「こんな補習も、たまにはいいですわね。」  
「え?何か言った?」  
「な、なんでもありませんわっ」  
 
新学期が初まって数日…。だんだん日々受講する問題のレベルも上がって毎週行われる小テストで落第だった人は補習を受けることに。  
…僕みたいに。  
 
「ごめんね、お姉ちゃん、またダメだったよぉ〜…。」  
(誰でもみんな調子が悪いことなんてあるんだから、ユウ君もがんばろ?)  
「うん…。」  
 
放課後の図書室…誰もいない寂しい図書室で僕は先生を待ってた。  
書物庫の中には読んだこともない難しそうな本がいっぱい並んでる。  
賢者になるにはきっといつかああいう本を読まなきゃいけないんだろうなぁ。  
 
その時、図書室の扉が開いた。でもそこにいたのは先生じゃなくて、トゥエットさんだった。  
 
「あら…私以外にもいらっしゃったのね?」  
「トゥエットさん!今までどうしてたの!」  
「少し風邪が長引いてしまって…あなたは、えっと…」  
「ユウです、ホビットの時も一緒のクラスの! トゥエットさん新学期になってから一度も姿見せないから心配しちゃったよ。」  
 
トゥエットさんは僕の隣の席にそっと座ると少しばつが悪そうな顔をしてた。  
 
「同じクラスの方の名前も覚えてなくて申し訳ないですわ。ユウさんは私のことを知ってるのに、私は知らないんですもの。」  
「そっ、それはしょうがないよ!僕も前のクラスであんまり関わらなかった人の事なんて覚えてないもん!!  
 そ、それと!なんか“さん”はくすぐったいから普通に呼んでくれていいよぉ、一応同じ組なんだし…。」  
「ふふっ、じゃユウ君、でいいかしら?」  
「うん、ありがとう!」  
 
実は僕はずっとこの間ドキドキしてた。  
僕が名前を覚えてたのはホビットの頃からずっと気になってたから―。  
涼しげな視線、だけど時々寂しそうな眼をしてる…そんな姿がお姉ちゃんと少し似てる気がしてた。  
 
お姉ちゃんも「好き」だけどトゥエットさんに対する「好き」とは、何か違ってた。  
 
「トゥエットさんは補習だけ受けに来たの?」  
「そう、もし朝から来て何も分からないままテストで落第とるなんて悔しいじゃない?私のプライドが許しませんわ。」  
「あはは、そうだね、でも今まで休んでたんだからしょうがないよ。」  
 
そこにパタパタパタパタと遠くから誰かの足音が聞こえてきた。  
とたんに図書室の扉が開くとそこにいたのはアメリア先生だった。  
 
「遅くなってごめんなさい!でも今日の補習は、なし!」  
「えぇーっ!!!」  
 
何やら緊急で会議が始まってしまったらしくそれに出席する為だとか。  
 
「はぁ、私無駄足でしたわね…。」  
 
「…そ、そうだね。」  
と、僕はお姉ちゃんに肩を叩かれて、そうだ忘れてた!!  
 
「トゥエットさん!これ!」  
 
僕はノートを差し出すとそれを手に取ったトゥエットさんがパラパラとページをめくる。  
 
「これ…今までの講義のノートじゃない、どうなさったの?」  
「それはもちろんトゥエットさん用に!僕のは、ほらここにあるから。」  
 
と、かばんの中のノートを見せる僕にトゥエットさんは驚きを隠せないみたい。  
 
「私のためにわざわざこんな…ありがとう。」  
「喜んでもらえてよかったぁ…字が汚いって言われたらどうしようって思ってたんだ。」  
 
トゥエットさんが笑ってた、僕の胸は必要以上にドキドキしてた。  
今まで見たことない表情に僕は…動揺してたから。  
 
「こんな補習も、たまにはいいですわね。」  
「え?何か言った?」  
「な、なんでもありませんわっ」  
 
あの補習の日以降僕たちは少しづつ一緒に行動するようになった。  
僕は講習で分からないことはトゥエットさんに聞いたり、教わったりした。  
トゥエットさんも苦手な分野は納得いくまで僕の説明を聞いてくれた。  
気付いたら一緒の委員会に入ってて、一緒に話し合って、一緒に帰って…。  
一緒に笑って、一緒に悩んで…一緒に…一緒に…。  
 
「何かお前ら、いっつも一緒だよな!何お前らもしかして付き合ってんの?」  
 
休み時間、僕がトゥエットさんと委員会の相談をしてるとクラス一のうるさ…い、  
いやえっと…熱血漢!ムードメーカー!の、ユルグ君が僕らをまくしたてた。  
 
「そ、そんなことないよ!」  
「ありえませんわ!」  
 
否定しちゃう僕+トゥエットさんが悲しくなる…好きなのに気持ちが伝えられない僕が悔しい。  
本当に恋人同士だったら、それでも否定はしてただろうけど、こんな悔しい思いをしなくてすんだはずなのに。  
 
「あーそー?ふーん、そーなんスかー。へぇー。」  
 
納得いかなそうな表情でユルグ君は、今度は別の人とおしゃべりを始めた。  
 
「はぁ…。。。」  
「…。」  
 
微妙な空気が僕らを包んでた。  
 
放課後、日直の僕は誰もいない教室で今日一日の出来事をまとめた日誌を書いてた。  
ユルグ君から聞かれたことを思い出す度にため息が出る…。  
結局、僕は断られるのが怖いんだ。もし断られたら友達としても接することが出来なくなる。  
そんな辛い思いをするぐらいなら今のままが一番いいのかもしれない。  
 
僕はそんな事を考えつつ日誌を書き進めた。  
 
日誌の最後の行に近づいた頃に何か良い香りがして顔を上げるとそこには紅茶を持ったトゥエットさんがいた。  
 
「お疲れ様。」  
 
コトリとティーカップを僕の机に置くとトゥエットさんは僕の前の席に座った。  
 
「これは…食堂から拝借してきましたのよ?ユウ君の為に。」  
「あ、ありがとう。嬉しいな。」  
 
僕は静かに紅茶をすするとトゥエットさんの後姿を見てた。  
 
「…私は、人を信用することが…出来なくて。」  
 
少し静かな間の後、トゥエットさんがそんな事を言って僕は最後の一行を書こうとした手を止めた  
 
「父親に厳しく育てられて、絶対に賢者にならなくちゃいけない…。  
 その厳しさが親の愛情なのかそれともただの傲慢なのか、悩んでた事がありましたの。」  
 
「だから、他の人にも心を開けなくて友達もあまり出来なかった。」  
 
「…でもユウ君は、そんな私を変えてくださったの。」  
 
「え?」  
 
聞きっぱなしだった僕はどこか悲しげなトゥエットさんの背中を見ながら、驚いてた。  
 
「あの時いただいたノートで、私は人の心の温かさを触れた気がしましたの。」  
 
「…友達って、いいものですわよね?」  
 
「うん、もちろん。僕はトゥエットさんの事は大切な…大切な…」  
 
後に続く言葉が出てこない…友達…そうなんだけど、でも僕は…。  
 
「でも最近気付きましたの。私の中にある不思議な感情に。」  
 
不思議な感情…そんな言葉に僕は鼓動が高鳴った。  
 
「…こんな私でしたから、もちろん恋もしたことがなくて、そんな感情が私にあるかすらも疑問で。」  
 
「私はユウ君のこと…」  
 
「ま、待って!」  
 
僕はトゥエットさんの言葉を遮ると火照った体を深呼吸しながら落ち着かせた。  
さっきから心臓の高鳴りは異常なほどドキドキ言ってて呼吸を落ち着かせるのもせいいっぱいで。  
 
「そ、それは!それは…僕も…僕もいっしょなんだよ…。  
 僕もトゥエットさんが、ずっと気になってた、好きだったんだよ…。でも、なかなか言えなくて。  
 本当は僕の方が先に言うべきだったのに…ごめんね。」  
 
ありったけの声でトゥエットさんの背中に想いをぶつけた。  
 
「…こ、これで私達は“付き合う”事になったのかしら?」  
 
昼間のユルグさんの言葉をよっぽど気にしてたのかそんな事を言うトゥエットさんが微笑ましかった。  
 
「うん、そうだね、あはは…」  
「そう…ですわよね、これが、そういう事ですのよね…。」  
 
僕は日誌の最後の行を書き終えるとトゥエットさんに一緒に帰る約束をした。  
いつも一緒に帰ってたけど、それでもいつもと何か違う感覚で、そんな気持ちがこそばゆかった。  
 
「…ユウ君、その…愛し合う男女が一番初めにする事って…何かしら?」  
「え…」  
「これ、ですわよね?」  
 
トゥエットさんは僕の方に一歩進むとかがんで僕の唇にキスをした。  
やわらかい唇に僕は溶けてしまいそうだった。  
 
「んっ…んふぅ…」  
 
二人の唇が重なり合う間、悩ましげな息が鼻から漏れた。  
僕は腕をトゥエットさんの背中に回すと力いっぱいトゥエットさんを抱きしめた。  
そこで僕のほうから唇を力強く押し付けて、そして離した。  
唇と唇の間に二人の唾液の糸が伸び、弾けた。  
お互いに顔と顔を合わせ真っ赤に染まった頬を撫でた。  
 
「…トゥエットさん大胆すぎだよ…。」  
「そうかしら?初めはみんなこうするって、聞いたことがありますのに…」  
「そ、そうかなぁ…僕は嬉しいケド…。  
 ね、ねえトゥエットさん。…うちに遊びに来ない?」  
 
僕は思い切ってトゥエットさんを家に誘ってみた。  
トゥエットさんに話さなきゃいけない事があるから。  
少しトゥエットさんも考えた後に、  
 
「美味しい紅茶を淹れてくださる?」  
「もちろん!」  
 
僕らは手を繋ぎながら家へ向かった。  
何だかドキドキして一言も話せなかったけど、でもそんな時間すらも心地よかった。  
帰ったらいっぱいお話しよう、焦らないでも僕らの時間はいっぱいあるんだし。  
 
僕は今、きっと世界一の幸せ者だよ!  
 
「…ところで、ユウ君…。学園から歩くと何時間かかるのかしら?」  
「え…えーっと…5時間くらい…かな?」  
「…箒で帰りません?」  
「そ、そうだよね…」  
 
二人で離れ離れにならないようにゆっくり空を駆けながら、僕らは家に着いた。  
重い玄関を開けると、いつもの散乱した本や資料、研究に使う化学用品が目の前に―  
 
って!  
 
散らかってちゃマズいよね!?マズいよ、もぅ、どうしよう…  
 
でも、片付けたらお姉ちゃんがいなくなってしまう気がして…。  
 
 
この家はずっと僕とお姉ちゃんが暮らしてた家…。  
お姉ちゃんが生きてた頃、魔導師だったお姉ちゃんは毎日研究に明け暮れてた。  
学園内での講義を全て修了して、教わることは何もない。  
だからずっと家にこもって賢者になる為のレポートや実験、課題に明け暮れてた。  
 
今の家の風景はそんな姿がそのまま残されてる。  
だから、この風景をなくしてしまうとお姉ちゃんがいなくなってしまう気がして、だから…。  
 
僕は覚悟を決めた  
 
「汚いけど…ごめん!」  
「気にしませんわ、そんな事。」  
 
(ユウ君がついに家に女の子を連れてきちゃった…。)  
(少し、寂しくなるなぁ。ユウ君が独り占め出来なくなっちゃうし…。)  
 
その頃、サツキはユウに気を使って自分の部屋に閉じこもっていた。  
 
(ユウ君も、男の子だもんね…。しょうが…ないよね…。)  
 
サツキはふと自分の机にあった写真たてを見た。  
 
(そういえば彼…元気かな…。)  
 
「はい、トゥエットさん、紅茶だよー」  
 
約束通り僕はトゥエットさんに紅茶を渡すと、風景を壊さないように最低限の片付けを始めた。  
トゥエットさんも周りを見渡しながら紅茶を飲んでいた。  
 
「ユウ君にはお姉さんがいらっしゃるの?」  
「え…えっとー、いるんだけど、いないっていうかー…いや、でもいるんだけど、うーん…。何で?」  
「このレポート用紙、サイクロプス組、サツキって。」  
「それは…えっと…、後で話していいかな?少し長くなるんだ。」  
 
事の始まりから終わりまで、僕がここにいる理由を語るのは話すと長くなるし、信じてもらえるかも分からない。  
でも、この事は今まで誰一人として話したことのない秘密の話。  
それはいつか話さなきゃいけない話だった。  
 
「ごちそうさま、でした」  
 
夕飯を食べ終わった後、僕は話し始めた。  
学園内で起きた事故の話、そして僕が生き返った話、そしてその代償に肉体を失ったお姉ちゃんの話…。  
 
「・・・そうでしたの、そんな事が。」  
 
一通り僕の話を聞いてくれたトゥエットさんは神妙な面持ちでそう言った。  
 
「思えば、ユウ君がここにいるのも奇跡…って事かしら?」  
「うん…。僕は、本当にお姉ちゃんに感謝しなきゃいけないんだ、僕を助けてくれてありがとう…って  
 トゥエットさんと一緒にいられるのも…お姉ちゃんのおかげなんだ。」  
「ユウ君…。」  
「…あつかましいお願いかもしれないけど、でも僕は絶対賢者にならないといけないんだ。  
 だから、トゥエットさんにも色々迷惑をかけるかもしれないけど…許して欲しいんだ。」  
「私にはユウ君に恩義がありますもの。ずっと、いつまでも私はユウ君を、サツキさんを応援しますわ。」  
「うん…ありがとう…好きだよ、トゥエットさん…大好きだよぉ…」  
 
僕は、トゥエットさんの胸で泣いていた。ごめんねお姉ちゃん、今だけ泣き虫でいさせて欲しいんだ…。  
 
「ユウ君、…さっきの続き、しましょうか?」  
「え…でも、もうこんな時間だから帰った方がいいよぉ?」  
「今、私の家、誰もいませんの…だから帰っても意味がないですし。」  
「え…そ、そうなんだ…。じゃあ…。」  
「もうしばらくこちらに下宿させてもらってよろしいかしら?」  
「うん!喜んで!」  
「じゃぁ、シャワーをお借りしてよろしいかしら?」  
「うん、じゃぁ、えっとパジャマと下着は、お姉ちゃんの部屋にあるからそれを使って良いよ?」  
「お借りしますわね」  
 
(いいなあ…トゥエットさん、これからユウ君とHかぁ…。)  
 
自分の部屋に入ってきたトゥエットに羨望の視線を送るサツキ。  
 
「…サイズが合いませんのね…。特にブラの…くっ…。」  
 
(私も前は手でしてあげてたんだけど最近はトゥエットさんがいたから私がする必要なくなっちゃったのよねぇ。)  
 
「私に合うサイズなんて…ありませんわよね…。」  
 
(ないよ〜)  
 
独り言のトゥエットにイタズラ心で返事をするも聞こえるはずがない。  
 
「仕方ありませんわね、ノーブラで…」  
 
(あら、こういうところでも大胆ですのね〜っ。うらやましぃっ)  
 
サツキの部屋から風呂場へ向かうトゥエットを確認した後ユウは自分の部屋を整理し始めた。  
 
(ユウ君もオトナになっちゃったんだなぁ、でも胸の大きさなら私の方が上なんだけど。)  
 
 
シャワーを浴び終わったトゥエットさんが僕のベッドの上でちょこんと座った。  
トゥエットさんからシャンプーの香りと香水の香りの混ざった良い匂いが僕の鼻を刺激して、  
パジャマの上から乳房が二つ透けて見えて気が気じゃない。  
 
「電気…消すね。」  
 
体くらいは視認できるくらいの豆電球の明るさにした後、僕とトゥエットさんは唇を合わせた。  
濡れた体や、髪の毛、お湯の温度で上がった体温で接吻すらも学園でしたキスの味を上回っていた。  
交わした唇を離してはくちづけ、離してはくちづけ…。  
次第に僕のテンションや体温が上がってきて沸騰したヤカンみたいになってきてた。  
トゥエットさんの口の中に自分の舌を這わせて、また同じようにトゥエットさんもそうした。  
お互いの気持ちを接吻で表現した後、僕はそっとトゥエットさんを横に倒した。  
 
「・・・」  
言葉こそないけどトゥエットさんは確実に動揺してた、もちろん僕も。  
そういう表情を今まで見たことがなかったから。だから余計によくわかった。  
 
そうすると僕は静かにトゥエットさんのパジャマのボタンを一つ一つ外していく。  
誰に教わったわけでもない本能的な動きだった、きっとこうすればうまくいくって何となく体が僕に指令を出してる。  
パジャマの下にはもう何もない、そこにあるのは裸のトゥエットさんだけ。  
何かとんでもない事をしてるんじゃないのかな!って、テンションが妙に上がってる僕。  
対してトゥエットさんはどことなく冷静な気がした。  
 
「あ…あんまり見ないで下さるかしら・・・」  
ささやかなトゥエットさん的要求に耳を傾ける間もなく、僕は行動でそれを否定した。  
覆いかぶさっただけのパジャマの上から、胸に耳を押し当ててトゥエットさんの鼓動を感じる、  
片腕でヘソや腰のあたりを手のひらで掻き回しながら僕はもう片腕で自分の衣服をなくした。  
お互いに隠すものはほとんどない状態で体温を感じあった、そしてもう一度接吻を交わすと上着を脱がした。  
 
「や・・・ぁ」  
声にならない声というか何と言うかトゥエットさんの声に耳を傾ける事無く、胸を露にすると恥ずかしそうに顔を横に向けてしまう。  
ふっくらと盛り上がった胸の隆起、そして薄い茶色の乳房、僕を興奮させる。  
「小さくて…ごめんなさい」  
自らを責めるような口調のトゥエットさん、胸の大きさなんて関係ないよっ。  
 
僕はトゥエットさんの体に馬乗りになると、自分の指に唾液の水分を含ませ乳房を弄んだ。  
 
「や、ひやあ・・・」  
聞いた事のない声だった、徐々にトゥエットさんの本性が露になっていく。  
指で乳首の突起をこねたり、弾いてみたり、舐めてみたり。  
 
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っっ・・・」  
 
トゥエットさんの息が荒い。身をよじらせ、髪が乱れ、その髪も汗で顔や腕に付着する。  
そうやって僕はトゥエットさんの上半身の次に下半身も一緒に満足させてあげようとした。  
 
「濡れてる…」  
 
女性器の形に沿ってトゥエットさんの体内から分泌される液は下着の色を少しづつ染めていた。  
僕はそれを少し嬉しく思いながらゆっくりと下着の上から女性器を撫でた。  
そうするとやはり、それに反応するように下着のシミが拡大していく。  
乳房と同様に指で遊んでみたり、下着ごしからなめてみたりするともはや壊れた蛇口のよう。  
 
「ああっ、はぁぁ、そこ・・・きもちいいのぉ…」  
 
愛液が下着をぐしょぐしょになって僕は、もはや役目不要となったパンティーを脱がしていった。  
 
「あ、や、やあ、見ちゃ、恥ずかしい…そこ、汚いから…ダメだから…」  
 
うっすらと毛の生えている女性器の割れ目の周辺をじっくりと指で刺激する度にトゥエットさんの体がビクビク動く。  
そして正直な体は愛液をどんどんと分泌する。  
体から出てきた天然のローションで指を女性器の中に出し入れして指を中でこねくり回してみる。  
 
「あああっん!!!」  
 
今まで聴いたことのないようなあえぎ声が聞こえる、どうやらここが弱いようだ。  
僕はトゥエットさんの体に覆いかぶさり胸と秘部を一緒に刺激しはじめた。  
 
「おっぱいぃ・・・くすぐった・・・ひゃうん・・・」  
 
舌でコロコロと乳首を弄ぶ、汗で少ししょっぱめの味がする。  
片手で女性器の中の指の数を一本にしてみたり二本にしてみたりして刺激をした。  
すると突然トゥエットさんが暴れ始めた。  
 
「あっ…きちゃう…きちゃう…だめっ・・・やぁぁぁっ!!!」  
 
トゥエットさんは腕を顔の上に持ってきて力尽きた。  
 
「あれ…もしかして僕、イかせられたのかな…」  
「はぁっ・・・はぁっ・・・ユウ君のエッチ…もうぅ・・・」  
「気持ち…良かった?」  
 
トゥエットさんは無言でコクコクと頷いた。  
 
「…でも、私だけじゃ不公平ですわ。」  
 
そう言うとトゥエットさんは僕のペニスを掴んだ  
 
「コレ、使ってないんじゃなくって?」  
「…う、うん。」  
「じゃ、今度は私が気持ちよくさせる番ですわね。」  
 
そういうとトゥエットさんは僕のペニスを掴んでグリグリと揺らしたりした。  
 
「ふふ…かわいい…」  
 
まだ未発達の体にあって、僕のペニスはまだ小さい。  
包皮をかぶって毛もまだ生えてない。そんな僕のペニスの事を言ってるのか、または僕が悶えてる姿を見て言ってるのか。  
 
「どうすれば気持ちよくなるんですの?」  
「え…それは…」  
「おっしゃって?私はユウ君を気持ちよくさせたいの。」  
「…口…。」  
「口…。」  
 
そう言うと何の戸惑いもなくパクりと僕のをくわえた。  
その瞬間、トゥエットの体に電撃のようなものが走る気がした。  
 
「っ・・・!んむんむ…」  
 
何の衝撃だかわからない、でもふと顔をそこに上げるとそこには見覚えのない女性がいた。  
くわえたまま呆然とするトゥエット。  
そう、それはユウの姉、サツキであった。  
 
「んーんー!!」  
 
くわえたまま何かを話そうとするがとりあえずユウの為に口の中でペニスをマッサージするトゥエット。  
息苦しくなっていったんソレから口を離すと、トゥエットはつぶやいた。  
 
「…サツキさん…」  
「え!?トゥエットさん、お姉ちゃんが見えるの!?」  
「見つかっちゃったね〜、どうしようかな〜。」  
「お、お姉ちゃん!そこにずっといたの!?」  
「いたよ〜、楽しそうでいいなぁって。 …それにユウ君のおち○ち○見たら、少し興奮してきちゃった」  
「う…まさか、お姉ちゃん…。」  
「ユウ君のおち○ち○もらいっ!」  
「あっ!」  
 
トゥエットが口を離した間にユウを“強奪”するサツキ、そしてユウのペニスを刺激し始めた。  
 
「トゥエットさん、男の子のおち○ち○を気持ちよくさせるにはこうすればいいんですよ〜?」  
 
デモンストレーションのようにサツキはユウのペニスを刺激する。  
 
「ああ、おね、おねぇちゃぁん…でちゃ…でちゃうよぅ…」  
「さ、トゥエットさんやってごらん」  
 
ユウがトゥエットにパスされるとサツキの見よう見まねでペニスを刺激する。  
 
「あぁぁ、もうダメ、トゥエットさん、出ちゃう!出ちゃう!!」  
 
どうすればいいのかわからなかったトゥエットはたまらずペニスをくわえた。  
 
「うわぁぁっ!」  
 
ペニスから大量の白濁液が放出され口内に広がった。  
やはりどうすればいいのかわからなかったトゥエットはゴクリと飲み込んだ。  
 
「っ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
 
力がすっかり抜けてしまったユウはそのまま裸で眠りについた。  
トゥエットもまた同様にユウに寄り添うように眠りについた。  
 
 
(トゥエットさんに見つかっちゃうとは思わなかったけど、でもあの娘なら大丈夫かな?  
 でもどうして見つかっちゃったんだろう…やっぱりユウ君とHしたからかな…。  
 ふふっ、それにしてもユウ君のおち○ち○んはかわいかったなぁ…。)  
 
サツキはサツキなりに奔放なよう。  
 
 
どれくらい寝たんだろう…ふと、眼を覚ますと隣には静かに寝息をたてて寝ているユウの姿があった。  
そうだ…私は今ユウ君の家にいる+そのユウ君が隣で寝ている+何も着てない私=Hしたんだ私…。  
寝起きからその事を理解するのにそう時間はかからず、トゥエットは顔を赤らめてしまった。  
 
…そうね、まずは昨夜の汚れを洗い流さなきゃ、シャワーを浴びよう。  
そう考え付くとトゥエットは横で寝ているユウを起こさないようにと、そっとベッドから降りる。  
しわくちゃになってしまったパジャマを着るとユウのかわいらしい寝顔にトゥエットは手をそっと差し伸べ髪を撫でた。  
「シャワーをお借りしますわよ」  
そうささやいた途端、風が通るような気配を感じた。  
 
そこにはサツキの姿があった―  
 
「トゥエットさん、おはようございます。」  
「…お、おはようございます」  
「これからシャワーですか?」  
「そうですわ、昨晩の汚れを落とさないと…。」  
「んー…じゃあ、ご一緒してもいいかな?」  
「のんびりつからせて下されば…」  
「はいはい♪」  
 

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