「あれー?なんでみんなここにいるのー?」  
今は使われていない旧校舎の教室に入ってきたルキアが勢揃いしていたアカデミー女子生徒の面々を見て驚いた声を挙げた。  
わざわざ手紙で今は使われていない旧校舎に誰かいるとも思えなかったからだ。  
「呼び出されたんですのよ!」  
明らかに怒気を含んでいる感じがあるシャロン  
「みんな一緒で何があるのかなー?」  
イベントでも期待している感のあるアロエ  
「待ちくたびれたよー、もー。ありえな〜い」  
うんざりみたいな言葉を言いつつもアロエと同様に表情はちょっとワクワクしているユリ  
「こんな勢揃いしてるから告白って訳でもなさそうですね」  
冷静に現状を分析しつつも困惑している表情のクララ  
各人が様々な予測を言い合う中一言も喋らなかったマラリヤが口を開いた。  
「……嫌な予感がする……」  
 
その言葉とほぼ同時に入り口から複数の人物が入ってきた。  
姿が無かった男子生徒たちだった。  
「あ、レオン?」  
「残念賞、俺はルッツだよ」  
よく見ると確かに頭の所にアンテナのようなものが付いている。  
確かに皆見覚えはある。少なくとも一度はマッチングしたことがあった。  
女子生徒達の認識を言えば  
アカデミーでのトーナメントの際人数不足時に駆り出されるロボットとでもいおうか。  
「で、何の用なんですの?わざわざこんな所まで呼び出して」  
「簡単なことや、な」  
そういうと男達はニヤニヤと笑みを浮かべている。  
「今からお前ら犯しまーす」  
「ちょっ…馬鹿言わないでよ。ロボットでしょ!あんたら」  
「違うな。俺らはアカデミー作のお前達のクローンだよ。ちゃんと感情だってあるんだぜ」  
「当然痛みもね」  
「てわけだ。わかるよな?賢明な皆様なら」  
「意味分かんない!なんなのよ!!あんたら」  
「ちっ、あかんわ。こいつら。」  
「まぁそういうな、ドラゴンよ。せめて理由くらい話さないと一方的に憎むのみだ」  
「ハートマンさんの言うとおりですね。仕方ない復讐の前にお話ししておきましょうか」  
「ふ、復讐?…」  
「お前らトーナメントは俺達が入った時は大抵いい成績だったろ?」  
「た、確かに…」  
「でもそれがどうしたっていうんですの!?」  
「あれは僕達わざと負けてるんだ」  
「わ、わざと?」  
「アカデミー製のクローンの俺達はお前らのレベルに合わせて戦っているんだよ。そう徹底的に教育されててな」  
「教育というより洗脳に近いけどな」  
「みんなは中級魔術師だっけ?」  
しかし誰も答えず沈黙が走る…  
「答えんかい!!コラァ!!」  
机を蹴り上げるドラゴン。  
「ひっ」  
アロエ、クララは小さな悲鳴と共に泣き出している。  
「落ち着けよ、ビビらせてどーすんだ。」  
「答えるだけやろが!苛つくねん。くそが」  
「は、はい。みんなぢゅうきゅ、ぢゅうきゅうまぢゅちゅちでしゅ」  
 
しゃくりあげながらもアロエが答えた。分かりにくいがガブリエルの問いを肯定したというのは分かった。  
「僕達は階級なんて興味はないんですが少なくとも賢者以上ですよ」  
「それも、君等がいうとこの黄金くらいかな」  
「お、黄金…」  
賢者を目指し頑張る6人。壁にぶつかりながら、諦めようとしても皆で励ましあいながら目指した賢者への道。それは文字通り困難極まりない道というのは身に染みてわかっている。  
しかし目の前にいる彼らは、クラスメートに似ているが非なる彼らは自分たちの遙か彼方にいる。  
圧倒的な力の差。それでいて彼らの意志は堅い。絶望…皆の脳にその言葉が浮かんだ。  
現実に引き戻されるようにドラゴンから言葉が放たれる。  
「勝って当然の俺らがわざと負けんのはストレスやで。まぁ俺らが勝ってもしゃあないがな。階級上がるわけでもなし」  
「即ち我が軍全体のレベル向上を我々が担っているということである」  
「でもアカデミーの先生はわざと負けても僕らにお仕置きするんだよ」  
「アカデミーの秩序を保つためだからってね。君らが負けてお仕置きがあるのに僕らに何も無しとなると反抗されかねないかららしい」  
「これはストレスが溜まりますよ」  
 
「てわけでだ。見返りがなくちゃたまらない。12人全員で直訴したぜ。ここにいる俺達とお前等のクローン。もうイヤだってな。洗脳に勝るストレスだ。ある意味ストだよ。おっこれなかなかうまくね?ドラゴン」  
「微妙やで。ルッツ」  
「ちっなんだよ。冷たいの。ま、いーや。どこまで話したっけ?」  
「抗議したあとだ」  
「あ、わりわり。そうだったな。したら傑作なのが何て言ったと思う?お前らの信頼してる先生がさ」  
「なら、復讐しろよだって(笑)ひどいよね〜」  
「本来復讐すべきは教師陣だが我々が束になれど奴らにはかなわぬ」  
「だから妥協して復讐の相手を君達に変更した。少なからず僕達も君らにいい思いは抱いてないしね」  
「助けはこないぜ。公認だからな」  
「あ、言っとくけど多分男子も来ないぜ。今頃お前ら自身のクローンにやられてるだろーな」  
「女の方を怒らせると怖いですね〜、ストレス解消にギタギタに叩きのめす!ていってましたから」  
「お喋りはここまでだ。そういうわけだから大人しくやられてくれ」  
 
「ふざけるのもいい加減にしなさい」  
「人が黙って聞いてれば調子のりすぎなんじゃない!?」  
「私もそんなの認めるわけにはいかないよ」  
女子の中でも強気なシャロン、ユリ、ルキアの3人がくってかかる。  
「はぁ〜」  
ため息をついたドラゴンは、「俺一人で十分や」といって3人の前に立った。  
「あんま手荒な真似したないんやけどなー、素直に応じたったならちっとは優しくしたんやろけど」  
「そんなの結構!自力で脱出するよっ」  
言うや言わんやユリがに殴りかかる。当時にルキア、シャロンも魔術にて攻撃を仕掛けた。  
が、  
「……」  
ぼそっとドラゴンは防御の呪文を一言呟きあっさり魔術を受け流し、ユリの体術も全てさばききる。  
「生意気子猫にはお仕置きやな」  
にやりとするとドラゴンはさっと魔術を唱えると3人に雷撃が炸裂した。  
『うあああっ』  
三重の悲鳴が折り重なり3人は倒れた。  
「ついでや」  
そう言うと今度は6人全員が何か光のようなものに包まれた。  
「…動けっ…ない…」  
「まぁ反撃されても返り討ちやけどいちいち面倒やからな。自由を奪わせてもらった」  
「最初からそれをやればよかったんだけど」  
「やかましな、クソガキ」  
「まぁまぁ、じゃあ始めましょうか」  
アーベルの一言でクローンは女子生徒にゆっくりとにじりよった。  
 
ユリの前にハートマンがやってきた。  
「あんたが私の相手?」  
「いかにも」  
「もう抵抗はしない。だから気持ちよくして」  
「経験はあるのか?」  
「何かバカにされた気がする」  
「そうではないが、まぁいい。全身全霊を持って相手しようではないか」  
そういうとおもむろに服を脱ぎ出すハートマン。軍隊にて鍛えられた引き締まった肉体はユリを期待させる。しかし…  
「ちっさ…」  
その肉体に反比例してハートマンのモノは見劣りする。だがその発言は意に介さず。  
「問題はなにもない」  
そういうとハートマンはユリの胸をもみしだく。  
「あっう…」  
喘ぐユリの唇を奪い、全身を慈しむように舐め尽くす。  
うなじ、脇、胸、腹、太ももに爪先。  
その丁寧さにユリは痺れていた。  
(ん、き、気持ちいいっ)  
久しぶりの性行為に少し弄られただけでも感じてしまう。  
がそれだけでなくハートマンのテクも巧みなせいでもある。  
弱い所をみると徹底してそこを責められ幾度か絶頂に達してしまう。  
「ここは既にいじる必要もないくらいだな」  
いつもの口調でハートマンはユリの足を広げ、秘部をいじくった。  
「あっ、ひっあ、はうっ」  
それを何度も何度も繰り返す。  
 
ユリの唇からは涎が一筋つたって光に当たっていた。  
「こちらはもういいだろう」  
「いやぁ、もっとぉ〜」  
「もっと強烈な快感を与えてやろうというのだ。欲しいか?」  
「ひゃ、ひゃい。お願いしみゃす」  
すっかりハートマンのおりなす前戯の前に開発されつつあるユリ。  
目の焦点はうつろで考えるのは快感のみとなっている。  
「小さいのは嫌なんだろう」  
そういうとハートマンはユリの秘部から溢れる愛液を自分の肉棒とユリの菊に塗りたくる。  
「えっ、まさか…」  
無言で一気に付き入れるハートマン。  
「ひぎぃぃっぃぃっ」  
「我慢しろ、直によくなる」  
「あ、あうー。あぁっあぐぅ、うぐぅ」ハートマンが動くたび声にならない声を発するユリ。  
「さぁ、では望みを叶えてやろう」  
そういって取り出したのは長さは30cmは優に超えるバイブだった。体位を背面騎乗位に変え突きながらバイブをユリの秘部へ突っ込む。  
「うぐぅぁあぁあぁぅすご、凄い」  
ハートマンはズブズブと根元までねじ込み更に激しく突き続ける。  
バイブはそれ自身が意志を持ったもののようにうねり続け奥へ奥へと侵入する。  
「ひゃ、あ、あぁっあっあっあぁぁっ」  
 
「そろそろか……」  
この言葉とほぼ同時に動きを早めユリの中に体液を排出した。  
コポッと音がしつつ菊から茶色混じりの白濁液が溢れた。  
 
 
アロエにはアーベルが近づく。  
「や、やめてぇ…」  
消え入りそうな声で懇願するがアーベルは唇の端を釣り上げる薄い笑みを浮かべただけだった。  
「やだよう…助けてよう…」  
「すぐ気持ちよくなりますよ」  
アーベルはアロエの制服の下を捲った。  
「あれ?はいてるんですね。噂は僕らにも広がってますよ。アロエちゃんははいてなくてスリルを楽しむ露出狂だってね」  
「違うもん…そんなんじゃないもん…」  
必死に否定するアロエ、だが…  
「そのわりにはパンツに染みの様なものがついてますよ」  
そういうとアーベルはアロエのパンツを脱がしアロエの口に押し込む。  
「どうです?自分が出した液の味は」  
「ふほほはひひはひはひほ〜(布の味しかしないよ〜)」  
アーベルはアロエの口からパンツを取り出し、その代わりに自らの唇を近づけキスをした。舌がアロエの口内を蹂躙しつく。  
「ほら?舌を出して下さい」  
戸惑いながらも素直に舌を出したアーベルはすぐにそれに舌を絡みつける。  
十分に味わいつくさた所でアーベルはアロエの大きめの服を脱がし一糸纏わぬ状態にした。  
 
「幼い体はいいですね。汚れが全くない。興奮してしまう。ほら、もうこんなになってしまった」  
そういうとアロエに自分のものを触らせる。ズボンの上からでも硬く、熱を帯びているのが分かった。しかもかなり大きい。  
「あ、変態のアロエちゃんには直に見せた方がよかったですね」  
そういうとアーベル自身も服を全て脱ぎ捨てた。その中でもアーベルのいきり立ったものは天をも破らん勢いである。  
「ほらどうですか?」  
そういって頬に陰茎を近づけ擦り付ける。  
そこから唇に近づけた。  
「さぁ、舐めて」  
アロエはおずおずと口を開き舐め始めた。だがそれに満足しないアーベルは自らゆっくりと腰をふり始めアロエの頭を掴み喉の奥までねじ込む。  
「ご、ごぼっ。んーんーっ」  
苦しくなったか暴れ出したアロエ。しかしアーベルは全く気にせず同じ動きを繰り返す。アロエの顔がやや青ざめてきたところでゆっくりと口から陰茎を引き抜いた。  
唾液がタップリと染み込み照らされている。  
咳き込むアロエ。  
「げほっ、おえっ、ぐぇっ」  
アーベルはそれを無視し股を大きく開かせる。  
「さぁ変態アロエちゃんの中に入れますよ」  
「や、やめてよ」  
アーベルは一気に腰を突き入れた。  
 
「おおっ、やはり締まる」  
歓喜の声を出すアーベル、一方アロエは悲鳴をあげ暴れ出した。  
「いやぁあああぁぁぁぁ、抜いて抜いて」  
アロエの股からは血が流れだす。  
「お願いします…抜いてください…このままじゃ壊れちゃうから…」  
だがアーベルは暴れるアロエの体を抑え勢いを緩めることなく腰を振り続ける。  
「可愛いよ、もっと泣いてみろよ」  
最早いつもの丁寧口調ではなく欲望に身を任せ自らの快楽の為にアロエを道具の様に扱っている。アロエの顔は青ざめ口はガチガチと震え始めた。  
「お願い…抜いて…」  
か細い声でそればかり繰り返すアロエ。目からは涙、鼻から鼻水、口から涎と顔面はグチャグチャだ。  
「ちっ俺がいくまで我慢しろよ、しかたねぇ。いってやるよ」  
腰を大きく打ちつけ大量の白濁液を中に注いだ。  
 
 
シャロンにはドラゴンが向かう。近付いてすぐ制服の上から胸を強めに触る。  
「触らないで!!」  
ドラゴンを睨み付けるシャロン。しかしドラゴンは、意に介さず  
「抵抗できんのに強気やな。こんな女は調教しがいがあるで」  
とニヤリと笑った。シャロンの制服の上を脱がせると乳首をつねりあげる。  
「あうっ」  
「反抗的な態度やったからな、きつめにいくで」  
親指の腹で押し付けたり、捻ったり小刻みに動かしたり。様々な動きを披露するドラゴン。  
「あ、あぁっ、はうっ」  
「貧乳は敏感てのはマジやったんやなぁ」  
ドラゴンの言葉に顔を真っ赤にしつつも睨みつけるシャロン。  
「おー怖い怖い」  
言葉とは裏腹にニヤリと笑うドラゴン。「さて、くわえてや」  
ズボンから自らの陰茎を引き出しシャロンの眼前に見せつけた。目の前に見せられた醜悪なもの、これを口の中に入れるなど考えられない。が目の前の男はそれを望んでいる。  
しかし抵抗しようにも体は動かない。せめて少しでも抵抗の意志を見せるべく口を固く閉じた。  
ドラゴンはとりあえず自らの陰茎を口元へ押し付けるがシャロンは目を瞑り顔も背ける限り背けている。  
それを見たドラゴンはシャロンの鼻を摘んだ。驚いたシャロンだが、このままではくわえざるを得ない。  
必死になって我慢するが呼吸を欲する本能には勝てない。その瞬間をドラゴンは見逃さなかった。  
一気にシャロンの口に押し込む。初めて味わう圧迫感がシャロンの中に広がってしまう。  
 
「ふぐぅ」  
「ほら舌つこて」  
誰がそんな要求を聞くかと思っていたが口内を暴れ回るものに対し少しでも楽になろうとすると舌にて陰茎を刺激してしまいドラゴンの命令に従順に従う形になってしまった。  
結果満足したのかドラゴンは陰茎をあっさり引き抜いた。  
そして残っていた制服の下を脱がし舐め回す。  
「はうっ、いやっ。だめっきたな…いからっ…」  
「何や、綺麗にしとらんのか?」  
ニヤニヤしながらシャロンの秘部を舐め続ける。  
「そうじゃ…ないけっ…どっ」  
体験したことない刺激にシャロンの息は絶え絶えになる。  
クリトリスの皮を向き摘み舌でころがす。  
「ひゃうっ…ん」  
軽く痙攣し絶頂に達してしまったシャロン。  
「あー顔が汚れてもうたわ。綺麗にせい」  
顔をシャロンに近づける、戸惑いながらもそれに従うシャロン。舌を丹念に用いドラゴンの顔を舐める。  
「どーや?自分の味は」  
そう言われて自分が出した液体を舐めていたことに気付くシャロン。ドラゴンの顔を見れず顔を真っ赤にしてしまう。  
「くくっ。嬢ちゃん可愛いな。ほな気持ちよくしつつわいが巨乳にしたるわ」  
ドラゴンはローターを取り出しシャロンの乳首に貼り付ける。  
「これで声出さなければ一週間後にはワンカップ上がるで(ハート)」  
 
それを信じたのかシャロンは今まで上げていた喘ぎ声を押し殺す。  
それを確認したドラゴンは笑顔になり、シャロンの乳を揉むしだく。  
「いや〜あんまボリュームはないけどやっぱ他の肌とは柔らかが違うな」  
その言葉にシャロンは睨もうとするが乳首に与えられる快感にうまくいかずひたすら耐えている。  
「可愛いのぉ、もうギンギンやで」  
そういうと分泌物で溢れるシャロンの秘部を開き一気に貫いた。  
「ひあぁぁぁぁっっっっっ」  
「あ〜残念やったなぁ」  
声を上げてしまったシャロン。しまったという顔をしつつも声は止まらない。  
「あっ、あぐ、ひぐぅ、うぐ、あっあっ」  
巧みに速度を変えるドラゴン。シャロンの快楽の開発に楽しみを抱いているようだ。そろそろ発射の気配を感じたドラゴンは動きを止め陰茎を引き抜いた。  
「えっ…な、何で?」  
「疲れたからな、小休止や」  
勿論それは建て前で本来の目的は別にある。  
「ん?何かリクエストでも?」  
にっこり笑っていい笑顔をシャロンに見せるドラゴン。  
「……」  
「ん?まったく聞こえへん。なんやって?」  
「お願い、いかせて」  
「そやな〜やってもええけど。一つ条件」  
「な、何ですの?」  
「私のまんこにぶっといおちんちん入れてって言うこと」  
 
それを信じたのかシャロンは今まで上げていた喘ぎ声を押し殺す。  
それを確認したドラゴンは笑顔になり、シャロンの乳を揉むしだく。  
「いや〜あんまボリュームはないけどやっぱ他の肌とは柔らかが違うな」  
その言葉にシャロンは睨もうとするが乳首に与えられる快感にうまくいかずひたすら耐えている。  
「可愛いのぉ、もうギンギンやで」  
そういうと分泌物で溢れるシャロンの秘部を開き一気に貫いた。  
「ひあぁぁぁぁっっっっっ」  
「あ〜残念やったなぁ」  
声を上げてしまったシャロン。しまったという顔をしつつも声は止まらない。  
「あっ、あぐ、ひぐぅ、うぐ、あっあっ」  
巧みに速度を変えるドラゴン。シャロンの快楽の開発に楽しみを抱いているようだ。そろそろ発射の気配を感じたドラゴンは動きを止め陰茎を引き抜いた。  
「えっ…な、何で?」  
「疲れたからな、小休止や」  
勿論それは建て前で本来の目的は別にある。  
「ん?何かリクエストでも?」  
にっこり笑っていい笑顔をシャロンに見せるドラゴン。  
「……」  
「ん?まったく聞こえへん。なんやって?」  
「お願い、いかせて」  
「そやな〜やってもええけど。一つ条件」  
「な、何ですの?」  
「私のまんこにぶっといおちんちん入れてって言うこと」  
「なっ、そんなこと…」  
「嫌ならええけど」  
「ま、待って、言う、言うから」  
勝ったな。ドラゴンは思った。乳首や秘部を執拗に責めたかいがあった。  
 
「なっ、そんなこと…」  
「嫌ならええけど」  
「ま、待って、言う、言うから」  
勝ったな。ドラゴンは思った。乳首や秘部を執拗に責めたかいがあった。  
「私の……に……入れて  
「んー聞こえへんな。もっと大きな声で」  
「私のまんこにぶっといおちんちん入れて!!」  
「そんな大きな声ださんでも聞こえるがな」  
そう言われると真っ赤になってしまうシャロン。  
「まぁよくできました。ほらご褒美や」そういうと体位をバックに変え再び挿入した。パンッパンッと乾いた音が響く。  
「どや、気持ちええか?」  
「は、はい。いいです」  
「犬みたいな格好してよがっとるがな」  
「そ、そうです」  
そうするとシャロンの中がきゅっと締まる。  
恥ずかしいことを言われるとそうなることを前戯などで発見していたドラゴン。活用しない手はない。  
「どや、俺のちんぽええんか?」  
「は、はい。いいです、気持ちよすぎます〜」  
一人の女を開発した喜びに浸りながらあえて一度我慢した射精感に包まれた。  
「膣に出すで」  
「き、きてぇ」  
「うっ」  
一気にペースをあげあっという間に射精してしまった。  
「ふうぅ…ええか。ずっと気持ち良くしたるからな」  
「は、はい、お願いしますぅ」  
ここにドラゴンに二人目のペットが誕生した。  
 
 
マラリヤにはガブリエルが近寄る。  
「宜しくね☆」  
「……ここで猫被る必要はないんじゃない?……」  
「……ちぇっ、バレてんの?油断なんねーの」  
ガブリエルは髪を掻くと表情を一変させた。  
「あーあ、せっかくみんなの可愛いガブリエルくんを演じてたのに」  
「……気づくわよ、そんな雰囲気醸し出してるんだから……」  
「うるさいな」  
そういうとガブリエルはマラリヤの胸を荒々しく押しつぶすように揉む。  
「エロい体してるよねー。あっちにいるデカパイねーちゃんには負けるけど」  
「……あれは、異常よ」  
「たはっ、偉い言いようだね」  
「……事実よ」  
「確かにあの乳はいじりたかったんだけど」  
「……じゃあ何で私を選んだの?」  
「まぁぶっちゃけるとジャンケンで負けたからなんだけど〜」  
「……呪うわよ……」  
「や、やめてよ〜、てかやっぱこうなりそうだからみんな敬遠したんじゃないの?」  
「……なる程ね」  
「でもあんたである意味よかったよ。やっぱスタイルがよくないと」  
そういうとガブリエルは縄を取り出した。  
「これ、一番似合いそうなのあんたっぽいし」  
ガブリエルは指先に魔力を集中させ縄にそれを与え縄自体が意識を持っているように動かし始めた。  
指をくるっと回すと縄はマラリヤにまとわりつく  
「んあっ」  
「ガブリエル流亀甲縛り完成ー☆」  
 
「ほ、ほどきなさい」  
「もー、そんな面白くないこと言うならこうだ」  
ガブリエルは指を動かし股間部と胸の縄をもっと締め付ける。  
「あ、ああぁぁっ」たわわな胸が上下に潰れ股は割れ目に対して自己主張するように食い込む。  
「ほ、どいてっ」  
 
「もー。つまんない返事だなぁ」  
ガブリエルはこのままでは自分がやりたいこともままならないと思い一計を案じることにした。  
更に縄の力を強めるとマラリヤは  
「あ、かあぁあはぁぁぁ…」  
と苦しみの声を出す。息がしづらいらしく、声にならない声が出てしまう。ガブリエルはそれを確認すると別の指で自分の股間に魔術を施した。  
完了と同時にマラリヤの縄を緩めた。  
「ぜぇ…ぜぇ…はぁはぁはぁ…」  
苦しみから解放され息を整えるマラリヤ。  
よし、気付かれなかったな。マラリヤは苦痛でそれどころではなかっただろう。  
ガブリエルは屈服では無理だと方針を切り替えることにした。そういう魔術を使えば簡単だが、それは面白くないしいつでもできる。慌てる必要はない。時間はたっぷりあるのだ。  
「ごめんね☆ちょっとやりすぎちゃったかな!?」  
「……」  
返事はない。  
「じゃあお詫びの印に〜」  
そういうとガブリエルはズボンを脱ぎマラリヤの前に突き出した。  
「ねぇ、キノコ好きでしょ?はい」  
 
そこにあるのは確かにキノコだった。先程の魔術は陰茎をキノコに擬態させたということである。  
マラリヤは何故いきなりキノコが現れたのか不思議に思ったが、先程までの苦しさによってあまり頭が回らなかったこと、そして何よりキノコを見て我れを忘れてしまった為納得してしまった。  
「キ、キノコ……」  
マラリヤは一生懸命触ろうともがくが縄とドラゴンがかけた魔術により届かない。  
「あ〜ごめんね。縄はほどいてもいいけど魔術は本人じゃないと解けないからさ」  
嘘つき。なんて自分にぴったりな言葉なのかガブリエルはそう思う。しかも嘘をつくときはいつもの口調、ガブリエルというキャラクターを演じてしまうらしい。  
「だから触れれないから味わうだけにしといてね☆」  
ガブリエルはつかつかとマラリヤの前に立った。  
マラリヤは初めて見るキノコに興味津々だ。僅かにきつい臭いがある。  
はむっ。口に含んでみて舌で転がしてみる。するとどうしたことだろう。キノコが若干硬くなった気がする。  
噛んでみた。しかし何かに遮られそれは実行できない。  
「このキノコはね。ヒトキセイダケって言って徐々に硬くなっていくんだ。噛めないのは寄生している人が死ぬまでガードされてるんだよ。そしてこのキノコの特徴は唾液とかに反応して最終的に液体が出るんだよね、まぁマラリヤさんなら知ってたかもしれないけど」  
 
「……分からないわ……」  
にっとガブリエルは笑い口にする。  
「催淫効果があるんだよ」  
「えっ……」  
「熱かったでしょ?ヒトキセイダケはその名の通り寄生して生きるんだけどその液体が胞子代わりに人に入っていくんだよね。そして繁殖するためにその人をいやらしくしちゃうんだよ」  
「んっ、あっあぁっ、体が熱いぃっ」  
マラリヤは本当に体が熱くなったようで頬を染め腰をクネらせ始めた。  
「あっあぁぁ…熱い、熱いの、体があそこが熱いぃ!!」  
ガブリエルはニヤニヤするばかりだった。まさか上手くいくなんて。よくて五割くらいかなと思っていた成功率だがここまでくると自分が末恐ろしい。  
人間の思い込みを利用して本来無いキノコの液体として精液を利用してマラリヤのいやらしさを引き出す。  
当然精液にはいやらしさを出す効果などない。言葉巧みな嘘の演出とマラリヤ自身の潜在的なマゾヒスト、そしてキノコマニアぶりを見抜いたガブリエルの計算高さによって成功したといえよう。  
「うん、思った通りだったよ」  
セリフとは裏腹な気持ちで望んだ計略の完成としてこの言葉をぼそっと呟き、これから目の前にいる従順になった女をどう弄ぶか小さな策略家は考えていた。  
 
 
ルキアにはマテウスが迫る。  
「感謝してくれよ」  
「な、何をよ?」  
「僕に抱かれるなんて光栄なことだろ?」  
ルキアはあえて何も言わない。体が動かない今それが一番の抵抗だと思ったからだ。  
「ふん、可愛くないな」  
そういうとマテウスはルキアの胸を揉みしだく。  
「んっ、んぅっ」  
我慢しようとしつつも思わず吐息が漏れてしまう。  
「へぇ、大きくても感度は良好…か」  
マテウスは感心したように言う。  
ルキアは心底自分が嫌になった。正確には自分の胸だろうか。こんな時なのに正確に刺激を敏感に受け取る。  
昔からこうなのだ。大きくなったのは11歳頃、だいたい今のアロエくらいだろうか。みんな胸に目をやる。同級生はもとより教師、果てには父親まで。  
12歳の時男の子と付き合ったことがある。好きって言ってくれたし態度でも示してくれた。それは嬉しかった。でもそれは胸が大きい私が好きだったということだと感じた。  
胸なんかじゃなくて私自身を見て欲しかった。  
私自身を好きになって欲しかった。  
13歳でマジックアカデミーに入りその彼とは自然消滅したような感じでひっそりと終わった。  
こんな胸はいらない。  
この胸に関しては自分にとってはただの枷にしか過ぎない。  
 
そして今もこうして辱めを受けている。  
胸は関係なくこうなる運命だったにしろルキアにはそう感じてしまう。  
このルキアの思いを知ってか知らずかマテウスは執拗に胸を責めていく。  
ルキアが気付いたときにはマテウスは全裸になって、自らも胸をさらけ出していた。外気に触れ乳首がたってしまう。  
「可愛い乳首だな」  
チロチロと乳首に舌を這わす。  
「あっ、くうっ、うんっ」  
「挟んでみるか」  
肉棒を豊満な胸に挟み込みしごく。どんどん凶悪に硬くなる肉棒、目の前にあるまがまがしいものから必死に目を背けるが、マテウスはそれを認めない。  
ルキアの頭を掴むとめいいっぱい胸に近づけさせ、パイズリとフェラチオを同時に行おうということだろう。  
ルキアは目を閉じ拒むがマテウスは無理やり押し込もうとする。  
それでも拒むルキアに怒りが沸いたのかマテウスはパイズリはやめフェラチオだけに切り替えた。  
ルキアにとってはこの選択はマイナスだった。胸だけで済んでくれれば自分自身の憎悪の対象であったため無理やりにでも納得できなくもないと思ったのだが口や陰部はそう簡単には割り切れない。  
どうにか顔を横にしたり口を噤むがマテウスは頭を掴み腰をグラインドさせ唇を肉棒が割り込もうとさせる。  
我慢して肉棒を否定しようとすればするほど肉棒は硬くなり侵入の拒否が難しくなっていく。  
 
顔の付近をマテウスの我慢汁がルキアの顔を蹂躙し汚していく。非常に不快ではあったが口内よりはマシと我慢していた。  
だがその抵抗もマテウスの手が胸を荒々しく揉まれ虚しく終焉を迎えた。  
「ひあっ、ふぐぅ、むぐぅ」  
自然と涙が出てきた。何とも耐え難い屈辱。しかし抵抗しようにもどうしようもない現状。  
マテウスは強引に喉の奥まで男性自身を突っこむ。  
ルキアは強い嗚咽感を伴い、肉棒を噛んで振り払いせき込んだ。  
「うあぁっぁっ」  
「げほっ、げほっ、げえっ」  
「この女!!」  
平手がルキアの頬を打つ。  
「せっかく人が優しくやっていれば調子に乗って…」  
何度も何度も顔を張りルキアの頬は赤く染まっていく。  
「いいか?僕がうけた痛みはこんなものじゃない。今度こういう真似をしてみろ」  
頬を掴みルキアの目を見ながら少々間を置いて冷たく言いはなった。  
「殺す」  
ルキアはマテウスが本気であることを本能的に感じとった。  
私が何をしたというのか…さっきのだって下手したら死んでしまうかもしれなかったんだし…でも今度抵抗したら本当に殺される。ルキアに出来ることは最早ただひたすら早く終わるのを祈る。それだけだった。  
「しゃぶれ」  
今度は素直に頷く。歯を立てない様に、奥に入りすぎない様に気をつけながら。  
 
「やれば出来るじゃないか」  
誉められるが何の喜びもない。機械的にくわえている。  
しかしそれでマテウスは満足だったのか肉棒を引き抜いた。  
マテウスはルキアの股を広げるだけ広げ未だ湿っていない入り口に陰茎の先を当てる。が、あまり潤滑していないためなかなか入らない。  
「ふん」  
マテウスは苦々しく呟くとルキアの陰部をめいいっぱい押し広げる。  
「つぅ、ん、うぅ」  
「我慢しろよ」  
無理やりそのまま挿入しようとするマテウス。陰茎はズブッズブッとゆっくりと吸い込みまれていった。  
「んっっっーー…」  
肉付きのよい太ももがガクガクと震えだす。  
「どうだ?痛いか?だが僕が受けた痛みはこんなものじゃないからな」  
濡らさずに挿入したのは痛みを与えるためだったようだ。  
「あ、あぁ、い、痛い痛いよぉ」  
マテウスは苦しむルキアを見て静かに微笑んでいる。その笑顔はとても冷静であり、凶悪なものだった。  
そのままマテウスはピストル運動を繰り返し突き続ける。  
そう長くはない時間だったがルキアにとっては永遠に等しい数分間だった。  
その間ルキアは悲鳴に近い嗚咽しか出なかった。  
「あっあぁはぁっ、うぅう」  
「くうっ、出るっ」  
マテウスは最後の数回更にスピードを高めルキアの中にぶちまけた。  
 
やっと…やっと…終わった。ルキアは安堵感に包まれた。  
しかし…  
「膣に出してすまなかったな。綺麗にしてやろう」  
するとルキアは温かいものが自分の腹部に当たるのを感じた。  
「気付いたか?」  
「あ、あぁっ、あぃ、うおえっ、げぇっ。辞めてぇっ。お願い、抜いてぇ」  
ルキアの腹部が膨らんでいく。まるで蛙のお尻から膨らませ破裂させるように…  
マテウスは繋がったまま尿をルキアの中に放ったのだ。  
容量一杯になったかルキアの陰部からマテウスの肉棒や腹部に光沢をまぶしていく。  
「ふぅ。綺麗になっただろ」  
マテウスは肉棒を引き抜くと凄まじい勢いでルキアから自分ではない尿が噴水のように垂れ流された。  
「まだまだだ。こんなものじゃまだ僕は許さないよ」  
ルキアの耳には最早その言葉は入っていなかった。涙をポロポロ流し口をパクパクと動かし薄い笑みを浮かべていた。  
 
 
クララにはルッツが向かう。  
「宜しくな」  
クララは奇妙な感覚に包まれていた。自分が好きと思っていた人に抱かれる。しかしそれはその人ではない。姿は同じであれ中身は自分が好きなレオンではないのだ。  
そんな事を考えていたらルッツの顔がクララの顔にどんどん近づき唇を重ねた。  
 
「んむっ、ふっ」  
唾液が二人の間で糸となり繋がりを持つ。  
ルッツはクララの制服やブラジャー、パンツを半分ズラす形で胸と陰部を露出させた。  
ルッツはそれほど大きくはないが、形がいい胸を揉み舌を這わす。  
「ん、はっ…ああっ…」  
思わずクララから吐息が漏れる。  
ルッツは同時に陰部に手を伸ばし手でクララの敏感な部分を責める。  
「ふぁあぁぁぁっ」クララは叫ぶとガクガクと痙攣して絶頂に達した。  
「さて…」  
ルッツは着ていたものを全て脱ぎ、生まれたままの姿になった。股間のものもビクンビクンと脈打っている。  
「入れるぜ?」  
「あ…優しくして…」  
「……OK。まぁ最初は痛いだろうけど我慢しろよ?」  
そういうとルッツはゆっくりとクララに挿入する。  
「どうだ?痛いか?」  
「だ、大丈夫。でもゆっくりお願いします」  
「了解」  
言葉通り優しくゆっくりと慣らしながら動くルッツ。  
「どうだ?」  
「う〜痛い…ですぅ」  
「そっか、ごめんな。もう少し我慢してくれよ」  
その言葉と同時にクララの耳を甘噛みし耳の中に舌を入れる。  
「ひゃあ」  
思わぬ部分を触れられ思わず声を出してしまうクララ  
「や、そんなところダメですぅ〜中耳炎になっちゃう」  
「お前可愛いな」  
中耳炎というこういう場では耳慣れぬ言葉に一瞬きょとんとしたルッツはプッと吹き出すとこう口にした。  
 
そして微笑んだまま手は腰をゆったりとなぞり胸へ、舌は耳から頬を経て唇を吸った。  
暫くこうした前戯を繰り返し腰を再びゆっくりと動かす。  
「どうだ?」  
「はい、だ、大分」「そっか?じゃあもう少し上げるぞ」  
「えっ、あ、はい」ルッツは腰を激しく打ちつける。  
「ひぁっ、あうっ」  
クララから声が出るが苦痛ではないようだ。むしろ甘い感じた声に感じる。その声にルッツの肉棒は硬度を増しクララの中を暴れ回る。クララは目を閉じ唇をぎゅっと噛む。  
「あ、あん、あっあ凄い、す、好き、好きです」  
「あぁ俺も好きだぜ」  
「い、いい。す、凄い、き、気持、気持ちいいです。レオンさん」  
すると激しい動きを見せていたルッツは動きを止めた。クララは思わずルッツの顔を見る。  
なんとも不思議な表情だった。  
ルッツの顔は怒りとも寂しいともとれるような表情だった。  
「あ、私何か!?」  
「…いや、何でもない。好きだよ、クララ」  
何事も無かったようにそういうと再び腰を同じように振り始めた。縦だけでなく横や回したり絶えず新たな刺激を送り続ける。  
「いくぞクララ」  
「は、はいっ」  
「…一つだけ…ってのもこの状況でこういうのもおかしいけど…ワガママ言っていいか?」  
「え?あんっ!ど、どうぞ、んっ」  
 
「嘘でもいいから…好きだ、ルッツって言ってくれ」  
「え!?」  
「ダメか?」  
「い、いえ。そんなことは」  
「じゃあ頼む」  
「す、好きで、っす。ルッツさん」  
「…ありがとな」  
そういうとルッツは更にペースを上げ絶頂に達した。  
「あっああっ」  
ルッツはスッと陰茎を抜きクララの顔に出した。大量の白濁液がクララの顔や眼鏡に降りかかった。眼鏡から精液がつっと一筋垂れた。  
「なぁ、これだけは聞いてくれ」  
ぜえぜえと息を整えているクララにルッツは話しかけた。  
「何か俺、お前のこと好きなった。この気持ちは嘘じゃない。こんな形で会いたくなかったな…、レオンに正々堂々と勝ちたかった」  
「ルッツさん…」  
だがその次の瞬間ルッツに魔術の結晶がまとわりつき雷撃が落ちた。  
「ぐあぁぁぁっっっ!!?」  
不意を突かれ全く対処出来なかったルッツはモロに雷撃を受け倒れた。  
「その辺にしとけよ、ルッツ」  
声がした方をクララが振り向くとそこにはもう一人、ルッツと、すなわちレオンと同じ顔が喋る。  
「レ、レオンさん!?」  
「悪いな。俺は、ユルグだ」  
そう、クローンは一人では無かったのだ。  
ユルグは、ニヤニヤと最初の頃のルッツ達と同じような顔をしている。  
ルッツは苦渋の顔を浮かべている。雷撃を受けたためだけでなくこれからクララに興るであろうことを分かっているからだろう。  
 
ユルグはクララに顔を近付け囁く。  
「お前は相手を顔で選んでるんだろ?」  
「ち、違います、私は…」  
「ルッツとやってる時にレオンって言ってるんだから言い訳しようがねーだろ?好きになりかけててそんなことやられたルッツくんは落ち込んだろーなぁ」  
クララは思い出していた。先ほどの行為の際の発言を。あまりの快感と現実離れした状況、そして憧れだった人と同じ顔、声だった為についついレオンと言ってしまったのだった。  
だからあの時動きが止まったのか…ショックを受けたルッツ。しかしそれを隠し私の為にレオンを演じてくれた。最後に思い出だけ要求して…  
クララはルッツの方を向いた、ルッツもクララの方を向いていた。雷撃を受け声がでないのか口をパクパクと動かしている。  
ま、も、れ、な、く、て、わ、り、ぃ  
それに首を横に降り答えるクララ。  
「メロドラマはその辺でいーか?」  
その一言に現実に引き戻される2人、さらにユルグは、クララの頬を掴み正面を向かせた。  
「まぁ喜べよ。俺がお前の望み叶えてやるから」  
するとレオンと同じ顔が沢山現れ、そしてクララに群がっていく。  
「いやぁぁぁぁっっっ」  
穴という穴、他にも手や胸、太股、髪の毛などに陰茎を押し付ける…先ほど気をつかってくれたルッツと違い自らが気持ち良くなるだけしか考えていない。  
クララは悲鳴をあげ泣き出した。  
「望みが叶って嬉し泣きか?スケベな女だな」  
 
 
悪夢はまだまだ終わらない……  
 
 

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