僕は、いつも隣に大事な人がいる。
それは、人じゃなくて幽霊だけど・・・
・・・とっても優しくて、綺麗な、自慢のお姉ちゃん。
それがサツキお姉ちゃんだった。
僕とお姉ちゃんは、あの事件以来、ずっと一緒に過ごしてる。
授業中も、食事中も・・・もちろん、寝るときだって。
僕はそうやって、ずっと一緒に居たいほどサツキお姉ちゃんが大好きだった。
優しい、姉として・・・
・・・でも。
ずっと一緒に居て、サツキお姉ちゃんを見ていたら・・・
僕の心に、不思議な感情ができたんだ。
そして・・・
・・・僕はあの夜、この感情を爆発させちゃったんだ・・・