あたためアルル  
 
夕方の4時すぎ、シェゾが自宅でごろごろしてると、アルルがやってきた。  
「やあー」  
「……おう」  
今日来るとは聞いてなかったけど、聞いてなくてもアルルが来るのはよくあることなので  
シェゾも普通に出迎える。(ごろごろしたままで、だけど)  
「わい、あったかー」  
外は寒かったらしく、コートにマフラー姿の彼女が部屋の暖房に喜ぶ。  
ちなみにボトムは相変わらずミニスカ。寒くないのだろうか。って寒いんじゃん。  
「直接来たのか」  
学校帰りのままのようで、カバンも持ってる。  
「うん。だってうちに帰っても寒いし、ここあったかいし」  
「……カーバンクルは?」  
「遊びにいくってさ。寒いのに元気だよねー」  
「もしかして帰りはこっちに帰ってくるのか?」  
「そりゃそだよ。ボクん家帰ってもだれもいないじゃん」  
「…………じゃあ、あいつの夕飯は今日は俺がここで作るのか?」  
「あ、めんどくさかったらボクが作ったげよっか?」  
「………………どっちにしろここの食材使って作るわけだな」  
アルルいっしょにいる、ということは、カーバンクルの世話も  
いっしょにしてやらなければならないということだ。  
カーバンクルの世話は大変だ。  
 
シェゾがやれやれ感にひたっている間にも、アルルはご機嫌な様子で  
ちゃっちゃとカバンを放ってマフラーやコートを脱いでいく。  
その様子を何気なく見てたシェゾは、彼女がコートを脱いだ姿を見てちょっと反応する。  
「お」  
「ん」  
彼女のコートの中は、彼女のトレードマークともいうべき青と白の服装だった。  
青のミニのワンピースと白のタンクトップと左肩と左胸だけの簡易アーマー。  
アルルはだいたいこの服装で学校に通ったりぷよぷよ勝負したり冒険に出たりする。  
 
魔導学校の制服か指定服かなにからしく、他にもブレザーとベストの正装みたいなのとか  
赤いマントともっとしっかりしたアーマーのものとかもあったけど。  
やっぱりアルルはこの格好が板についていて、よく似合っててかわいい。  
シェゾはついぼーっとその姿に見とれてしまった。  
「どかしたの?」  
「あ、いや。その格好で俺ん家来たの初めてだな」  
「そだっけ」  
アルルはいつもいろんなかわいい私服でシェゾの家に遊びにくる。  
この服装で直接来たのは確か初めてな筈。  
「よく把握してるねえ」  
「ああ……その服は特別だからな」  
「ふむむ?特別?なんで?」  
つい特別なんて口走ってしまって、アルルのほうも反応してきた。  
「あ、ああ……っとな……」  
言ってからシェゾもなにが特別なのか初めて意識して考える。  
「なんていうかな…………俺がおまえのことを思い浮かべるときには、  
まず浮かぶのがその格好だから……かな」  
「…………へえ〜、そうなんだあ!」  
アルルはそれを聞いて新鮮な発見をしたように少し驚く。  
「うん、まあボクこの格好でいるのが一番多いかもだしねえ」  
「いや、ほかの服装のときも多いだろうけど、なんとなく、な」  
「ふ〜ん。そっか〜、そっか〜」  
アルルはなぜか嬉しそうにしきりに相槌をうってくる。  
それがだんだん生意気なニヤリ顔になってきて、アルルは言ってきた。  
「しかし、シェゾ。キミってばボクのことを思い浮かべてくれたりしてるんだね〜!」  
”シェゾは自分に惚れてる”という新たな確証を得て、得意そうにからかってきた。  
 
こんなとき、いつものパターンならシェゾは「だからって自惚れるな」と  
ムスッとして、アルルが「またまた〜」とさらにからかってくるんだけど…。  
「…………そうだよ」  
シェゾはめずらしくはっきりと肯定することにした。  
 
「……」  
アルルが目をぱちくりさせる。  
シェゾはからかい返そうと思って、キザっぽくアルルに愛を語り始めた。  
「お前のことは、いつだって想っているに決まってるじゃないか」  
「シェゾ……?」  
「ずっと前からずっとお前のことは想っていたんだ。だが今は思い浮かべたままの姿の  
お前がこうして俺の目の前にいる…とても幸せなことだと実感しているよ」  
「……」  
アルルの顔からニヤツキが消えてきて、頬がちょっと染まってきた。  
反撃成功。  
 
…………の筈だったんだけど、なんだかシェゾは、語ってるうちに、  
アルルの表情を見てるうちに、だんだん本気になってきてしまった。  
なんたって言ってることは、真実ではあるのだから。  
救われない人生を送る筈の自分が、このやさしい少女と結ばれることができて、  
たとえ冗談からでもこうして素直に愛を語れるようになっている幸せは。  
 
シェゾはごろごろしていたベッドから起き上がって、  
目の前でぽかんとしてるアルルと向き合う。  
「どどどどしたの?急にそんなこと言うなんて……」  
「なんとなくそんな気分なんだ」  
アルルの両肩に手をおいて軽く抱き寄せる。  
「も、もしかしてもうその気になっちゃったの?」  
「ああ」  
「……もう〜。今学校から帰ってきたばかりなのに〜。いくらボクがかわいいからって〜」  
気を取り直してきたアルルがまたくすくす微笑んで照れ隠しに生意気言ってくる。  
「ああ、かわいいアルル」  
彼女のあごに手を添えて上を向かせる。  
「愛してる」  
見つめ合いながら、ど直球な愛の言葉を囁いた。  
「シェゾ…」  
 
で、シェゾはかかんで、アルルは背伸びして、軽く唇を合わせる。  
いつもならやさしいぬくもりを感じる彼女の唇は今はちょっと冷たかった。  
「……あったかぁい」  
唇を離してアルルがつぶやく。  
外はかなり寒かったらしく抱き寄せてる彼女の全身もちょっと冷えてて、  
シェゾは彼女のカラダをたっぷり暖めてあげたいって思った。  
「おいで」  
「きゃ」  
ベッドに腰掛けて、彼女も隣に座らせる。  
「ほ、ほんとにいきなりだね……」  
「ああ、今お前が欲しくなった。いいか?」  
そのまま彼女を横たえらせる。  
「……こんなときさ、ここでやだって言ったって…キミいつもやめないじゃん」  
「そういや、そうかもな」  
つい苦笑する。  
「でも、今は、お前がいやだったら、しない」  
「……ずるいよう。そう言われたら断れないじゃん…それに、いやなわけ、ないよ…」  
「じゃあ、してもいいか?」  
「……うん。し、してもいい、よ……」  
というわけで、憧れの姿の彼女を存分に愛してあげられることになった。  
 
ネコみたいに柔らかくベッドに横たわる彼女に寄り添って何度もキスをする。  
「ふ……んむ、んっ、ん……」  
唇同士を密着させてむにむに動かして、その間で互いの舌先をすり合わせた。  
アルルの好きなやり方のキスをしながら彼女の髪を撫でる。  
「ん、はぁ……シェゾ、やさしい……」  
彼女の頬が少しずつ熱くなってきて、瞳がとろんと潤んでいく。  
「あ、あ……でも、あのね、服、汚しちゃだめだから……」  
「わかった」  
シェゾは服を着たままのセックスも好きだけど、彼女はお互い裸のほうが好きらしい。  
今日は全部彼女の好きなやり方で抱いてあげようと思った。  
シェゾはアルルがどんなのが好きなのかもう知り尽くしている。  
 
シェゾはアルルの服を自分の手で1枚1枚じっくり脱がせていく。  
以前にもこの姿のアルルを抱いたことはないこともないけど、  
自分の家で、自分自身の手で彼女を脱がせてやるのは初めてで、なんか感激だった。  
上半身だけ起こして、アーマーを外して、白のタンクトップを脱がせる。  
「こら、じっとしてろー」  
「あははっ」  
アルルはシェゾの脱がす手には逆らわないんだけど、もぞもぞじゃれついてきて、  
脱がされるのに協力的なのか非協力的なのかよくわからない。  
少しずつ脱がす合間にもなでなでしたりキスしてアルルをなだめながら、  
青のワンピースの背中のファスナーをおろしていった。  
背中から開いて袖を脱がせて、上半身を純白のブラだけにさせる。  
そしてまた彼女を寝かせて、次はお尻を浮かさせてワンピースをゆっくり下ろしていく。  
彼女のおへそや純白のパンツ、瑞々しい太ももが順にあらわになった。  
ここでいったん手を止めて、中途半端に抜いた下着姿の彼女をじっくり眺めた。  
純白のブラとパンツは10代の少女らしくてとても清潔そうだけど、  
足にワンピースかかったままの半脱ぎの姿はいやらしくて色っぽい。  
「あは……」  
アルルは照れくさそうにはにかんでいるけど、ちゃんとシェゾの言う通りに  
じっとしたまま彼の視線を受けている。  
シェゾも微笑んで、次に下着に手をかけていく。  
慣れた手つきでブラを外して、すでに湿り始めていたパンツもゆっくり下げて  
ワンピースといっしょに足から抜き取った。  
それでようやくアルルを生まれたままの姿にする。  
彼女の肌はあいかわらず全身すべすべ。ひざに擦り傷があるのはご愛嬌。  
それにしても、彼女のカラダで年相応なのはそれなりの大きさの胸の膨らみだけで  
やっぱり顔つきも体つきも肌も10代前半みたいに若い。というか幼い。  
この先アルルはずっと若々しいままなのだろうか。  
10年後20年後の彼女がどう成長していくのかとても興味深い。  
「……ねえ、寒いよう」  
彼女の裸身を見ながらぼんやり考えてたら、アルルが文句言ってきた。  
「あ、ああ。すまん」  
 
シェゾもいそいそと自分の服を全て脱ぎ去った。  
そして、おとなしく横たわるアルルの横に自分も寄り添う。  
出来るだけ肌が触れ合うように抱き合った。  
「んふっ、んっ、シェ…ゾ……」  
今度は激しいディープキスをしながらお互いのカラダをまさぐり合う。  
ぴちゃぴちゃと舌と舌が絡み合う音がカラダの内側から頭に響いた。  
そうしながらシェゾは片手をさっそくアルルの股間に伸ばす。  
もうぬるぬるになっていて、スムーズに指が滑り込んでいく。  
「んふっ、んん!」  
アルルが吐息を漏らして一瞬唇が離れたけど、またすぐキスし直す。  
アルルは喉奥でかすかに声をこもらせながら、しきりに胸板に乳房を押し付けて、  
そしてシェゾのペニスを小さな手で握ってきた。  
日ごろから仕込んでいるだけあって、彼女は心地よくペニスをしごく。  
シェゾも負けじとキスしながら愛撫に集中していった。  
 
アルルは恥毛が薄くて、愛液をくちゅくちゅに塗りたくってやると  
さらに存在感がなくなる。  
だから勃起したクリトリスがよけいに浮き出るように感じる。  
「んうぅ!」  
そこに指を触れると彼女は大きく鳴いて、ようやく唇をほどいた。  
でもシェゾはキスはやめない。  
喘ぎ続けるアルルの頬にキスしたり、にじんだ涙を舐め取ったりする。  
 
アルルはクリトリスを愛撫するときは、指で触れるときは包皮の上からのほうが  
安心するし刺激が適度で好きなようだ。  
彼女をいじめたいときには剥き出しにして感じすぎるくらい感じさせて  
無理やりいかせてやることもよくしてるんだけど、  
今日は包皮越しに親指でやさしくくりくりする。  
「ん!んひ!ひあぁん……!」  
アルルは心地よさそうにぴくんぴくんと震えて、そのたびにぎゅっとペニスを握った。  
シェゾもそれが気持ちよくて、もっとやらせるためにもクリトリスを丹念にいじった。  
 
「アルル……もう寒くないか?」  
「ひ、う、うん……」  
耳元で囁くとアルルはこくんと頷いた。  
もう寒いどころか火照りきっているみたいだ。  
シェゾはいったんカラダを離して、アルルの上に四つんばいになる。  
「あん……」  
アルルはひと時も離れたくないようで不満の声をあげた。  
「そのまま」  
それをシェゾは制して、またまた唇を重ねる。  
「ん、んちゅ、る……」  
唇を離しても舌は伸ばしたままで、彼女の唇を舐め続ける。  
その舌は少しずつおとがいから首筋、胸の谷間へと移動していった。  
舌を一度も彼女のカラダから離さないままで。  
「ふぁ、シェゾォ……んっ」  
下へ下へとゆっくり移動しながらアルルのカラダのあちこちを嘗め回す。  
プリンみたいな弾力の乳房を通って左右の乳首にも寄り道する。  
「んはぁん……」  
アルルが甘い吐息を漏らして、シェゾの頭に手を添える。  
精一杯勃起した小さな乳首を唇と舌でしゃぶり尽くした。  
学校帰りのままの姿のアルルの肌の味を存分に楽しみながら、  
お腹やおへそにも舌を這わせた。  
 
そしてやっと愛液の匂いと味がする場所までたどり着いて、いったん舌を離す。  
「ふやあぁ……ん」  
すでにとろとろになってるアルルの両足は、掴むとほとんど力なく開いた。  
あらわになったアルルの一番大事な場所は、彼女の中の大人の部分と  
子どもの部分が一番混在している場所でもあると思う。  
処女なんてとっくの昔に奪ってやって、もう何百回も自分のペニスで  
かき回したところなのに、左右の陰唇も小さめのままで変色もろくにない。  
もし知らない者が見たら、指で開いて処女膜が破れているのを確認しない限り  
まったくの手付かずの処女だと思ってしまうかもしれない。  
ま、もっとも、知らない者に見せるなんて仮定シェゾにはありえないけど。  
 
「シェ、ゾォ……」  
見つめてるとサーモンピンクの膣口がひくひく動いて、白濁の液がとくんと垂れた。  
見上げたらアルルは上気しきった顔で涙目で切なそうにこっちを見ていた。  
天真爛漫な童顔に、覚え込まされた快感への期待を込めて。  
そんなえっちでかわいいアルルを見てるとシェゾもたまらなくなってきて  
アルルの性器に口をつけた。  
「ひゃ、やあっ、ああっ」  
シェゾは夢中になってじゅるじゅると音を立てて愛液を味わう。  
彼女の愛液は実際には生身の女の少しつんとするものなんだけど、  
シェゾは脳がこれを”甘い”と感じているような気がする。  
彼女の甘い蜜が頭をマヒさせて自分を虜にしているみたいな。  
舐めているうち、シェゾの唾液とアルルの愛液が混ざり合って、  
舐め取れなかった分がお尻の穴のほうへと垂れ落ちていく。  
シェゾはお尻の穴にも舌を這わせたいと思ったけど、シェワーも浴びてないから  
彼女が嫌がるだろうと思って今日はやめておいた。  
でも彼女のお尻の穴も愛液に濡れて気持ちよさそうにひくついていた。  
 
クリトリスに舌を伸ばす。  
「んひゃ、ひゃああ!」  
指で触るときと違って、舌なら剥き出しにされても抵抗がないらしい。  
舌先を尖らせて核や包皮のみぞを何度もこする。  
そうしながら膣に指を入れるとぐにゅぐにゅ締め付けてきた。  
 
「シェゾ!もう、だめ!だめぇ……!」  
「もう、限界……?」  
「おねがい、シェゾォ、おねがいぃ…」  
アルルが泣きながらおねだりしてきた。  
あんまりじらさずに、シェゾは彼女のお望みのものをあげることにした。  
というかシェゾも実はもうけっこう限界。  
また彼女の上に覆いかぶさる姿勢になって、片手をついて体重を支える。  
そしてペニスの先端を彼女の膣口にぴったり合わせた。  
 
「いくぞ」  
「シェゾォ……」  
ゆっくり腰を沈める。アルルも強くシェゾにしがみついてくる。  
「あ、あ!あ!」  
ずにゅ…と彼女の中にペニスが埋まっていくと、アルルは小刻みな悲鳴をあげた。  
ペニスの先端がアルルの一番奥まで届いた瞬間彼女はまたひときわ鳴く。  
「あ!ああ!あああーっ」  
びくびくっ  
アルルは渾身で両手両足をシェゾに絡みつかせて、小さく震えた。  
入れただけでいってしまったようだった。  
「あ……あぁ……はぁー、はーっ……」  
膣内もひくひく痙攣して、シェゾもあやうく射精しそうになったけど、  
ぐっとこらえて、荒く息をつくアルルを見守ってあげる。  
 
「…………あ、ご、ごめん、ね……ボ、ボクだけ、いっちゃって……」  
繋がったままちょっとじっとしてたら、アルルが申し訳なさそうに謝ってきた。  
「いつも言うけどな、謝らなくていいって。お前が気持ちいいと俺も嬉しいからさ」  
「でも……」  
「お前がいくときの顔かわいいしな」  
「やだ……はずかしいよう」  
 
「…………あの、シェゾ、もう、いいよ……」  
「ん」  
「だって、シェゾまだ、でしょ?だから…もうキミの好きなようにして、いいよ」  
「いいのか」  
「うん。…ボクだってキミが気持ちよくなってくれるとうれしいもん……」  
「アルル…」  
「シェゾ、だいすき……」  
シェゾは遠慮なく運動を開始した。  
「んっ、んあ!ひあぁ!」  
 
ぐにゅっと思い切り子宮を突きあげて、そしてゆっくり引き抜く。  
何度か繰り返すと膣もほぐれて、シェゾの大きなペニスを根元まで飲み込むようになる。  
お互いの下腹が密着して、アルルは両足をがっちりシェゾの腰に絡めた。  
「んく、ん…んうう!」  
アルルの鳴き声もまたすぐに気持ちよくてたまらないってトーンに変わっていく。  
またすぐいけそうな感じ。  
いっしょのタイミングでいきたくなってシェゾはスパートをかけた。  
「んはぁ、はああ!シェ!ゾォッ!」  
必死に自分にしがみつくアルルの喘ぎ声を耳元で聞きながら  
シェゾは両手をついて激しく腰を振った。  
 
「ああぁ!ふあ!!ボ……またッ!」  
「く……アル、ル」  
何度も何度もアルルの中を突きまくって、射精感が駆け登る。  
にゅるにゅるときつく締め付ける膣壁がペニスをしごきあげて、  
最後に一番奥までめいっぱい押し込んだとき、シェゾは思い切り射精した。  
「うぁ……」  
「ふっ…ふあ!ああぁ!ふあぁー!」  
ペニスの鈴口と子宮口が密着して、大量の精液が子宮内に注がれる。  
その感覚が伝わったのか、アルルもその瞬間再び絶頂を迎えた。  
ふたりいっしょになってどくんどくんと全身と性器を痙攣させながら、  
もう何度目か分からないキスを交わした。  
 
ふたりは思い切りいったあとも、しばらくじっと抱き合ったまま、  
愛しさと絶頂の余韻に浸りあった。  
 
で、充分満足してから後始末をしたんだけど、シェゾは本当に大量に射精していて  
膣内から精液があとからあとから溢れて、彼女をかなり手間取らせてしまった。  
シェゾは飽きもせずアルルを求めてしまう自分の精力に自分でちょっと呆れた。  
なんかまるで女を知ったばかりの10代の少年みたいだ。  
 
ようやくふたりとも身づくろいが済んで、アルルはまた青の魔導服を着た。  
「あはは、今度は暑くなっちゃった」  
ぴょこんと跳ね起きる元気な彼女を静かに見つめるシェゾ。  
「それにしても〜、やっぱ男の子って制服とかコスチュームが好きなのかなあ。  
キミがこんなにこの服好きだったとは知らなかったよ」  
スカートをひらひらしてシェゾにアピールするアルル。  
「……パンツ見えてるぞ」  
「やだ!もう〜!」  
シェゾは照れくさくなって、その服装のことから話題をそらしていじわる言うと、  
アルルはちょっとあわててスカートをおさえた。  
「でもさ、その服に限らず、お前ミニスカートばっかりだろ。  
パンツ見えることなんてしょっちゅうじゃないか」  
「!(かあっ)ふんだ。ぱんつ見られるくらいどってことないもんっ。  
ミニが好きだからはいてるんだもん。ポリシーだもん」  
「でも外でもはいてるだろ。他の奴らにも見られても平気なのか」  
「……およっ」  
「な、なんだよ」  
「シェゾ、ボクが他の男の子にぱんつ見られると嫉妬しちゃうんだ?」  
「…………」  
さっきまでは素直に語れたのに、今は肯定するのがなんかくやしい。  
射精したらテンションがすっかり元に戻ってしまった。  
ぐっと言葉に詰まってると、アルルが愉快そうにシェゾに抱きついてきて囁いた。  
「でもまあいいじゃんっ。その中まで知ってるのはこの世でキミだけなんだから」  
「……アルル」  
「ねっ。シェゾッ♪」  
アルルはまだラブラブなテンションのままなようだった。  
 
「さてと、カーくんが帰ってくるまでにご飯作ってやんないと!」  
けっこうおおらかでノリがよくて、生意気だけどいつも元気でやさしいアルル。  
なんだかんだ言ってそんな彼女が一身に愛情を向けてくれることはやはり幸せなことだ。  
シェゾは、とても幸せだ。  
 

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