「う・・・ん。」
クルークは少し呻くとゆっくり身体を起こして背伸びをする。
ベッドにはクッションが入っていないが慣れてしまえば快適なものだ。
何時もどおりベッドの横に置いてある眼鏡を取ろうと手を伸ばした。
しかし、蒲団のもう一つの膨らみに気が付いて彼は動作を中止した。
「何だコレ?」
クルークは膨らみの正体を確かめようと蒲団を捲って見る。
「おわぁ!!」
蒲団をめくった瞬間クルークは驚いてベッドから転げ落ちた。
膨らみの正体は未だ眠っているラフィーナだった。
「ううん。」
クルークの叫び声で目が覚めたのかラフィーナもゆっくり身体を起こして背伸びをする。
「あら、おはよう。クルーク。」
手を押さえて欠伸をすると寝癖を撫で付けながらラフィーナは言った。
「おはようも何も、何でキミがボクのベッドで寝てるんだ!」
慌てふためくクルークにラフィーナはやれやれ、みたいな動作をすると説明し始めた。
「昨晩あなたの部屋に行くって言ったでしょう?それで行って見ればあなた眠っていらしたでしょう。」
あ、そう言えばそうだ、クルークは寝起きとは言え昨晩の事を忘れている自分が恥ずかしかった。
「昨晩やり損ねてあたし、溜まっているんですから。」
ラフィーナは拗ねて見せた。
今クルークの中では可愛いな、と言う感情と申し訳なさが半々だった。
「じゃあ、今からやろうか。朝でも夜でもあまり変わらないしね。」
そう言うとクルークはラフィーナをベッドに押し倒して服を脱がせる。
少し前まで二人は犬猿の仲だった、しかし本心をお互いに打ち明けてみれば
ラフィーナはクルークが好きだし、クルークもラフィーナが好きと言う単純なもんだった。
クルークはラフィーナのパンティー以外を取り払うと胸を揉み始めた。
荒々しく恋人の身体を触る程クルークは無粋ではない、優しい愛撫にラフィーナは甘ったるい声を上げる。
クルークが与える快楽にラフィーナは顔を赤らめパンティーの内側を少しずつ湿らせる。
それに気づいたのかクルークは既に大きなシミを作っているパンティーも取った。
既にグチョグチョに湿っているラフィーナの秘所をクルークは指で触れてみた。
「あ・・・うっ。」
秘所の内壁を触られラフィーナは声を上げた。既にクルークの指は2本入っている。
「気持ちいいですわ・・。クルーク。」
「そうかい、それは良かった。」
クルークはラフィーナの秘所をグチョグチョにかき回すが、ラフィーナがイきそうになった瞬間を見極めて指を抜いた。
「ああ、イきそうでしたのに。」
ラフィーナは絶頂寸前で指を抜いたことに不満だったようだ。
「今からイかせてやるよ。」
クルークはラフィーナの上に覆いかさぶると自分のモノをラフィーナの中に入れた。
「あぁ、気持ちいいですわぁ。」
「ボクもだ、ラフィーナ。」
二人はほぼ同時にイってしまった、ラフィーナの中にクルークの欲望が注ぎ込まれる。
「フゥ、気持ちよかったですわ。」
ラフィーナは満足そうな表情を浮かべるとベッドから起き上がった。
二人は私服に着替える、今日は学校も休みだ。
「それにしてもお腹空きましたわね。」
腰のベルトにポーチ型魔力増幅器を付けるとラフィーナは言った。
「今日は何を食べよっかな〜。」
クルークも眼鏡を掛ける。
着替えを済ませると二人は部屋を出て、魔導学校の寮備え付けの食堂に向かった。