カリカリカリ・・・・部屋に響くのは鉛筆を走らせている音だけ。
そして、何故か隣には・・・青髪の少女の姿が。
「なぁ・・・ユリ」
「何??サンダース」
「なぜ故に我輩の隣にいるのだ??」
「何故って・・・隣にいちゃダメ??」
「むうう・・・」
最初はユリを無視していたサンダースだが、突然鉛筆の音が止まった。
バンッ!!
「ユリ!」
「今度は何?」
「部屋に戻れ」
「私はサンダースの隣にいたいの」
「勉強の邪魔だ」
「なんで勉強の邪魔なの?」
「邪魔なものは邪魔なんだ」
「私はサンダースのことが好きだから隣にいたいのっ!それだけなのになんで邪魔なの??」
「・・・」
ガタッ
ユリは立ち上がるとじりじりとサンダースに迫ってきた。
(う・・・ユリの目がなんだか怖いのは・・・気のせいか?)
サンダースも間を取るようにじりじりと逃げるものの、ベットの前まで誘導されてしまった
まるで獲物に狙われたネズミのようだった
「私はサンダースが好きなのっっ!!」
ユリが、まさに「飛んで」サンダースに向かって飛んできた。
ゴッチーン!!!!!
ユリはサンダースの首に両腕を絡ませ抱きしめるものの、反応が全く無い。・
「あ、れ・・・?サンダース??サンダースどうしたの!?」
そこには迫ったユリからボディーアタックを受けて、それに倒されて壁に後ろ頭を強打し、
気絶しているサンダースの姿があった。
後日、サンダースはこの時にお花畑を見たとか見なかったとか・・・