帰りのホームルームの時間・・・
「これはちょっと見逃せないわね・・・。」
教壇でアメリアが皆に向かって話す。
「前回のテストで不正があったなんて・・・。」
先ほど、他の先生からアメリア先生にとある話を持ちかけられた。
その内容とはテストの事。女子生徒全員が同じ設問で正解し、不正解をしていたのだ。
これはカンニングではないのかと言う話であった。
「誰が提案したの?」
女子生徒に向かい強い口調で話しかける。
「・・・ひっ!」
今まで聞いたことの無いアメリア先生の大きな声に驚くアロエ。
「・・・そう、誰でもないの。・・・それじゃあ白状するまで皆残って貰います。」
男子生徒の一部から不満の声が上がる。
「これは連帯責任です。」
男子生徒から誰だよ早くしろよと声が上がる。
「・・・私です。」
クララが手をあげて答える。
「そう、貴女だったの・・・。」
「クララ、あれは私が・・・。」
隣でユリが声をかける。
「いいの、気にしないで。」
「それじゃあ、貴女に責任を取って貰います。」
腕を掴まれ教壇まで連れて行かれる。
「それでは、黒板に向かってこの教壇にうつ伏せになりなさい。」
言われた通りうつ伏せになると杖を片手に魔法を詠唱するアメリア。
光のロープが現れクララの四肢を教壇に固定する。
「いい事?カンニングなんてしたらこうなるのよ・・・。」
クララのスカートを捲り、白いショーツを膝まで下ろす。
「反省しなさい!」
その声と供に、杖でクララのお尻を思いっきり叩く。
「いたぁい!」
その後、女子生徒の人数×10の数だけ叩かれたクララ。
「・・・よし、これに懲りてもうカンニングをしない事。それでは解散です。」
拘束を解き、杖をしまって教室を出て行くアメリア。
あのクララがねぇ・・・と、口にして教室を出て行く男子生徒。
「クララ、大丈夫!?」
しゃがみ込んでしゃくり上げるクララに駆け寄るユリ。
「何で・・・何でそんな事するのよ・・・。」
クララを抱きしめるユリ。
「あの・・・私はこのクラスの委員長ですから・・・皆の責任は・・・私の・・・。」
「馬鹿っ、何で貴女一人で抱え込んじゃうのよ・・・。私が悪いのに・・・。」
「そうですわ、もっとクラスの人達を信じなさい。」
シャロンとアロエが現れる。
「そうだね、クララは責任感がありすぎるから・・・。」
ルキアとヤンヤンが現れる。
「さぁ、クララだけお仕置きされるのは不公平ね。皆でアメリア先生に話をしに行きましょう。」