰を揺らし始めた。
「ああ、いく、いっちゃうー!!」
ラフィーナは絶頂に達した、クルークはその様子を見ると秘所から杖を抜いた。
「さてと、なかなかの実験結果が得られたし、後始末をしないとね。」
クルークはそう言うと懐から一冊の本を取り出した。
「汝のこの二日の記憶よ!!消え去れ!!」
クルークが呪文を唱えるのにあわせて本が宙に浮き上がり勝手にページが捲られて行く。
彼が呪文を唱え終わると本から赤い悪魔が飛び出し、絶頂に達し気絶しているラフィーナのここ二日の記憶を消去した。
「ウッヒャッハッハッハ!!プライドの高い女王様も所詮は女って事だな!!」
クルークは学校から家に帰る途中に、高笑いをした。
−完−