ある日シェゾはセリリの池にやってきました。  
「おーいセリリいるかー?」  
ばしゃばしゃ  
「あ、はあい。あ、シェゾさん!」  
セリリはシェゾを見つけると恥ずかしそうに、でも嬉しそうに挨拶をしました。  
「こ、こんにちは」  
「おお」  
「あ、あの、えっと、今日は、な、なにか?」  
「今日は頼みがあってきたんだ」  
「あ、はい。なんでしょうか?」  
 
「スク水きてくれよ!」  
 
 
 
 
「さっさと来い」  
シェゾは冷たく言い放つ。  
「や、やだ……」  
アルルは声が震えているのが自分でも分かった。  
また今夜も彼のいいように陵辱されてしまう……。  
そう思っただけで、恐怖と、そして快楽に期待する自分に怯えた。  
「来いと言っている」  
彼がいらついた声を出す。  
アルルはビクンと萎縮して、結局彼の元へと歩み寄った。  
「命令だ」  
ああ二…ボク、またシェゾにいろんな恥ずかしいこと命令されちゃうんだ……。  
 
「スク水をきろ」  
 
 
 
 
ウィッチは一糸纏わぬ姿で艶やかな金髪をシーツに散らし横たわった。  
美しいラインの乳房も、髪と同じ金の淡い繁りの部分も、全てをシェゾの目前に晒しだす。  
生まれて初めて異性に見られることが恥ずかしく、手で隠したくてたまらなかったけど、  
恥ずかしがることが恥ずかしいと思う彼女のつつましいプライドがそうさせなかった。  
…彼には、わたくしのことはどう見えているのかしら……。  
シェゾがずっと無言なことに耐え切れず、ウィッチはかぼそい声でつぶやいた。  
「シェ、シェゾ……なにか言ってくださいませ……」  
そうしてようやく彼が口を開いた。  
「ウィッチ…」  
 
「あの、スク水を……」  
 

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